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よもやまシネマ473 “マレフィセント2”
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2019.10.29

アンジェリーナ・ジョリー主演のディズニー映画、“マレフィセント2”を鑑賞。第一作では悪の化身のイメージを変えた「眠れる森の美女」の魔女マレフィセント。小学校の頃観たアニメでは、オーロラ姫に呪いをかけ本当に恐かったことを思い出す。当時ディズニーアニメの美しさに、観た事のない高いその技術にこころを奪われたことが懐かしい。近年その名作アニメの実写化が多くなり、再びディズニーの凄さに触れる機会が増えました。最近観た“ライオン・キング”や“アラジン”など、CG技術の高さに人類のもつ能力には限界はないのではとあらためて感じたわたし。小学生だった頃の自分は、実写化なんて想像すら出来なかったファンタジーの世界。それが今は実写以上に緻密かつリアルに作り出される映画界。何とも嬉しい限りで、実写化の作品を観た後、昔のアニメを見返すのはたまらないほど嬉しい気分を味わえる。
さて、第二作目の“マレフィセント2”だが、第一作をスケールアップしたファンタジーの世界を見せてくれます。主演のアンジェリーナ・ジョリーも相変わらず妖艶かつ美しい。こんな魔女なら・・・と本気で好きになりそうです。第一作ではマレフィセントが何故悪の化身へと変ってしまったのかが描かれ、人間の身勝手さに腹が立つほど怒りを感じ情けなくなる思いをしました。オーロラ姫との愛に目覚め、平和を取り戻したムーア国とマレフィセントだが、再びそれを脅かす出来事がはじまる今作2。オーロラ姫が隣国の王子フィリップとの結婚へと幸せを掴もうとしたその時・・・。そこに立ちはだかる新たな悪(人間)が、罠をしかけ妖精たちが暮らす魔法の王国ムーアを滅ぼそうと暗躍するのだがはたしてその結末やいかに。
ファンタジーと言えど、しっかりとしたコンセプトに基づき本当の悪とは人間の中に潜む欲望である事を教えてくれえる物語はさすがディズニーである。物語に新しい解釈を加え今作ではマレフィセントのルーツにもせまるダークフェイ(闇の妖精)たちも登場し、物語に厚みが増しさらに展開が面白くなっている。最新テクノロジーを駆使して描かれる映像美にはただただ溜め息が出るばかり。こんな作品づくりに参加出来たら、どんなに幸せだろうと羨ましい限り。ストーリーもさることながら、衣装、プロダクション、メイクなどすべてが素晴らしくまさにアメージングである。

by eddy-web | 2019-10-30 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ472 “楽園”
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2019.10.22

