<   2016年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧
よもやまシネマ-253 “キャプテンアメリカ/CIVIL WAR"
e0120614_12521128.jpg

e0120614_13402868.jpg



2016.Apr.29

待ちに待った“キャプテンアメリカ/CIVIL WAR"の公開。初日朝一で、劇場に・・・。さすがの人気で劇場前は長蛇の列。あまり良い席は確保出来なかったが何とか初回に陣取ることが出来た。正直観る前は、不安と期待が交差しどんな仕上がりになっているのか心配でした。何故って、それは良くあることでサービス過剰のあまり、本質から遠のいていくケースを何度も経験していますので・・・。主役級のキャラが集まり過ぎると、メイン不在の良く解らない物語になることが多いのは間違いない。とファンとしてはモヤモヤ感をもちつつ劇場へ。
すみません、そんな勝手な妄想は観た瞬間に吹っ飛びました。“アベンジャーズ”もしかりですが、しっかりとメインキャラを絞りサブキャラたちをないがしろにもしない演出には大満足です。新キャラ(ブラックパンサー)などにも、ちゃんとスポットをあて上手に物語を構成していました。面白かったです。ひとつだけですが、ちょっとこれはとあげるなら新加入のアントマンの巨大化。これはなんか違和感を覚えました。キャラの問題ではありませんが・・・。基本の友情がしっかりと描けていて、それは言うことありません。現在公開中の“バットマンVSスーパーマン”同様に、練り込まれた脚本にこれからの展開が楽しみです。きっとファンの人たちは、見終わった後あ~でもない、こ~でもないといろいろな角度で話に花を咲かせているに違いありません。マーベルのアメコミシリーズは映画の枠を超えて、ファンはその世界を楽しんでいるのでしょう。映画館を出る時、若いカップルが「わたしはやっぱりアイアンマンよりキャプテンかな」なんてマジで熱く語っておりました。きっと超人たちのうちに秘めた、人間臭さにみな引かれているのだでしょう。ちなみにわたしは、ブラックウィドウとホークです。あの地味さがたまりません。控え目だが、キラリと光っていてカッコいい。これにつきます。映画の見所として、衣装がどんどん進化しているところも見逃せません。日本映画もこの辺を見習って欲しいものです。ただお金をかければ良いものになる訳じゃなく、特にキャラものは細かい拘りにお金を使ってことなんぼの世界ではないでしょうか。生意気言ってスミマセン。スパイダーマンまで参戦した大サービスでしたが、彼の衣装は前作の方がいけてると思います。TVで“アメージング・スパイダーマン2”をやってましたが、この作品は実に質の高い作品だと改めて思いました。映像の見事さに加え脚本の素晴らしく、シリーズの最高傑作ではと個人的には思っております。長くなりましたが、新キャラを含めこれからのマーベルに目が離せません。DC社とマーベル社の競走で、どんどん質の高いキャラ映画が出てくることを多いに期待して筆を置かせて頂きます。
[PR]
by eddy-web | 2016-04-30 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
新緑時雨の日。みつをさんから春の便りが・・・。
e0120614_1683172.jpg
いつもながら、地道な支援活動には頭が下がります。ぜひみなさん、お出かけ下さい。(みつをさんからの文はそのまま転載いたします。)
e0120614_1675358.jpg

里も山も、すっかり春色に彩られいい季節になりました。
毎年行っている「東日本大震災被災地支援チャリティー展」のお知らせです。
ぼくも参加してます。
連休中の開催になりますが、お時間ありましたらぜひご覧ください。

中村みつを

*ギャラリーまぁる
5月3日(火)~5月8日(日)
12時~19時(最終日16時まで)

http://galeriemalle.jp/
[PR]
by eddy-web | 2016-04-28 16:09 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ-252 “フィフスウェイブ”
e0120614_195440.jpg
e0120614_13402868.jpg



