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よもやまシネマ-189 きっと、星のせいじゃない。
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2015.Feb.24

2日連続の映画館。すみません、どうしても観たかったのでお許しを。どちらを観ようか昨日も迷ったのですが、時間のタイミングで昨日は“アメリカン・スナイパー”をチョイス。もちろんどちらも観たい作品でしたので、順番はありません。
さて、映画の話。久々に思いっきり泣かされました。ただ、悲しくて感傷的になった涙ではなく、むしろ励まされたような、なにか熱いものがこみ上げた結果です。不治の病という背景を除けば、ごく普通の恋愛を描いたユーモア溢れる青春物語になっているのが凄いところである。「生きることの難しさ、そして生きていることの幸せ」をこんなにも強く感じさせる作品との出会いは久々です。
まず、主演の二人に拍手を贈ります。難しい役どころを見事に演じ、とても身近に感じる存在感はまるで友だちになった気さえするのはどうしてでしょうか?それくらい自然体で素直な演技が素晴らしい二人です。ヘイゼル役のシャーリー・ウッドリー、ガス役のアンセル・エルゴートはこれからが本当に楽しみ。友人のアイザックを演じたナット・ウルフも二人に負けない演技でこころに残ります。背負ってしまった過酷な運命と、真っすぐに向き合い苦悩しながらも一生懸命に生きる若者たちに感動です。もっと毎日を真剣に生きなければと教えられます。
作品の中には、こころに残るセリフやシーン、そして音楽が溢れたくさんのメッセージが贈られてきます。鑑賞したひとはきっとその中から、ひとつふたつ人生の道標になる宝ものを拾うことでしょう。「虹を見たけりゃ、雨を我慢しよう」だったか???ガスの家の壁掛けの言葉が強く印象に残りました。なんと深い言葉でしょうか。テーマは重く悲しいのだが、二人の生きざまに圧倒され自分が恥ずかしくなる。感謝のこころや頑張る努力がまだまだ足りないようにあらためて感じてしまいます。原作はベストセラー小説(原作/さよならを待つふたりのために)だとか。ほぼ忠実に映画は創られているそうだが、読んでみたくなりました。暗いイメージなど微塵も感じさせない、むしろユーモアに満ち溢れ人と人の繋がりの深さをきめ細やかに描いています。自分の傷みよりもひとの傷みを気にする主人公たちが健気で美しい。友人アイザックの失恋に付き合い、元カノの家を訪ね3人で卵を投げるシーンが大好きです。大声をあげ未邪気に「僕たちは半端で、3人合わせて目が4つ、手が6本、足が5本・・・」なんて言いながらやんちゃをします。なんか輝いていて言葉になりません。でももっと素敵なのは、元カノのお母さんが咎めることなく家の中に消えるとこ・・・。うまく説明できませんが、それぞれの思いが詰まっていて涙が止まりませんでした。久しぶりに気持ち良い涙が流せ、こころの中の毒が全て外に流れでて行きました。多くの人に観て頂きたい作品です。とくに若いひとたちに観てもらいたいと思うわたしです。
P.S. 脇を固めた役者さんたちがまた、素晴らしかったです。ヘイゼルの母を演じたローラ・ダーン、父を演じたサム・トラメル、そして何と言っても二人が訪ねるあこがれの作家ヴァン・ホーテンを演じたウィレム・デフォーの凄さはこの作品を締め、憎たらしいくらい深みを加えております。“プラトーン”で名を馳せ、いよいよ円熟し、ただいるだけで絵になるとはこの人。“グランド・ブタペスト・ホテル”の怪演も記憶に新しいです。ますますの活躍期待しております。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2015-02-26 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-189 アメリカン・スナイパー
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2015.Feb.23