小雨が降る午後、錦糸町まで“楽園”を観に出かけました。吉田修一原作の映画作品はいままでも多く映画化され、そのどれもが高い評価を受けています。中でも“悪人”“怒り”はわたしのこころにしっかりと刻まれた作品。芥川賞をはじめ多くの賞を獲得しているサスペンス小説の第一人者が放つ犯罪小説集の中から2編(青田Y字路と万屋善次郎)を抽出した今作“楽園”。監督・脚本には“64前・後”の瀬々敬久がメガホンを取った。スペシャリストと言える2人がタッグを組み創り上げた作品には、観る前から期待がMAXの状態です。
そして鑑賞後に残った感覚は、やるせないモヤモヤとしたぶつけようにない重たい感情。その夜はそれらを引きずり眠りにつくことが出来なかったわたし。イライラとした感情が渦巻き、その日一日不愉快な気持ちが続き、だれとも言葉を交したくないと思う自分がいました。こんな気持ちになったのは、そうそうありません。それを消化するために、物語を反芻し思い返して主人公たちの気持ちに近づこうと考えてみました。
物語は青田が広がるある集落でおこった、少女失踪事件から動き始める。浮かび上がる疑心暗鬼の人間模様を紡ぎ出し信じる事の難しさ、信じれない事の哀しさやるせなさが交差し絡み合う。どうして人は部外のものを嫌うのか?世界中に難民が溢れている現在だが、日本の歴史にも昔から根強く残る負の連鎖的差別が浮き彫りになるこの作品。そんな差別意識が招いた、予測不可能な事件へと発展していく展開に胸が締め付けられる。そして、自身の中にある怒りがわき上がる。3人の主人公たちの感情が観ているわたしに乗り移り、どうしようもない思いが行き場を失う。これほど不愉快な気持ちになったのはいつ以来だろう?こんな言い方をすると誤解を招くのでフォローしますが、作品が悪いということでなくどこにでもおきるであろう日常生活の一コマに自分が重なり恐くなるのである。
主人公のを演じた3人(綾野剛・杉咲花・佐藤浩市)が凄い。それぞれに難しい役どころを見事に演じ、観客のこころの中ににグイグイと入ってくる。それぞれに心の傷をかかえながら、懸命に生きる姿は切なく哀しい。その三人が不思議な力に引き寄せられ、予想も付かない方向へと物語は進んで行く。あり得ないようであるようなそんな感覚が纏わり付き、最後まで息苦しさが続きます。この作品はある意味見せてはいけないひともいる気がします。感情移入しすぎるような人には要注意作品。何時もながら佐藤浩市(田中善治郎役)の演技は見事としか言う事が出来ず、いつも毅然とした男を演じてきた彼のイメージがまた一つ変る。もうひとりの主人公・中村豪士を演じた綾野剛。この人は、こう言う繊細な役をやらせると本当にうまい。“怒り”のときの演技はいまでも強い印象で刻まれています。そして二人と関わる唯一の女性・湯川紡を演じた杉咲花。彼女の最後まで希望を捨てない凜とした姿こそ、この作品の唯一の救い“楽園”なのではないでしょうか。彼女の演技もまた二人の名演技に勝るとも劣らない素晴らしいもので、ラスト近くで藤木五郎(柄本明)と交す言葉「解らない!解りたくない!!」は刺さります。彼女が演じた紡という名は、豪士と善治郎という傷ついた二人の心を紡いでいくという、そんな役割なのかも知れません。プログラムの巻頭に「疑う罪。信じる罪。」と書かれた文字が強く印象に刻まれます。まさにこの答えを探すために描かれた作品ではないでしょうか?鑑賞にはかなり体力が必要ですが、気力のあるひとにはぜひ観ていただきたい作品です。
P.S. 仮面ライダー555でデビューした彼だが、こんなに素晴らしい俳優さんになるとは失礼ながら思いもしませんでした。どことなくクールで物静かなイメージですが、バンドを組んだりかなり好奇心の塊で性格もサービス精神満載の熱血漢と聞きます。それを知るとますます彼の凄さが伝わり、ますますファンになります。次回作“閉鎖病棟”“影裏”と話題作が続くようで目が離せません。


by eddy-web | 2019-10-26 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ471 “午前十時の映画祭/時計じかけのオレンジ”
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2019.10.21

