![]() 2025.6.4. 本年度アカデミー賞8部門にノミネートされた話題作、“教皇選挙”をようやく鑑賞しました。公開されだいぶ時間が過ぎているのですが、なかなか観るタイミングが合わず今日を迎えました。この作品はもちろんアカデミー賞にノミネートされるほどの作品ですので、評論家の間でも高い評価を得ていました。ただ、一般うけするような題材ではないためそれほど多くの集客を得る事が難しかったようです。正直わたしも公開時に真っ先に劇場に足を運ばず、時間の都合と劇場の立地などで観る機会が後手に回ってしまいました。 そんな中この作品の公開とタイミングを合わせたように現実にローマ教皇が死去し、まさに教皇選出選挙がバチカンで行われNEWSになりました。これは話題を呼び、再び脚光を浴びるようになり再上映のロングランとなりました。宗教にあまり興味のないわたしですが、カトリック協会のトップでありバチカン市国の国家元首をテーマにした題材には強く興味をひかれたのは本当です。ましてやアカデミー賞絡みの作品となれば、映画ファンを自称するわたしには絶対観なくてはと思わせる話題作です。 さて、感想です。素晴らしい出来栄えのノミネートにふさわしい作品でした。もっと堅苦しい作品と思いきや、ミステリー仕立てのロバート・ハリス原作の物語は人間の欲望を炙り出すような演出になり最後まで目が話せない物語になっていました。もちろん原作はフィクションだと思いますが、脚本を含めかなりリアルな表現をしているような感じです。なんだか嘘のような、本当にようなお話に気がつけば、引き摺り込まれてしまいます。 ストーリーは突然の心臓発作によりローマ教皇死去し、慌ただしく教皇選出選挙(コンクラーベ)が行われるその舞台裏と内幕に迫ったミステリー作品。調べると原作から登場人物の設定に変更が加えられているそうだが、映画としては十分に楽しめる構成になています。メインキャストにレイフ・ファインズをすえ、取り巻く枢機卿たちはベテランの個性溢れる実力者が勢揃い。映画さながらに演技のバトルが繰り広げられます。レイフ・ファインズ演ずるローマ教皇主席枢機卿トマス・ローレンスは教皇死去の悲しみに暮れる暇もなく世界中の枢機卿を集めコンクラーベを執行することになる。自身は野心もなくひたすら強硬に使え仕事を務めてきた、神に使える見本のような生き方をしている。友人も多く皆の信頼も厚いのだが、コンクラーベがいざ始まるやいなや人間関係に歪みが生まれ始めるというお話。思うにどんなに髪に近い人たちといえど、所詮は生身の人間で業の不朝が和えあわになっていく様が浮かび上がる。見事な脚本と演出でとても勉強にもなる作品に仕上がっています。複雑な人間模様が物語が進むにつれ二転三転する心理戦の展開は最後まで予断を許さない。観終わると人間の愚かさみたいなものが、見え隠れしつくづく人間なんて、と思ってしまう。もしかしたらこれぞ人間って感じです。どんなに崇高な方でも、過ちを犯さずに来れる人はいないと気付かされます。ちょっとある意味安心です。観て損のない素晴らしい作品です。 ラストまで予想不可能な展開はミステリーの王道をいく作品となっています。 P.S. レイフ・ファインズ演ずるローマ教皇主席枢機卿トマス・ローレンスは、ベストキャステングと言える素晴らしい演技でした。レイフ・ファインズと言えば「ハリーポッター」のヴォルデモート役が頭に浮かびますが、個性はもちろん演技力も超一級品の俳優さんだと、改めて感じる作品でした。“シンドラーのリスト”“イングリッシュ・ペイシェント”など、どの作品も彼の卓越した演技力なくして生まれない作品は多い。こちらもぜひ、時間があれば観ていただきたい。ちょっと前に観た“ザ・メニュー”も面白かったです。この作品の中で重要なポジションにイアたのが、シスター・アグネスを演じたイザベラ・ロッセリーニ。この人の名でピンとくる人は相当な映画マニア(オタク^ ^)。父親は映画監督のロベルト・ロッセリーニ、母親は名優イングリッド・バーグマンである。まさに生まれついての血統が演技に反映している女優さん。短い出演時間にも関わらず、その存在感で助演女優賞にノミネートされています。1986年公開のデビット・リンチ監督作品“ブルー・ベルベット”に出演したのだが、本人曰くリンチ監督に迷惑をかけたと後日談で語っています。わたしはとても魅力的な印象を持っていて、その時はイングリッド・バーグマンの娘さんとはつゆ知らず状態でした。現在72歳とわたしとほぼ同年齢ですが、良い年の重ね方をしている女優さんの代表です。若い時はお母さんにそっくりで、血は争えないの美人でした。また、別の映画でお会いできたら、嬉しいです。 #
