昭和30年生まれのお風呂屋さんは、外も中もThe・銭湯でした。
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銭湯探訪23
春の湯(江東区大島)
2018.11.7.


今日は朝から幼稚園でボランティア活動。可愛いいちびっ子たちと楽しい時間を過ごし、いい汗を流したので今日も銭湯へ行くことを決めた。
夕方まで時間をつぶし、選んだ銭湯は少し遠出になる“春の湯”。巡礼巡りも板に付き、目的地にはさほど迷うことなく行けるようになって来た。家からチャリで約30分ほどの銭湯は、表通り(新大橋通り)からちょっと引っ込んだ公園(元第三大島小学校跡地)の前に・・・。
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外から見た感じはまさにバリバリの銭湯。玄関正面の上を見上げると、伝統的銭湯建築の波風造りが施され丁寧な彫り物に歴史を感じたわたし。玄関前は所狭しと自転車が並んでいて、今日も失礼し無理くり駐輪をさせてもらった。中に入ると番台にご主人。いまでは珍しくなりつつある番台形式の銭湯。こんなところにも時代の変化が見て取れる現在です。何時ものようにぐるりと中を見回すと手すりに囲まれた中庭に縁側が・・・。大きくはないが風情豊かな光景に、ちょっとほっこり。お客さんの数は結構多く、ほぼ高齢者の方々。間違いなく今日はわたしが一番の新米。礼儀をわきまえいざ浴場の中へ。中もごく普通のお風呂屋さんで湯舟は3層に分かれていた。薬湯(本日はレモン湯)、座風呂(ジェット)、浅湯に分かれそれぞれが、入れば解るが微妙な湯加減調整がなされている。これはけっこうオツな気配りである。天井も昔ながらの高い造りで特に変わった感じはしない。
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ところが・・・入った週間に気がつくが、湯舟の背景画がない!のである。ただ真っ青にペンキが塗られた壁があるだけ。いままで沢山の銭湯に行ったがはじめての経験。それに合わせたかのように室内の壁や仕切りも、アイボリー色タイル張りで装飾もほとんどないどシンプルさ。この徹底さは、寂しさを通り過ぎ潔ささえ感じさせる。はじめての経験にちょっと吃驚(o・д・)したが、気を取り直ししっかりとこのお風呂を堪能。所要時間はいつも通りほぼ1時間を使い、湯上がりはさっき見つけた縁側の椅子に座り夕涼み。今日もまた、新しい発見があり、極楽気分で一日を終えました。


# by eddy-web | 2018-11-08 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
ちょっと遠出となる亀戸の“富山湯”さんは、古き良き時代を感じさせるお風呂屋さん。
e0120614_16164671.jpg銭湯探訪22
富山湯(江東区亀戸)
2018.11.05


銭湯巡礼をしているわたしだが、もともとは土日と続く稽古の疲れを癒やすため毎週日曜の稽古後に銭湯通いをしていたのがはじまり。そのお風呂屋で目にとまったパンフ1010で、お遍路巡礼スタンプラリーを知りいま夢中になっている自分。何でもはじめると、とことんはまってしまう性格。どんどんと趣味が増え、家族はあきれ顔。
今日も休み明けの銭湯日、一度訪れたことのある亀戸駅近くのお風呂屋さん“富山湯”へとチャリを走らせ30分。総合型モール「サンストリート」があった場所の前を通り過ぎると“富山湯”さんの『ゆ』という大きな看板が見えてくる。
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ここはオーソドックスな昔ながらの匂いのする銭湯。玄関前に立つと一度来ただけなのに、何故か懐かしい感じがする。脱衣所にはかなり年代物の体重計が置かれていて、これに乗るだけでも歴史が伝わって来ます。浴場に入るとお客さんでいっぱい。結構いろんな銭湯に出向いたが、こんなに込んでいるのははじめて。ちょっと場所捕りに躊躇したが、端っこに陣取りまずは身体に湯をかけ汗を一流し。いつものように湯船の後にある背景画に目を向けると、立山連峰(ペンキ画)が女湯の方まで連なりパノラマの迫力で洗い場を包み込んでいます。男湯は日本海側から観た風景のようで、海の中に突出した岩に波が砕け散る様子が描かれている。山々の下の方に薄く町並みが見えるのだが、きっと富山の街に違いない。男女湯の仕切りもタイル画で立山連峰で造られ、風呂場を取り囲むような感じがたまりません。なんだか温泉に浸かっているような気分です。薬湯、電気風呂、座風呂(ジェット)の3種を存分に味わったわたし。お湯の温度がわたし好みの絶妙な湯加減で、ちょっと熱めでたまりませんでした。今日も1時間ほどいましたが、飾り気のない庶民的な銭湯はお客が入れ替わり立ち替わり入ってきていました。この人気ぶりは、きっと地元のひとに愛されている証拠。頑張ってこれからも長く続けてほしいと願うわたしです。
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P.S. 調べると壁面画は富山県の環境協会とタイアップし、描かれたようです。“富山湯”って名前をつけるくらいだからご主人が富山出身とか?わたしは富士山が大好きですが、立山連峰も立山連峰もいいですねぇ〜〜〜っ!!


