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お盆休み。「キングオブ縁側」と言う名に誘われ、猛暑の中千住に向った銭湯探訪の旅。
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タカラ湯(足立区千住元町)
2019.8.12

以前から絶対に行こうと思っていた聖地“タカラ湯”に、ようやく足を運ぶ事が出来た。前々から一度は行かないと、銭湯好きとは決して語れないと思っていたわたし。最近東京メトロの社内CMで、石原さとみちゃんが北千住を紹介していてその中でメインとも言える扱いで紹介されていたのが“タカラ湯”。あれを観てからますます往きたい感が増長し、寝ても覚めても“タカラ湯”のことが頭から離れない日々。遠いという事もあり、しっかりと計画を立て行こうと考えていたがようやくチャンスが・・・。日曜日だが今日はお盆休みで、稽古が休み。家族は田舎に帰省しのんびりひとりと言った所だが、そうは行かないのがわたしの性格。満を持して「いざ、鎌倉へ!じゃなくて、いざ、タカラ湯へ!!」。千住からバスに乗り千住桜木町へ。バス停からは歩いて2~3分、ようやく玄関前に立ったわたし。
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堂々とした佇まいに思わず見とれてしまい、写真を撮りまくってしまったミーハーな自分。これが「キングオブ縁側」か?とまだ、縁側を観てもいないのにひとり悦にいってしまった。中に早速入ると、いきなり緑の庭園が目に飛び込んで来た。いままで数多くの銭湯を訪ねたがこれぞ「キングオブ縁側」の名にふさわし造りと優雅さ。行き届いた庭の美しさが目を釘付けにする。縁側に腰掛け、風に吹かれながら煙草をくゆらすお客が・・・。お湯を楽しむだけでなく、その後のゆったりとした時間を楽しむのもお風呂の醍醐味。ここはそれを120%満足させてくれる場所のようだ。余に見事な調和に着替える事さえ忘れ、中を見て回ってしまった。きっと怪しい男に見えたに違いない。それでも好奇心を抑える事が出来ず、隅から隅まで目の中に焼き付けるべく散策。15分くらいたっただろうか、やっとのことで浴場へと足を入れ洗い場を確保。日曜だからか、夏休みだからなのかびっくりするほど客が多い。常連さんはもちろん、若い人が多いのにはちょっと驚いた。近くに大学のキャンパスなどがあるのは知っていたが、これほど若い人を見かけた銭湯は今までない。みんなそれぞれに、お風呂を楽しんでいる感じがとても嬉しい。そう言えば入り前、縁側のベンチに腰掛け上半身裸で小説(単行本)を読みふける青年の姿を観た。とても絵になっていました。
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洗い場の中も広く開放感でいっぱい。全体の配色が薄いピンクの塗装は珍しい気がする。大体は青(水色)と白でまとまった銭湯が多くそれが一般的である。意識しての事なのかは解りませんが、優しい感じで落ち着きます。湯舟もいろいろ揃い、満足感を得る事が出来る。一番嬉しかったのは、水風呂の存在。長湯な私にはもうたまらないサプライズ。サウナもないのに、ありがとうのひとこと。お陰さまで、何度もお風呂に浸かって暖まり、そして水風呂で身を引き締めること数十回。最高な時間を頂戴致しました。その名に違わぬ見事な銭湯「キングオブ縁側」に乾杯(完敗)です。縁側どころか、全部が素晴らしいこれぞ日本の伝統とさえいえる日本文化の象徴ではないでしょうか?死ぬまでに一度は行くべきお風呂屋さんです。ぜひ、一度足を運びましょう。損はしませんよ!!
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※昭和13年築の建物は二段構えの千鳥波風宮造り。入り口上部には、細かい細工が施された畳一畳分ほどの「七福神」の見事な彫刻が飾られお客を向い入れてくれます。


# by eddy-web | 2019-08-13 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ455 “アルキメデスの大戦”
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2019.8.11