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| 2025-06-08 00:00
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![]() 2025.5.27. 映画の大ファンであると同時に、漫画の大ファンでもあるわたし。どちらもライフワークと言って憚らない、趣味を超えた生きがいのひとつ。今日観た映画は、そのふたつを併せ持つもので原作は荒木飛呂彦氏が描く「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズPart4「ダイヤモンドは砕けない」に登場する漫画家・岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品。「ジョジョ」シリーズはもちろん全て読んでいるし、もちろん全巻持っている。近年では最も愛読している漫画作品だが、絵のうまさはもちろん、物語のクリエイティブに遠んだ内容、そしてキャラクターたちの個性溢れる魅力。それらの全てが私の脳細胞を刺激し、推しの一編となり今もシリーズの愛読を続けている。作品の話をすると止まらなくなるので、それはいずれ時間を見つけお話ししたいと思います。 今日はその漫画のキャラを題材にした映画、“岸辺露伴は動かない・懺悔室”を鑑賞。NHKのドラマも全て観たし、前作の“岸辺露伴 ルーヴルへ行く”ももちろん観ています。正直原作漫画のクォリティとスタイリッシュな表現を実写化は難しいとずっと思っていた。と言うより無理と思っているわたし。だがジョジョは推しの作品だし、キャラの岸辺露伴も好きなジョジョキャラの中でもダントツのファンなので追っかけている。実写版に関してはSNSで色々な意見が飛び交い、決して良い評価ばかりではないのが現実。そのほとんどは原作とのギャップで、漫画の持つ世界観であるミステリアスな雰囲気が表現につながっていないと言うもの。しかし今までもこれと同様、漫画を原作にした作品は常にもとと比べられ、どうしたってファンの厳しい評価にさらされる運命。実際にわたし自身、がっかりさせられた作品もいくつもある。ここらあたりは、小説にしても漫画にしても、それを原作として映像化する時は相当の覚悟が必要である。めんどくさい話だが、これは仕方ないこと。覚悟を持って映画化するのは当然だし、作品に対する大いなる愛が絶対条件である。 すみませんちょっと熱くなってしまっているわたしがいます。 さて、映画ですが今まで話したことを踏まえての意見ですが、わたしは良く頑張って創っているなと感じています。そもそもJoJoの世界観を原作通りになんて描けるはずもないのは明らかなこと。岸辺露伴役の高橋一生さんがイメージと違うとか、よく考えてみてください、原作の顔に近い俳優さんなんてこの世に存在しません。分かっていることにイチャモンをつけるのはどうでしょうか???私は高橋さんいい感じだと評価しています。もちろん原作を超える作品とは思いませんが・・・。わたしは単純にJOJOファンなので、全てを認めすべてを受け入れています。この難しい原作に挑戦する映像スタッフにまずは拍手です。これは中途半端な気持ちでは絶対できない挑戦だと思います。それだけでも凄いことではないでしょうか? そんなところに惹かれて、わたしはTVも映画も全て観てきました。100点には届きませんが、原作の凄さを改めて確信できるし益々好きになっています。なんだか訳のわからん、個人的な意見になっていますが、聞き流してください。 