2016.Apr.25

ここのところ硬派な作品ばかりを観て来た。作品の評価の高いものは、やはり感動をくれこころにのこるものが多い。ただ、たまには息抜きというか娯楽に徹した映画本来のエンターテイメントに浸りたくなる。そこで選んだのが“フィフスウェイブ”。SF作品である。宇宙人(地球外生命体)とのコンタクトを映像化した作品は、昔から多くわたしたちを想像の世界と誘ってくれる。ファンタジーものとも一線が引かれ、それはもしかしたら現実かも?とドキドキさせてくれる。SFファンには溜まらない刺激である。好きな作品をあげると、“遊星からの物体X"“ボディスナッチャー"“光る眼”など人間に寄生する物語がとくに好みである。隣人が突然別人になってしまうという、疑心暗鬼に追いつめられるドキドキハラハラ感はたまらない。もちろん名作“未知との遭遇”や“ET"いった作品も好きですが、サスペンス要素の多いものに強く引かれるわたし。近々“インディペンデンス・デイ”の二作目が公開予定されているようだが、こちらはどっちかと言えばアクションメインなので、ジワジワと迫る怖さとはほど遠い。まさにアメリカ映画で嫌いじゃありませんが・・・。
さて、今回の作品“フィフスウェイブ”。とても期待しておりました。内容もさることながら、主演をいまアメリカのティーンエイジに最も人気があるクロエ・グレース・モレッツが演じているという訳で・・・。彼女はまだ19歳。“キック・アス”で演じたヒット・ガール役で一躍知名度を上げたのは言うまでもない。正直な感想をいいますが、物足りないと言うか大好きなドキドキ感があまり感じられず、かと言って派手な演出のバトルシーンもなく食傷気味です。ラストはお決まりの次回に続くみたいな・・・?アザースと呼ばれる地球外生命体も最後まで姿を見せません。せっかく気分転換に楽しもうと思ったのですが、残念ながらに欲求不満になってしまいました。それでも、クロエ・グレース・モレッツが相変わらず可愛かったので取りあえず許します。続編はどうか切れのある演出をお願い致します。
P.S. この間観たばかりの“スポットライト”で信念のある新任の編集長を演じて脇をかためていた、リーヴ・シュレーバーが打って変わり陸軍大佐を演じています。この方“XMEN・ウルバリン”でもお兄さん役で出ていて、結構よく見かけます。ガタイが大きくて何か頼れる感じです。
[PR]
by eddy-web | 2016-04-26 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-251 “レヴェナント”
e0120614_17422431.jpg
e0120614_13402868.jpg



