2010.May.5 5月5日、新聞のコラムに親からの虐待で、短い人生を終えた子どもたちの記事が載っていた。ふと、むかしゴミ箱に捨てられた子の新聞記事を読み、コンペ作品(下記アドレスから)を創ったことを思い出した。あれから30年、いまも変わらなく続くこどもの虐待事件の多さに何か空しさを覚える。変わったと言えば、公的にこどもを捨てる所が出来ていること・・・。育てられないのならと設置されたものには疑問も残るが、それでも生きていれば・・・の形は、悲しいがいまできるギリギリの選択肢なのかも?! 今日コンペ作品を思い浮かべふたたび思う。“どれだけひとを傷つけ、わたしたちは生きているのだろう・・・と。「ゴメンナサイ」と言っていれば、もっとおだやかな毎日をおくれるに違いない。「ありがとう」と素直に言っていれば、もっと幸せな人生にもなるのだろう。” 子どもの日、そんなことを考える自分がいる。反省と感謝の気持ちをこめ言おう、「産んでくれた母へありがとう」「生まれてくれたこどもへありがとう」。そして、子どもの成長をこころから願う「子どもの日」が本当に来るように・・・と。 http://www.eddy-web.jp/main.php?db=20&nowID=3 #
by eddy-web
| 2010-05-05 00:00
| ひとこと・ひとごと・ひとりごと
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2010.Apr.28 ともだちと呼んでは失礼なのか、古くからの仲間二人がゴールデン・ウェーク期間にそれぞれ個展を開く。仕事上で関わり知り合ったお二人だが、私に取ってはともだち、そして同士。本当にお二人の頑張りには、頭が下がる。ひとりは中村みつをさん。そしてもう一人は、木部一樹さん。ふたりとはともに、「岳人」(東京新聞社・出版局)という雑誌でともに仕事をした仲。まったく違う独自の世界を表現をするふたりだが、いっしょなところは揃ってピュアなところである。いっしょにいると、あったか~い気持ちになれる。みなさんにもぜひ、触れてほしい二人の作品たち。もし、GW中お暇でしたら是非、2つの春を体感しに散歩がてら出かけましょう。 ●中村みつを展 絵本「ビビ」の原画を中心に、水彩や色鉛筆で描いた猫たち。 4月29日~5月13日、立川駅・オリオン書房ノルテ店 問い合わせ/042-485-1231 ●木部一樹 小品展 野の鳥や草花の愛らしい姿を描いた小品約30点を展示。 5月1日(土)~14日(金)/AM11時~PM7時 Gallery街角(国立駅北口)・国立市北1-2-40 問い合わせ/042-577-0370 #
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| 2010-04-28 00:00
| 展覧会
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2010.Apr.19 よもやまシネマ、記念すべき50作品目に選んだのは、わたしの大好きな原作を、大好きな監督が撮った作品。ティム・バートン監督最新作「アリス・イン・ワンダーランド」。独特の感性でディープでファンタジーな世界を撮り続けるバートン監督。お気に入りの俳優ジョニー・デップと組み、ルイス・キャロルの名作童話「不思議の国のアリス」に挑んだ作品。とはいえ映画は、アリスのその後を描いている。この作品も最近観た「アバター」同様3D映像を駆使し、観るものをまさにファンタジーの世界へ誘う。そして始まりのタイトルシーンで流れる音楽の旋律が、ワクワクさせるまさにバートン色。「バットマン」や「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」などなど・・・と同じ色。まずこれでバートンファンはこころを掴まれてしまう。映像、これは文句なく一級品である。特殊効果はもちろんだが、衣装や舞台背景にいたるこだわりは、本当に観る者を楽しませてくれる。美しい映像美にただただため息。よもやまシネマー46で紹介したギリアム監督とは、また違う世界観が・・・。監督のファンなので、ひとつあえて感じたことをいえば、バートン監督のおちゃめでアンダー(暗)な世界が少し影をひそめ、ちょっぴり優等生な作品になっている気がする。