<   2016年 02月 ( 5 )   > この月の画像一覧
よもやまシネマ-243 “キャロル”
e0120614_17194676.jpg
e0120614_13402868.jpg



2016.Feb.26

久しぶりに味わい深く、こころに沁みる作品に出会いました。作品は“キャロル”。世界が注目する2大女優が共演する、大人の恋愛映画に静かな人間愛を肌で感じたわたし。物語の軸に同性愛がテーマとして描かれてはいますが、ゲスな言い方ですがいやらしい感じはまったくなくむしろピュアな愛が見事な映像表現で描かれ心に残りました。いまでこそLGBT(性的少数者)は世界中で認知され、さほど特別視はされなくなった現代ですが、今回の映画は50年代の保守的な時代が背景。難しいテーマに挑んだトッド・ヘインズ監督と、2大女優に見事な表現に大満足のわたし。キャロルを演じたケイト・ブランシェットの堂々とした気品ある演技に、流石アカデミー賞とため息をつき、そして相手役テレーズを演じたルーニー・マーラの、何とも言えない無垢で純真な演技にメロメロです。ルーニー・マーラはいま最も注目を集めている新進女優さん。わたしは“ドラゴン・タトゥーの女”ですでにKOされています。いま一番好きな女優さんのひとりです。彼女はこの作品でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞しましたが、当然といって良い見事な演技でした。いつも体当たりの演技ですが、これからどこまで上り詰めるのか予想さえ出来ません。“ドラゴン・タトゥーの女”の時とは打って変わって、触れると壊れてしまいそうな繊細でかわいい女性を見せてくれました。今作品は50年代の雰囲気を見事に演出し、まるでポートレートを繋ぎ合わせたような美しい映像で表現され、2人の女性を見事に浮かび上がらせています。とくに印象的なのは、ガラス越しに映し出される憂いに満ちた2人の表情。こころの中の繊細な動きが実によく表され美しい。またアイテムになるエレガントなファッションや車、ヘアースタイルとメイクアップ、そしてBGM。どれをとっても秀逸で何とも言えない艶を感じさせてくらます。ケイト・ブランシェットは息を呑む程奇麗だし、ルーニー・マーラは抱きしめたくなる程健気で可愛いし・・・。ただただ、ため息です。人を好きになるのには、きっと理屈はないのでしょう。わたしは同性には興味ありませんが、そのひとが本当に素敵だと思ってしまったら致し方ないような気持になりました。
以前観た“アデル・ブルーは熱い色”も同じテーマを扱いすごく印象に残っている作品ですが、またひと味違う美しい映画です。この手の作品は、大抵は別れが待っているのですが、さてこの映画は・・・。
P.S. 真っ赤なルージュやマニュキュアがキャロルの美しさを強調しインパクトを与えていますが、その裏側にある悲しさ切なさを知れば知る程その赤が目に痛い。それにしても冒頭、2人がはじめて出会った瞬間のキャロルの目力は凄い。あの瞬間から二人は結ばれていたとラストは納得させられます。また劇中、キャロルが「あなたは天から落ちたよう」とじっと見つめ言った時のテレーズの表情はめちゃ可愛いぃです。本当に二人の演技力が光る作品でした。
[PR]
by eddy-web | 2016-02-26 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-242 “Ⅹ-ミッション”
e0120614_1549219.jpg