クリント・イーストウッド監督最新作”アメリカン・スナイパー”鑑賞。作品の感想に入る前に、監督について話をしたい。監督をはじめて知ったのは小学生の頃、TVで当時絶大な人気を誇った西部劇“ローハイド”のロディという若いカーボーイを演じていました。たしかあの頃“ララミー牧場”と人気を2分していて、少年たちはTVに釘付け。血気盛んで正義感の強いカーボーイは、本当にかっこ良かったです。その後イタリアのセルジオ・レオーネ監督に招かれ、マカロニ・ウェスタン(荒野の用心棒、夕日のガンマンなど)に出演し、多くの作品で知名度を上げたのは知られている。ヨーロッパで名をあげ、アメリカに凱旋という経歴の持ち主なのはファンならみな知っている。そして監督の名を不動にしたのが、ドン・シーゲル監督作品“ダーティ・ハリー”である。デビュー当時は、なかなか目が出ず苦労をしたようである。そんなひとですから、セルジオ・レオーネ監督とドン・シーゲル監督には最大限の敬意をはらい師と仰いでいる。この人は受けた恩を生涯忘れない、間違いなく義のひとである。何故か?ってそんなの監督の作品を観れば一目瞭然。それは常にひとがひととして忘れてはならない、魂の繋がりを描いているからです。俳優としても監督としても、最高のひととわたしは思います。“グラン・トリノ”を最後に俳優は取りあえず引退としたようですが、ぜひもう一度その姿を銀幕に・・・。いつまでもズ〜っと待ってます。
さて、作品”アメリカン・スナイパー”の話をしましょう。まずは監督のバイタリティに頭が下がりました。ほんの数ヶ月前に“ジャージー・ボーイズ”を観、興奮冷めやらぬ中全然ちがうテイストの作品を出してみせるその凄さ。もうビックリです。懐の深さは計り知れません。西部劇であろうと、ミステリーであろうと、そして戦争や恋愛がテーマでも、いつも人と人の関わりを丁寧に紡いだり、紐解いたりと、きめ細やかに観せてくれます。そんな中、今回の作品はいままで感じたことのないはじめての感覚が残りました。映画というフィルターにかけてはいるものの、リアルな戦闘描写を突きつけまるでドキュメンタリー作品に仕上がっている。計算なのか、それとも純粋に創ったのかはいろいろ意見もあるだろう?わたしはもちろん後者の制作意図を感じています。調べると監督は平和主義者というより、外征戦争を真っ向反対の共和党員。古くはベトナム戦争、そしてテロとの戦いや今回の舞台イラク戦争など、国に対し「極めて重大な過ちを犯した」と批判をしている。そのことを知ると、自ずからこの作品に込めた監督の意思が強くみえてくる。映画とは本来は娯楽として発展してきたものですが、その枠はもうそれを超えメディアとしての情報発信源として重要な役割を担っています。きっとこの作品は、いろいろな意味物議を醸し出すに違いありません。実在した主人公のクリス・カイルのヒーロー像ではなく、苦悩をしっかりと受けとめることがわたしたち見る側の使命ではないでしょうか?そして、正義を掲げた如何なる戦争であっても、そこに勝者も敗者も生まれることはないという現実を再確認しましょう。この作品は今年のアカデミー賞にノミネートされ、話題となっております。賞を取る取らないは別で、監督のメッセージは間違いなくわたしには届きました。
P.S. ラストの字幕でカイルの死亡報道が流れ、胸が締め付けられました。戦場で共に闘い傷みを分かち合った仲間に撃たれて・・・。戦争は間違いなく人のこころを壊してしまう、いままでもそしてこれからも・・・。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2015-02-25 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
娘の卒業制作「製菓製パン作品展」に出かける。
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娘がこの春、2年間通った専門学校Hを卒業する。4月から就職も決まり、社会人としていよいよ一歩を踏み出す。ついこないだ小学校に上がったばかりだったのにと・・・思い出が駆け抜ける。20年はあっという間の出来事でした。
本人はいま、どんな気持で明日を見つめているのだろうか?振り返るとわたしが20歳の頃は、夢と背中合わせに不安を抱え、ただただ前だけを見てがむしゃらに走り出していた気がします。
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テーマ「白無垢」