スタンリー・キューブリックの名を知らない映画ファンはまずいない。完璧主義者で知られ、映画製作に対する拘りは類を見ないものだったらしい。それほど多くの作品を世に残してはいないが、そのほとんどが映画史に残るものばかり。中でも有名なのは“2001年宇宙の旅”、そして今回観た“時計じかけのオレンジ”である。2本とも近未来を想像した作品だが、切り口の全く違うその豊かな創造力に圧倒される。プロデューサー主導のハリウッドを嫌い、アメリカを離れイギリスで生涯のキャリアを送り、前二作+“博士の異常な愛情”はSF三部作として世界中の評論家から映画作家として優れた才能を高く評価された。実は今回初めて“時計じかけのオレンジ”を鑑賞したわたし。公開が1971年だから、今から48年前の作品である。当時17歳だったわたしにこの作品が理解できたかは、はっきり言って自信がない。“2001年宇宙の旅”も当時観たが正直夢心地の中、ただひたすらその映像に魅了され唖然とした印象だけが残ったのが事実。年を重ね経験を重ねる事により、自分なりの解釈をするようになり、確実にに凄い作品だと感じるようになった。キューブリック監督の作品はどれもそうだが、根底に普遍的な倫理観のようなものを描いているような気がする。今回観た“時計じかけのオレンジ”は、人間の内に秘めた非人間性を大胆さと繊細さを掛け合わせ、風刺を込めて創られている。R指定の作品だが、きっと当時は18歳未満お断りの映画だったと思う。かなりきわどい性描写や暴力シーンが多い。いまでこそ普通に表現できる時代にはなったが、当時はきっとかなりセンセーショナルだったに違いない。原作も凄いと思うが、48年も昔にこんな作品を創り上げたことに改めて驚愕する。“2001年宇宙の旅”もそうだが、ぜんぜん古さを感じません。むしろ新しい感じさえしました。数多いる名匠の中にあり、ある意味天才かも知れません。劇中で前編のほとんどにクラッシックの曲が流れ、斬新な映像と重ねる事により独特な雰囲気を創り上げています。ともすると目を背けたくなる描写でも、何となく上品なテイストへと変わってしまう監督のセンスが溢れています。そんな中で唯一ミュージカルナンバーの「雨に唄えば」が、絶妙なタイミングで使われています。ここも外せないシーンではないでしょうか?当時のサイケデリックファッション時代が映し出され、現代アートなどが画面から溢れ懐かしさで一杯になりました。キューブリック監督って、遊び心がありヒッチコック同様作品の中に何か(なぞなぞの痕跡)残すのが好きなひと。有名なのは“2001年宇宙の旅”の中に出て来るコンピュータの名称がHALという語源の話。当時最先端を行くコンピュータの開発事業会社と言えばIBM。アルファベットの並びでIの前はH、Bの前がA、Mの前がLと、先を行くコンピュータであることをさりげなく表現したものだと昔、大好きな淀川長治さんが言ってました。今回も見つけちゃいました。主人公のアレックスが今で言うモールを闊歩し立ち寄る音楽店のレコードラックの一番前に「2001年宇宙の旅」のレコジャケ。こんな事に気づくと、なんか得した気分になるのはねぜでしょう???これってわたしだけ???
P.S. アレックスを演じたマルコム・マクダウェルはこの映画で高い評価を得一躍時の人になったと聞く。だが記録を読むと本人はこの役のイメージが強過ぎて、何かにつけアレックスの個性がついて回りへ奇癖として10年もの間作品すら観なかったらしい。いまは作品の凄さを誰よりも理解し、それを誇りにしているとのこと。俳優さんって、ホント大変ですなァ~~~。晩年の作品“シャイニング”“フルメタル・ジャケット”“アイズワイド・シャット”ぜ~~~んぶ観ましたが、やっぱ“2001年宇宙の旅”そして今作“時計じかけのオレンジ”は別格の作品と改めて感じました。是非ご鑑賞を・・・。
by eddy-web | 2019-10-21 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ470 “蜜蜂と遠雷”
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2019.10.15

2017年に直木賞と本屋大賞をWで受賞した、恩田陸の傑作小説“蜜蜂と遠雷”。累計発行部数は150万部超え、いまなお読者が増え続けている小説の映画化。残念ながらわたしはこの作品を読んでおりません。そんな中、映画を観に・・・。率直な気持ちを言いますが、映画を見終わった瞬間、この小説をすぐ読みたいという衝動に駆られました。それは難しい音(クラシック)の世界観を題材にした小説を、あまりにもにも見事に映像化していていたというのが理由。そしてそこに描かれた音の世界を、いったいどんな風に言葉で表現していたのだろうという興味が強く湧いてきた。4人の主人公がピアノコンクール(クラッシック)で出会い、そしてこころが音で繋がる物語が“蜜蜂と遠雷”である。映画化は不可能とまで言われた物語は、石川慶(監督・脚本・編集)と多くのクリエータースタッフにより、見事に映画として命を吹き込まれました。音楽の中でもクラッシックの世界は、凡人のわたしにはとうてい解らないもの。作品の中で主人公のひとり明石(松坂桃李)が「・・・悔しいけど、俺にも解らないよ・・・あっちの側の世界は」という台詞が印象に残っています。これは自分にも重なるのですが、それ以上の意味を持つ言葉。少なくても明石はそっちの人で、わたしとは比べようがないほど音楽を理解している人間である。天才と呼ばれる人たちは、天が選んだ一握りの者だけ。そんな人たちにしか解らない世界は本当にあるのだろうなぁ~と思うのと同時に、この作品は音を通して結ばれた純粋なこころの優しさが伝わる感動作に仕上がっています。主人公4人の感性がぶつかり合い、そしてハーモニーを醸し出す様は、五感を大いに刺激しこころを揺さぶります。聴くという世界を観せるという世界に変えるのは、相当難しいことに違いない。だから、映像化は不可能と言われていたのだろう。だが今作はそれを見事にやってのけています。抽象的な表現も出てきますが、ある意味挑戦ともとれる表現で、わたしには心地よいものでした。と言う訳で、とても感動した作品のひとつになりました。そこから出たのがはじめに言いました、原点回避で小説(文章)で、いったいどんな風に音を表現しているのだろう?と好奇心に火が付いたという訳です。長い説明になりましたが、間違いなく原作も良いに決まっているでしょうが、自身ではやく確かめたいと思うわたしです。印象に残るシーンは沢山あるのですが、亜夜(松岡茉優)と塵(鈴鹿央士)月明かりの下で連弾をするところで、何故か涙が止めどなく流れ感情を抑えきれませんでした。ピアノの音色に反応したのは間違いのないことですが、とくに泣かせるような場面の演出ではありませんでした。ただ2人の爽やかな(*^o^*)が音に被さり、胸に染みたのは間違いありません。2人にしか解らない糸が結びついた瞬間を感じました。こんな仲間がいたら最高ですね!
P.S. 紅一点の主人公・栄伝亜矢を演じた松岡茉優さん、マジ良いです。憂いを秘めた表情がなんとも言えず素敵です。ここのところ映画に立て続けて出ていますが、いつも心に残る芝居をみせてくれます。近々公開の“ひとよ”も今から楽しみな一本。これからが楽しみな女優さんです。他の3人、松阪桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士(新人)もそれぞれの役を見事に演じ、4人の対比が素晴らしい物語を紡ぎ出したくれました。大拍手です。脇を固めた俳優さんたち(斉藤由貴・鹿賀丈史・片桐はいりなど)も見事でした。本編では英語での台詞のやりとりも多く、洋画でも観ている感じにもなりましたが俳優さんたちの凄さを知る事ができました。
※ピアノの旋律に久しぶりに酔いしれ、ほろ酔い気分になりました。音楽を聴いてはじめて涙した日がふっと頭に浮かびました。マル・ウォルドロン(ジャズピアノ)のレフト・アローンがその曲。40数年前に聴いた時、なぜが溢れ出る涙を止める事が出来ませんでした。いまでも解りませんが、とても静かな気持ちになれたことを覚えています。


