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よもやまシネマ481 “午前十時の映画祭/レオン”
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2019.11.26

今年も後1ヶ月ちょっとで終わり。本当に1年が早く感じられる年齢になりました。そのためか時間大切さが身に染みて感じ、時間を見つけては足繁く映画やその他のライフワークに費やしているわたし。今日は懐かしい映画“レオン”を観に劇場を訪れた。この作品をいったい何度観ただろう???大好きな作品で時折DVDを鑑賞する。それでもやっぱり劇場の大型スクリーンで観るのが最高。今回は特別編と言う事で、公開時に編集でカットされたシーン22分が追加されたノーカットバージョン。カットされたものと比べ、どちらが良いかはそれぞれの判断。そこには制作側の意図があり、そして意味がある。
この作品を観た時の感動はいまだに消えておらず、何度でも観たいと思わせる作品です。監督はリュック・ベッソンで1994年の公開作品である。“クランブルー”“ニキータ”と続けて観て、すっかりと虜になったわたし。その後も多くは無いが作品を発表するが、最近は制作や脚本が多く、ファンとしては寂しいばかり。今回“レオン”は監督の作品の中で一番好きと言っても過言では無い映画。一匹狼の殺し屋と家族殺された12歳の少女との、数日間の交流とその中で奇妙な生まれる愛情がきめ細やかに描かれ胸をキュンとさせる。観る度に新しい発見があり、二人の細やかな感情(怒り、悲しみ、愛)が伝わり、ますます好きになる映画である。この作品で主人公を演じた二人(ジャン・レノ&ナタリー・ポートマン)は、大ブレイクをはたし名実共に映画界の階段を上り詰めて行く事になる。ナタリー・ポートマンは当時13歳である。殺し屋を題材にした作品は多いが、これほどその仕事の孤独と繊細な感性を表現している作品は類をみない。人とは関わりを持たない主人公に降って湧いた少女との関わりが、孤独なクリーナー(殺し屋)に一滴の水を与えこころを開かせる。このバランスがたまらないほど美しく、観る人の渇いた心に染みてきます。ジャン・レノカッコいいです。ナタリー・ポートマン可愛いです。この作品の物語のプロローグで描かれる家族の死は、わたしの好きな映画“グロリア”とほぼ同じスチエーション。違いはテーマで“グロリア”では母性を、“レオン”は年齢を超えた純愛である。今回特別編で追加されたシーンで、レオンがマチルダ(ポートマン)に過去愛したひとの話しをするシーンがある。大のおとなが少女の前で涙を流すのだが、このピュアなシーンに涙してしまったのはわたしだけでは無いはず・・・。それなのにここがカットされたのには、レオンのイメージを崩さないための編集と感じたわたし。そしてマチルダのクリーナー修行もしかり・・・。クールに仕事(殺し屋)をこなす人物像に現実感が似合わないと判断した編集なのかも知れません。わたしはそう言う人間臭さが、むしろ孤独感をより強調し好きですが・・・。
あと音楽の使い方(タンゴ調のアコーディオンやギター)がメチャクチャ哀愁が漂い、素晴らしい演出効果を出しています。みなさんもこの作品は、ぜったい観ましょう!ひとつ席を空け鑑賞していた女史が、わたし同様何度も涙をぬぐい鼻をグスグスしていました。これはまさに同志です。
P.S. “ハリー・ポッター”のシリウス役を演じているゲイリー・オールドマンが、主役の二人に負けない見事な演技で鬼気迫る宿敵を演じています。このひともただ者ではありません。2017年公開の“ウィンストン・チャーチル”では、アカデミー賞主演男優賞他数々の賞を手にし、その名を映画史に刻みました。余りにそっくりなメークでも話題になりました。

by eddy-web | 2019-11-28 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
秋色に色づきはじめた街路樹を眺めながら、辿り着いた四谷の銭湯は・・・。
e0120614_23201886.jpg銭湯探訪47/
塩湯(新宿区三栄町)
2019.11.20


