人気ブログランキング |
「迷子」を探しに外苑前に・・・。
e0120614_1424107.jpg

2010.Jun.18

梅雨のあやしい雲行きの中、仕事の合間をぬい外苑前へ。少々昔、7年ほどやっていたV専門学校の講師。当時の教え子から展覧会(いつも、迷子)の案内が届いた。その葉書を片手に、今にも泣き出しそうな空を見上げながら会場(TAMBOURIN GALLERY)に・・・。扉を開けると居心地の良さそうなスペースの中、彼女らの作品たちがわたしを迎えてくれた。卒業以来、会ってない二人(Nさん&Tさん)。ふたりは学生時代から大の仲良し。卒業と同時にユニットを組み、頑張っているようだ。ユニット名は「Tokyo Playgirls」。
運悪く、お二人は不在。神様のいたずらか?!しばらくお邪魔し、作品を見させてもらった。Nさんの絵、Tさんの詩。どちらも今(自分)を表わしているのだろう。清々しい若いエネルギーが印象に残りました。彼女たちにはかなり変わった先生だったに違いない自分。それでもこうして便りをくれるのは、本当に嬉しいかぎり。元気でやっていることは、わたしにとって何より嬉しいこと。気さくなオーナーから二人の元気な様子を聞き、それをお土産にギャラリーを後にした。成長した二人には残念ながら会えなかったが、それは今度の楽しみに取っておこう。

◆TAMBOURIN GALLERY(タンバリンギャラリー)
 東京都渋谷区神宮前2-3-24
 TEL/03-5770-2331 FAX/03-5770-2332 
URL/http://www.tambourin-gallery.com/
◆Tokyo Playgirls ホームページ
URL/http://tokyoplaygirls.mania.cx/
# by eddy-web | 2010-06-19 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ-51・52 「Wolfman」「シャッターアイランド」
e0120614_187892.jpg

e0120614_13402868.jpg
2010.Apr.23

4月に観た映画だが、いままで感想を上げられませんでした。2本とも、決しておもしろくなかった訳ではありません。単にわたしの無精です。
まず、「Wolfman」。こちらは懐かしい恐怖映画「狼男」の最新版。出ている役者に引かれ見にいきました。ひとりはベニチオ・デル・トロ、そしてもうひとりはアンソニー・ホプキンス。この二人が出るとなれば、見ない訳にはいきません。さて、感想はと言うと、英国の伝統的雰囲気の中特殊効果とメイクでドキドキはさせてくれるのだが、80年代に公開された「ハウリング」や「狼男アメリカン」とさほど変わった印象は受けなかった。変身シーンはそれなりに見応えはありましたが、そう特にインパクトは・・・。主演の二人は当然の怪演だが、いいのかな?この映画で・・・。ホプキンスの首が飛んで、ニィッと笑う顔はちょっとおちゃめです。
ヒロインのエミリー・ブラントは上品な美しさで、どろどろの中のオアシス。マトリックスのエージェント・スミス役、ヒューゴ・ウィーヴィングやチャップリンの娘、ジェラルディンも脇をかため、かなり豪華な出演者である。彼女とは決して行かないことを薦めます。ドキッとする効果音の連続なので、気の弱い人も止めましょう。

2010.Apr.30
もう1本は、監督スコセッシ×主演デカプリオのアカデミー賞コンビが「ディパーテッド」以来の復活で挑むミステリー映画「シャッターアイランド」。鉛色の空と荒れた海原に揺れる船。向う先は精神を患った犯罪者だけを収容するという絶海の孤島。その名も「シャッターアイランド」。なにか聞いただけでそそられ、映画館に足を運んでいた。冒頭、島へ上陸してから収容所に着くまでの間、耳障りな効果音が続き、個人的にはうるさくちょっと気持ちをそがれてしまった。わたしは逆に、音など入れず無音の方が後の展開を強調させたように思うのだが・・・。宣伝文句は“この島は何かがおかしい。”である。観客の謎解きをせまる演出だが、結構最後の落ちは途中で気づく人が多いのでは・・・。島でおきた失踪事件解明に来た刑事テディ役のデカプリオはすっかり男臭くなり、渋みさえかもし出し始めた。はじめて収容所に入った日、中の老婦人患者が刑事に微笑みかける。不思議な感覚を覚える刑事。このあたりからすでに物語のラストは、見え隠れしはじめているのだが・・・。「ガンジー」でアカデミー賞を取ったベン・キングズレーの存在感は凄い。また、脇を往年の名優マックス・フォン・シドーらが固めて深みを増している。観て損はない気はいたします。ラストでテディの選択した、こころの結末が悲しい。
# by eddy-web | 2010-06-08 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマー53 告白
e0120614_18521454.jpg