2016.Apr.22

本作品“レヴェナント”で、ディカプリオがやっと手にしたアカデミー賞。その渾身の演技は、凄まじいばかりの迫力で怖い。ここのところ立て続けてアカデミー賞を獲った作品を鑑賞している。別に意識しての鑑賞ではないのだが、機会が重なって3週連続に・・・。前二作品ともとても感動したが、どちらの作品も内容もさることながら俳優さんたちの迫真の演技にこころ打たれたものばかり。そんな今年のアカデミー賞の審査は、さぞや大変だったに違いない。ノミネートされた作品はほとんど鑑賞しているが、ほんとうにどの作品も出演している俳優さんたちが凄い。その並みいる俳優を押しのけての主演男優賞は、観れば納得です。ただただディカプリオの迫力に圧倒されます。セリフこそ少ないが、身体をはった魂の演技に鳥肌です。いままで何度も主演男優賞にノミネートされてきたが、オスカーをその胸に抱くことがなかったデカプリオ。やっと手にしたオスカー像には、こころから拍手を贈ります。
作品はサバイバルをテーマにし、人間のもつ計り知れない力とそれを生み出す執念という感情をどこまでも追求している。大自然の中に置かれると、人間はなんと無力でちっぽけな生きものだろうと思い知らされる。だが人間はどんな生きものより強かで、生への執着心が強い。それを突き動かすもの、それは間違いなく愛だとこの映画は謳っている。大自然の映像がことばを失うほど、厳しく美しい。厳しさ故に美しいのか、美しいから厳しいのか?その自然を背負い、泥にまみれ、傷つきもがき、何度も死の淵から甦る主人公。まさに“甦えりし者”とはこのこと。ディカプリオが演じたヒュー・グラスという人物は、アメリカ開拓初期に実在した伝説の人物だそうだ。ここにもまた、「事実は小説より奇なり」が描かれています。相手役フィッツジェラルドを演じたトム・ハーディにも、負けず劣らずの演技で拍手である。ふたりの決闘シーンは、鬼気迫る迫力で最後までハラハラさせられる。所々で神を象徴するかのような演出がなされる。廃墟の協会。獣の頭蓋骨が積み上げられたピラミッド。シンボル化されたそれらの演出が、真っ赤な血で染められた大地での闘いをまるで癒すかのようにひときわ優しく包み込む。見事な演出で映画史に残る一本に数えられるに違いない。カメラワークの見事さは言うに及ばず、表情を強く表現するために極端に顔に近づけたローアングル撮影は、その息づかいまでもが伝わる。レンズが曇る演出は極寒の環境と、生と死の狭間でもがく人間の極限状態を伝え、まるでその場にいるような感覚になる。この作品もまた、ひたすらに重たい。アメリカ映画界は最近リアルな事実ものが多く、華やかな作品が影を潜めているように思うのだが・・・。私だけが感じているのでしょうか?こう言う作品は、嫌いではありませんが・・・。
P.S. 坂本龍一さんの音楽は重厚感に満ち、作品のもつ深いテーマを見事演出しており、流石世界の坂本でした。
[PR]
by eddy-web | 2016-04-22 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
イタリアが誇る大画家カラヴァッジョ。作品に隠された、こころの叫びをたしかめたくて・・・。
e0120614_20121110.jpg

e0120614_207735.jpg
2016. Apr.19


新緑で彩られた上野の森は、春爛漫。3月から開催されている「カラヴァッジョ展」を観に・・・。先月滑り込んで観たダビンチの“糸巻きの聖母”は記憶に新しい。その感動はいまもこころに残り、会場で手に入れたた公式図録を眺めてはただため息。それと同じくらい楽しみにしていたのが、カラヴァッジョの“法悦(エクスタシー)のマグダラのマリア”との対面。総合TVでやっていた特集番組で紹介されたカラヴァッジョに画家としての凄さと同時に、人間としての生きざまに強く引かれたわたし。天才と呼ばれる画家は多い。彼もまた天才であることは明白である。そして画の世界で天才と謳われるひとの多くが変人で「○○と天才は紙一重」と良く言われる。38年で生涯を終えたカラヴァッジョは、そんな天才たちの中でも群を抜く変わり者のひとり。天才画家と同時に殺人者としても有名で、かなりの素行の悪さが記述に残されている。それでもまさかの殺人までは・・・と思いたいがどうやら事実らしい。作品は今回11点でそれ以外は、彼の影響を受けたであろうカラヴァジェスキ(継承者たち)の作品群。みな素晴らしいものばかりだが、やはり彼の作品は一目瞭然で技術だけにとどまらない異彩を放っているものばかり。内面から湧き出るこころの叫びが、画のひとつひとつから滲み出て訴えかけてくる。凄い!とにかく凄い。光と影の極端な表現技法駆使した、人物たちの表情はドラマチックを遥かに超えまるで生きているかのようである。こんな画を描く人間と殺人を犯す人間が同一人物なのである。画のひとつひとつに込められた、カラヴァッジョの叫びに触れることが許される良い機会である。ぜひ、足を運んでみてください。
e0120614_20124083.jpg

カラヴァッジョの“法悦のマグダラのマリア”は2014年に新たに発見され真筆と認定された晩年の作品。マリアの表情は言葉では言い尽くせないほど美しく、目から流れる一筋の涙には、いったいどんな意味が込められているのでしょうか?観た瞬間、鳥肌が立ち言葉を失ってしまうほど吸込まれてしまいます。

[PR]
by eddy-web | 2016-04-20 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ-250 “スポットライト”
e0120614_19104599.jpge0120614_13402868.jpg2016.Apr.18