要はわたしはJOJOが大好きで、これからも大好きだと言うこと。わたしは映画を存分に楽しませてもらいました。カメラアングルの工夫や音響の使い方、写真集を捲るような風景描写の撮影技術などいっぱい魅力のある演出が施されていました。美的感性は大いに刺激を受けました。映画を観た後、家に帰り原作を読み返してみました。ほぼ忠実な再現でしたが後半は完全なオリジナルになっていました。そこらに映画人たちの拘りと意地を感じることができました。 ヴェネチアの風景が露伴先生にはとっても似合っていて、かっこよかったです。前作のルーブルといい、今回の水の都といいかっこいい男にはお似合いの風景です。そんな風景が似合う男になりたいものです。 と言う事で、露伴ファンは絶対に見るべし。許すか許さないかは個人の自由ですが、本当のファンなら全てを受け入れると信じています。(^_^)v P.S. 露伴先生のファッションは独特で、ちょっと前にグッチとコラボレーションしたのを思い出します。グッチもその素晴らしさを認めている証拠です。それとルーブル美術館で展覧会をした漫画家なんて、日本の誇りです。劇中イタリアの青年ファンが「露伴の漫画は芸術だ」と言うセリフに、露伴先生が「気安く芸術などと言ってくれるな!」と怒るシーンがあり、「わたしが描いているのは漫画で芸術ではない」と言い放つシーンカッコいかったぁ~~~~っ。 #
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| 2025-05-30 00:00
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![]() 2025.5.23. “ミッション:インポッシブル”シリーズ最終章と謳われている本作を公開前から楽しみにしていたわたし。忙しさに紛れ公開当日を逃し、今日やっと鑑賞にやってきました。毎回、身体を張ったトム・クルーズのアクションにワクワクドキドクを繰り返す本作。トムも62歳と還暦を過ぎたのですが、渋さをますだけでなく、この作品にかけるプロとしての真摯な念いが伝わる傑作になっています。シリーズ8作目にしてファイナルと名付けられた「ファイナル・レコニング」。TVシリーズ「スパイ大作戦」をベースに映画化されたスパイアクション映画は1996年に第一作が公開された。舞台はTVシリーズの6年後という設定で始まり、今作で8作目となる。IMFエージェントのイーサン・ハント率いる仲間たちが、強い絆で結ばれそのチームワークで数々の難問を解決していく。お馴染みの「おはよう、フェルプス君。今回の君の使命だが・・・」で始まるプロローグを継承し、音楽もそのまま使っている映画シリーズは往年のドラマを知っているファンにはたまらない。音楽を耳にした瞬間から、あっという間に物語の中にどっぷりと使ってしまう。まるで魔法にでもかかったような、期待と緊張感で胸が騒めく。今から29年前のシリーズ第一作は紛れもなくTVシーリーズを継承し、ファンの心をあっという間に掴んでみせた。かいを重ねる度にそのスケールは拡大し、ハント(トム・クルーズ)の身体を張ったアクションが毎回話題になった。もちろんハント率いる仲間たちも個性豊かな面々で、それぞれに高いスキルを身につけギリギリに追い詰められた状態の中チーム力を活かし難事件をクリアする。ドキドキする展開にファンはいつも大いなる刺激を受け病みつきになってしまう作品である。回を追うごとに与えられるミッションの難しさはどんどん大きくなり、今作では地球規模の話にまでなってしまった。シリーズではメンバーがひとり、またひとりと命を落としていくところもハントの想いが重なってしまい、つい感情移入をしてしまうのもこの映画ならでは・・・。 前作で個人的にファンだったイルサ・ファーストが命を落とし、イーサン同様にものすごく悲しい思いをしたわたし。イルサというキャラが消えたことだけでなく、演じたレベッカ・ファーガソンのファンなので落胆は倍増したのが本音。いずれにしても仲間たちがいなくなるのは、本当に悲しい。