e0120614_13402868.jpg
2010.Jun.8

重たい。帰り道はただただ、溜め息の連続。この映画、多くの問題を見る側に問いかけるが何故か空しさが残る。きっとその空虚感が劇中のセリフ「なんちゃって・・・。」に表れているのだろう。作品は「嫌われ松子の一生」でその年、賞を総なめにした中島哲也監督。原作は’08に「告白」でデビューした湊かなえ氏。こちらもその年に、おおくの賞に輝いている。湊さんは映画が、自分の描いたさらに“向こう側を”見せてもらったと後に語っている。“嫌われ松子やパコと魔法の絵本”のような派手な視覚効果は影を潜め、主演の松たかこによるたんたんとした静かな語りで進む物語。中島監督のさらなる奥深さが出ているそんな作品だ。また、さすがと思わせる映像の美しさは随所にでていて、物語に深みを増す映像効果は、中島監督の正統派美意識を感じさせる。松さんの押さえた無表情の演技も、悲しみの深さが怖いくらい伝わってくる。それにしても、出演しているB組の生徒たちには驚かされる。今のこどもたちの表情、感情を生き生きと表現している。もちろんこんな子たちばかりではないことは承知しているが・・・。何を考えているかぜんぜん解らない今の子どもたち怖さを、ほんとうに上手に表現していた。
これは現実ではあり得ない話と思いつつ、いや?そんな訳ない。でも?いがいとありかも・・・。みたいに頭の中がグチャグチャになってしまった。世の中で起きた少年犯罪や猟奇犯罪などを題材に作り上げたであろう作品だが、妙に現実味を帯び、後から後から溜め息がこぼれる私。エンドロールの雨雲からこぼれる日のひかりの映像は、何を意味しているのだろう・・・。希望?それとも??
最愛の者を失った時、ひとは何を考えどんな行動にでるのだろう。わたしは怖くていえませんが、あなたはどうですか?
最後に劇中、松演じる教師が黒板に書いた「命」という文字。その意味を、もう一度考えてみようと思う。
# by eddy-web | 2010-06-08 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
5月5日・・・。
e0120614_16185677.jpg

e0120614_16164785.jpg
2010.May.5

5月5日、新聞のコラムに親からの虐待で、短い人生を終えた子どもたちの記事が載っていた。ふと、むかしゴミ箱に捨てられた子の新聞記事を読み、コンペ作品(下記アドレスから)を創ったことを思い出した。あれから30年、いまも変わらなく続くこどもの虐待事件の多さに何か空しさを覚える。変わったと言えば、公的にこどもを捨てる所が出来ていること・・・。育てられないのならと設置されたものには疑問も残るが、それでも生きていれば・・・の形は、悲しいがいまできるギリギリの選択肢なのかも?!
今日コンペ作品を思い浮かべふたたび思う。“どれだけひとを傷つけ、わたしたちは生きているのだろう・・・と。「ゴメンナサイ」と言っていれば、もっとおだやかな毎日をおくれるに違いない。「ありがとう」と素直に言っていれば、もっと幸せな人生にもなるのだろう。”
子どもの日、そんなことを考える自分がいる。反省と感謝の気持ちをこめ言おう、「産んでくれた母へありがとう」「生まれてくれたこどもへありがとう」。そして、子どもの成長をこころから願う「子どもの日」が本当に来るように・・・と。
http://www.eddy-web.jp/main.php?db=20&nowID=3
# by eddy-web | 2010-05-05 00:00 | ひとこと・ひとごと・ひとりごと | Comments(0)
「春を呼ぶ」ともだちたちの、黄金の休日。
e0120614_15493288.jpg