# by eddy-web | 2018-11-06 00:00 | Comments(0)
よもやまシネマ418 “ヴェノム”
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2018.11.02.

MARVELが、マーベル史上屈指の最悪ヴィランと銘打つダークヒロー“ヴェノム”が公開されました。MARVELの作品と言うだけで、ワクワクするひとは多いはず。かく言うわたしもそのひとり。公開初日に劇場に足を運んだが、以外や以外けっこう空いていました。金曜日の午前中っていう時間帯は微妙。よっぽど好きか?それとも暇か?といった所でしょう。さてわたしは、どっちだ!!
正直な感想を言います。今回の作品のみで、とやかく言うのは問題ありかも知れませんが、わたしの中にはあまり響きませんでした。そもそもダーク・ヒーローという位置づけが、ちょっと理解しづらい。闇を抱えたヒーローという意味では、バットマン(DC)に代表されるような暗い背景があり、人間性を感じさせる弱さを合わせ持つ哀愁があるものだと思っています。いままで登場したMARVELのヒーローたちも、その部分はみな持っていた。あのサノスでさえ、わたしたちのこころに響いたのはそれが感じられたからではないでしょうか?そう考えると“ヴェノム”の位置付けがいまひとつピンと来ないのは何故だろう?VFXを駆使した創造力を駆使した表現は申し分なく、流石マーベル。おどろおどろしいそのキャラもいままで似なくインパクトは絶大だが・・・。どうもわたしの中には寄生してくれません。
比べてはいけないと思っていますがあえて言わせてもらうなら、はじめに言いました哀愁(人間性は希薄)が感じられないことが最大の問題点なのかも・・・。主人公エディ(トム・ハーディ)に寄生したシンビオート(地球外生命体)が、ヴェノムとなる訳だが、映画を観る限りシンビオートは寄生するにも相性があるという曖昧な事実が見て取れる。相性が良ければ共存でき、悪ければ双方とも死んでしまう・・・みたいな表現。そのあたりがもう少し突っ込んでもらえたら嬉しいのですが・・・。勝手を言って申し訳ない。悪なのか善なのかを明確にして欲しいというところ。
悪の代表言えば、バットマンの宿敵ジョーカーを思い浮かべる。中でもやはり「ダークナイト」のヒース・レジャーは追随をゆるさないインパクトでいまもこころに残る(悪い意味)。見た目の不気味さも大事だが、やはり想像を越えた行動や言動がそこにはあり、理解不能の世界があることで引かれる、そんなものかも知れない。“ヴェノム”は容赦なくひとを喰らうが、そんなことではないもっと別な悪を感じさせてくれたら納得いくのかも知れません。今回はどっち付かずの線上にいて、そのあたりが観客にはもどかしいところではないでしょうか?
※トム・ハーディ頑張っていました。“マッドマックス”ではシャーリーズ・セロンに喰われてしまいましたが、“レヴァナント”での演技ではいまも脳裏に焼き付いてますが、逆にデカプリオを喰らっていました。“ヴェノム”も違った意味でひとを喰って欲しいものです。
P.S.  バットマンのベイン役も個人的には大好きです。
# by eddy-web | 2018-11-03 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
荒川の堤防にほど近いお風呂屋さんは、昭和5年創業の下町風情溢れる銭湯。
e0120614_16164671.jpg銭湯探訪22
不二の湯(江東区東砂8)
2018.10.30


