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よもやまシネマ-296   “マグニフィセント・セブン”
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2017.1.30

その昔、アメリカ映画と言えば西部劇がハリウッドの代名詞だった頃。その中に登場するガンマンは少年たちの憧れでした。近年SFやアクション作品に押され、窓際に追われてしまった西部劇。全盛期にはイタリアで創られ、マカロニウェスタンとしても多くの名作を残しました。そこで活躍したのが、いまや絶大の評価を受けているクリント・イーストウッド監督そのひと。逆輸入でアメリカに名をはせた監督は、その経験と西部劇への強い念いから“許されざる者”を創り上げ西部劇の復活をアピールしたのは1992年のこと。アカデミー賞など多くの賞に輝いたが、西部劇の復活とはいかずイーストウッド自ら「最後の西部劇」と言わしめた。
それから24年。伝説の西部劇がリメイクされ戻ってきました。原作は言わずと知れた黒澤明監督の“七人の侍”である。1954年わたしの生まれた年に公開された名作である。1960年に作品に惚れ込んだジョン・スタージェス監督がリメイクし、“荒野の七人”を発表しアメリカでも大ヒット。スタージェス監督は西部劇では名を知らないひとはいない名監督。“OK牧場の決闘”などが代表作である。また、“荒野の七人”は計4作創られ、差はあれどみなヒットしました。全部観ているわたしは、今でもこの作品の大ファン。原作に一貫した義の世界観は、日本人だけでなく人のこころを掴んで離さないテーマ。一作目の“荒野の七人”では多くの役者が、その後有名になったのは周知の事実。主役の二人以外にも、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ボーン、ジェームズ・コバーンなどが脇をかため個性豊かに孤高のガンマンを演じて魅力的だったことが思い出されます。
さて、前おきが長くてすみません。今回の“マグニフィセント・セブン”も大好きになりました。きちっと“七人の侍”や歴代のシリーズに対するリスペクトが充分伝わってくる作品でした。軸はぶれてなく、それでいてちゃんとオリジナリティをしっかりと描いていたところも感激です。現代を象徴するような人種問題を意識してのことなのか、七人ともが皆違う多国籍のガンマン。一匹狼の孤高のガンマンたちが、正義(他人)のために命をかける。これぞ武士道ではないでしょうか?これだけで熱くなってしまいます。「平和のために心を繋ぐ」というテーマのこの作品、生意気ですがいま一番観て欲しいのは各国代表のみなさまです。
いままでのシリーズ作品でもカッコいいガンマンばかりでしたが、今回もみなカッコ良かったです。リーダーのチザムを演じたデンゼル・ワシントンはもちろんですが、ジョシュを演じたクリス・ブラッドが最高です。七人の中では一番チャライ感じなのですが、実は一番熱い男というのがたまりません。“ガーディアン・オブ・ギャラクシー”の2作目が近々に公開されますが、この作品も楽しみです。
また、全部のシリーズ作品を観たくなりました。みなさん、西部劇っていいですよ!!観に行きましょう。損はしませんから・・・。
※magnificentの意味/崇高な、壮大な

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by eddy-web | 2017-01-31 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-295   “ドクター・ストレンジ”
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2017.1.27