猛暑お見舞い申し上げます。いやぁ~ぁぁ、ホントに今年は暑い。外に出るのを躊躇させるほど、厳しい暑さが続いていますがこんな時こそそとのに出て夏を感じましょう。と言う事で、映画館に足を運びました。
毎年8月に入ると戦争をテーマにした作品が、映画やTVなど多くのメディアで取り上げられる。そんな中公開された“アルキメデスの大戦”に引かれ鑑賞に出かけたわたし。今作品は、三田紀房による漫画が原作の映画作品。今までに無い発想の物語は、戦争の愚かさと矛盾を考えさせられる。そして日本人の性みたいなものが、浮き彫りにされ、グイグイと物語に引き込まれてしまう。今までも多くの戦争作品が創られて来たが、漫画が持つエンタメの可能性が最大限に生かした新戦争表現映画ではないでしょうか? 2005年に公開された“男たちの大和”は記憶に新しいが、この時も戦争の愚かさと、人間が行った愚行を感情に訴え架ける内容で涙を誘った。だが観ようによってはエゴ色が濃く、戦争の本質からすこし離れた感じは否めない。バトルシーンが戦争の悲惨さを表現するのに必要なのは解るが、まるでゲーム感覚で描かれるのには正直違和感を感じざるを得ない。2014年に公開された“野火”を観た時、そのリアルさに戦争の中にある、人の心を壊すエネルギーの強さと怖さをまざまざと感じたことを思いだす。世界中に名作は多いが、本当の怖さはどれほど伝わっているのだろうか?いまだに争うことを止められない人間たち。いつも犠牲になるのは何の罪も無い人々。戦争映画を観る度に考えさせられるのだが、その後が見えてこない。それでも観なければいけないのが、戦争作品なのかも知れません。何故なら戦争から生まれるものは何もないから・・・。何を言ってるのか、なんだか話しがとっちらかってしまいました。
話しを“アルキメデスの大戦”に戻します。歴史事実をベースにして、新しい切り口で戦争の断片を切り取った作品は正直面白い。面白いと言うと語弊があるが、こんな角度で戦争批判をする発想に驚かされたわたし。山本五十六海軍少将(この作品内)など、実在の人物が多く描かれているが、過去の作品と比べるととても近しい感じの演出で親近感を覚える。会議の席での個人的感情をむき出しにした、のの知り合いの場面では思わず失笑してしまった。まさかこんなやりとりがあったとは思えないが、ある意味人間味を感じさせるものでした。と同時にこんな感じで本当に戦争が行われた???とは思えず、そこからはエンタメ映画として最後まで物語りを楽しんだ。戦争の記録は多く残っているが、日本やアメリカが残すものにはかなりの食い違いもある。そこが映画では描ききれない事実の難解さである。ただそこを逆手に取って創造の中から生まれる内容が、これほど見事にはまった作品は他にないかも知れません。大和の構造上に問題ありと唱え、戦争を回避しようとした人間がいた、というフィクションがとても魅力的に描かれています。時間を忘れ最後まであっという間に進み、最後はやはり空しさを感じさせ知らず知らず戦争の愚かさを考えさせられます。それは、ある意味成功した作品ではないだろうか?わたし自信はとても満足のいく作品でした。
P.S. だれもそんなこと思わないと思いますが、この作品で一番感じたのは人間(日本人)の中に潜む業の深さである。主人公の櫂(菅田将暉)は数学者であり、山本五十六は間違いなく軍人でどんなことが起きてもそこはぶれないという事実。良くも悪くも人間の本質が描かれ、そんな業がぶつかり合い世界は動いていると言う事である。今も・・・。負けると解っていることでも、前に進んでいた時代が儚く哀しい。田中民さん演じる平山造船中将に「日本の象徴・大和」を君はその目で見たくはないか?」と言われた、櫂の表情はこの物語の肝である。オニちゃん頑張ってます、ぜひご覧あれ!