しばらくぶりに旅に出た。旅と言っても銭湯巡礼のライフワーク。近隣の銭湯を走破したいま、旅は電車やバスといった乗り物に手をかりての遠出になる。ある意味ちょっとした旅行気分である。見知らぬ街を訪ね、その街に住む人々の生活に寄り添うお風呂屋さんに触れると何故かこころが穏やかになる。今日はまず市ヶ谷に出て、魚の餌を買いに駅前のフィッシュセンターに・・・。木枯らしが吹き始めたこの日でも、釣り堀には釣りを楽しむお客さんがじっと水面のウキを見つめていた。きっと釣り人のみなさんは、わたしが銭湯で感じる安らぎをここで同じように感じているに違いない。しばらくながめそこから歩いて四ッ谷に向かった。街路樹が色づきはじめ、街行く人の姿もすっかり秋模様。のんびりと歩いて秋を感じながら四ッ谷まで・・・。
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今日訪ねる銭湯は「塩湯」さん。四ッ谷の駅から新宿にむかい徒歩3~4分くらいで、新宿通りを一本路地を入ったところにある。ビルの一階に佇む都会のオアシスは、暖簾を揺らして迎えてくれた。オフィス街にあるお風呂屋さんの多くは、下町のそれと違い煙突の姿も見当たらないので探すのに苦労する。今回は運良くすんなりたどり着く事ができた。「塩湯」と言う名につよく引かれるものがあったわたし。沢山のお風呂屋さんを訪ねたがこの名ははじめて。お湯に塩でも含んでいるのかとも思ったが、そうでもないようで結局名の由来は解らずじまい。それでも大正から創業で100年を超える老舗と知った。100年もの間だ姿は変えれど、この街の人々に寄り添い歴史を重ねた場所と思うと感慨深いものがある。
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中に入ると入り口とはイメージが違う番台。ちょこんとすわったおじいちゃんが迎えてくれた。80歳くらいだろうか?何時ものようにスタンプをもらい、サウナの分もふくめ料金を払った。浴室内はこじんまりとまとまり、昔ながらの雰囲気。四つの浴槽に分かれた湯舟は、備長炭を使った遠赤外線のお湯やジャグジーなどちょと狭いが充分楽しめる創り。もちろん水風呂もある。サウナでしっかりと汗を流し、水風呂で肌を湿る。これはもうたまりません。サウナに入ると汗が出始めるまではしばらく時間がかかる。背中を1本の汗がつたう、瞬間がたまらない。全身の毛穴が開き、身体の中から毒が外に排出されて行く感覚を味わう至福の時間だ。10~15分しっかり汗を出し、その身体を水風呂へ浸す。その瞬間の毛穴が締る感覚がこれまた格別である。久しぶりにまったりと時間を過ごし、気がつくと1時間半もの長居となった。大満足時間を過ごしたわたしを、帰りはおばあちゃんが見送ってくれました。これからも末永く歴史を重ねてくださることをこころから願うばかりです。“ごちそうさまでした。”


by eddy-web | 2019-11-23 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ480 “ブライト・バーン/恐怖の拡散者”
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2019.11.19