いままでの作品は、光のあたらないはみ出した者をテーマにし、こころの奥底にひそむ悲哀感を絶妙に描いていた。現実離れした世界の中、いつもなにか優しい気持ちを最後に残してくれた。「シザー・ハンズ」ラストで、主人公が氷を削り街に雪を降らせるところなど、永遠に忘れられないシーンである。今回の作品には“毒”が足りない感じがするのは、わたしだけだろうか?この映画には、たくさんの個性豊かな登場人物(生き物)がでる。まさにバートン監督のための,彼にしか撮れない独壇場ともいえる材料がここにある。しかし原作があまりに素晴しいからか、その辺を大事にしすぎた感じさえする。また、配給がディズニーというのも多少あるのかな・・・?。監督は、やっぱりディープで毒のあるメルヘンの世界が絶対似合うと私は思うのだが。 最後に冒頭で、幼少期のアリスにいう父の印象深いセリフをひとつ。アリスが何度も見る「ワンダーランド」の夢でうなされ、目覚めてその話を父親にする。そして自分は頭が変なのかを問う。父はやさしくこう言う「優れた人は、みな頭が変さ」。ウ〜ン、深い言葉だ。 ※アリスのファンは実に多く、日本ではあの三島由紀夫が翻訳をしていたり、菊池寛と芥川龍之介が共訳してたりとあまり知られていない。また、ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンや画家のダリもファンで挿絵を残しているらしい。顔ぶれも個性豊かな面々で納得。 昨年ニューヨーク近代美術館で「ティム・バートン展」なるものが開かれたと聞き、ぜひ日本でもやって欲しいなぁ〜。おねがい!おねがいします!!です。 #
by eddy-web
| 2010-04-21 00:00
| よもやまCINEMA
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2010.Apr.4 銀座の雨は何かせつない・・・。見たくてしょうがなかった映画を観に、シネセゾンにやってきた。その映画は「やさしい嘘と贈り物」。さて、何から話そうか迷ってしまうほど話したい事がある。だが率直に言うと見終わった後、人と話すのが何か億劫でしばらくひとり物思いにふけってしまったのも事実。やさしさに満ちた映画で、とても好きな作品となったのだが・・・。内容を話すのは少し控え、ちょっと横道にそれた話でもしょう。主演の二人、マーティン・ランドーとエレン・バースティンが、ほんとうにかわいい男と女を演じていて、こんな年の重ね方をしたいと素直に思った。まずはマーティン・ランドー。78歳になり、まさに円熟した演技で孤独と悲哀を見事に表現していた。彼は人気TVシリーズ「スパイ大作戦」(1966~1973)で変装の名人ローランを演じ人気を博していた。ドラマの中でシナモン役を演じたバーバラ・ベインとは私生活でもほんとうの夫婦だったことを覚えている。当時TVに釘ずけになり、わくわくしながら毎週見ていたのが懐かしい。彼はいままで脇を閉める役が多く、78歳にして主役を手に入れ、すばらしい演技を見せている。顔に刻まれた年輪は嘘をつかない。その証拠にアカデミー助演男優賞に2度ノミネートされ、1994年「エル・ウッド」で見事受賞している。そう言えばスペース1999の指揮官役も、かっこ良かったなァ~。 さて、もうひとりの主役、エレン・バースティン。彼女の演技も慈愛に満ち、本当にすばらしい。とってもキュートな老婦人を見せてくれている。今、77歳。こんなおばあちゃんなら、恋をしてしまいそうである。森の中をふたりが散歩し、木陰で彼女が流す涙はこころが洗われるほど美しい。とても自然で、その涙の意味が最後に解る。いっぱい泣かされたが、このシーンが一番好きなわたし。昔から好きな女優さんのひとりで、作品もかなり見ている。どの映画も印象に残るものばかりである。その中でもわたしがとくに印象深いのは、「女の叫び」(1978年・ギリシャ)という映画。メリナ・メルクーリを向こうに回し、ガップリ四つの演技で、当時怖いくらい圧倒されたのを覚えている。王女メディアの現代版とも言われた子殺しの囚人役を演じ、その鬼気迫る演技は今も忘れられない。ほかにも「ラスト・ショー」、「エクソシスト」、「ハリーとトント」、「アリスの恋」とあげたらきりがない。