2010.Apr.28

ともだちと呼んでは失礼なのか、古くからの仲間二人がゴールデン・ウェーク期間にそれぞれ個展を開く。仕事上で関わり知り合ったお二人だが、私に取ってはともだち、そして同士。本当にお二人の頑張りには、頭が下がる。ひとりは中村みつをさん。そしてもう一人は、木部一樹さん。ふたりとはともに、「岳人」(東京新聞社・出版局)という雑誌でともに仕事をした仲。まったく違う独自の世界を表現をするふたりだが、いっしょなところは揃ってピュアなところである。いっしょにいると、あったか~い気持ちになれる。みなさんにもぜひ、触れてほしい二人の作品たち。もし、GW中お暇でしたら是非、2つの春を体感しに散歩がてら出かけましょう。

●中村みつを展
 絵本「ビビ」の原画を中心に、水彩や色鉛筆で描いた猫たち。
 4月29日~5月13日、立川駅・オリオン書房ノルテ店 
 問い合わせ/042-485-1231

●木部一樹 小品展
 野の鳥や草花の愛らしい姿を描いた小品約30点を展示。
 5月1日(土)~14日(金)/AM11時~PM7時
 Gallery街角(国立駅北口)・国立市北1-2-40
 問い合わせ/042-577-0370
# by eddy-web | 2010-04-28 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマー50 アリス・イン・ワンダーランド
e0120614_15435679.jpg

e0120614_13402868.jpg
2010.Apr.19

よもやまシネマ、記念すべき50作品目に選んだのは、わたしの大好きな原作を、大好きな監督が撮った作品。ティム・バートン監督最新作「アリス・イン・ワンダーランド」。独特の感性でディープでファンタジーな世界を撮り続けるバートン監督。お気に入りの俳優ジョニー・デップと組み、ルイス・キャロルの名作童話「不思議の国のアリス」に挑んだ作品。とはいえ映画は、アリスのその後を描いている。この作品も最近観た「アバター」同様3D映像を駆使し、観るものをまさにファンタジーの世界へ誘う。そして始まりのタイトルシーンで流れる音楽の旋律が、ワクワクさせるまさにバートン色。「バットマン」や「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」などなど・・・と同じ色。まずこれでバートンファンはこころを掴まれてしまう。映像、これは文句なく一級品である。特殊効果はもちろんだが、衣装や舞台背景にいたるこだわりは、本当に観る者を楽しませてくれる。美しい映像美にただただため息。よもやまシネマー46で紹介したギリアム監督とは、また違う世界観が・・・。監督のファンなので、ひとつあえて感じたことをいえば、バートン監督のおちゃめでアンダー(暗)な世界が少し影をひそめ、ちょっぴり優等生な作品になっている気がする。いままでの作品は、光のあたらないはみ出した者をテーマにし、こころの奥底にひそむ悲哀感を絶妙に描いていた。現実離れした世界の中、いつもなにか優しい気持ちを最後に残してくれた。「シザー・ハンズ」ラストで、主人公が氷を削り街に雪を降らせるところなど、永遠に忘れられないシーンである。今回の作品には“毒”が足りない感じがするのは、わたしだけだろうか?この映画には、たくさんの個性豊かな登場人物(生き物)がでる。まさにバートン監督のための,彼にしか撮れない独壇場ともいえる材料がここにある。しかし原作があまりに素晴しいからか、その辺を大事にしすぎた感じさえする。また、配給がディズニーというのも多少あるのかな・・・?。監督は、やっぱりディープで毒のあるメルヘンの世界が絶対似合うと私は思うのだが。
最後に冒頭で、幼少期のアリスにいう父の印象深いセリフをひとつ。アリスが何度も見る「ワンダーランド」の夢でうなされ、目覚めてその話を父親にする。そして自分は頭が変なのかを問う。父はやさしくこう言う「優れた人は、みな頭が変さ」。ウ〜ン、深い言葉だ。
※アリスのファンは実に多く、日本ではあの三島由紀夫が翻訳をしていたり、菊池寛と芥川龍之介が共訳してたりとあまり知られていない。また、ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンや画家のダリもファンで挿絵を残しているらしい。顔ぶれも個性豊かな面々で納得。
昨年ニューヨーク近代美術館で「ティム・バートン展」なるものが開かれたと聞き、ぜひ日本でもやって欲しいなぁ〜。おねがい!おねがいします!!です。
# by eddy-web | 2010-04-21 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマー49 やさしい嘘と贈り物
e0120614_18303386.jpg