気になっていた映画を見に行ってきた。作品名は“ブライト・バーン”。なんの予備知識も持たずの鑑賞はいつも通り。見終わった後に、プレスリリースの記事を読むとわたしが感じたことがそのまま文章化されていてちょっと驚いた。
いきなりですが、ご覧になった方はどのような感想を持ちましたでしょうか?ホラー的要素とヒーローもの的要素を合わせたような作品で、簡単に言うと「もし、スーパーマンが悪人だったら・・・?」というスチエーションです。冒頭からスーパーマンを彷彿させる隕石落下で、物語ははじまる。エッと思っていると、あれよあれよとそのままの展開でスーパーマンの物語をなぞっていく。ところが主人公の少年はヒーローにはならず、ヴィランへと変貌をとげる。そう来たか???と思っていると、とんでもない話しになっていき見終わった時はさすがに嫌な感覚が残りお腹一杯状態。ある意味新しい切り口の表現ではある。ヒーローものが大好きなわたしも、一度は考えたことのある発想でヒーローたちがもし正義ではなかったら?いったい人類は生き残れるのだろうか??それをリアルに表現したのが今作“ブライトバーン”である。スーパーマンがロイスと空高く舞い上った美しいシーンが、こんな形にリメイクされるなどとは想像もできませんでした。個人的な感想ですが、わたしはこの逆転的発想にはあまり好きにはなれません。何だかとても暗い気持ちになり、一日中すさんだ気持を抱え過ごす事になりました。殺戮のシーンもかなりエグイ表現で、怖さより気持ち悪さの方が勝っていました。宇宙船もちょっと陳腐なモデリングで、もうちょっと工夫しても良かったのでは無いでしょうか?
“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の監督ジェームズ・ガンが制作を担当と聞き、これはしっかりと練られた企画なのだろうと感じましたが・・・。最近の企画はどちらかというとヴィランを主人公にしたものが多く、悪は悪でも正義を内に秘めたそんな作品が次々登場しちょっとしたダークヒーローブーム。ヴィランの内面に潜む悲哀を上手に背景に写し出し、何か憎めないそんな感じの作品が人気を博しています。近々公開予定の“ハーレイクイン”もそのひとりで人気が出そうな感じがします。わたしはキャット・ウーマンの大ファンです。話しがまた脱線しはじめたので、ここらでお開きに・・・。面白いかどうかは観るひとそれぞれ。好きか嫌いかもそれぞれ。まずは観てから決めましょう?観ない事には半紙になりません。
P.S.主人公ブランドンを演じたジャクソン・A・ダンは見事でした。冷たい表情と感情が表れない目が強く出ていて、背筋が寒くなるような感覚が伝わってきます。少年時代から素で悪を演じることの出来るのは凄いことです。まわりの俳優さんたちは、完全にある意味喰われています。
by eddy-web | 2019-11-21 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ479 “ひとよ/一夜”
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2019.11.14

観たかった邦画“ひとよ”を鑑賞。ここのところ邦画がとても頑張っています。一時期はその火が消えてしまうのではと思うくらい低迷した日本の映画。いまは元気を取り戻し、良い作品が沢山公開され、洋画にも決して負けないむしろそれ以上と胸をはれる作品も多い。言い監督さんも多く、個性豊かな次々に発表されファンを楽しませてくれています。
そんな中公開された、白石和彌(凶悪・狐狼の血)が選んだテーマは家族の再生物語。犯罪をテーマにした作品には定評のある監督だが、今回は犯罪にスポットを直接当てず、そこから生まれた過去への執着と家族のこころの絆が描かれている。
さて、物語は子どもたちへの家庭内暴力による虐待に、母親が最後の決断をし雨の日(一夜)に父親を殺害した直後からはじまる。それから15年、母が約束したその日。突然姿を現す母の帰宅から物語は時間を巻き戻すかのように進み始める。家族四人が思い思いの葛藤を内に秘め15年の歳月が過ぎ、むかしのような家族に戻れるのかという繊細なこころの動きを丁寧に描いています。何事も無かったかのように、自然体で交わる家族だがなにかぎくしゃくとした空気が漂う日常が・・・。東京で暮らす次男雄二が戻って来てから、物語が急速に時間が進み始め壊れた家族のリアルな感情が交差しラストへと続いて行く。はたしてこの親子は切れた絆を繋ぎ直す事が出来るのでしょうか?
前半は静かな展開で、過去をを押し殺すように生活が淡々とはじまります。家族同様に周りの人間たちも何事もなかったかのような振る舞いを見せ、どことなく息苦しい。ただ、そこには悪い人間がひとりもいません。みな何かしら事情を抱え、そして寄り添い生きています。この作品の良さは、見て見ぬふりをしないこのような人たちの存在がとても物語に厚みを持たせています。もちろん主演の俳優さんたち(佐藤健・鈴木亮平・松岡茉優・田中裕子)は、渾身の演技で観客のこころを掴んで離しません。四者四様に難しい役をこなし、生きるとは?を観るものに問いかける。やさぐれた感じを出しきっていた園子(娘役)、の松岡茉優、揺らぐ事の無い母性の強さを演じきったこはる(母役)の田中裕子の圧倒的存在感、長男大樹の嫁役を演じたMEGUMIの絞り出すような苦悩の演技も見逃せません。脇を固めていた女優陣もまた、体当たりの演技でいたわりの思いをジンワリと表現していました。家族の物語だがある意味、女(母性)をしっかりとベースに表現しているようにもみえました。女は弱く、そして強いという表裏の深い愛が見事に溢れた作品に泣かされました。MEGUMIが思いの丈を吐露したシーンには、涙が止まらず押える事が出来ませんでした。日本の映画界はいま絶好調で、観たい作品が目白押し。わたしはハンカチが手放せない状態。恥ずかしいやら嬉しいやら・・・。この映画もお勧めです、ぜひご覧あれ!!
P.S. 佐藤健(次男・大樹)が絞り出す慟哭のことば「どこからやり直せば良いんだよ!」に再生の難しさが溢れ出ていてこころに刻まれる台詞になりました。
※重要なアイテムとして登場する雑誌「デラ・べっぴん」わたしも良く読みました。(いまでもストックしてあり、懐かしいお宝のひとつ)まさかこんな使い方をするとは、夢にも思いませんでした。