昨日一度訪れてみたのだが、あいにくの定休日。前もってネットで調べて来たのだが、表記(水曜定休)とは違っていて玄関前でガックリと肩をを落としたわたし。そのため急遽“藤の湯”を訪ねたのが昨日のこと。決めたら行かないとすまない性分のわたしは、意地の2日連続の巡礼旅。名こそ同じだが漢字表記の違う“不二の湯”さんは、荒川がすぐそばを流れる場所にある。創業から80年近く経った“不二の湯”さんは、空襲時に地域の方たちの懸命な消化作業で消失を免れた昭和時代の生き証人。そんな話を聞くと、なんだかとても愛しさを感じてしまう。銭湯はある意味その街のシンボル。どこの銭湯にも歴史があり、そこに通う人々に寄り添い見守っているそんな想いを持ちながら銭湯の巡礼をしている自分。今日もしっかりと愛されるお風呂屋さんに浸ってみようと思う。
家からだとチャリを走らせ20分ちょい。探すのに昨日は結構迷ったが、今日はその分を取り返すことができた。玄関は自動扉で締まっていてちょっとドキっとしたが、無事入ることができた。愛想良くおばちゃんが「いらっしゃい!」と声をかけてくれました。料金を払いそしてスタンプを・・・。
中に入るとお客さんの姿が数人。ぐるりと見回すと脱衣所脇に庭があり、湯上がりに火照った身体を冷ましがてらのんびり出来るようになっていた。
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いつものように体重を量り浴場の扉を開けると、目の前に富士山の絵が・・・。これぞ銭湯と言わんばかりの姿を見せてくれる。浴場の面積はさはど広くはないが、無駄のない配列でシャワールームも2つある。その横に陣取り、何時ものように身体を洗いそして湯船に。3つに分かれた湯船は青いタイルで出来ていてとても綺麗。ジャグジー風呂(丸形)、電気風呂、薬湯風呂に分かれた湯船だが、ま~るい形の湯船がまず目にとまりひとまず身体を温めたわたし。活きよい良く出るジェットの泡に、中からオレンジ色のスポットがあたり気分は最高。苦手な電気風呂は今回はパス。その分座風呂のジェットで、しっかりと身体をほぐし腰のケアに時間を使いました。
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この日もゆったりとした時間を過ごし、こころも身体もリラックス。銭湯を出たときは、もう日も暮れ外は真っ暗。来た道とは反対方向にチャリを走らせ、荒川にかかる葛西橋まで・・・。土手で自転車をおり、河から流れてくる柔らかい風を浴びながら、しばらく街の灯を眺めていました。今年も残すところあと2ヶ月・・・。


# by eddy-web | 2018-11-01 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
大きなマンションが建ち並ぶ緑道を抜けると、姿を現したのは昔ながらのお風呂屋さん・・・。
e0120614_15431203.jpg銭湯探訪21
藤の湯(江東区東砂3)