e0120614_13402868.jpg
2010.Apr.4

銀座の雨は何かせつない・・・。見たくてしょうがなかった映画を観に、シネセゾンにやってきた。その映画は「やさしい嘘と贈り物」。さて、何から話そうか迷ってしまうほど話したい事がある。だが率直に言うと見終わった後、人と話すのが何か億劫でしばらくひとり物思いにふけってしまったのも事実。やさしさに満ちた映画で、とても好きな作品となったのだが・・・。内容を話すのは少し控え、ちょっと横道にそれた話でもしょう。主演の二人、マーティン・ランドーとエレン・バースティンが、ほんとうにかわいい男と女を演じていて、こんな年の重ね方をしたいと素直に思った。まずはマーティン・ランドー。78歳になり、まさに円熟した演技で孤独と悲哀を見事に表現していた。彼は人気TVシリーズ「スパイ大作戦」(1966~1973)で変装の名人ローランを演じ人気を博していた。ドラマの中でシナモン役を演じたバーバラ・ベインとは私生活でもほんとうの夫婦だったことを覚えている。当時TVに釘ずけになり、わくわくしながら毎週見ていたのが懐かしい。彼はいままで脇を閉める役が多く、78歳にして主役を手に入れ、すばらしい演技を見せている。顔に刻まれた年輪は嘘をつかない。その証拠にアカデミー助演男優賞に2度ノミネートされ、1994年「エル・ウッド」で見事受賞している。そう言えばスペース1999の指揮官役も、かっこ良かったなァ~。
さて、もうひとりの主役、エレン・バースティン。彼女の演技も慈愛に満ち、本当にすばらしい。とってもキュートな老婦人を見せてくれている。今、77歳。こんなおばあちゃんなら、恋をしてしまいそうである。森の中をふたりが散歩し、木陰で彼女が流す涙はこころが洗われるほど美しい。とても自然で、その涙の意味が最後に解る。いっぱい泣かされたが、このシーンが一番好きなわたし。昔から好きな女優さんのひとりで、作品もかなり見ている。どの映画も印象に残るものばかりである。その中でもわたしがとくに印象深いのは、「女の叫び」(1978年・ギリシャ)という映画。メリナ・メルクーリを向こうに回し、ガップリ四つの演技で、当時怖いくらい圧倒されたのを覚えている。王女メディアの現代版とも言われた子殺しの囚人役を演じ、その鬼気迫る演技は今も忘れられない。ほかにも「ラスト・ショー」、「エクソシスト」、「ハリーとトント」、「アリスの恋」とあげたらきりがない。「アリスの恋」(1975)で逞しい母と女を演じ、この年アカデミー主演女優賞を受賞し、名実共に大女優の仲間入りをした。あげた映画は、どれも素晴しい、見て損のない名作ばかりである。
「やさしい嘘と贈り物」の話は、今回はおあずけ。語ると終わらなくなりそうなので、やめておきます。すみませんが、観てください。いろいろな意味で、人生の終わり方や終わらせ方を考えさせられました。最後にもう一度、エレン・バースティンは本当に奇麗でした。若い頃よりずっと今の方が奇麗かも・・・。もうひとつ、この映画のニック・ファクラー監督が若干24歳というのに、驚きと喜びを大いに感じた。若い監督がこういう映画を撮ることがうれしい。これからが楽しみだ。
P.S. 映画の中で、2人の若い頃の写真が出てくるのですが、「マーティン・ランドーとバーバラ・ベイン」の2ショットにたぶん間違いと思います。なつかしい~。確かめて観てください。
余談ですが、もうひとつ思ったことがあります。この映画を見終わった後、なぜか「また君に恋してる」という曲が頭に浮かびました。”また君に恋してる いままでよりも深く、まだ君を好きになれる 心から・・・“
もとはビリー・バンバンが歌った「いいちこ」のCM挿入歌。いま、坂本冬美がカバーし、大ヒット。この詩はこの映画そのまま。こちらの曲もお薦めです。
# by eddy-web | 2010-04-09 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマー48 THE WRESTLER
e0120614_1834826.jpg