# by eddy-web | 2019-08-11 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
うだるような暑さの中、ひとっ風呂浴びに下町情緒漂う人形町へと出向いたわたし・・・。
e0120614_15555624.jpg銭湯探訪41
世界湯(中央区人形町)
2019.8.6


今年の夏は半端ない暑さ。出来る事なら1日中、家の中にいたいところ。ところが60歳を過ぎてからというもの、時間が気になりじっとしていられない。いつ、この世からおさらばするか解らないので、毎日生きていることを楽しむようにしている。そのひとつが銭湯通い・・・。近所はすべて走破したため、いまは目的地をしっかり調べて電車を使っての探訪。今日は中央区人形町にある“世界湯”さんを訪ねてみた。人形町と言えば「水天宮」。言わずと知れた、安産の神様。その節はお世話になりました。下町情緒が残る中、成田行きのリムジンのステーションもあり上手に近代化が進んだ街といったところ。駅に着くと甘酒横丁の道に入り、“世界湯”を目指した。この横丁は歴史のあるお店はもちろん、明治座までは左右に数多くのお店が所狭しと並び、どのお店も好奇心をくすぐる。なのでちっとも前に進む事が出来ない、ある意味やっかいな通りである。そんな誘惑を振り切るように、銭湯に向かったわたしだが、やっぱり何度も足を止めてしまいました。やっとのことで玄関前に立ったのだが、駅の出口からは普通に歩けばきっと5分くらいの道どりだろう。
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男女の入り口が2つに別れ、正面は壁が覆っている。その前には、やや大きめの植木が並んでいた。はじめてのケースだがこれも個性。さっそく中に入ると番台に女将さん。中はレトロ感に溢れ、まさにザ・銭湯である。脱衣所の天井を見上げると天窓がアリ、さんさんと太陽の光が差し込み室内は明るい。何時ものようにまずは体重計。「えっ!と思わず声を上げてしまった」。いつもと体重が明らかに違う???この体重計、歴史観たっぷりなのだがまったくお役にはたっていないよう・・・。まぁ、ご愛敬と言う事で浴場へ。綺麗に描かれた「富士山」のペンキ絵が、雄大に裾野を拡げ迎えてくれる。これこそお風呂屋さんの醍醐味。地のトタンも新しく、めちゃくちゃ綺麗(HPには立山連峰と北陸新幹線の絵が?)。ほとんどの銭湯の絵が歴史を刻んだ感があるのだが、はじめてこんなに綺麗な絵を観て感動。
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湯舟もどシンプルで余計なものはついて無く、広くて清潔感に溢れている。温度はやや熱めの設定だが、わたしには最高のおもてなし。ただそのまま上がるとわたしの体質では汗がなかなか引かないので、しっかりと水を浴びる事数十回。しっかりと体温を下げてからの帰宅準備の少々時間が掛かった。脱衣所はクラシックの音楽が流れ、ちょっとお洒落。天上扇風機の風に吹かれながら、音楽に耳を傾けると時間を忘れてしまう。外は猛暑、このままここにいたいが気持ちを振り切り玄関をでた。モワッとした空気が、せっかくの湯上がり気分を現実に引き戻す。やれやらだが、昼間っからお風呂に入ったこれも神様が与えた試練かも?帰りに横町で鯛焼きを買い、アイス最中(小豆)をほおばりながら電車に乗りました。家に着いたらまたシャワーを浴びるのか???なんかへんですかねぇ~!!


# by eddy-web | 2019-08-08 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ454 “ワイルド・スピード/スーパーコンボ”
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2019.8.2