2018.10.29

以前訪れたことのある銭湯“藤の湯”さん。家からはチャリで15~20分くらいかかるところにある。先日行った“旭湯”さんはほど近くだが、まわりの雰囲気は全然違う。こちらは近代的なマンションが多く建ち並び下町の雰囲気は感じられない。公園が整備され緑も多く写真で写すと一見江東区とは思えない。そんなところで今も暖簾を守り、地域の常連さん大切にする創業1955年(昭和30年)のお風呂屋さんは、わたしとひとつ違い。何だか同級生に会ったようで、懐かしい感じがする。“藤の湯”という名を表すように、店の前に藤棚があり季節には鮮やかな紫の花が咲き誇り、お客さんを迎えてくれるらしい。その季節になったらまた来ようと、入浴もしてないのに思ってしまう自分です。
いつものようにカウンターでスタンプをもらい中へ・・・。清潔感に溢れた脱衣所の脇に縁側があり庭が眺められる。店主に趣味らしい手入れの行き届いた盆栽が、ずら~っと並んでいる。ほとんどが五月だったが、その枝振りは素人が観ても見事で、きっと春には満開の花を楽しむことが出来るに違いない。
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浴場内に入ると目の前にどんと描かれたタイル画が目に飛び込む。ほかの何処でも感じたことのない、迫力ある見事な筆裁きの画(昇仙峡)。眺めていると描かれている昇仙峡の岩肌を抜け、今にも瀧の水が流れ落ちてくるそんな気分が味わえる。若い頃行った事のある、北海道の昇仙峡とこんなところで会えるなんて夢のよう。
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お風呂はやや温めの設定だが、ジェットバス、電気風呂、日替わり薬湯風呂とゆっくりと疲れを癒やせる。夕方の5時くらいだったが、お客さんも多く湯船に入るのにも順番待ち。こんなことはいままであまり経験がないことである。それだけ人気があるという証拠かも知れません。いま3代目が後を継ぎ、暖簾を守っているとのこと。これからもズ~ッと長く続けてほしいと願うわたしです。
# by eddy-web | 2018-10-30 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
事務所から親水公園の林道を抜け、東砂にある露天風呂付き銭湯“旭湯”さんへ。
e0120614_15431203.jpg銭湯探訪
旭湯(江東区東砂7)

2018.10.23

久しぶりに少し遠出のお風呂屋巡り。と言うか江東区内の銭湯は後残すところ7軒。どれも家からは遠い。それでもまだ行った事のない場所を訪ねるのは、ちょっとした旅行気分。いつも新しい発見があり、この街や住んでいる人たちが好きになる。
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今回もとっても良い銭湯で、今までで最高滞在時間の1時間半になってしまいました。本当はもっと長湯をしたかったのですが・・・。東砂にある「旭湯」さんは葛西橋付近にある銭湯で、定休日が9のつく日のみと言う銭湯好きにはたまらない配慮のお風呂屋さん。湯の種類が多く薬湯、電気風呂、座風呂、水風呂、ジェットバス、その上露天風呂とサウナ(遠赤外線/追加料金100円)まで付いている。これはもう天国と言ってもいい設備ではないでしょうか?こちらは薪でいまも湯を沸かしているらしく、銭湯好きには解る柔らかいお湯。浴場に入ると湯船の数に圧倒され、どこから入ろうか迷ってしまった。まずはちょっと温めの薬湯に浸り浴場内を眺めてみる。夕方5時を回った時間帯はやはりお年寄りが多い。当たり前だが、そんな時間に銭湯に通えるのは余生を楽しむそんな人たち(わたしもそのひとり???)。
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湯船の背景画が意外と言っては失礼だが、お洒落。商船大学があるということもあるのか海に浮かぶ日本丸(帆船)と、それに寄り添い泳ぐイルカが2匹。富士山は顔を出してませんが、そのタイル画は威風堂々としていて見事な出来映え。そして浴室内はとての清潔感に溢れ居心地がとてもいい。こんな場所なら何時間でも過ごすことができる自分。何時間もいたら、オーナーにしたみたら営業妨害かも知れませんが・・・。一通りお湯を楽しみカランが並ぶ入り口前に場所を選び、髭を剃っていると隣に座ったオジサン(お爺さん)に声をかけられた。新参者に声をかける人は、結構珍しいのだがわたしはこういう機会が大好き(話し好きな自分)。一見強面のオジサンだか、いきなり「この銭湯の鏡はみな曇っていて、この並びの3つだけが良いんだよっ!」って話しかけられた。その口調はまさに江戸っ子。気取ってなくてとても親しみやすい。すぐに打ち解けいろんな話しを聞いた自分だが、もうずっと前から知っているかのような気分になってしまった。
一番面白かった話しをひとつ。「受付のばあさん、愛想悪いだろう。有名なんだよ!!」って言われて、「言われてみれば確かにそうですねぇ。」と答えたら、「でも実はそうじゃなくいい人なんだ」と一言。ただ不愛想なだけで、本当はとても気さくな人なんだと言ってました。こんな話しを聞くと、メチャ良い気分になります。となりに座ったオジサンも見た目は恐いけど、本当にいい人でした。また会いたいと、想う人に出会った今回の銭湯巡りでした。設備も重要な魅力のひとつではありますが、この人と人の繋がりを作ることの出来る場所というのが自分にとっては最高の魅力だと言って、今日はおしまいです。
次は何処へ行こうかなぁ~~っと。
# by eddy-web | 2018-10-26 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ418 “クワイエット・プレイス”
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2018.10.22.

