人気ブログランキング | 話題のタグを見る
よもやまシネマ71ーわたしを離さないで
よもやまシネマ71ーわたしを離さないで_e0120614_16521117.jpgよもやまシネマ71ーわたしを離さないで_e0120614_13402868.jpg



2011.Apr.11

ブログの更新がひと月以上空いてしまった体たらくをお許しください。震災以来、そんな気分にならずもんもんとした毎日が・・・。やっとのことで観たかった映画のため、久しぶりに銀座まで足をのばした。新聞のコラムに「わたしを離さないで」の記事が載っていた。それを読み、強く観たい衝動にかられ出かけることに。ほんとうはこういう時期なので、明るい気分になるような映画を選ぶのが良いのかも。しかし、観たいという気持ちを抑えきれず鑑賞に至った。
「わたしを離さないで」というタイトルだけ聞くと、何か恋愛映画のようだが、この映画驚くほど内容は衝撃的。かなり重たいので、必ずしもお薦めは出来ません。だが個人的にはすごく感動したのと、テーマが明確で観るものに考えさせる作品だと言っておきましょう。わたしには、きっといつまでも記憶に残る作品のひとつになるに違いありません。
たくさんの映画をいままで観て来たが、永く余韻にしたる映画には久々に出会った気がする。原作はロンドン在住の日本人作家カズオ・イシグロのベストセラー。この作品の製作総指揮を、氏自ら手がけているのにも何か強い意志が感じられる。恥ずかしいが氏の作品は、読んだことがない。だが映画を見終わった瞬間、原作を読みたい!そしてもっと深く主人公たちに触れたいと正直に思った自分。
シネマ69で鑑賞した「HEREAFTER」も『命』をテーマにしていたが、最後で救われる展開。だがこの作品、テーマは同じでも内容の重さにとことん押しつぶされ、虚脱感を味わう。人間とはなんと罪深い生き物なのだろうと思う。SFというジャンルにくくられる原作なのだが、かなり現実味があり、その分より怖い。舞台設定が未来でなく過去だったり、イギリスの郊外の牧歌的環境だったりし、全体にセピア調の雰囲気が美しい分、また尚いっそう結論が重たくのしかかる。主演の若手俳優陣3人(キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ)が、とても素晴らしい。これからの映画界をきっと引っ張っていくだろう。脇をかためた、シャーロット・ランプリングのクールな存在感も見逃せない。劇中、「提供者」とか「介護人」などといった単語が普通の日常会話の中に飛び交う。その意味に込められた怖さは悲しさと変わって、最後わたしたちに迫ってくる。トミー(アンドリュー・ガーフィールド)が、わずかな希望を打ち砕かれ慟哭するシーンは観ていて辛い。だが、自分はその前のトミーとキャシー(キャリー・マリガン)が愛を確かめるシーンが切なくて涙が止まらなかった。
好き嫌いはあると思いますが、名作だとわたしは思います。
# by eddy-web | 2011-04-12 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ70ーHEREAFTER
よもやまシネマ70ーHEREAFTER_e0120614_15183956.jpg

よもやまシネマ70ーHEREAFTER_e0120614_13402868.jpg
2011.Feb.21

スピルバーグが制作総指揮したこの映画。脚本を読み心が動かされ、「これを監督するのはイーストウッドしかいない」とまで言わせ「硫黄島からの手紙」に続いてのコラボ作品になった。
鑑賞する前1999年に公開された、M・ナイト・シャマラン監督の「シックス・センス」が頭に浮かんだ。好きな映画だが、ホラー映画というジャンルに入っているのは?である。人間の中にあるとされる、第六感がテーマのなかなかの映画だった。勝手にそのイメージを抱いて見たのだか、「シックス・センス」が死を描いたとするなら、「ヒア・アフター(HEREAFTER)」は生を描いている。「HEREAFTER」とは“死んだらどうなるの?”という、そんな素朴な疑問のことばである。
さて、映画だが冒頭大津波のシーンではじまり、その後静かにたんたんと物語は進んでいく。主人公はアメリカに住む“死者と繋がる能力に悩む男”ジョージ(マット・デイモン)、フランスにくらしバカンスで訪れたアジアで大津波に遭遇し“死を垣間見た女”マリー、そしてロンドンで生活する“双子の兄を失った少年”マーカス。この3人の不思議な出会いから、生きること生かされていることの真実を描いている。ひとは多かれ少なかれ、生きていれば死と向かいあう瞬間がある。それはとてもつらくそして悲しいもの。この映画はそれをすこしエンタテーメントに描いているが、わたしにはとても身近なことに感じられた。死に直面した時、ひとは何を思いそしてどう生きていくのだろう。だれでも一度は訪れる逃れることの出来ない事実。物語は“死”から“生”を結んだ、とても優しい映画として表現されている。イースト・ウッド監督の感性が伝わるそんな作品である。マット・デイモン演じるジョージの能力を通して、マーカス少年が亡くなった兄と繋がる会話のシーンでは涙が止まらなかった。ラストがすこしアッサリしていたので、ちょっとイーストウッド監督らしくないと言えなくはなかったが・・・。みなさんの意見はどうでしょう。
# by eddy-web | 2011-03-14 00:00 | よもやまCINEMA | Comments(0)
よもやまシネマ69ーGANTZ
よもやまシネマ69ーGANTZ_e0120614_058509.jpg
よもやまシネマ69ーGANTZ_e0120614_13402868.jpg
2011.Feb.08