「W・Sシリーズ」のスピンオフ作品、“スーパーコンボ”を公開初日に鑑賞。ここのところ硬派な作品ばかりを見てきたわたし。素晴らしい作品ばかりで、映画の持つ奥深さや影響力をしっかりと味わいさらに映画が好きになりました。そんな中、息抜きと言ったら失礼だが今回はひたすら娯楽性重視でエンタメの作品を選んでみた。本来映画の役割はエンターテイメントの追求である。そう言う意味では「W・Sシリーズ」はその代表と言っていい。
車好きや音楽好きには溜まらないシリーズも今作で9作目。ワイスピメンバーの2人、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)とショウ(ジェイソン・ステイサム)の凸凹コンビが主役。面白くてカッコいい作品に出来あがり、多いに楽しませてくれた。ラスト近くのサモアでの展開はちょっとやり過ぎ感はあるが、これからの展開が楽しみである。もともとは凄腕のドライバーで強盗団のボス、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とそれを追うロス市警の警官ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)の奇妙な友情ドラマだった作品はあれよあれよと様変わり予測不能状態になった。今作品のホブスとショウも元をたどれば敵。その頃の作品も小憎たらしいほど嫌な奴(ショウ)だったが、いつの間にか仲間になっていた。
途中ブライアンを演じていたポール・ウォーカーが交通事故で亡くなるという事もあり、今の流れが生まれたのかも知れない。それほど人気を誇るシリーズは、配給会社はもとよりシリーズファンにとっても長く続けてほしい作品である。今回の“スーパー・コンボ”はもともと犬猿の仲の2人の丁々発止の会話がツボにはまるエグさで、ずーっと(^0^)放しでした。途中からこんな色の作品だったっけ!と我を忘れてしまいました。話術の面白さも抜群でちょっとブラックなところが溜まりません。2人のキャラが表裏で表されてはいるのだが、家族愛の深さに関しては同。そのあたりの演出も上手で、2人のキャラがますます好きに鳴ります。相変わらずのカーアクション+バトルアクションも見応えばっちりで、格好良くて溜まりません。両方の母親が出てきますが、その存在感がハンパありません。ショウの母親役は英国が誇る名優ヘレン・ミレン。もう画面に出るだけでオーラがハンパありません。74歳とは思えないエネルギーがほとばしり、実に美しい。前回の作品紹介で紹介したジュディ・デンチといい、イギリスには素晴らしい女優さんが歳を重ねて活躍していて嬉しい限りである。みなさん、夏休みにはぜったいお勧めの1本です。彼女と行くもよし、華族で見るもよし、ぜひアクションを堪能しに出かけてみてはいかがでしょうか?
P.S. ショウの妹ハッテイ役で今回出てきたヴァネッサ・カービーがメチャクチャ格好良かったです。美人な上に身体能力も抜群。その上男気があり魅力満載です。これからが楽しみな女優さんのひとりになりました。


# by eddy-web | 2019-08-05 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
その昔花街として賑わっていた街「神楽坂」。いまもその薫りを残し、江戸情緒を感じさせる路地裏のお風呂屋さん。
e0120614_15555624.jpg銭湯探訪40
熱海湯(新宿区神楽坂)
2019.7.29.


はじめて新宿区の銭湯に足を運んだ。たださすがに銭湯だけを目的にするほど暢気でも無いので映画鑑賞と一緒に訪ねたわたし。場所は神楽坂。東京の中でも指折りの江戸情緒を残しつつ進化している人気スポットの街。飯田橋の近くにある風情豊かな街は、近隣に多くの大学があり若者にも知られたエリア。小洒落たお店と昔ながらの小料理屋が融合し、いまやあらたな文化発信地に成りつつある。坂道を挟み昔ながらの老舗と、若者に人気の洒落たお店が建ち並び普段でも賑わう。そんな人通りの多い道をちょいと脇に入ると、そこには時間が止まったような石畳の風情豊かな料亭や小料理屋の看板が立ち並ぶ。このあたりはその昔花街として栄え、芸子さんたちが闊歩し路地裏のあちこちから三味線も音が聞こえてきたらしい。いまでも運が良ければ、そんな三味の音に遭遇する事できる。
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そんな街にたったひとつある銭湯“熱海湯”が今日の目的地。建物は昭和29年築というから、わたしと同級生の65。これも何かの縁、とても親近感が湧きます。細い路地を抜け、小料理屋の看板を横目に見ながら歩く事10分、ちょっと迷ったことを計算しても駅(飯田橋)からはそう遠くないロケーション。雰囲気もとても良い感じで、一っ風呂浴びた後に一杯なんて溜まりませんねぇ~っ!!ただ、ちょっと見た感じお店はどこも「一芸サンお断り」ってな感じです。勝手な思い込みかも知れませんが、ちゃんと調べてからいった方が良いかも・・・。
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ちょっと話しがそれたので“熱海湯”さんのお話しを。表の造り構えも宮造で、いまも薪で湯を沸かしているとの事。ここら辺も銭湯好きには溜まらない拘り。湯の温度が半端なく熱い事で有名らしく、そこも確かめたいこと。玄関前にはご主人の趣味なのか、植木が置かれ夏の雰囲気を演出している。暖簾をくぐるとちょっと低めの番台が・・・。下手をすると見えてしまうのでは無いかと、辺にドキドキしてしまった。浴場の戸を開け中に入るとそこは、ザ・銭湯といった雰囲気で王道のペンキ絵が眼に入る。見事な「富士山」が女湯と男湯をまたがり裾野を大きく拡げ迎えてくれる。この絵も良いのだが、そのしたにあるタイルに鯉や金魚が泳ぐ姿が描かれとても綺麗。
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洗い場のカランが設置された壁にも山や渓流が描かれ、もう気分はMAX溜まりません。いよいよ噂の湯舟へと足を入れると、噂に違わず確かに熱い。きっと43℃~44℃くらいはあるだろう。40軒ほど銭湯は回ったが、この温度に近いところは2~3軒しか記憶に無い。2つある湯舟の片方に“あつい”と書かれた手書きの札が下がっていて面白い。入って見れば、大差なくどっちも熱く看板にだまされてはいけません。わたしは熱い方が好きなので、ぜんぜん問題ありませんでした。一度だけ身動きが取れないほど熱いお湯があったことを思いだしました。「どこだったかなぁ~???」調べて今度また行ってみようと思います。久しぶりに100点満点のお風呂屋さんでした。みなさんもたまには、家のお風呂から飛び出し銭湯に行ってみてはいかがですか?きっといい出会いと発見があると思います、ぜひ一度・・・。