気になっていた作品“クワイエット・プライス”。公開されてから大分時間が過ぎてしまったのだが、劇場を探し日本橋へ。SFホラー作品は数多く、傑作も多い。今作品は予告編で観たとき、絶対観ようと思っていたが近くの劇場では公開してなく気がつけば見逃すところ。
最近観た作品では“ドント・ブリーズ”や“ゲット・アウト”がとても印象に残っているが、これらと同じ臭いを感じた。五感を刺激するような創りは、恐怖心を掻き立てられ非日常を味わうことが出来たまらない。視覚や聴覚に訴えてくるホラー作品はもちろん多いが、今作品は聴覚を題材にし見えない恐怖をさらに倍増する。静かに物語が始まり、手話によるコミニュケーションで繋がる家族がスクリーンに映し出される。アメリカの田舎町に暮らす一家が主人公の物語は、声を潜め息を詰まらせ「音を出さない」というルールの中生きている。何の説明もなくいきなりそんな世界へ飛び込む観客も、訳も解らず息を呑む。これぞホラー映画の醍醐味で、いきなり画面にひきずり込まれる。そして始まるとテロップで「何かがやってきて89日」と表示される。街は静まりかえり人の気配はない。ここで観客は世界の終焉を何となくイメージする。見事な導入演出であっという間に主人公たちと一体化する感覚を覚え、ドキドキする感覚が増幅していく。89日目がはじまりアッという間に、家族の一番末の息子ボーが犠牲になる。一瞬の出来事で、なにも見えないが家族はその現実を目の当たりにし深く傷つく。ここから物語は進みラストへと続いて行きますが、出演者はこの家族と老人ひとり。後はだれも出てきません。久しぶりに見えない恐怖と、してはいけない恐怖(無音世界)に挟まれホラーを満喫しました。
それから約一年が経ち、472日と473日の2日間が描かれます。凝縮された時間が後半の展開を駆け抜けますが、エミリー・ブラントが演じる母親エヴリンがこどもを身ごもりっていることに驚かされます???これだけで恐怖心が倍増ですが、(ウッソ~ッ!この状況下で?)といった感じです。さてラストはいかに・・・。
エヴリンを演じたエミリー・ブラントは好きな女優さんのひとり。時に勇猛果敢な女戦士、時にアルコール依存症で心病む女性と、幅の広い演技力で観る度にその魅力を発揮する女優さん。今作でも張り詰めた緊張感のある演技を魅せ圧巻です。また、子ども役の二人も素晴らしい演技でした。長男役のノア・ジュプは“ワンダー、君は太陽”で世界が注目する子役ですが、今回も見事に繊細な役作りをしていました。もうひとり娘リーガンを演じたミリセント・シモンズが本当に素晴らしい演技をし存在感を表しています。彼女は役そのままで聴覚障害を持っているが、多くの作品で高い評価を得ているとのこと。この作品ではまさにキーパーソンの役どころを演じていて共感を呼びます。
P.S. 正直な感想をちょっとだけ言いますが、謎の生物(クリーチャー)が、はっきりと姿を現してから別次元の物語になってしまいちょっと残念に思いました。もっと違った表現はなかったのかと、生意気ですが思ってしまいました。SFは表現も落としどころも本当に難しい、作り手の覚悟が大切。名作にも愚作にもなる、諸刃の刃。前半が良かった分、ちょっぴり不満の残る結果でした。シャマラン監督の“サイン”を思い出してしまいました。


# by eddy-web | 2018-10-23 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
昭和レトロの銭湯「丸八湯」は、モルタル三角屋根、番台式が懐かしい。
e0120614_15423991.jpg銭湯探訪
丸八湯(江東区北砂)
2018.10.19