今年度アカデミー賞の作品・脚本のW受賞をした“スポットライト”を鑑賞。並みいる強豪作品を押しのけ、見事W受賞した社会派ドラマです。最近の作品は実話ものが多い中、この作品も2002年に起きたボストン・グローブ新聞社が掲載した記事を題材にした“世紀のスクープ”が題材となっています。全体にはとても重い内容で、世の中の不条理が浮き彫りにされる。テーマはジャーナリズムに問われる正義とは・・・である。最近日本でも報道規制などが国会で飛び出し、メディアの将来が不安視されています。そんな時にこの作品は、ジャーナリストのひとはもちろん一般人もいろいろと考えさせられるテーマを含んでいる。正直楽しい作品とは無縁で、見終わった後の気分もすこぶる重たい。だが、メディアの持つ力の大きさを再認識させられる。掲載記事が正義となるか悪となるかは、紙一重なのかも知れない。(スポットライト)編集チームのジャーナリストとしての命がけの挑戦が、描かれているが根底にはジャーナリスト以前にひととして何をしなければ行けないのかを問いただす。困難な取材と政治的圧力に屈さず、巨大権力の大罪を暴いたチームの奇跡はこれからも存在するのだろうか?きっとここまで大きな話は無いにしろ、裏側で動いている権力との闘いはきっと沢山あるのだろうと思うわたし。TVで第二次世界大戦時に日本で行われた、情報のコントロールが取り上げた番組があった。その時の教訓を生かし日本は再生して来たが、いままたジャーナリズムとは?を改めて考えなくてはいけない時代が来ているとコメントしていました。なんか話が飛んでしまいましたが、こんなにも考えさせられる作品も久しぶりです。報道の自由に科せられた真実を追求するジャーナリズムの役割の重さと責任。そんなことを痛感させられるだけでなく、一般人の自分たちもしっかりと情報を分析する確かな目とこころを持たなければならないと実感しました。
出演の俳優さんたちの見事な演技に、思わず胸が熱くなるシーンが沢山ありました。中でもチームリーダーのロビー役を演じたマイケル・キートンの場面で、新実を追求することを見過ごしてしまったことへの反省するシーンがとても印象に残りました。新実を暴くだけでなく、多くの犠牲をも覚悟で進んだ道のりの中、自らの責任を問う姿がズシンとこころにきました。キートンは昨年の“バードマン”に続き素晴らしい演技で、いよいよ円熟期に入ってきました。わたしは初代バットマンの頃から大ファンです。監督・脚本のトム・マッカーシーは元俳優さんと聞きビックリ!“ラブリーボーン”“父親たちの星条旗”に出演してたとのこと。すみません気づきませんでした。監督として5作品目と聞くこの偉業は、拍手です。これからも良い作品を創ってください。
[PR]
by eddy-web | 2016-04-19 19:10 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
西本ワールドに、こころが触れた夜。
e0120614_12321094.jpge0120614_12303214.jpg





●Switch音-5


2016.4.14

クラッシックはあまり普段聴くことがない。だが「Newsweek JAPAN」が“世界が尊敬する日本人100人”に選ばれた、女性指揮者・西本智実さんの名は知っている。その西本さん指揮のイルミナートフィルハーモニーオーケストラのコンサートのチケットが舞い込み、こんなチャンスを逃す手はないと時間をつくり会場へ。さすがに人気のためか、お洒落な年配の方々が多い。少し場違いな感はあるが、生の音楽に浸るのも悪くない。シリーズで企画された「偉大なる作曲家たちの恋文 Vol.2」と銘打たれたコンサート。3部構成で創られ、楽曲のイメージに合わせ語りが入っての進行はとても新鮮で創造力を掻立てられる。名女優の佐久間良子さんが語りを受け持ち、道先案内で心象風景を造り出し、それをオーケストラが音で再現する。見事な演出で人間のもつ無限の可能性にこころが震え感動しました。それにしても西本智実さんは、男から見てもカッコいい。凄いひとだ!久しぶりに贅沢な時間をもらい、こころを充電させていただいた。感謝です。