# by eddy-web | 2019-08-01 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ453 “ヴィクトリア女王/最後の秘密”
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2019.7.29.

まずは「暑中お見舞い申し上げます」。長ぁ~イ梅雨がやっと明けたと思ったら、今度は毎日が猛暑。どんなに屈強なひとでも、流石についていくのは大変。そんな暑い中、飯田橋に出かけました。目的はふたつ(映画+α)。ひとつは映画鑑賞で、名女優ジュディ・デンチ主演の“ビクトリア女王”を観に・・・。ヴィクトリア女王が、晩年唯一こころを許した従僕のインド人青年アブゥドルとのこころの交流とそれにより起こる王室のドタバタを描いた作品。2本立ての作品だが、すでにもう1本は鑑賞済みなので今日はこの1本にしぼり出かけて来た。ジュディ・デンチといえば007シリーズの「M」役が思い浮かぶ。ボンドと繋がる強い絆で、女性にしても上司としても魅力ある懐の深い器の大きさを見事に演じ存在感抜群の人物だった。現在84歳とかなりの高齢だが、バリバリの現役。そして歳は重ねているが、とてもチャーミングな女優さんでわたしは大好きである。わたしが彼女の大ファンになった印象深い作品が“あなたを抱きしめるまで”。彼女の演技は言葉では言い表せないほど深くこころを揺さぶられた。彼女なしでは成立せなかったであろう作品といって間違いない。内容はいいませんが、是非機会があったら観ていただきたい作品である。もともと舞台女優として名をはせ、映画界いりした人物でイギリスでその名を知らない人はいない伝説の現役女優さんである。どんな作品でも、その存在感は半端なく多くの映画祭で常に名をはせている。舞台女優時代もローレンス・オリビエ賞を8度も受賞し史上最多の記録は周知の事実。今回演じるイギリスの王妃、“ヴクトリア女王”を2度目で、前作でも多くの賞を総なめしている。今回20年ぶりに2度目の同じ役に挑戦ということだが、堂々とした立ち居振る舞いは女王そのひと。イギリスの代表とし君臨し63年もの永きにわたり国を支えてきた人物の目には見えない深い苦悩と、そして深い慈悲のこころが彼女を通して繊細にスクリーンに浮かび上がる。知られざる王室の隠された物語は、豪華絢爛の演出と相まって歴史映画としても多いに楽しめるエンタメ映画になっています。今回のもう一人の主人公従僕アブドゥルを演じた、アリ・ファザルがとても素晴らしいくジュディとの掛け合いが見事で涙を誘います。インドの俳優さんですが、こんなに美しい瞳をした俳優さんは久しぶりである。物語の中でも、その瞳の美しさに引かれた王女からの抜擢で人生が大きく変って行く。王女が崩御して、その存在が事実上消された物語が彼の残した日記がもとになり世界を驚かせた実話。この部分だけとっても、充分に興味が湧き五感を刺激する。この2人の物語を紡いでいく演技は、文句なく最高。ぜひ、ご覧あれ!!(原題/Victoria&Abdul)
P.S. 良い作品に出会えたので気分は上々。さて、つぎの目的地にいざ出発!