e0120614_13402868.jpg
2010.Mar.12

学生の頃よく通った、飯田橋のギンレイホールに出かけた。驚いたことに満員である。ウィークデーだと言うのに、このにぎわい。確かに昔から名画座としてにぎわってはいたが、このご時世で・・・。圧倒的に中高年の方が多い。なんかちょっと嬉しい。
今日は見逃してしまった映画「レスラー」を観に来た。ミッキー・ローク主演のこの映画。アカデミー主演男優賞にノミネートされたりし話題の多い作品である。ミッキー・ロークと言えば「ナイン・ハーフ(86)」でクールで影のある主人公を演じ、当時セックス・シンボルの名をほしいままにしていた。その美貌で若い女性たちのこころを掴んでいたと記憶する。その彼が?である。いろんな意味、とても観たかった作品。あと個人的なことなのだが、わたしが無類のプロレスファンであることも足を運ばせた要因のひとつだ。
アカデミー賞こそ逃したが、ゴールデン・グローブ賞など数多くの賞に輝いたこの映画、本当に素晴しい作品である。物語はシンプルだが、ミッキー・ロークや二人の女優が体当たりの演技で、言葉にならない感情を、目や仕草で表しこころに響く。主人公のランディはミッキー・ロークそのものかも知れない。一時彼は銀幕の世界から消えていた。いろいろなことがあったのは、私なりに知っている。それを乗り越えてきたからこその、この映画だと思う。鍛えあげられた肉体も凄いが、ナイーブな感性の演技にこころから拍手である。昔ほどハンサムではないが、いまの方が何百倍も魅力的な俳優になったミッキー。今後の作品が楽しみな自分である。またランディが好きになるキャシディを演じたマリサ・トメイもすごく魅力的。娘を演じたエヴァン・レイチェル・ウッドは「ダイアナの選択」でも観たが、存在感のある期待の新人。楽しみな女優さんたちである。
映画から離れた話だが、この主人公の男みたいな生き方、今どきの女性はどう思うのだろう・・・。自分勝手で不器用でいくつになっても子どもみたいで・・・。ダメダメ人間。わたしは擁護する訳ではないが、こういう生き方は好きである。ある意味うらやましい。自分の居場所があるというのは、どんなに苦しい所でも幸せな場所にちがいない。映画の冒頭、控え室でひとりパイプ椅子にすわる、ランディの背中が眩しく悲しい。でもカッコいい。是非、お薦めの一本である。
※そう言えばミッキーは日本でボクシングの試合をした事がある。何かは忘れたが、誰かの世界戦の前座試合。当時ネコ招きパンチと言われ、格闘技ファンから失笑をかっていた事が思い出される。でもいまにして思えば、それでも続けたからこそ、いまがあるのだろう。
# by eddy-web | 2010-03-16 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマー47 OCEANS
e0120614_10231452.jpg