西本さんの魅力が伝わるコンサートシーン(今回のものではありません)

[PR]
by eddy-web | 2016-04-15 00:00 | Switch音(音楽の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-249 “ROOM”
e0120614_1625561.jpg
e0120614_13402868.jpg
2016.Apr.11

まず、作品を観ていままでに感じたことのない感覚を味わったことをお伝えしておきます。作品名“ROOM”。原作は2010年に発表された、エマ・ドナヒュー原作の同名小説。ある程度の予備知識を持って望んだこの作品だが、もうひとつ別の理由が?。TVのニュースでみなさんもご存知でしょうが、日本でも酷似した事件が報道で世の中を驚かしています。興味本位で観るつもりはさらさらなく、当事者のこころがどれほど見えない力と闘っているのかを少しでも感じることが出来ればと・・・。
原作も映画もひとの手で創られたもの。それでもこの映画が観せてくれたものは、底知れない強いエネルギーの波でフィクションとは感じられませんでした。7年もの間、天窓ひとつの小さな部屋で生きて来た母と子。母は現実を受け入れただただ、こどものため生きている。こどもはその空間(部屋)だけがすべての世界で、TVで観るものが現実とも空想とも解らない。生まれたときからそこを出た事がないのだから、知る由もない。母が手をつくし理解させようとするが、触れる事のない現実は伝わりようがない。そんな息苦しいスタートではじまる今作品である。想像してみただけでも、息がくるしくなります。もし現実なら・・・。
親子を題材とした作品は数ある。名作も数えきらないほど。この作品“ROOM”は、きっとその中でキラ星のごとくひかり永遠に語り継がれる事でしょう。涙をさそうシーンももちろんありますが、なんと説明していいか解りませんが溢れる涙の質がちょっと違います。悲しいとか寂しいとか、そんなものではなくもっと強くて深いエネルギーとでも・・・うまく表現出来なくて申し訳ない。ぜひ、足を運びその波動を体感してください。
登場人物は多くありません。ほとんどがママジョイと少年ジャック(5歳)のお話。前半は何やら不思議な感覚で物語がはじまり、気がつくととんでもない状況の中におかれていることに気づかされます。そしてスリリングな逃亡のはて・・・奇跡の生還。
この作品の凄いのはこの後・・・。そこがこの作品の本当のテーマだと、最後に気づかされます。凄い作品だと思います。
ママを演じたブリー・ラーソンはこの演技で、今年度アカデミー主演女優賞を見事獲得。並みいる常連の女優さんたちをはねのけての、文句ない演技と観れば確信します。そしてジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイ。凄過ぎて言葉が見つかりません。アカデミー賞こそ手に出来ませんでしたが、放送映画批評家協会賞をはじめ、本当のプロから絶賛され数多くの賞を手にしたそうです。脇を固めた俳優さんたちも、すばらしくこころの複雑な動きを見る側にひしひしと伝え本当に見事でした。
感想ですが、「母の愛は海よりも深し」そして「こどものもつエネルギーは宇宙より大きい」といったところです。子どものもつ柔軟かつ強い感性は、わたしたちの想像を遥かに超えたものと確信します。絶対にお薦めの一本です。
P.S. もう一度部屋を訪れた母子のラストシーン。ジャックのセリフ“この部屋縮んじゃったの?”と、部屋を去る時に言う・・・バイバイ天窓さん”は忘れる事の出来ない言葉となりました。
[PR]
by eddy-web | 2016-04-12 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
さくらの花びらがヒラヒラと舞いはじめた日、“糸巻きの聖母”に会いに・・・。
e0120614_14534396.jpg
2016.Apr.04