ここ数日前から腰の具合が良くなく、BDの練習を休んだ自分。長い間の修行の付けが時おり顔をだす。年は正直で今はそれを受け止め、上手に付き合い身体を動かす毎日。調子の悪いときくらい休めばと思うのが普通なのだが、そこは性格というかじっと出来ない性分。リハビリを兼ねてと理由をつけ、いざ銭湯へ・・・。前に行った「文化湯」にほど近い、昔ながらの雰囲気漂う「丸八湯」へ、チャリを走らせ参上。砂町銀座商店街近くの銭湯は、丸八通り沿いにある下町情緒たっぷりのお風呂屋さん。
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中に入ると最近では珍しい番台の受付。親父さんに460円を支払い脱衣所へ。ぐるりと見回しまずは観察。番台のすぐ横に坪庭があり、金魚が泳いでいた。火照った身体を冷やすのにはうってつけの場所。昔の銭湯はみなこんな感じで庭に池があり、鯉や金魚が泳いでいたものだ。最近はめっきりと見かけなくなり、逆に新鮮な感じがする。体重計もレトロな感じで、一気にタイムスリップ。
浴場に足を入れると真正面に富士山の絵が・・・。湖越しに描かれた富士山は堂々としていて、これこそ銭湯と言わんばかり。サインには西湖と書かれていた。上を見上げると青と白で塗られた壁は天井に続き、モルタル三角屋根の高~ぁい創り。これもまたお風呂屋さんの常道を観る感じで懐かしい。やや剥がれそうになっている壁に歴史を感じながら、湯船に身を浸した。まだ、早い時間帯だったこともありお客さんはまばら。まずは温めの日替わり湯に身をひたしゆっくりと身体を温めた。見上げた天井横の小さな窓から光りが差し込み、気持ちはすっかりOFFモード。バイブラと座湯ジェットで腰をしっかりほぐし、身体を癒やし上がった時は1時間15分を過ぎていた。居心地が良すぎて、いつもより長い時間を過ごしてしまった。ひとつ言い忘れたが、男女の浴場を仕切る壁に書かれたタイル画とても素晴らしく見とれてしまいました。調べると九谷焼のタイル画で男湯は金沢の兼六園とのこと。そんな絵の前で身体を洗えるなんて、なんて贅沢なんでしょう。みなさんも昭和レトロに触れてみてはいかがですか?
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# by eddy-web | 2018-10-22 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
先週空ぶった西大島のサウナ付き銭湯「らかん湯」を目指し・・・。
e0120614_15423991.jpg銭湯探訪
らかん湯(江東区西大島)
2018.10.16



前回空ぶった銭湯“らかん湯”に満を持して出陣。何だか大げさに聞こえますが、前回は色々あり反省しきり。二度と同じ過ちを犯さぬよう、しっかりと巡礼旅を続けようと思うわたし。
“らかん湯”さんは数少ないサウナがある銭湯。今日は久しぶりにサウナも堪能しようとやや早めに家を出た。家からチャリで15分くらいの所にある、明治通り沿いのお風呂屋さん。一度来ているので、迷うことなくすんなりと到着。玄関前の脇道には、すでに自転車が所狭しと並んでいた。チョイと一台を横にずらし、マイチャリを置かせてもらい暖簾をくぐった。フロントでサウナ料と銭湯代を払い、いつものスタンプをもらい中へ・・・。
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とてもきれいで清潔感あふれる雰囲気は、どちらかと言えば健康ランドのような感じ。洗い場に入るなり真正面に丸い湯船。手を入れると、それは冷水風呂。左手にサウナ室があり、なるほどと納得。まずは、ルールに従いしっかりと身体を洗い流し湯船へ。3つに分けられた湯は、電気風呂、座風呂(ジェエト)と気泡風呂(赤外線)、そして高麗人参が含まれた薬湯その名も「宝寿湯」が並んでいた。湯船のうしろにはモダンなモザイク画。どこの銭湯にもなかった、赤を基調にした抽象的でスタイリッシュな画は、洗い場の清潔感と相まって落ち着いた雰囲気を作り出しています。まずは薬湯を選んだわたし。ちょっと独特のかほりがし、苦手なひともいるかも知れない。「良薬口に苦し」ではないが、なんか身体には良さそう・・・。ちょっと温めの設定だが、身体の芯まで温まりしばらくすると額から大粒の汗が。これだけでなんだか身体が良くなった(病気でもないのに(^0^))ように思えるのは単純でしょうか?これってわたしだけ???続けて他の湯船をひとつずつ味わい一息。しっかりと水分補給をした後、いよいよ久しぶりのサウナへ。先客がいたが空いている場所に座り、じっと目を閉じ一日を振り返った。日曜に大会が終わったばかりで少々お疲れモードだが、これで元気が回復できそう。10分~15分の入室と、冷泉風呂を繰り返すこと数回。いつもより長い時間(1時間半)を過ごし、大満足のわたし。
体重計は入る前よりも2㎏減。新陳代謝の良いわたしには、この数値は普通の表示。3㎏を減らすのにそんなに苦労はない自分の身体。自販機で買った水を一飲みすると、身体全体に水分が染みて行くのが感じられたまらない。また訪ねたいと思う「らかん湯」後に再びチャリをこいで家路へと向かいました。外はもうすっかりと暮れ秋の薫りが・・・。