by eddy-web | 2019-11-15 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ478 “ターミネーター/ニューフェイト”

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2019.11.08.

映画史に燦然と輝く「伝説」の作品“ターミネーター”が再び降臨。新作が28年ぶりにスクリーンに戻って来ました。制作・ストーリーに、原点の“T1”” T2”を世に送り出したジェ-ムズ・キャメロンが担当し、監督にはティム・ミラー(デッドプール)が起用された話題作。このシリーズはいままで5作創られ、どれも興行的には成功しているようだ。だが、ここで私的見解でものを言わせていただきます。これは映画ファンとしての感想ではなく、”ターミネーター“の一ファンとしての言葉とし聞いてください。5作ともエンタメとしての評価は出来るのですが、根っこの部分であるコンセプトが3作目からどんどんと違って行ってしまったような気がします。こう感じるのはわたしだけでしょうか?時代が刻々と移り変わり、そして映画の内容と同じにコンピューター技術が進歩。3作目あたりから如実に表れはじめたCG技術の普及により、映像の世界は本当に凄いものになった反面、軸となるストーリー(コンセプト)がやや安易な形になりはじめたことは否めない。原点である”ターミネーター“を思い返すと、その容姿は一見ひとだがその皮にしたに骸骨の形状をしたロボットの姿があり、それがどこまでもどこまでも追ってくる暗殺マシーンであった。現在の技術ではもはや当たり前の表現で、むしろ今観るとかなりアナログ的動作である。だがどうでしょう、そこが”ターミネーター“のターミネーターたる魅力では無いでしょうか?手足がちぎれ、顔の半分がロボットの姿に変っても何度も立ち上がり迫ってくる姿、これこそターミネーター(T-800)なのです。3作以降は映像表現にばかが吐出した脚本になり、どれもいまいち物足りなさが残ってしまいました。そんな中、制作に戻ってきたのがジェームズ・キャメロン。出来れば監督もしてほしかったのですが、そこは目をつぶりいましょう。
さて、今作“T/ニューフェイト”。久しぶりにT-800でアーノルド・シュワルツェネッガー、そしてサラ・コナー役でリンダ・ハミルトンが、戻って来ました。ストーリーそのままに35年の時を経ての登場です。歳を取りました・・・。でもAIが進化したのと同様、二人も確実に進化をとげますます魅力に溢れたヒーローへと変わり、まさに「木は熟した」感じです。これだけでも充分嬉しいことなのですが、ファンはやっぱり作品に大きな期待を持ってしまうもの。ですのでちょっと辛めのコメントをさせてもらいます。この作品のみを観れば、間違いなく面白いし、きっとはじめて観るひとはそれなりに満足いくはずです。ただ、長い間待ちに待ったファンからすれば、ちょっと期待とは違っていました。ただそれは各々のひとで映画を鑑賞し、自ら確かめてください。いまも大ファンなので、つべこべは言いません。あくまでも個人的見解ですので・・・。ストーリーの基盤にタイムスリップという展開があり構成されたお話しは、このままだと終わりが見えて来ません。そろそろこのあたりで完結させてはいかがでしょうか?ひとのこころに目覚め始めていた“T-2”が、溶鉱炉に沈む名シーンが懐かしい。名台詞「アイル・ビー・バック」は、戻ってこないからその言葉に深い意味があり、ひとのこころに永遠に残るのでは無いでしょうか?みなさんはどうでしょう??まずは、観てから話しなので劇場に足を運んでください。
P.S. シュワちゃんも渋くなり味わい深い演技でわたしたちを喜ばせてくれました。そしてなんと言ってもサラ・コナーのリンダ・ハミルトン。覚醒した女性(母)としての強さを、遺憾なく表現し、これは間違いなくこの作品の主役。強くて優しくて、そしてタフ。ここはキャメロン監督のテーマから外れていませんでした。カッコいい男の中の女と言ったところ。アクションも体当たりでこなしていたようで62歳とは思えません。素晴らしいのひとことです。
※今日の画像は裏表紙(パンフ)です。こちらの方がかっこ良かったので・・・。