ひと月ほど前、NHKで特番が組まれたダ・ビンチの“糸巻きの聖母”。その作品に秘められた作者ダ・ビンチの思いは、わたしを画面に釘付けにしました。その画の完成度は、かの名画“モナリザ”をも上回る一級品と評価されているもの。聖母の表情が深い慈愛の念に満ち、観るものを圧倒する。開設ではさまざまな研究家たちが、その画に込められたであろうダ・ビンチのメッセージを紐解いていました。その開設を聞けば聞くほど、直にその画を観たいという衝動にかられ美術館へ・・・。公開終了一日前に、滑り込み、“糸巻きの聖母”に会う事が出来ました。館内は終了まじかと言うこともあってか、一時間待ちの長蛇。それでも観る価値は充分の“糸巻きの聖母”。見た瞬間に、何か温かい光に包まれたような感じがしたのはわたしだけでしょうか?解説にも書かれていた、見えない世界を描いているとされるこの作品。赤子のキリスト抱き、我が子の未来を憂うマリアの表情がなんと美しく優しさに包まれていることか。X線を通し解析された、消されたもとの背景画など興味はつきない。わたしは画の前に立った瞬間、その時ダ・ビンチが何を憶い筆を走らせていたかに思いを馳せていました。
e0120614_14541235.jpg

[PR]
by eddy-web | 2016-04-09 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ-248 “蜜のあわれ”
e0120614_16391931.jpg
e0120614_13402868.jpg



2016.Apr.05

大人の童話とも言うべき、室生犀星の幻想文学“蜜のあわれ”が映画化さました。主人公の少女赤子を演じるのが、いまわたしが一押しの女優二階堂ふみが演じています。若手女優ではいま一番注目されているであろう彼女が、無邪気でエロティックな金魚の精を見事に演じ男のこころを翻弄します。二階堂さんの作品は結構みていますが、独特の雰囲気をもつ生まれついての女優さんという感じがわたしの印象。見る度に全然ちがうおんなを演じてくれますが、どれも彼女でなければ駄目と思えるものばかり。今回も彼女以外、この役に合うひとは思い浮かびません。アンニュイな感じで、おとこを手玉に取る小悪魔的少女が見事です。昔なら、さしずめ加賀まりこさんと行ったところ。昭和初期が舞台なので緩やかな時間の流れのなか、交わす言葉が何とも言えず耽美でエロティシズム漂う作品になっています。まさにおとなのお伽噺。それでも全然やらしさはなく、ときに切なくときに滑稽で年齢を超えても男はおとこ。そんな感じが画面いっぱいに溢れ出ています。お相手の老作家を大杉蓮さんが演じ、これがまた妙に色気が出ていて可愛い。絶妙な間合いで二階堂さんと絡み合います。他にも愛人幽霊役で真木よう子、金魚売りに永瀬正敏、そして室生犀星と親交が深かった芥川龍之介役に高良健吾を配し見事に犀星原作の世界観を甦らせてくれました。その他にも愛人役の韓英惠さん、芥川の女を演じた岩井堂聖子さん、どちらも出演時間こそ少ないですが存在感のある演技が光っておりました。
美術や照明、音楽そして衣装など魅かれるもが多くそれだけでも充分楽しめます。映画と言うよりかは舞台を観ている感が強く出ていて、そこが原作のもつ世界観をよく表現しています。古き良き時代の匂いが何とも言えず心地よかったのは、年をとった証拠でしょうか?
ちょっと前ですが、二階堂さんが演じた“この国の空”の女性も雰囲気のある人でした。今回の赤子といい男はこう言うタイプに弱いですね・・・。というか私が弱い???。最後に赤子の衣装と幽霊田村ゆり子の衣装の対比(赤と白)は本当に奇麗で、こころに焼き付いたことを書き記しておきましょう。そして耳に残るセリフ「おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ」。このあたいという言葉の響き、妙にくすぐられます。こんなこと言うと危ないオジさんですか。「そうです、わたしが変なオジさんです。」
P.S. 芥川を演じた高良健吾さん雰囲気でたましたねェ~。
[PR]
by eddy-web | 2016-04-07 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



エディデザイン室
by eddy-web
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の記事
カテゴリ
以前の記事
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 06月
2007年 05月
フォロー中のブログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


logobr.gif