マーベル発の最新作 “ドクター・ストレンジ”を公開初日に観覧。クリストファー・ノーラン監督作品“インセプション”のイメージか頭に残っていて、今回の作品には強い興味を感じていたわたし。その時の映像表現は実にインパクトがあり、M.C.エッシャーの世界を見事に3D映像化して見せてくれました。あれから7年、ふたたびその感覚がさらに磨かれ帰ってきました。平面で表現されたエッシャーの絵ですら、次元を超越し観るものを異次元の世界へと誘う。それを映像化など出来るのか?と思っていたらそれをやってのけたクリエーター達にただ脱帽です。今回はそれだけでも充分すぎるほど観る価値がありますが、それおも上回るストーリーの面白さとキャラクターの個性に心は虜になりました。他のマーベルヒーロー達とは、一線をひいた感じのニューヒーローの登場に胸がときめいています。
さて、今回のニューヒーローは魔術という他のヒーローにはない別次元の能力で、これまた異次元の敵と闘うというストーリー展開。コミックならではに醍醐味を思う存分に表現に投影し、わたしたちを楽しませてくれます。これぞ娯楽!!理屈抜きに楽しめ夢世界へと、連れて行ってくれます。導入部では、現実の医療現場の緊張感がただようリアルな世界を描きこのまま進めば、ヒューマンドラマでも行けるそんな雰囲気。そこに突然おきた事故を境に急展開していく話の流れは、あっと言う間に物語の中に引きづり込まれます。少し神懸かりな話の中に武道などにも通ずる、精神性が描かれ個人的にはもの凄く興味を引かれました。主役のストレンジを人気俳優のカンパーバッチが演じているのも話題だが、出演者の豪華な事には驚かされる。エンシェント・ワン役のティルダ・ウィンストン(フィクサー)、モルド役のキウェテル・イジョフォー(それでも夜は明ける)、そして適役カエシリウスを演じるマッツ・ミケルセンとアカデミー賞でもお馴染みの俳優さんが勢揃い。それだけ中身も濃いいという証。観れば納得の1本です。先ほども言いましたが、映画の娯楽性はもちろんCGを駆使した映像表現などすべて一級品なのは間違いありません。でも私が一番引かれたのは、目では見えない気(霊的能力)の世界観。非現実でありながら、その存在を否定できない不思議な魅力に引かれてしまうわたし。

武の道を長く修行していると、多くはないが一瞬、不思議な感覚を覚える時があります。技を錬磨し追い詰め、その先にあるものを知りたいという自分がいます。この作品でわたしの中にある強さへの探究心がすこし刺激を受けてしまいました。

話を再び“ドクター・ストレンジ”の戻します。大好きなマーベルの世界ですが、この作品には強く引かれるものがあります。きっとシリーズ化されるのは間違いないのですが、他のキャラとの絡みで創った作品の時にどのようにその融合性を作り上げるのかがちょっと心配。面白ければそれでいいという人には無用な話ですが・・・。アベンジャーズのような作品に絡むのは、ちょっと違う感じだと個人的には思っています。いずれにしろこれからの展開に目が離せない、ニューヒーローの登場でした。

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by eddy-web | 2017-01-30 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-294  “ザ・コンサルタント”
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2017.1.24