# by eddy-web | 2019-07-31 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
銀座に2軒あるお風呂屋さんのひとつ“銀座湯”を、懐かしさに引っ張られ訪ねたわたし・・・。
e0120614_16103270.jpg銭湯探訪39
銀座湯(中央区銀座)
2018.7.24


銀座に映画を見に行き、ついでと言っては失礼だが久しぶりに“銀座湯”を訪ねてみた。“銀座湯”さんには、その昔随分とお世話になりました。20歳で某デザイン会社に就職したわたし。夢と希望を胸にはれて就職した街、銀座。いまもそうだが当時はとくに「銀座」という街は特別なところ。文化の情報発信地であり、ステータスの象徴としてみんなのあごがれの街だった場所。そんな街にも銭湯があるのを、知っている人は少ない。いまはネットなどの影響もあり、結構知られているようだ・・・。45年前に仕事場として降り立った「銀座」に銭湯があることを知るのにさほど時間は掛からなかった。仕事場は“銀座湯”さんのすぐそばにあり、歩いても2~3分の場所。なんでお世話になったかと説明すると結構長い話になるので、簡単に言うと締め切りに追われ家に帰れない時によく世話になったということ。その時は自分とっては、絶対不可欠な癒やしの空間を提供してくれるところでした。それ以降も「銀座」で長く仕事をしていたので、本当にお世話になりました。だが、この日訪ねるまでの記憶を振り返ると20年ぶりくらいになる。場所はすぐに解ったがまわりの風景は随分変ってしまっていました。銭湯の裏にあった公園は無くなりビルが・・・。
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外見はほぼ一緒だったが、中に入るといきなり階段という構造にはちょっと驚いた。女湯は解らないが、男湯は2階にあり窓からさんさんと光が差し込む明るい設計。歴史は長く1975年というから丁度わたしが働きはじめた次期と重なる。と言うことは同期の仲間である。2013年にリニューアルしたこと知り、頑張っていることに感動。浴場内はシンプルな造りで清潔感にあふれている。
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銀座らしく湯舟の背景画はモザイクで創られた「銀座のシンボル和光前の交差点風景」が・・・。この日は日中と言う事もありお客さんは少なく、銀座にいる事さえ忘れゆったりと時間を過ごす事が出来た。昔を想い浮かべながら、お湯に身を浸した贅沢な時間は最高でした。これを期に銀座に来た時は、また立ち寄ってひとっ風呂浴びたいと思う。これからも永く続けてほしいと願い、銀座を後に帰路に着きました。


# by eddy-web | 2019-07-28 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ452 ”存在のない子供たち“
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2019.7.24