イーサンの気持ちが痛いほど伝わるのはわたしだけでしょうか? シリーズ作品は多かれ少なかれ、大体尻すぼみになるケースがほとんどだがこの作品はその都度満足させてくれる唯一無二の映画。それにしてもトムの身体を張ったアクションシーンは今作でも炸裂し見応えに溢れている。前々から聞いているのだが、スタントマンを使わないトムのプロ根性は言葉では賞賛できない。凄いとしか言いようのないものばかり。一体どんな鍛え方をすれば、こんなことに挑戦できるのか直接聞いてみたい。CG全盛の時代であいながら、実写にこだわる作品創りは見る側にちゃんと伝わる。嘘のない世界観は、やっぱり感動を生むとこの作品で認識させられます。もちろんCGを絡めているのもわかりますが、できる限り実写にこだわりリアルな表現を追求するトムとスタッフに拍手です。 謳い文句にありましたが、今作は間違いなくシリーズ最高傑作と言える作品です。みなさん絶対にお見逃しなく・・・。見逃すと損をします。 深海の潜水シーンや、大空を飛び交う複葉機(アナログ感満載)のアクションシーンは美しいとさえ思える映像表現。そして秒単位のラストのミッションに関わる仲間たちとの連携。どの部分を切り取っても一級品の出来栄えです。大満足のエンタメ作品にお礼を言います。お疲れ様でした。 P.S. ラストの作品になるようなことを言われていますが、絶対にありえません。ファンは誰しもそう思っているはず。トムを含めメンバーも皆、歳をとりましたがいい歳の重ね方をしていて今の方がカッコいいです。頑張れ中高年の星たち!!わたしも頑張ります!!! #
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| 2025-05-28 00:00
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![]() ●Switch音-23 “イムジン河” ザ・フォーク・クルセイダース 2025.5.26. 昭和の時代を色濃く反映した幻の名曲、“イムジン河”。この歌を知っている人は、昭和真っ只中を生き抜いた人たち。かくゆう私もその一員。当時14歳の中坊だった私は、ちょっとませていて勉強もせず深夜放送に夢中だった。パックイン・ミュージック、セイヤング、オールナイト・ニッポン。この歌を知ったのは、その番組の中で流れていたのを聴いたのがきっかけ。当時人気のフォークグループ、ザ・フォーク・クルセイダースが大ヒットさせた楽曲「帰って来たヨッパライ」の後、第2弾として発売する予定だった曲。第1弾の曲とは打って変わったその曲の旋律は、聴いた瞬間に心に染み込み言葉では表せないほどのノスタルジーを感じさせ私の心を射抜いた。残念なことにその曲は発売前日、突然放送禁止となり物議を起こした。本歌は北朝鮮のもので、分断した祖国への深い悲しみと想いがその曲には描かれている。その詩の意味も解らず、当時は聴いていたがのちにその曲には大きな意味が込められていることを知り、より深く愛するようになった私。今でもイントロが流れた瞬間、涙が湧いてくる曲である。先日たまたまスイッチをつけBS TVでこの“イムジン河” にまつわる、幾つもの話が紹介され、再びこの曲が大好きになりました。 今も地球のいたるところで争いが絶えない。戦争は悲しみばかりを生み出し、決して幸せを創り出さない。ぜひ、今こそこの曲の意味を理解し平和の尊さを今一度考えてみようではありませんか? ※フォークル再結成バージョンとキム・ヨンジャさんのバージョン2つをお届けします。どちらも心揺さぶられます。 #
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| 2025-05-26 00:00