2日続けて映画館に足を運んだ。めったにないことですが、どうやらストレスが溜まっているようです。今日観た作品は “ザ・コンサルタント”。ベン・アフレック主演のサスペンス・アクション作品。昨日、どんと重い作品を観たばかりですが・・・。その“沈黙”が頭から離れずモンモンと時間を過ごし、どうもリセットが上手く行かずこんな手段に出てしまいました。良くも悪くも、作品の持つ力はわたしに大きな影響を与えます。好きで観ているので、まさに自己責任。こんなこともあります。
さて “ザ・コンサルタント”ですが、いままでにないアンチ・ヒーローもので、予想以上に面白かったです。ベン・アフレックと言えば今や「バットマン」。その前は「デア・デビル」などもやっている反面、“グッド・ウィル・ハンティング”や“アルゴ”などでは俳優に留まらず、脚本や監督も手がける才能豊かな面をみせている。評価も作品ごとに別れ、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞などを授賞しているかと思えば、ゴールデンラズベリー賞も常連になっている。わたしはそれらの作品を観ていないので、何とも言えませんがハリウッドでは「第二のイーストウッド」と言われているそうです。顔もイケメンですし才能も豊となれば、作品を選ぶことも必要なのでしょうか?仕事とはいえ、大変ですね。彼をはじめて観たのは“アルマゲドン”。近年では“ゴーン・ガール”。とくべつ印象に残っているとは、正直言えません。ただ、今作品“ザ・コンサルタント”の主人公クリスチャン・ウルフは、とてもインパクトがあり、しっかりとベンの名が胸に刻まれました。ストイックな感じがたまりません。アンチ・ヒーローと言えば最近ではトム・クルーズの「ジャック・リーチャー」が思い浮かびますが、わたしは「クリスチャン・ウルフ」に軍配をあげます。極端な二面性を合わせ持つこの人物像に強く引かれました。そして何より人格の背景にある『自閉症』という病、マイノリティにスポットをあてたヒーロー像に興味がそそられたのは間違いありません。決して興味本位の意味ではありませんので、誤解なきよう。そんな複雑な背景があるにも関わらず、とてもシンプルで解りやすい展開が観ていて気持ち良い作品です。主人公を取りまく登場人物も、みな負の人生を抱えとても魅力的な存在感を出しています。幼年期のシーンがところ何処に、鏤められ主人公の内面が映し出されます。それがとても解りやすく配置され、なるほどと納得をさせる演出になっています。最後の落ちまでは流石に予想できませんでしたが、パズルの最後のひとつ(ピース)が上手に繋がりました。アクションにはシラット(インドネシアの格闘技)が取り入れられ、見事な格闘シーンが創られ見応え充分。そして何より人間ドラマが巧みに繋がれ描かれたストーリーに大満足の映画でした。基本シリーズものは難しいと解っていますが、これはシリーズになると嬉しいですね?
※“セッション”のJ・K・シモンズが政府の財務省犯罪捜査部局長を演じていますが、やっぱり流石の存在感です。

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by eddy-web | 2017-01-25 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-293 “沈黙”
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2017.1.23

昨年、今年公開の話題作の紹介で一番観てみたいと思っていた作品が“沈黙”。それには3つの理由が・・・。1つ目は、原作が遠藤周作氏の日本文学ということ。2つ目は監督がマーティン・スコセッシということ。3つ目が主演にアンドリュー・ガーフィールドを起用したというところ。みなひとだが、大好きな人ばかり。今回の原作は読んではいませんが、狐狸庵の名で出していたエッセイ集に一時はまっていました。ユーモアに富んだその文章は、大人の中に残るやんちゃな少年のこころを奔放に綴っていました。純文学とは正反対の筆遣いにすごいひとだと、当時思っていました。キリスト教を題材にした作品が多く、今回作品もそのひとつ。そしてマーティン・スコセッシ監督といえばアカデミー賞の常連で、その独自の映画理念は高く評価されている巨匠である。候補には挙がるがなかなか手が届かず無冠の帝王とも呼ばれていたが、“ディパーテッド”でやっと栄冠を手にしその名を不動のものにしました。その監督が、原作と出会い28年の歳月を掛け生まれたという作品となれば観ないわけにはいかないでしょう。そして主演のガーフィールドですが、現在33歳となりしっかりとキャリアを重ねた俳優さん。その名を知らしめたのは“スパイダーマン”の2代目ですが、わたしはなんと言っても“わたしを離さないで”のトミー役の演技が印象に残っています。主人公が抱えた不安と絶望感を、息が詰まるような繊細な演技で見せてくれたことにつきます。本当に凄かったです。わたしお勧めの一本です。そう言えばこの作品もカズオ・イシグロという、海外で執筆活動をする日本人の作家さんのSF小説でした。いろんな意味で日本と繋がっている、そんな作品が“沈黙”です。
さて、感想ですがこれだけのスタッフとキャストで創られた作品ですので、もの凄い拘りが重たいくらいに伝わってきます。そう重たいくらい・・・。2度も繰り返し言ってしまいましたが、ある意味歴史映画とでも言うような色が強い作品です。それも華やかな歴史ではなく、閉鎖感の強い時代の日本の隠れた歴史(闇)にスポットをあてたもの。時代背景は「島原の乱」収束して間もない江戸時代。先に日本に渡ってキリスト教の布教という使命を受けた師の棄教したと言う噂。確かめるべく日本に渡った宣教師の弾圧に苦しむひとたちの姿を通し、自らも味わうことになる無力さの苦悩と挫折を描いています。アメリカではR指定になるほどの過激なシーンも多く、息苦しいほどに観る側に真実とはと迫ってきます。アメリカも日本の俳優さんたちも、鬼気迫る演技で最後まで物語りに飲み込まれてしまいます。いい作品とか、悪い作品とか言えるような作品ではないもので、観ておかなければいけない作品ではないでしょうか?
宗教に強い関心はなく、個人的には否定も肯定もないわたし。ガーフィールド演じるロドリゴ神父の「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、黙ったままなのですか?」という言葉は胸に突き刺さり考えさせられます。