中東レバノンの社会の底辺で暮らす12歳の少年ゼインが、「自分を産んだ罪」で両親を訴えるシーンからはじまる映画“存在のない子供たち”。これほどまでに過酷で理不尽なことがあっていいものかと、胸ぐらを掴まれる作品に出会ったことがない。自分の事さえ必死な12歳の少年の、弱きものを思う深い愛の大きさと強さにこころが揺さぶられます。いきなりですが、見終わった後に、自分たちがいかに幸せであることの再認識させられることと、反面自分がいかに無力かを思い知らされる作品です。ドキュメンタリーのような作風になっている映像に浮かび上がる、世界の片隅で起きている現実に胸が潰されるような感覚を覚える。リアルなストーリーは、今回の作品でメガホンを取ったナディーン・ラバキー監督の熱い念いは、数多くのリサーチから今回の脚本が生まれたと聞く・・・。リサーチの中で軸になったテーマが、「生まれてきて幸せか?と聞くと、99%の子供がノーと答えた。」という事実。そして映画の製作はなんと半年にもおよび、あのリアルな映像が生まれたそうである。冒頭スラム街をドローンで撮影した真上からの映像は、不思議な文様を浮かび上がらせその中でうごめく人々の姿が格差社会をあたかもシンボライズしているようで生々しい。
主人公のゼインを演じたのは、年齢はもとより名前も同じのゼイン・アルラフィーア君。彼の演技は凄過ぎて、演じているという感じが全くなくまさに本物。他の出演した子供たちも、自然体でそれが余計に痛々しく胸に突き刺さる。聞けばほとんどの出演者が、映画の内容とほぼ同じ経験をして来た人たちだと言う事実。地元レバノンでは、公開と同時に賛否の渦が沸き上がり、社会現象にまでなったとのこと。監督やスタッフもその後、いろいろな軋轢があったようである。こういう作品が絶対不可欠であると思うが、製作陣の覚悟がなければ絶対に生まれてこない作品なのだと思う。それだけに、見終わると悲しさを通り越して、苦しくそして情けなくなってしまうのである。地元で起きたと言う、社会現象になった波がそのまま当たり前のように忘れ去られないような社会であって欲しいと願うばかりだが・・・。そんなことしか、言えない自分がほんとうに情けないです。自分に出来る事を探し、直接関係なくてもちゃんと人のためになるような人間でありたいとこころから思う。裁判のシーンでゼインが、“自分を誇れるようなひとになりたい”と訴えるシーンは涙を誘う。
作品を観る前、予告編を観ただけなのに泣いてしまったわたし。高齢化にともない、涙腺が緩みっぱなしである。こんなだだ漏れのおじさんですが、泣いてばかりいては失礼だと本気で思いもっと真剣に生き、自分のやれる事を100%出し切れるようにしようと改めて思いました。
みなさんにもこの現実を、知っていただき考えてもらうヒントにしてもらえると嬉しいです。自分のことで精一杯なひとも、いやむしろそうゆう人こそ観るべき作品かも知れません。T(USA)さんには、きっと伝わらないと思うので・・・???
※余談ですが、この作品中にゼインの弁護士を演じていたのが監督さんだという事です。観れば解りますが、眼光の鋭さは徒者ではありません。(第71回カンヌ国際映画祭審査委員賞受賞)
P.S. エチオピア不法移民の女性の1歳の息子ヨナスくんの表情がアドけなく、とても強く印象的でした。ある意味、人間の底力を感じる仕草がその一コマに凝縮された監督の願いや思いが詰まったシーンでした。あと、ラストで見せるゼインの初めての笑顔が永遠に続く事を願ってやみません。
# by eddy-web | 2019-07-26 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ451 ”天気の子“
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2019.7.22

日本映画歴代興行収入が第2位になった前作“君の名は。”から3年。新海誠監督の最新作“天気の子”が公開されました。長く続く梅雨空から逃れたくて足を運んだ劇場だったが、スクリーンの中の世界は現実がそのまま移ったようで不思議なものでした。これって狙って創り公開されたのなら、まさに未来を予見しているということ???
新海監督のピュアな世界観は年齢や性別を超え、全世界の人のこころに届くものばかり。そして何よりもそのピュアなこころを映し出すかのような美しい映像美の世界は、ジブリともひと味違う味わいをもち何か懐かしささえ覚える異空間を感じさせる。今回もその世界観が溢れ出し、スクリーンに引き込まれる展開が続く。そして気がつくと目から涙が溢れていた。何だか“君の名は”でも同じ感覚を味わったのだが、大切な落とし物が出て来た感じがするのは何故だろう・・・。監督の創造力にはいつも驚かされるばかり。観る前に“君の名は”のイメージが強く残っていて、なにか同じような展開ならないかと勝手に妄想していたのだが・・・。
決して「万事、メデタシ、メデタシ」で終らせない終焉に、とても共感がもてました。自然を舐めてると、本当に現実になるかも、いやなってもおかしくない時代ではと思いました。運命に逆らわないで強く生きる事の意味を解いているような、そんな作品にいろいろな思いが駆け巡りとても良い時間を貰いました。
池袋をはじめ、東京のさまざまな風景がスクリーンの中に登場しますが、そんなカットのひとつひとつがとても懐かしく大切な人生の1ページになっていることに気づきました。青春真っただ中だった頃の高島平。こころを時めかせていた頃の桜台。蒼かった頃の神津島。どの風景もいまの自分にとっては、なくてはならない心象風景である。新海監督の作品の素晴らしさは、描き出すこんな風景画が自分の心象風景と重なり思いださせるところなのかも知れない。こんなに美しい映像を創り上げる作家はそうそういない。デビュー当時から定評のある表現力の高さは、カットカットを丁寧に描きあげ細部にわたる緻密な美への拘りが感じられファンのこころを掴んで離さないのだろう。風景だけ観ていても充分癒される映像に今回も大満足のわたし。こんなに綺麗な絵を創り上げられる監督が羨ましいです。きっとこころも綺麗な方なのでしょう。みなさん大好きな人を連れて、劇場に足を運びましょう。
P.S. はじめに“君の名は。”が興行収入第2位だったことを書きましたが、ちなみにアニメファンならみな知っていることですが、1位が“千と千尋の神隠し”3位が“ハウルの動く城”4位が“もののけ姫”と圧倒的な強さを誇るジブリ作品たち。ここに割って入ったのだから、新海誠監督の凄さは折り紙つき。ただ、興行成績がすべてとは思っていないわたしで個人的には沢山好きなアニメ作品があり、こんど独断と偏見に満ちたベスト10を発表したいと思います。それにしてもアニメ作品の勢いの凄さにはびっくりです。
# by eddy-web | 2019-07-22 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ450 ”アラジン“
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2019.7.18