映像化はむずかしいと皆があきらめていた、若者に絶大な人気を誇る話題のカリスマ漫画「GANTZ」がとうとう映画になった。原作は残念ながら立ち読み程度でしか見てはいない。甲殻機動隊などの流れを組むSF作品のひとつと思ってはいるが・・・?ファンの方、違っていたらゴメンナサイ。
主人公を演じる松山ケンイチ。見るたびに全く違った役をこなし、いつも期待に応えてくれる好きな俳優さん。もう一人の主人公、二宮和也。TVで繊細な役をいつも演じ、「硫黄島からの手紙」では本当に素晴らしい演技をしていた。この二人がどんな想像の世界を見せてくれるのか、楽しみで鑑賞に来た。松山はつい最近「ノルウェイの森」を見てますます好きになった俳優。すごく美形とも言えないが、どくとくの雰囲気をもっている。「デス・ノート」のエルや、「デトロイト・メタル・シティ」のような個性豊かな役から、「男たちの大和」「椿三十郎」のような脇でも、しっかり存在感をだせる俳優である。個人的には「誰かが私にキスをした」の彼が好きである。
今回の映画だが、文句なく楽しかったです。奇想天外な発想のストーリーに加え、映像や美術、演出などすべてのレベルが高い。衣装やメカのデザイン、そしてCGも必要最低限の使い方でアクションとうまく絡め素晴らしい。「トロン」にも負けてなく、日本もやるなァ!!って・・・。最近のSFものでは、一番とわたしは思う。完結編も近々公開されるようだが、早く見たいものだ。脇を固めた、ピュアで危なっかしい吉高由里子、クールで冷酷な本郷奏多、弱気で頼りない中年田口トモロヲ、などいいキャスティングだった。なかでも岸本恵を演じた夏菜は、これから期待大である。戦闘シーンだけでも充分楽しめる作品だが、ゲームの世界に出てくるようなおちゃめな星人たち(ネギ・田中・おこりんぼう)は、ホントにユニークだ。現実と非現実の間を行ったり来たりするこの感覚、まるで催眠術にかかったような不思議な世界を楽しませてくれる。男子はこういう世界が大好きだ。
そう言えば、松山演じる“加藤”が劇中名を呼ばれる度、「帝都大戦」の加藤が頭に浮かんでしまった。思えばあの「帝都大戦」の感覚と似ているかも・・・。
# by eddy-web | 2011-02-12 00:58 | よもやまCINEMA | Comments(0)
よもやまシネマ68ーソーシャル・ネットワーク
よもやまシネマ68ーソーシャル・ネットワーク_e0120614_055413.jpgよもやまシネマ68ーソーシャル・ネットワーク_e0120614_13402868.jpg
2011.Jan.27

今年最初に選んだ作品「ソーシャル・ネットワーク」。年明け早々、忙しさに映画鑑賞の時間がとれずイライラ。必死で観てもブログにあげられない日々。やっとの思いではじめての投稿になりました。実話をもとに描かれ、全米ほか多くの映画賞で絶賛されたと聞く。名誉、富、権力、友情、など時代を象徴するかのごとき、若者たちのいまを丹念に描いた、ある意味青春映画かも・・・?!。青春映画といえば爽やかであり、胸がキュンとなるようなものをだれもが想像すると思う。しかしこの映画、そんなものはいっさい描かれていない。大学を背景にした舞台劇を見ている感の、セリフをたんたんと言わせる地味な演出の映画である。そして見終わると何かなっとくのいかないモヤモヤした、後味の悪い気分とむなしさがこみ上げてくる。解説に「ソーシャル・ネットワーク」とは人と人との付き合いやつながりを意味すると謳われている。デヴィット・フィンチャー監督はそれをさかなでするように、皮肉をこめこの映画を描いたのだろうか?いやそんな浅いものではないことは、観れば納得する。19歳という若さで世界最大のネットワークサービス「フェイスブック」を立ち上げ、億万長者の仲間入りした伝説の主人公。運命的に手に入れたもの、そして失ったものの大きさを“栄光と孤独”という形で描き、私たちに何が幸せなのかを問いただしているのかもしれない。主人公は正直友だちになるには、かなりの変人タイプ。だが汚れをしらない、まぎれもない無垢な人物だ。それゆえひとを傷つけ誤解をまねく。きっと凡人には理解不可能な思考回路である。天才とは彼のようなひとをさすのだろう。はじめに言ったが何が幸せか不幸かは、ほんの少しのこころ持ち方で変わるという、そんなちっちゃなことだと痛感させる。ただ価値観はひとそれぞれ。面白い映画とは言えないが、時代の最先端をテーマにしてはいるが、ビックリするほどまじめな映画である。映画が終わりスーパーが流れだすと同時に、観客がみんな席を立って出て行ってしまった。館内に明かりが灯るまでいたのは残念だがわたしだけ。年をめした方たちには、この感覚は受け入れられないのだろうか・・・。
主人公を演じたジェシー・アイゼンバーグはむずかしい役を見事に演じ、こんど新スパイダーマンをやるらしい。楽しみである。
# by eddy-web | 2011-02-12 00:00 | よもやまCINEMA | Comments(0)
EDDY Magic 2011
EDDY Magic 2011_e0120614_18413511.jpg

2011.Jan.1
あけましておめでとうございます。
いよいよ、2011年がスタートしました。
今年のEDDYは、何が飛び出すやら・・・。
創造力と技術を駆使し、みなさまの期待に添える
「EDDY Magic」をお見せしたいと思います。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します。
# by eddy-web | 2011-01-03 00:00 | ごあいさつ | Comments(0)



エディデザイン室
by eddy
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新の記事
よもやまシネマ673 “AR..
at 2024-03-03 00:00
よもやまシネマ672 “マダ..
at 2024-02-27 00:00
映画“PERFECT DAY..
at 2024-02-21 17:52
よもやまシネマ671 “ボー..
at 2024-02-19 00:00
NANJYa?COLLe71..
at 2024-02-18 00:00
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 06月
2007年 05月
フォロー中のブログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


logobr.gif