※わたしの好きな作品ベスト3に入る“ブラーザー・サン・シスター・ムーン”という古い作品があります。ゼフィレッリ監督作品で、当時衝撃を受け1週間続けて観た作品です。舞台は違いますが、こちらもキリスト教の布教をテーマにした聖フランチェスコのお話。こちらは“沈黙”よりは、少し希望の光が描かれています。名作と思いますが、こちらもいろいろ考えさせられるそんな作品ですのでぜひご覧あれ。この手はと言う人はパスして、楽しい作品をお選びください。

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by eddy-web | 2017-01-24 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
Short-Design青之無也−5/戦国自衛隊
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暮れに懐かしい映画を観た。角川が一番元気な頃の作品“戦国自衛隊”である。いま観ると時代の古さは感じてしまうが、内容はなかなか面白い。荒唐無稽な発想だがこれぞSF。男心にグイッと迫る話で結構好きな人は多いのでは・・・。もちろん原作者・半村良(直木賞作家)さんのSFファンは多い。実はこのかた、わたしが子どもの頃大好きだったTVアニメ「8マン」「スパージェッター」の脚本書いていたひと。1988年に“岬一郎の抵抗”で日本SF大賞を授賞しています。ということで、“戦国自衛隊”の装幀を創ってみました。
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by eddy-web | 2017-01-14 00:00 | 青之無也(モノ創り) | Comments(0)
よもやまシネマ-292  “FANTASTIC BEASTE”
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2017.Jan.11

なかなかタイミングが合わず観る機会を逃していた作品“ファンタスティック・ビーストを鑑賞しました。あの人気を誇った“ハリーポッター”シリーズが終わり、その後を継ぐ作品として登場したのが今作品。魔法動物という新しい切り口と魔法を融合させ、どんな夢を見せてくれるのか楽しみである。主役のスキャマンダー(魔法動物学者)には、いま最も注目を集めている俳優のエディ・レッドメイン(アカデミー主演男優賞受賞)が起用されているのも興味深いところ。演技力にはもちろん定評があるのだが、ファンタジーの世界でどのような存在感を見せてくれるのかがすごい楽しみなわたし。物語事態も興味大なのだが、彼の感性にいつも驚かされるので本当に楽しみ。決してハンサムとは言いがたい容姿だが、内面から沸き立つオーラというか雰囲気は他のひとには感じることのできないものがある。なんと言っても目(瞳)の美しさがたまらない。男の自分が言うのも変な話だが、「吸い込まれる」とはこういう目のことを言うのだろう。見つめられたら、嘘など絶対につけなくなるようなピュアで濁りがないその瞳。女性たちにはたまらないことでしょう?
すみません、いきなり俳優さんの話で盛り上がってしまいました。
さて、作品の感想です。実はハリーポッターシリーズを劇場で観たのは、最後の二作。ほかはTVでの鑑賞がすべて。特に意味も無く、なんとなく話題に乗り遅れたといった感じ。まぁ基本興味がわかないと動かない、という性分のわたしがそこにいます。あとはタイミングです。一本外すとシリーズものは、ちょっとしんどいです。と言う訳で新シリーズに臨みました。率直に面白かったです。このよう発想を生む作者の方が羨ましいのと、才能に脱帽です。初回としては、とてもシンプルな構成で登場人物(魔法動物)たちにスポットをあて、笑いあり涙ありのファンタジー作品に仕上がっています。時代背景はハリポタの数十年前のアメリカ大陸。はじめに語ってしまったエディですが、ピッタリのはまり役でした。なにがって、それは主人公が純粋だといういうことのひとことです。だれよりも魔法動物に寄り添い大切にしているその姿が、画面からあふれ出ています。現代人も見習いましょう。絶滅危機に瀕している動物をかくまい育てている、心優しい青年(スキャマンダー役)は彼をおいてありえません。素晴らしかったです。今後の展開が楽しみでなりません。脇を固めた俳優さんたちも、魅力的で輝いていました。唯一の人間ジェイコブを演じた、ダン・フォグラーいい味出してます。ゴールド姉妹の妹クイニーを演じた、アリソン・スドルはめちゃ綺麗でこんなひとなら「こころを読まれても」いいかも?姉ティナを演じたキャサリン・ウォーターストンは舞台でも活躍しているひとらしく、存在感は抜群。エディ同様にピュアな感じがこころを引きつけます。きっと今後、出てくる俳優さんではないでしょうか?ファンになりました。ラストシーンの涙はほんと、綺麗でした。さて、最後に現実世界で乾いたこころに水をあげたくなったら、この作品を観に劇場に足を運びましょう。