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![]() ![]() 2025.5.16. ここのところ観たいと思える作品がなく、やや停滞気味の映画鑑賞。こういう時は貯まったポイントを使い映画鑑賞を楽しむ。だからと言って適当に選んでみる訳ではなく、ちゃんと期待を込め作品選びをする。迷った挙句選んだ作品は、本日から公開の“かくかくしかじか”。NHK連ドラ以来ファンの永野芽郁ちゃん出演作品は、大泉洋さんとのW主演。最近ちょっとスキャンダルで話題になっていますが、どうでも良い話でファンは彼女のお芝居を観たいだけ・・・。 さて、そんな訳で感想です。主人公の林明子は勉強は出来ないが、絵を描くことが大好きな漫画オタク少女という設定。これは自分に近いものがあり、まず惹かれるテーマ。男と女の違いはあれど、わたしもかく言う漫画オタク。幼少の頃から絵ばっかり描いて言いた子どもだったのは事実。違うところはわたしの夢だったのが、銭湯でいつも観ていた「富士山」のペンキ絵師になる事。いつか大きな富士山の絵を描けるそんな人になりたいと本気で思っていました。映画の主人公はただ漫画が好きで将来は漫画家になりたいと思っていて、漫画はとりあえず伏せて画家の道へと不本意だが目指すことになる。画家になりたいとは思ってもいないのに、どういう訳かそういう事に流れていく「あるある」のケース。ここら辺もちょっとわたしに似ています。わたしは彼女同様ただ絵を好きな描きたいだけで、気がついたら美術の専門学校に入っていました。高校卒業ギリギリで決断したので、美大なんて選択肢は能力的にも経済お的にも無理でそんなことに遭いなった。気がつけばグラフィックデザイナーなんて洒落た名前で呼ばれるようになり、一丁前に評価されるようにも・・・。 さて、映画の感想です。自身と重なる部分が多すぎて、なんか妙に力が入って観てしまいました。一人の先生(画家)との出会いから始まる映画は、純粋でまっすぐな思いが詰まった作品で、忘れかけていた思いが蘇るわたしには良い作品でした。途中で紆余曲折(挫折)を繰り返して、成長していく主人公・林の生き方に何度も「わかる分かる!」と頷く自分。一生懸命にやっているのだが、うまくいくことばかりでなくいろんな事で悩んだ学生時代が蘇る。専門学校でさえ絵の上手い奴ばかりが周りにゴチャゴチャいて、それだけでもショックなのに逆にメラメラとライバル意識を働かせていた自分。すごい奴を見つけると負けまいとひたすら筆を握って描いていた頃。そんなことが次々に思い浮かび、主人公に思いを馳せてラストまで直走って鑑賞してしまいました。 主人公の先生に当たるスパルタ教師(絵の塾)・日高健三役を大泉洋さんが演じています。今時どこをどう探しても見当たらないであろう、スパルタ教師は誇張もあるが、誰よりもピュアな熱血漢。こんな先生と出会っていたら、もう少し自分も違う人生を歩んでいたかも知れないとさえ思いました。もちろんわたしに恩師と呼べる尊敬する人はいますが・・・。笑あり涙ありの青春群像が駆け抜けていく2時間あまりの作品ですが、わたしには刺さる作品となりました。帰れるならもう一度、あの頃に戻りたいなんてちょっぴりセンチメンタルな気分になった作品です。努力だけでは報われない世界で厳しい生存競争に耐えなければ生き残れないそんな世界。それでも頑張るのは誰のためでもなく、好きな事がしたいと思うまっすぐな心だけ。才能を開花させるのも自分自身で、やはり諦めない心が大切なのだとしっかりとメッセージしている映画でした。先生が怒鳴りまくる口癖『描ケェ~~~~!!!」というセリフが、頭から離れません。確かに筆を止めるとどんどん下手になり、描けば描くほど上達するのが絵の世界だと感じます。絵が苦手な人でも充分楽しめる作品で、ある意味応援歌のように仕上げられた映画ではないでしょうか?ぜひ、ご覧あれ!! P.S. 鑑賞後に妙に絵が描きたくなった、単純なわたし。デザインの世界はPCが全てと言っていい時代になり、もはやアナログ的な作業はほぼない。もちろん漫画やイラストの作家さんでも、こだわりを持って手で描いている人もいらっしゃいます。個人的には人肌を感じる習性が簡単でないアナログの作業は大好きです。そんなこだわりを続けている作家さんは尊敬してやみません。 #
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| 2025-05-17 00:00
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