by eddy-web | 2019-11-12 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
中村みつを個展「山とコーヒー」開催のお知らせ
e0120614_14491003.jpg朝寒の頃、みなさまいかがお過ごしfでしょうか?友人のみつをさんが恒例の個展を開催いたします。二年に一度開く恵比寿での個展は、行く度に普段忘れがちな自然の美しさや雄大さを思い出させてくれます。山をこよなく愛す、みつをさんの温かい絵に触れ、ひととき都会の雑踏から離れてみるのも良いものです。ぜひ、足を運んでみてください。

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中村みつを個展「山とコーヒー」
月がゆらーんと浮かんだ夜。
心地いい夢の旅がはじまった。
会期:11月26日(火)~12月8日(日)(月曜休廊)

12:00~19:00(最終日16:00まで)


GALERIE Malle
 東京都渋谷区恵比寿4-8-3

TEL&FAX:03-5475-5054
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by eddy-web | 2019-11-11 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ477 “午前十時の映画祭/テルマ&ルイーズ”
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2019.11.07

見逃した作品と言うのは、いったいどれくらいあるだろう。タイミングやらさまざまな事情で公開時に見逃してしまうことが多々ある。残念なことに、そう言うものに限って傑作が多い。映画をスクリーンで観る事はわたしの絶対条件で、どうしようもない映画ファンとしての拘り。昔の作品を含めDVDで鑑賞する事は可能だが、なかなかそれを許さない自分がいる。そんな中、続いている“午前十時の映画祭”はわたしに取っては救いの神。今年で終るという情報を聞いていますが、断固反対です!!これからもズ~~~っと続けてこださい、お願いします。m(_ _)m
そんでもって今日は“テルマ&ルイーズ”を観に錦糸町へやって来ました。1991年に公開されたアメリカ映画で、名匠リドリー・スコットが監督しその年のアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の両方で脚本賞を授賞した作品。「90年代の女性版/アメリカン・ニューシネマ」と称され話題になったと聞く。アメリカン・ニューシネマは60年代後半から70年代半ばにかけて製作された、反対制的な人間の心情を綴った作品を指すもので数々の名作を世に送り出している。俺たちに明日はない」「イージー・ライダー」「真夜中のカーボーイ」「いちご白書」「カッコーの巣の上で」などなど上げたら切りがない。本当に観て損のない、素晴らしい名作ばかりである。
さて、“テルマ&ルイーズ”ですが音楽の使い方などが絶妙で、「イージー・ライダー」や「ファイブ・イージー・ピーセス」「バニシング・ポイント」などが、頭をよぎったのは事実。物語の途中から、ラストシーンがモヤモヤと頭に浮かびはじめ悲惨な終り方にはならないで欲しいとドキドキしていたわたし。蒼い空と乾いた大地が、ふたりの未来を象徴しているかのようで美しい。テキサスの風景と音楽とが相まって強く印象に残る演出がアメリカン・ニューシネマを彷彿させる。ちょっとした間(運)の悪さが、大きく人生を変えることになるテルマとルイーズ。全然違う性格だが、妙に馬が合う。そして、二人とも今の生活に欲求不安を感じている。そんな二人が意を決して逃避行の旅に出る所から物語ははじまる。カントリーの音楽にのリ進んで行くロードムービーは、ある事件を基に二人を呑み込みどんどんと大きくふくれあがっていく。果たして二人の逃避行やいかに・・・。
ルイーズを演じたスーザン・サランドン、テルマを演じたジーナ・デイヴィスが、旅をはじめる前半と終わりを迎える後半では、まるで別人のような表情に変わって行くのが見て取れます。思いもよらない方向へとどんどんと引っ張られ、気がつくとどうしようもないくらい追いつめられている役を見事に演じているふたりが凄い。それでも最期は自分を取り戻したかのようで、ふたりの姿が清々しくカッコイイのである。観て良かったと思う名作に出会いました。二人を追うことになったハル警部を演じたハーヴェイ・カイテルが、いい味を出していてやはり名優です。また、若かりし頃のブラピが重要な役どころで出演しているのも見物です。腹立たしいほどイケメンでした。
この作品は何もかもがカッコいい、観といて損のない映画ですので、ぜひご覧あれ!!
P.S.  ラスト、二人のキスシーンがとても綺麗でした。ちなみにこのラストシーンは、スーザン・サランドンのアドリブだったらしい。これは同性愛を表した訳では無く、同士としての絆を表現したものと語っています。