P.S. 今回登場した魔法動物たち、個性豊かでみな可愛かったですが、カモノハシみたいな’“いたずら好きのニフラー“が一番。女子はきっと好きだと思います。
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by eddy-web | 2017-01-13 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
2017年、あけましておめでとうございます。

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2017年酉。年が明け、あっと言う間に一週間が立ってしまいました。年を重ねる度、時の流れの早さを痛感する毎日。時の大切さをしみじみと感じる年齢になりました。さて、今年は酉年。「飛ぶ鳥を落す勢い」を実現するほど若くもなく、かと言って「飛ぶ鳥跡を濁さず」というほどやりきってもいない。ということで、マイペースで時を刻み、一日一日を大切に過ごしたいと思います。本年もよろしくお願い致します。



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by eddy-web | 2017-01-09 00:00 | ごあいさつ | Comments(0)
よもやまシネマ-291 “ROGUE ONE”
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2017.Jan.07

新年を迎えあっという間に一週間。この時の流れの速さが怖いわたし。そんな中2本目に選んだ作品は、昨年観た“ローグワン”。再びの鑑賞だが、何度でも観たくなる作品とはこういうものです。「スターウォーズ」のファンは世界中にいますが、それは作品の持つ世界観のクォリティの高さがきっとわたしたちのこころを掴んで離さないからではないでしょか?
今回2度目の鑑賞でさらにそのクォリティの高さを確信しました。細かい部分にまで拘った制作陣の心意気みたいなものが、ひしひしと伝わり関わった人たちがみな「スターウォーズ」そのものをリスペクトしていると嬉しくなりました。シーンのカット割りのひとつひとつが、額に入れて飾りたいほど美しくその芸術性の高さを感じました。宇宙をテーマにしたSF作品は数多くありますが、このシリーズを超える作品などありえません。唯々素晴らしいとしか、言葉が見つかりません。こんな作品を手がけられるひとたちが羨ましいのと、創り上げたスタッフの仕事にこころから賞賛の拍手を贈ります。
シリーズのスピンオフ作品となる、今回の“ローグワン”はいままでのシリーズとは、やや色が違いますが個人的にはいちばん好きになりそうです。新しいキャラたちも魅力的だし、何よりこころの繋がりを強く描いているところがたまりません。新キャラの中では、盲目の戦士チアルートに強くひかれたわたし。作品中フォースを使う登場人物は、ダースベーダー以外なく、生身の人間たちの信じ合うこころの絆が強く描かれ胸が震えました。一回目よりも2回目の鑑賞のほうが、より深く登場人物たちの思いに近づくことが出来、多くのシーンで涙してしまいました。スターウォーズシリーズが主役だと位置づけすると、“ローグワン”はその陰でそれを支えた精鋭たちの戦い。表舞台の裏側で物語りを支えたひとたちのお話です。例えるならば映画づくりで、地道に働く裏方の人たちにスポットをあてたもの。武士道の精神がこれほど強く描かれた作品は、いままでのシリーズ中一番では無いでしょうか?何度観ても感動を味わえる、まさにSF映画の金字塔です。観ていないひとは早く、劇場に足を運びましょう。
P.S.
先日、世界中のスターウォーズファンに訃報が流れました。昨年エピソード7に久しぶりに登場したレイア姫ことキャリー・フッシャーさんが亡くなりました(享年60歳)。元気な姿をスクリーンで見せたばかりなので、とてもショックな報道でした。さらに彼女が亡くなった翌日に母親の名優デビー・レイノルズさん(雨に唄えば)が84歳で急死。 親子の絆をこれほど強く感じたニュースはありませんでした。エピソード8の撮影はすでに終わっているとのことで、もう一度スクリーンで彼女と会えるとのこと。しっかりとその姿をこころに焼き付けたいと思います。お二人のご冥福をこころよりお祈り致します。合掌。