e0120614_13402868.jpg
2010.Feb.23

娘の高校受験日。祈るだけでは何も生まれないと言う訳で、今年小学校に入学する息子と「OCEANS」を見に出かけた。この映画わたしも観たかったのだが、息子が前々から「オーシャンズ!オーシャンズ!!」とず~っと言い続けていたもの。受験日に不謹慎かとも思ったが、ソワソワと家にいてもと息子との共有時間を楽しんだ。「海ってなに?」って言う少年の一言からはじまるこの映画。映像の美しさに、すぐ引き込まれてしまった。ネイチャー・ドキュメンタリーというジャンルを確率させた、フランスのジャック・ペラン監督の作品。前作「WATARIDORI」でわたしたちが観た事のない自然を、卓越した映像美で届けてくれたのは記憶に新しい。今回の映画も、どうやって撮ったのだろうと思うシーンが満載。本当に美しい限りである。海の神秘性がこころを刺激する。CGを駆使した映画全盛の中、そのままの自然をひたすら自然に撮り続けた、そのエネルギーに敬意を捧げたい。ペラン監督は映画の中、道先案内人として出ているが、きちっと「海」は人間だけのものではないことをメッセージしている。息子は終止映像に釘付けだったが、映画が終わり劇場を出ると「サメかわいそうだったネ!」と何度も何度も言っていた。小さな子どものこころにも、ちゃんとそのメッセージは伝わったようである。「自分たちはいろいろなものの命をいただいているんだから、感謝の気持ちを忘れちゃダメだよ!」とすこし偉そうに言ってしまった。自分にも言い聞かせるように・・・。
ペラン監督は、元フランスの青春アイドル的俳優。はじめて観たのは40年以上前。「未成年」という映画である。「ロシュフォールの恋人たち」「Z」など名作に数多く出演しその名を不動のものにした人。その後しばらく姿を観ないな、と思っていたら「ニューシネマ・パラダイス」で成長したトトを演じその存在感をあらためてしめした。監督がなぜ、ドキュメンタリーの世界に魅了され、これほどの映画を作り上げたのかは解らない。だがその感性はただものではない。「自然に勝るものは、この世にはないと。」本当に思わせてくれるそんな映画でした。
P.S. 私ごとですが、娘も無事合格しました。ヤレヤレ・・・。
# by eddy-web | 2010-03-04 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ−46 Dr.パルナサスの鏡
e0120614_2354394.jpg


e0120614_13402868.jpg
2010.Feb.1

銀座に出たついでに、観たかった映画「Dr.パルナサスの鏡」を鑑賞。昨年、急逝したヒース・レジャーの遺作である。「12モンキーズ」の奇才テリー・ギリアム監督が手がけた作品としても注目されていたが、撮影半ばで逝ったヒースの役を3人の親友が引き継いで完成した事で別の意味話題作となった。頓挫しかけた作品が監督をはじめ、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルラ3人の俳優が代役をし完成させた作品は、ある意味ロマンと絆を感じさせる。それにしても、ヒース・レジャーの可能性には観るからに残念でならない。バットマン「ダークナイト」の演技でアカデミー賞助演男優賞を取ったのは、記憶に新しいところだが、あの映画はジョーカーが主役の映画と言っても過言ではない。そんな彼が挑んでいた作品は、少々難解である。ただギリアム監督の映像の魔術と、ヒースの渾身の演技には本当に魅了される。友情で参加した、3人もヒースのイメージを大切にし演じていたように思う。人間の愚かさや悲哀を、おとなのおとぎ話(夢・悪夢)にして、独特の感性と映像美で表現している。ギリアム監督が溢れる想像力ぶつけ、子どものように無邪気に創った作品と言えるだろう。パンフの表紙を観て察することが出来るように、幻想的でとても美しい映画である。理詰めで観るとツマラナイ気がするので、感性を解放して観る事をお薦めしたい。あとパルナサス博士の娘ヴァレンティナを演じていた、リリー・コール。彼女の持つ不思議な雰囲気が、とても印象に残ったことをひとつ言っておこう。
# by eddy-web | 2010-02-09 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新の記事
カテゴリ
以前の記事
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 06月
2007年 05月
フォロー中のブログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


logobr.gif