by eddy-web | 2019-11-08 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ476 “閉鎖病棟/それぞれの朝”
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2019.11.05

連休開けを狙い、観たかった邦画“閉鎖病棟”を鑑賞に・・・。予告編を観て触発されたのが観たかった理由だが、もう一つ理由がある。それは単純で出演している三人の俳優さんに、とても魅力を感じているため。お笑いの世界のひとが芝居をすると、ビックリすることが多い。鶴瓶さんはいままでも映画作品に出ていて、俳優としても高く評価を受けている。TVなどで全身から人なつっこさ溢れ、だれからも好かれる優しいキャラ。そんな人がひとたび役につくと、まるで想像できない別の人格へと変貌する。そのギャップが観客を驚かせ、そして飲み込まれる。北野たけしと共通する、言い方は悪いが得体の知れない雰囲気が漂い、「善と悪」の両面を表現できるひと。今回も綾野剛、小松菜奈といういま注目の俳優さんを相手に、胸に染みる芝居をしてくれました。先日観た“楽園”で印象に残る演技を見せてくれた綾野剛は、似たような役柄ではあったが流石の演技でこころを打たれました。その二人を相手に負けず劣らずの演技を見せたのが、小松菜奈さん。渾身の演技に胸打たれ、何度も涙を誘われ我慢できずほほを濡らしてしまいました。中島哲也監督の“渇き”で彼女をはじめて観た時の衝撃は半端なく、とんでもない新人が出てきたものだと思ったことがつい昨日のように思える。エキゾチックな雰囲気と個性豊かな美人さんに、いままでに出会った事の無い魅力を感じたのはわたしだけでは無いでしょう?今作でも素晴らしい演技です。
さて、物語ですが訳ありの三人が、長野県のとある精神科病院で巡り会い繋がっていく。ここに入院する人は、さまざまな症状を持ち社会から隔離された人々がひっそりと暮らしている。物語の冒頭でいきなりショッキングなシーンが写りだされ、そんなことってあるの???と戸惑う。題名からある程度想像を膨らませていたが、想定外のスタートにまず困惑したわたし。そしてそこで暮らす秀丸(笑福亭鶴瓶)と、仲良しの塚本中弥ことチュウさん(綾野剛)病院に、ある日新しい入居者・島崎由紀が入ってくる。そしてその病院内で起こるさまざまなことを通し、居場所を無くした人々が繋がりを紡ぎそして自分を取り戻して行く。先ほども言いましたが、初っぱなから驚かされる展開だったが、物語はさらに深く想像を超えた話しになっていました。患者で出演している俳優さんたちの渾身の演技も凄く、この映画にかけるスタッフのみなさんの熱意がひしひしと伝わる作品に仕上がっています。病院内で秀丸の噂話が広がり、それを確かめるかのようにチュウさんに問いかける由紀の言葉に「事情を抱えていない人間なんていないから・・・。」という言葉が胸に優しく染み込んできた。この言葉でどれだけひとが救われる事だろう。この時点でわたしは、この作品の中に自身の身を置いてしまいました。人が生きて行く上でもっとも大切な「ひとに必要とされることの意味」が、たっぷり詰まった秀作です。ぜひ、ご覧あれ!!
P.S. 来週公開予定の白石和彌監督の“ひとよ”をメチャクチャ楽しみにしているわたし。若い頃日本映画からこころが離れた事がある。いまは、観たいと思う作品が次々に登場しその期待に余りある良い作品が一杯である。良い監督良い俳優さんが沢山生まれ、日本映画の未来が明るくなり嬉しいかぎり。日本人にしか描けない繊細な作品がこれからも多く生まれてくれることをこころから願っています。
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※パンフの裏表紙の写真は劇中に出て来る風景ですが、どこにでもあるような景色ですがとても印象に残るカットでした。