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by eddy-web | 2017-01-09 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-290 “ドント・ブリーズ”
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2017.Jan.03

「死霊のはらわた」チームが創り上げた、20年に1本の恐怖映画と銘打った“ドント・ブリーズ”を観ました。2017年初に選んだ作品は、苦手なジャンルの作品。ショッキング・スリラーと位置づけされたその作品は、全米で2週続けてNo.1をたたき出したとのこと。
サム・ライミ監督(スパイダーマンシリーズ)の作品とおもいきや残念、本当に「死霊のはらわた」チームの作品でした。年明け早々に、いろいろまよったあげくの選択。感想は宣伝通り、息をすることさえ忘れるほど目をこらしてしまい疲れました。よく出来た作品ですが、それでもわたしの好きな作品たちと肩を並べるまでには行きませんでした。わたしの好きな作品とは、因みにヒッチコックの“サイコ”、ウィリアム・ワイラーの“コレクタ-”など・・・。最近では、少し毛色は違いますが“ルーム”もその一つ。どの作品もただ恐怖心をあおるだけで無く、人間の中にある変則的なこころ(愛)を描きだし、その危うい感覚を脳に刻みつけます。どれも一級品のサスペンススリラー映画である。
それらの作品を思い浮かべると、“ドント・ブリーズ”はこれらの作品を混ぜ合わせたようそんな作品かも?あともう一つオードリー・ヘップバーン主演の“暗くなるまで待って”も合わさった感が強い。今回の登場人物は被害者と加害者の境界が解らないところが、ある意味新しい切り口と言えるかも知れません。映画の中でいちばん驚かされたのは、冒頭車の窓に飛びかかってきた犬の顔。先週観た“バイオハザード”でドキッとした瞬間の感覚が似ていました。盲目の老人は確かに怖かったですが、途中から怖さより強さが上回り、その上哀れさがましてしまい複雑な心境になってしまいました。この人物はサイコパスには違いないのですが、持って生まれた性格のゆがみでは無いと思いました。そう言うひとを創ってしまった社会にも問題があるのでは無いでしょうか?ラストもエッ嘘!!と思わせ、もやもやした不思議な感覚が最後まで残ります。女性にはあまりお勧め出来ない作品ですが、強いこころがある方は行ってください。
あまり知られていない俳優さんばかりでしたが、それぞれに印象に残る芝居をしていました。特に主人公ロッキーを演じたジェーン・レヴィは、女の強かさを見事に演じています。
最後に映画から学ぶ教訓。その1-悪いことをすると、罰があたる。その2-見た目でひとを判断すると痛い目にあう。その3-年寄りをなめるな!である。
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by eddy-web | 2017-01-04 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



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