by eddy-web | 2019-10-16 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
これぞ庶民のオアシス。人情味溢れる下町のお風呂屋さん“高砂湯”。
e0120614_14192005.jpg銭湯探訪46/
高砂湯(墨田区菊川)
2019.10.8


都営新宿線「菊川駅」近くにある“高砂湯”さんに伺った。しばらく間が空いてしまった巡礼の銭湯巡り。近隣の銭湯は走破した今、電車やバスを使っての遠征には時間と綿密な情報収集がかかる。せっかく行くのだからできる限り、満足感の得られるそんなお風呂屋さんに巡り会いたいものだ。そんな中、一度調べていた比較的近い“高砂湯”さんに行く事を決めた。この銭湯は三つ目通り沿いにあり、幾つもの銭湯が点在する。この三つ目通り沿いはほぼ走破したが、とても言いお風呂屋さんが揃っている。ちょっと先にある“松ノ湯”さんは、王道の佇まいでとても良い雰囲気でした。
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さて、“高砂湯”さんはマンションの1階にある。玄関前に立つと大きな看板が姿を現す。お風呂の種類(遠赤外線サウナ・ボディマッサージバス・座風呂・冷水風呂・スーパージェット・バイブラなど)が、短冊状に書かれ入る前に期待度が増す演出。玄関を入ると「いらっしゃい!!」と大きな声でご主人が迎えてくれた。(*^o^*)が印象的で、はじめての人には安心するお出迎え。もうこれだけでも充分嬉しいお持てなしである。浴場内は背景画も無くこじんまりとまとまった造り。
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時間帯が早かったので客数は少なく、私的にはラッキー!!しっかりと掃除がゆきとどいた、清潔感溢れる空間はとても居心地がいい。ゆっくりとお風呂を楽しみ、いままでにない満足感を感じたわたし。とくに特徴はないものの、浴場内の至る所に張り紙や表示があり店主さんの心配りが溢れています。例えばラカンのそばに「地球にやさしく。CO₂削減に協力を。シャワーの出しっ放しはやめましょう。」さらに、「お客様へのお願い。入浴中に体調不安を感じる方はお近くの方に、『声』と『手』でお知らせください。」とのメッセージ。さらに「気分が悪くなった人がいたら、笛を吹いてください」と書かれた表示のそばにホイッスルが架かっていた。いままでに感じた事のない、やさしい心遣いが伝わり違った意味で癒やされました。冷水風呂も最高!!そばの表示「冷えてます!」はなお最高!!でした。また来たいと思わせる暖ったかあ~いお風呂屋さんでした。


by eddy-web | 2019-10-11 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
よもやまシネマ469 “ジョン・ウィック/パラベラム”
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2019.10.04