by eddy-web | 2019-11-07 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ475 “IT/THE END”それが見えたら終わり。
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2019.11.01

スティーヴン・キング原作のホラー小説“IT”の完結編が公開になりました。スティーヴン・キングと言えば、世界中にファンを持つホラー小説のカリスマ的作家ですが、名作”スタンド・バイ・ミー“もまた、彼の作品のひとつ。数多くの作品が映画化され、常に話題となりどの作品も賛否が分かれる。わたしは小説も映画も違いはあれど、どちらも大好きである。
さて前作から27年が立ち再び生まれ故郷デリーの街に呼び戻されたルーザース(負け犬)クラブの仲間たち。前作で不気味なピエロ(悪魔)、ペニーワイズとの戦いに勝利したかに見えたが・・・少年たちの27年後の再会から物語は再びはじまる。27年周期で現れると言われている悪魔ペニーワイズが降臨し、再びデリーの街で奇っ怪な事件が続発し始める。デリーの街に一人残ったマイクからの1本の電話で、27年前に誓ったルーザースクラブの仲間が薄れた記憶に引き寄せられるように集まる七人だったはずが・・・。
ここのところ道化師(ピエロ)メイクの作品(ジョーカー)が続き、これでは人の心に癒やしをもたらすキャラがすっかり恐怖のシンボルになってしまいました。何だかちょっと可愛そうな気もしています。きっと絵になり題材にしたいアイテムの代表なのでしょう。
少年期から大人に成長した姿に変り、再びはじまる“IT”。メインの主人公ビル役にジェームズマカヴォイ、ベイリー役にジェシカ・ジャステインという実力派を揃えた最終章に期待は膨らむ。少年期のイメージと繋がらないひともいますが、20年も立てば、けっして無い事でも無い。良くありませんか?久しぶりに同窓会に行ったら、ぜんぜん面影が残っておらず名前が浮かばない友人???ということでここはなんなくクリアです。さて中身ですが(映画)、ビックリする仕掛けは相変わらず多く、心臓にはかなりの負担。だが、ここでひとこと。ちょっとむやみに驚かせようとするシーンが多くは無いか?ホラーと言うより、もはやモンスター作品になっている。個人的には前編の少年時代が好きである。今作は前作と交差させての演出になり、物語同様記憶を呼び起こす展開で観るひとにも優しい創りになっている。だが、テーマの子供たちの中に潜む、弱いこころをもてあそび死へと導くペニー・ワイズの印象がちょっと遠くなる気がした。もちろん少年のこころを失わずに生きているひとと考えればこれも許せるのだが・・・。前作はこどもたちひとりひとりが抱えたこころの闇が繊細に描かれていたので、私的には気持ちとしては前作に軍配である。もちろん今回の最終章も面白い(恐い)が、心理的恐怖心があまりなくダイレクトにビジュアルで演出した表現が多くあまりにグロイ。子どもに見せたら、間違いなく夜トイレに行けなくなるに違いない。後が恐く、正直つれて見に行く気にはなれない。さて、結末はいかに・・・。自分の目で確かめましょう。
P.S. スティーブン・キングの作品はハードルが高い。映像作家の人たちは、それでも作品に挑戦をするのは、それだけ
彼の作品が素晴らしく魅力的だからにほかならない。確かに彼の作品は想像力を掻き立てるには余りある感性の宝庫。一度塡まったら、後戻りが出来なくなるほどの蜜の味。近々あの“シャイニング”の続編が公開される。あの名作に挑んだ次世代の監督の手腕が、試される話題作である。いったいどんな映像美で、わたしたちを驚かせてくれるのか楽しみです。
※今作の中で“シャイニング”のワンシーンが出てきます。キングへのリスペクトなのでしょうか?それとも番宣???