e0120614_13402868.jpg



2016.Feb.22

「エクストリームスポーツ」。何やら聞き慣れない言葉だが、速さや高さ、危険さや華麗さなどの要素を持った過激な離れ業を売りとするスポーツの総称でⅩスポーツとも呼ばれているらしい。定義は曖昧でただ単に過激であればと言う訳ではないそうである。そんなスポーツのトップ選手たちがスタントをする、No-CG撮影の映画が今回観た“Ⅹ-ミッション”。昨今はCGなしの映画を観ることの方が少なくなったくらい、映画界はCG全盛期。もちろんCG出なければ表現の出来ない世界もあり、そこは多いに認めるところ。がしかし余りに安易にCGを使い、中身のない作品があることも事実。暮れに公開され爆発的にヒットしている“STAR WARS"は、原点回帰でCGをなるべく避けアナログ制作に拘ったと聞いています。何でもかんでもCGばかりでは、リアリティに欠け嘘くさくなるのは当然。アクションにおいては、この部分の表現は絶対に譲れないところ・・・。いま、そのあたりが再認識されている流れは実に嬉しいことである。また語ってしまいました。失礼。
さて、そこで登場したのが“Ⅹ-ミッション”。初っぱなからモトクロスの激走で幕を開け、嘘だろうと思わせる超危険なライディングに目が釘ずけ!!思わず鍔を呑み込んでしまう。こんなシーンからのスタートですので、言わずと知れたアクションの連続。ストーリーはとてもシンプルだが、ハイクオリティな本物のスタントを観ているだけでもう心は歓喜。凄過ぎて言葉を失ってしまう。もとになった作品は、1991年に公開された“ハートブルー”という作品。この手の作品ではカリスマ映画と呼ばれてファンは多い。主演は今やハリウッドを代表するパトリック・スウェイジとキアヌ・リーブスの2人。“Ⅹ-ミッション”はさらにパワーアップしスポーツのジャンルがさらに広がり、観るものの度肝を抜くアクションの連続である。全部本物と思って観ると、「こんなこと出来る人間て、いるんだ!」と自身を疑ってしまう。同じ人間とは考えられない。ただ単にテクニックがあると言う、次元の話ではない。何か別次元の神の領域に踏み込んでいるとさえ、感じてしまったわたし。その道のアスリートたちのスタントは凄いことは、だれもが思うことでしょう。そこで思ったのが、だれがそれを撮影したのだ!!と言うことである。同じ技術レベルを持ち、更に撮影技術を持ち感性にたけたスタッフが創り上げたと思うとさらに驚愕。美しい景色の中に浮かび上がる、人間の挑戦が見事に浮かび上がる。いったい人間とは、何処まで限界を超えて行くのでしょうか?アクションはまさに100点満点。ストーリーははじめに言いましたが、シンプルに友情や限界に挑む男たちの熱い心が描き出されカッコ良いです。観たらきっとスカっとすること間違いなし。久しぶりに本物に触れた、そんな時間でした。主人公のボーディ(エドガー・ラミレス)とユタ(ルーク・ブレイシー)の2人もカッコ良かったです。
※物語の軸に、環境保護の話がからむ。偉大な先人が残した教えに、自然への敬意と同調が描かれている。さまざまな危険きわまりないチャレンジの中で、時に友を失うこともある。そんな時に交わされる台詞“責任は自分でしか負えない!”って格好良過ぎます。忘れられないひと言です。あと、山でゴミをさりげなく拾うシーンも素敵でした。
[PR]
by eddy-web | 2016-02-23 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-241 “オデッセイ(原題・THE MARTIAN)”
e0120614_16342694.jpg
e0120614_13402868.jpg



2016.Feb.08

火星を舞台にしたSFサバイバル巨編“オデッセイ”を鑑賞。大だい好きなリドリー・スコット監督作品ですので、観ない訳にいきません。ちなみに“ブレード・ランナー”は一押しのNo.1。近年宇宙をテーマにした素晴らしい作品が、次々に公開されファンを多いに楽しませてくれています。SFと言っても“スターウォーズ”のようなファンタジーアドベンチャーとはまた違う、リアリティを追求した作品が今回のこれ。映画ファンはもちろん、宇宙科学者を夢見る子どもたちには溜まらないテーマの作品に違いない。2014年に観たノーラン監督の“インターステラー、”2013年に観たキュアロン監督の“ゼロ・グラビテイ”が同じジャンルと思いますが、2作品ともアカデミー賞を獲得している。視覚効果はもとより作品としてのクオリティもとても高い作品です。そして今回の“オデッセイ”。もうすでにゴールデングラブ賞を獲得し、アカデミー賞に7部門にノミネートされている。この映画はSFではあるのですが、まさに近未来の宇宙開発を描いたリアリティ溢れる作品になっていて正直ノンフィクションのような感動を与えてくれます。もちろん制作には宇宙開発に関する、ありとあらいるデータを集めリアリティの追求をしていることが伺えます。原作は無名の作家でネット配信にて人気に火がつきベストセラーに・・・。ハリウッドのプロデューサーはもとより、NASAの科学者までも虜にした作品だそうです。そんな訳でNASAからのかなりの協力を得て、完成したようです。リアルな訳です。「火星に取り残された宇宙飛行士1名。水なし、酸素ほとんどなし、通信手段なし、食料31日分・・・。地球からの距離2億2530万km。」こんなフレーズを聞いただけでもうワクワク、ドキドキです。反面あまりに壮大すぎてピンとこないのもじじつですが?宇宙への壮大な夢とロマンが凝縮されたエンタテーメントな作品ですが、わたしはその中で描かれている人間ドラマに何度も涙してしまいました。
感想ですが、まず勉強はしておいて損はないと実感します。「なんだソレって思いますか?」これから説明します。作品の中で、私みたいな凡人には理解出来ない、難しい言葉や色々な分野の最先端テクノロジーが出てきます。ただただスゴイのひとことですが、それだけではなく最先端の科学には辿り着くまでの多くの研究と知恵が存在することがよく解りました。主人公のワトニーは、植物学者で最先端の知識はもとより生きるためのアナログ的方法論などを沢山持ち合わせたとてもタフな人間。そんな男が生きるためにすべての知識を駆使し、絶望の縁から立ち上がる話。こんなにポジティブな人っているのでしょうか?ワトニーはスゴイです。と言うより人間ってスゴイです。と言うことで「生きるためには多くの知識が必要だ !」と思い知らされました。まあ火星に行けるひとは選ばれた超エリートで、私たちがこのような状況に成ることはないでしょうが・・・。
主演のマット・デイモン素晴らしかったです。アカデミー賞の発表が楽しみです。
ところで火星の土って有機栽培出来るのでしょうか?素朴な疑問です。だれか教えてください。
[PR]
by eddy-web | 2016-02-09 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
NANJYa?COLLe/19 50年も前に集めた、明治製菓の“ルーヴル・ミュージアム”PARIS COLLECTION。
e0120614_1140154.jpg