「アリスの恋」(1975)で逞しい母と女を演じ、この年アカデミー主演女優賞を受賞し、名実共に大女優の仲間入りをした。あげた映画は、どれも素晴しい、見て損のない名作ばかりである。 「やさしい嘘と贈り物」の話は、今回はおあずけ。語ると終わらなくなりそうなので、やめておきます。すみませんが、観てください。いろいろな意味で、人生の終わり方や終わらせ方を考えさせられました。最後にもう一度、エレン・バースティンは本当に奇麗でした。若い頃よりずっと今の方が奇麗かも・・・。もうひとつ、この映画のニック・ファクラー監督が若干24歳というのに、驚きと喜びを大いに感じた。若い監督がこういう映画を撮ることがうれしい。これからが楽しみだ。 P.S. 映画の中で、2人の若い頃の写真が出てくるのですが、「マーティン・ランドーとバーバラ・ベイン」の2ショットにたぶん間違いと思います。なつかしい~。確かめて観てください。 余談ですが、もうひとつ思ったことがあります。この映画を見終わった後、なぜか「また君に恋してる」という曲が頭に浮かびました。”また君に恋してる いままでよりも深く、まだ君を好きになれる 心から・・・“ もとはビリー・バンバンが歌った「いいちこ」のCM挿入歌。いま、坂本冬美がカバーし、大ヒット。この詩はこの映画そのまま。こちらの曲もお薦めです。 #
by eddy-web
| 2010-04-09 00:00
| よもやまCINEMA
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2010.Mar.12 学生の頃よく通った、飯田橋のギンレイホールに出かけた。驚いたことに満員である。ウィークデーだと言うのに、このにぎわい。確かに昔から名画座としてにぎわってはいたが、このご時世で・・・。圧倒的に中高年の方が多い。なんかちょっと嬉しい。 今日は見逃してしまった映画「レスラー」を観に来た。ミッキー・ローク主演のこの映画。アカデミー主演男優賞にノミネートされたりし話題の多い作品である。ミッキー・ロークと言えば「ナイン・ハーフ(86)」でクールで影のある主人公を演じ、当時セックス・シンボルの名をほしいままにしていた。その美貌で若い女性たちのこころを掴んでいたと記憶する。その彼が?である。いろんな意味、とても観たかった作品。あと個人的なことなのだが、わたしが無類のプロレスファンであることも足を運ばせた要因のひとつだ。 アカデミー賞こそ逃したが、ゴールデン・グローブ賞など数多くの賞に輝いたこの映画、本当に素晴しい作品である。物語はシンプルだが、ミッキー・ロークや二人の女優が体当たりの演技で、言葉にならない感情を、目や仕草で表しこころに響く。主人公のランディはミッキー・ロークそのものかも知れない。一時彼は銀幕の世界から消えていた。いろいろなことがあったのは、私なりに知っている。それを乗り越えてきたからこその、この映画だと思う。鍛えあげられた肉体も凄いが、ナイーブな感性の演技にこころから拍手である。昔ほどハンサムではないが、いまの方が何百倍も魅力的な俳優になったミッキー。今後の作品が楽しみな自分である。またランディが好きになるキャシディを演じたマリサ・トメイもすごく魅力的。娘を演じたエヴァン・レイチェル・ウッドは「ダイアナの選択」でも観たが、存在感のある期待の新人。楽しみな女優さんたちである。 映画から離れた話だが、この主人公の男みたいな生き方、今どきの女性はどう思うのだろう・・・。自分勝手で不器用でいくつになっても子どもみたいで・・・。ダメダメ人間。わたしは擁護する訳ではないが、こういう生き方は好きである。ある意味うらやましい。自分の居場所があるというのは、どんなに苦しい所でも幸せな場所にちがいない。映画の冒頭、控え室でひとりパイプ椅子にすわる、ランディの背中が眩しく悲しい。でもカッコいい。是非、お薦めの一本である。 ※そう言えばミッキーは日本でボクシングの試合をした事がある。何かは忘れたが、誰かの世界戦の前座試合。当時ネコ招きパンチと言われ、格闘技ファンから失笑をかっていた事が思い出される。でもいまにして思えば、それでも続けたからこそ、いまがあるのだろう。 #
by eddy-web
| 2010-03-16 00:00
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