by eddy-web | 2019-11-02 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ474 “T-34 レジェンド・オブ・ウォー”
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2019.10.31

久しぶりの大当たりが出ました。貯まったポイントを使い観に来た映画、“T-34 レジェンド・オブ・ウォー”。この作品はロシアで制作され、本国で観客動員800万人を記録した今年度No1のメガヒット戦争映画。戦争をテーマにした作品は、制作した国により、その国を賛美するような脚色が世の常。この作品もその色が濃く、第二次大戦下のロシアの戦車T-34とその乗組員たちの活躍を描いたエンターテイメント作品に仕上がっています。ロシアの映画はそれほど多く日本では公開されていない。そんな中公開されたこの作品は、戦車を題材に国を背負っての軍人たちのプライドが火花を散らす娯楽作品となっています。戦争を賛美するような作品は批判も多くあるが、エンターテーメント作品と受け止め鑑賞しましょう。今作は映画史に燦然と輝く名作の“大脱走”を彷彿させる。VFXを駆使したリアルな映像表現に、知らず知らずスクリーンの中へ引きずり込まれてしまう。ストーリーもシンプルで解りやすく、きっと男の子たちは大好きな映画では無いでしょうか?2014年に公開されたブラピ主演の“フューリー”以来の感動で、戦争アクション作品としては◎である。1台のT-34に相対するは、ドイツ軍の戦車(パンター)部隊。こんな設定で創り上げられた戦争(戦車)作品となれば、胸を躍らせない男子はまずいない。現に会場を見回すといかにも戦車大好きといった感じのおじさんたちで溢れていた。想像するに子供の頃、夢中に戦車や戦闘機のプラモデルを夢中に造っていた元少年に違いない・・・。年齢層がこれほど片寄った映画の会場は珍しい。そんな中にいる自分もやっぱりオタクなのでしょう。
物語は雪原でいきなりドイツ軍の戦車に襲われるソ連兵二人の逃亡劇で幕を開ける。戦車から打たれる砲弾を間一髪でかわす迫力あるシーンにいきなり釘付けになる。その一人が今作の主人公ニコライ(アレクサンドル・ペトロフ)で、その後小隊の車長とし抜擢され勝ち目の無いドイツ軍との戦いへと進んでいく。戦車とそれを動かす人間の話だが、見方を変えればヒーローものの戦車バージョンなのである。脈々と流れる血はガンダムなどと変らないもの。久しぶりに文句なく楽しめた映画で、面白いのひとこと。VFXの映像技術も素晴らしく、スローモーションで表現される着弾時の映像は迫力満点。主人公たちのT-34を操るスキルの高さが見事に描かれ、こんな言い方は何だがカッコいい!!一発で2台のパンターを射貫いたり、一番弱点のある戦車の底を狙ったバウンドさせる射撃シーンは圧巻。そして自車に着弾した時に起こる「キィ~~~ン!」という金属音と、乗組員たちのもがき苦しむ姿に経験したことのないリアル感が伝わってくる。こんなに凄い感じなのかと、バーチャルリアリティの世界を味わうことになる。敵のドイツ軍将校との国を超えたプライドのぶつかり合いや部下たちとのワンチームの友情など、理屈抜きで楽しめる作品に仕上がっています。宝くじでも当った気分の大当たり映画です。男たちよ劇場へ!!
P.S. 使われている戦車はすべて本物とのこと。“フューリー”の時も博物館に保存されていた戦車を復元させて創ったと聞き、さすが本物は違うと思ったが再びあのリアル感を味わう事が出来大満足なわたしです。


by eddy-web | 2019-11-01 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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