はしご鑑賞2本目の作品は、“ジョン・ウィック/パラベラム”。キアヌ・リーブス主演の人気シリーズ最新作である。キアヌと言えば“マトリックス”が頭に浮かぶ。当時ワイヤーアクションとCGを駆使したアクションシーンが話題となり、あっという間にファンのこころを掴み大人気シリーズになりました。わたしも大のファンでシリーズのDVDはすべて買い、今でも時折鑑賞しています。キアヌが演じたネオも好きですが、もっと好きだったのがキャリー=アン・モスが演じたトリニティ-。女性のヒーロー(ヒロイン)は数あれど、わたしの一押しはなんと言ってもこのキャラ。全身黒ずくめの衣装(長いロングコート)に、サングラス。短めの髪をグリースでピタッと固め、華麗な体術を操る姿はカッコいい女のまさに代表。(※チームはみな黒ベースのロングコートでしたが・・・。)当時劇場で買ったトリニティーのポスターはわたしのお宝です。つい悪い癖で、また脇に話しがそれました。よく回りくどいと言われます。(-_-;)
話しを戻しましょう。ジョン・ウィックもあれよあれよ問い間に3作目を迎えました。1作目がヒットすると次というパターンは映画興行では当たり前のこと。もともとシリーズ化として製作する場合も多いようだが、ジョン・ウィックはどうなのでしょうか?1作目は確かに派手なアクションと単純明快なストーリーで観客のこころを掴みました。引退した伝説の殺し屋が、妻の残した愛犬を殺されその復習からロシアンマフィアの組織を壊滅させる話。たった1匹の犬のために命をかけ、マフィアにひとり立ち向かいバッタバッタと敵を倒してゆくジョンにわたしは心酔しました。寡黙でクールな1匹狼の生きざまは男の中の男。そこからはじまった物語は、それで終わらず第二章へと続き、そして今回3作目となった。回を重ねる度に、アクションシーンがど派手になり見終わると爽快な気分になるのは間違いない。今回もこれでもかこれでもかと続くアクションシーンは痛快である。
ここでひとこと(私的)ですが、今回はそのアクションシーンが余りに多く、また同じスチエーションでの演出が長くちょっとわざとらしく盛り過ぎな感じがしました。とくにガラスの間でのシーンは、何度もガラスの箱に叩きつけるアクションが続く。名作“燃えよドラゴン”の鏡の間のシーンを思い出すのですが・・・。派手アクションシーンが売りだとは思いますが、もう少しカットしても充分だったような気がします。なにか大雑把な感じがして、もっとストイックな演出をしていただけると最高です。気になることはまだあります。賞金首になったジョンの命を狙う新キャラが続々と登場しますが、定番とでも言える謎の東洋人(日本人)軍団が出てきます。リーダーの表の顔は寿司店の頭領でちょっと見、渡辺謙さん似の俳優さん。(登場シーンのBGMがなんと、きゃりーの「ニンジャリ・バンバン」)。身体能力は抜群でキレッキレッのカンフーを繰り出し、見応え充分のバトルを見せてくれます。ここは◎なのだが、繰り出す日本語が変な発音。よくあるパターンと許せる範囲ではあるが、せっかくの緊張感が笑いに繋がってしまう。これだけ国際化が言われる時代なのに、これはちょっといただけません。何か馬鹿にされているようで、笑えない・・・。もうひとつある?は、組織のドン(主席連合)なる人物とのコンタクトが、まるでお伽噺。また会えば、謎の人物が他のキャラに比べあまりに普通すぎ???ちょっといろいろ書きましたが、これはファンの裏返しなので、どうか批判とは受け取らないでください。まだ続きそうなエンディングだったので、次に期待しています。“マトリックス”でモーフィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンが、地下犯罪情報組織の王(どこの組織にも属さない)を演じている。アナログ思考を貫く個性の強いキャラはモーフィアス同様、実に魅力的な役である。次回の活躍がいまから楽しみです。と言うことで、原点の殺しのテクニックを追求するそんな次回作に期待をして終わります。
P.S. 今回一番目をひいたのは、犬たちの活躍。ある意味プロの仕事をしています。恐ろしや犬の俳優さんたち。大拍手!!でした。


by eddy-web | 2019-10-10 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ468  ”ジョーカー“
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2019.10.04