2016.Feb.05
中学生の頃(60年代)、明治チョコレートの応募券を送って集めた複製絵画のコレクション。毎日のように絵を描いていた当時、姉にくっついて上野(美術館)にも良く行った・・・。ルノワールの「麦わら帽の少女」が大好きで、その鮮やかな色使いにこころを奪われていた自分。そんな時ルーブル美術展に合わせて、はじまった明治の企画だったと記憶しています???一生懸命応募券を集め送るのだが、どんな絵画が送られてくるか封筒を開封するまで解らずワクワク・ドキドキしたことが思い出されます。大切な青春1ページがここにも・・・。
e0120614_16213723.jpg

[PR]
by eddy-web | 2016-02-05 00:00 | NANJYa?COLLe(コレクション) | Comments(0)
よもやまシネマ-240 “ブラック・スキャンダル(原題・BLACK MASS)”
e0120614_17351848.jpg
e0120614_13402868.jpg



2016.Feb.03

1月は結局一本(“ブリッジ・オブ・スパイ”)しか観なかったが、その分3回も“STAR WARS"を観たわたし。あっと言う間に1月が去りもう2月。やれやれ・・・。また1年が駆け抜けて行くのか???さて、今回の作品は今やハリウッドの顔とも言えるジョニー・デップ主演最新作“ブラック・スキャンダル”。彼には珍しい悪役です。それも半端ない極悪人である。ティム・バートン監督と組んで創られた、数々の作品の大フアンであるわたし。その印象やジャック・スパロウのイメージからすると、いままでに感じたことのない彼の演技に出会いました。もともと目力の強い俳優さんなので、きっといつかこんな役を演じる日が来るとは思っていました。それにしてもはじめはまだ良かったのですが、中盤からラストに繋がる頃には常軌を逸したその目が本当に怖かったです。実話に基づき創られたR-15指定の犯罪映画。内容はご自分で観て確かめましょう。ギャング、FBI、政治家が絡んだアメリカ史上最悪のスキャンダルとして名を轟かせたこの話。アメリカって国は、ほんとに恐ろしいところと思わせます。もちろん良いところもいっぱいあるのでしょうが・・・。闇の世界には近づかないことが必修です。ジョニーのほかにも、ベネディクト・カンバーバッチやジョエル・エドガートン、ケビン・ベーコンなど飛び切りの個性派が多数出演していますが完全にジョニーの一人勝ち。凶悪ぶりには身の毛もよだちます。北野監督のシリーズ“アウトレイジ”の宣伝文句に「全員悪人」と言う触れ込みの作品があります。確かにその通りで、見終わると何かとての不快感に襲われました。もちろんそれが北野監督の狙いなのですが・・・。話を戻すと“ブラック・スキャンダル”の登場人物たちも、私利私欲の悪党たちばかりですがまだ人間性を多少持ち合わせた奴ら。その中にたったひとりだけ、本当に根っからの悪を演じきったジョニー・デップの凄さをまざまざと感じさせる映画でした。やっぱり徒者ではないひとです。
[PR]
by eddy-web | 2016-02-03 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



エディデザイン室
by eddy-web
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29
最新の記事
カテゴリ
以前の記事
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 06月
2007年 05月
フォロー中のブログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


logobr.gif