# by eddy-web | 2018-10-17 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ417 “散り椿”
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2018.10.15.

公開前から待ちわびていた作品“散り椿”を鑑賞。日本映画の王道ともいえる時代劇。一時期時代の流れに呑み込まれ、創られることがめっきりと減り衰退の一途を辿ったチャンバラ映画。制作費がかかるとか、集客が見込めないなどさまざまな理由はあったと想像される。ハリウッド映画の西部劇がまさに同様に衰退した時代があったが、これも娯楽作品への思考が時代とともに変わったという証。それでも時代はめぐり、時代劇も西部劇も映画界に戻ってきました。国は違えど本物の娯楽作品に自国のアイデンティティが描けるこのジャンルの価値を再認識したのでないでしょうか?単にノスタルジーを追っかけている訳ではなく、きちっと過去の作品をリスペクトした作品創りが感じられる良い作品が近年多い。また漫画を実写化したものなどは昔の作品ともちがい、ある意味New時代劇ともいえるものも生まれ嬉しい限りです。
さて、今回の作品は昔ながらの王道時代劇が描がき出され、オールドファンたちにはたまらない。物語のストーリーはある藩でおきた汚職をベースに展開していく定番の話しだが、なんと言っても時代描写や殺陣の見事さには息を呑む。これぞ日本映画と言ってもはばからない、日本のこころや美が丁寧に丁寧に描かれ、日本人として何か誇れる気持ちが湧いてきます。監督は“剱岳・点の記”で日本アカデミー賞最優秀監督並びに撮影賞を受賞した木村大作さん。業界に60年以上携わる日本映画とともに生きてきたひと。もともとは撮影監督出身で映像への拘りは追随をゆるさない。今回もその美意識が溢れんばかりの演出で、観客のこころに響き染み渡る。初めて撮影助手を務めたのが巨匠黒沢明監督の作品で、その後何十年の時を名匠・巨匠とともに映画と向き合って来た人。観れば感じますが、美への拘りは半端ないと実感させられる。沢山の経験を積み重ね、きっと拘り職人の監督が誕生したに違いない。主演の岡田准一も語っていた「美しい時代劇を撮りたい」という木村監督の熱い思いが見事に開花した作品となっています。久しぶりに正当派の時代劇を魅せられ、もっと沢山時代劇を創ってほしいと心底思うわたしである。
キャスティングもみなはまり役で、なんと言っても主人公・瓜生新兵衛を演じた岡田くんには拍手です。新兵衛が乗り移ったかのように、凜としていて武士道を貫く真の武士を演じていました。殺陣が得意とは知っていましたが、椿の樹木前で西島秀俊(榊原采女)との立ち回りはただただ美しく見とれてしまいました。岡田くんのアイデアでこのシーンが創られたことを某TVで知りました。印象に残るシーンとなったのは、間違いありません。自分勝手な妄想もあり、きっと泣けるのだろうと思っていましたがそこは空振り。でも後で考えると、監督がそんなめそめそした映画にはしたくなかったのだと思えてきました。これは男の中の男を描いた、人生の生きざまを魅せてくれたそんな作品です。


# by eddy-web | 2018-10-16 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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