新作が公開される金曜日。待ちに待った今年一番観たかった映画と、一番きになっていた映画が同時にはじまり頑張ってはしごしました。前にも言いましたが年のせいで、2本続けて観るのはチョイと辛いものがあります。それでも観たいと思う衝動を抑えきれず、久しぶりのアタック。
まずは一番観たかった映画から・・・。予告編を目にした時から何か胸騒ぎのような感覚を覚え、公開日が刻々と近づきやっと目にした待望作“ジョーカー”。公開前からいろいろな情報が飛び交い、期待度はMAX。取りあえず感想ですが、期待通りというか以上の作品で見終わった後の余韻は今までに味わった事のないものでした。この物語の主人公はアメコミのバットマンの宿敵“ジョーカー”である。最近ヴィランをメインにした作品も登場しはじめ、結構ファンのこころをくすぐりはじめている。ヒーローとは違った個性が際立ち、何故かこころに響いてくるものがある。最近ではマーベルのサノスなどが、わたしの中ではお気に入り。そんな中満を持して登場した“ジョーカー”。こちらはDC発のキャラですが、わたしが最も好きなキャラ“バットマン”に登場するヴィラン。これまた一番好きなキャラ。コミックキャラなのに、何故かその異形な容姿とは裏腹な哀愁を感じさせる。ピエロ(クラウン)という職種が、そんなものを感じさせるのかも知れない。悲しみを押し隠して、人に(*^o^*)を提供する仕事に悲哀を感じさせます。今作はまさにその部分を描いた、、“ジョーカー”の誕生秘話。どおしてこれほどまで極悪非道な人物が生まれてしまったのかを丁寧に紐解き、その人生をまとめている。ひとのこころが壊れて行く、そんな過程を突きつけられる。善と悪。この作品に込められたメッセージは深い。肯定も否定も出来ない自分が怖い・・・。アメコミの世界を飛び出して、もはや人間ドラマとして描かれた作品は間違いなく一級品の傑作。先ほどお言いましたが、見終わった後の余韻が深く何とも言えない儚い気持ちがこころを覆います。
“ジョーカー”はいままでも個性豊かな俳優たちが演じ、圧倒的その存在感で“バットマン”を主役の座から引きずり降ろしてきた悪役。ジャック・ニコルソンにはじまり、ヒース・レジャー、そしてジャレット・レトといずれ劣らぬ個性豊かな演技で作品の濃度を確実にあげてくれました。すっぴんではみないい男ばかりで、そんな男たちが演じる狂喜乱舞の芝居はグイグイと胸に迫り強いインパクトを残してくれました。大好きなキャラで男のヴィランでは1番です。ちなみに女性ヴィランの一番はキャット・ウーマン。これはわたしのひとりごとですので、どうぞ聞き流してください。2008年に公開されたクリストファー・ノーラン監督の“ダークナイト”の”ジョーカー“は忘れる事の出来ない衝撃を残しいまもわたしの中で蠢いています。本当に凄い悪党ぷりっで、その時どうしたらこんなにもこころを無くすことが出来るのだろうと、しばらくの間だず~っと頭を悩ませてしまいました。たかが映画と思われる方もいるでしょうが、わたしの中では人ごとのようには思えませんでした。あの作品はヒーローを描いたのでは無く、人の中にある善と悪の表裏一体を表現したもの。”バットマン“ですら見方を変えれば、ジョーカーと同一な存在だということを描きだしました。でもどおして人間は、そんなヴィランに引かれるのでしょうか?少なくとも今回の作品を観ると、そんな部分に近づけるかも知れません。本作の”ジョーカー“の内容はあえて差し控えます。まず劇場に出かけ触れてみてください。
“ジョーカー”を演じたホアキン・フェニックスが凄すぎます。ヒースも凄かったがこちらも言葉では賞賛できないほどの怪演です。コミックの匂いを消し去り描いた作品は、文藝の色さえ感じる良質な映画となりました。オリジナルの脚本かは知りませんが、素晴らしい出来映えでホアキンの演技力と音楽や映像の演出が実に見事に溶け合い何度でも観たい作品です。
P.S. 
ホアキンはこの作品のために、壮絶な減量をして撮影に臨んだとの事。それが画面からほとばしるような、こころの内側から絞り出したような演技へと繋がっているように思います。往年の名曲「スマイル」が挿入歌として使われていますが、こんなに哀しい曲に聞こえたのははじめてでした。
ホアキンの兄は若くして世を去ったリヴァー・フェニックスその人。もし活きていたら2人でどんな名作を創ったことでしょうか?そんなことに思をはせてみるわたしです。


by eddy-web | 2019-10-08 00:00 | ひとこと・ひとごと・ひとりごと | Comments(0)


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