興行収入100億円突破!(´・ω・`)の記録を打ち立て、いま最も話題のディズニー映画“アラジン”を遅まきながら鑑賞しました。子どもの頃から大好きだったディズニー。数々の名作は今もこころの宝物としてわたしの中にある。ただその全てがアニメーションで、その美しさに圧倒されどうしたらこんな画が描けるようになるのだろうと、ただ憧れていた少年期。そんな不屈の名作が、ここのところ立て続けて実写化されスクリーンに蘇っている。何十年も前に子どもたちのこころを捉えた物語が、実写版になるなんていったいだれが創造したろう。そもそもアニメーション自体が、実写では創れないものを映像化するものだった昔。近年映像技術のめざましい進歩により、ほぼ出来ないことはないと言えるほどリアルに実写化が可能な現代。人間のもつ能力は想像を遙かに超えるところまで、進化到達することになった。
さて、“アラジン”ですが、アニメ好きなわたしはやや抵抗があり実写版にやや引いた感覚を持っていました。ただ、TVなどでその話題性や大ヒットの報道を聞きようやく重い腰をあげ劇場へと足を運びました。素直な感想を言いますが、メチャクチャ面白かったのひとこと。実写でよくここまで創り上げたものと、ただ関心するばかり・・・。原作がしっかりしているので、とても解りやすい内容にいろいろな要素が加わり一大エンタメ作品に仕上がっています。ミュージカル仕立ての演出も決まっていて、楽しいうえに豪華絢爛の美術や衣装など見所は満載。これを見て満足のいかない人はいないはず。ダンスシーンがこれまた素晴らしく、現代風にアレンジを加えカッコ良さとユーモラスな動きに目が釘付け状態。音楽も名曲が再び蘇るだけで無く、新しい楽曲も素晴らしいものばかり。後半でジャスミンが謳う「スピーチレス」では、その詩に感動し思わず涙が出てしまったわたし。アラジンを演じたメナ・マスードもジャスミンを演じたナオミ・スコットも、初初しい輝きをはなち物語に溶け込んでいました。あと、やっぱり忘れてはならないのがランプの魔神ジーニーを演じたウィル・スミス。いままでとも違う新しいジャンルを築いた感がある、素晴らしい存在感に大拍手です。何より楽しく演じているであろうことが、ひしひしと伝わってくるそんな演技でした。久しぶりにこれぞ映画って、感じの満足感で一杯になりました。今更ですが、まだ観ていないひとは、急いで劇場に足を運んでください。
P.S. 近々、“ライオンキング”、そして“マレフィセント2”が立て続けに公開予定されています。実写版のディズニー映画からも、目が離せません。

# by eddy-web | 2019-07-19 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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