さて、会場に一歩足を踏み入れると人人人で大混雑。日曜ということもあり、目的地に辿り着くのも大変。飲食コーナーでは学生たちが黄色い声を振り絞り、「いらっしゃいませ!ケーキはいかがですか〜」と。初々しくてとても新鮮。足早に娘たちがグループで制作した、“ウェディング・ケーキ”や“パン”そしてディスプレイの数々を見に会場をまわった。2年間の集大成は、学生たちの情熱で光り輝きまるで生きもののよう・・・。完成にはまだほど遠いもののようにも見えるが、未来に可能性を感じる作品ばかり。伸びしろがギュッと詰まった発想の、パンやケーキたちにお腹も胸もいっぱいになりました。彼女が自らアルバイトで学費をまかなったこと、これからの人生できっと大きな自信に繋がると思います。わたしの自慢の娘にこころから“2年間お疲れさまでした、そしておめでとう。”を贈ります。これからが本当の勝負です。ファイト!!好きな仕事が出来る幸せを、常に忘れず真っすぐ頑張ってください。
飲食コーナーのカフェで食べた抹茶ケーキ、美味しかったですね。
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by eddy-web | 2015-02-20 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ-188 フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
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2015.Feb.16

今回鑑賞の映画は“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”。宣伝文句は「世界でもっとも読まれている、究極のラブ・ストーリー」。究極のラブ・ストーリーとは如何なるものかと劇場へ・・・。
この原作は、一般女性(ロンドン在住)が趣味でネットに投稿した小説で、あれよあれよと話題になり世界累計1億部の大ベストセラーになったという代物。いま流行のネット小説のパイオニア的作品である。話題には事欠かない作品の映像化には、世界中の読者や映画ファンが待ちわびたに違いありません。
作品は冒頭から引き込まれるようなミュージックが画面から溢れ、何か解らないが謎めいた予感が五感を刺激します。かなり奇抜な発想の恋愛小説であることは、読んでも観ても明らかです。究極のラブ・ストーリーとは・・・こう言う事???。確かに究極には違いないが、一般人にはなかなか理解は難しいところでしょう。かと言って全然解らない訳でもなく、普通の判断基準ではない別の感性が計りになるような気がします。主人公のグレイの過去をあえてあまり深く描かず、わたしたちの好奇心をあおる。若くして名声を手にするイケメンの謎めいた男。かたやアナ(アナスタシア)はごくごく普通でどこにでもいる純粋で真っすぐな性格の女。そしてそんな生まれも育ちも、おかれた環境や生活もまったく違う別次元の二人の出会いひかれ合う。観客はシンデレラストーリーを夢み、妄想は膨らむ。だが彼は本当は・・・?
小説はきっと主人公の過去など、詳しく表現していることと思います。映画はそこをあえて追求せず、理屈抜きでひかれ合う男女が織りなす、もつれた複雑な感情をひたすら描いています。ラストも、“エッ、これで終わり!”みたいな・・・。すごくモヤモヤした感じの幕切れです。結論はみなさんご自由にと投げられた感イッパイ。
際どい内容の世界観の割に、ソフトな演出でお洒落といえばそうともいえる。でももっと究極と呼べるに相応しい表現もあったかも知れません。すこし優等生的な演出のようにわたしは感じがしました。だからと言ってもっと過激な表現がいいとも言えません。不可思議な愛の価値観がきっと存在するということで、何となくでも感じられればいいのかも・・・。解らなくても感じればいいのでしょう。二人を観て思ったことは、互いに自分にはない何かに引き寄せられ、それを確かめることで自分自身を取り戻そうとしたのではないでしょうか。
スタイリッシュな生活空間の演出は、主人公グレイ(ジィミー・ドーナン)の隙をみせない人生を象徴し、クールでまさにグレーそのもの。もうひとりの主人公アナ(ダコタ・ジョンソン)は、純真無垢で真っ白。そんな二人が交わす契約の結末はいかに・・・。恋する男と女って複雑だってことだけは、間違いなく確かめることが出来ますので普通の恋愛に飽きた方は是非劇場へ・・・。最後に音楽の使い方が実に上手く、演出効果を高めていたことを付け加えておきましょう。
P.S. 観た人はきっとみな感じたと思いますが、演出が”ナイン・ハーフ”にとても似ています。というか違うところを見つけるほうが難しいかも。ピシッと並んだネクタイや掛けられた数々のスーツの演出などなど・・・。表裏をイメージさせるモノトーンの世界観が思い浮かび、そしたらまた急に”ナイン・ハーフ”が観たくなりました。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2015-02-16 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-187 サンバ
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2015.Feb.12

2011年にフランスの歴代興收第3位を獲得し、セザール賞をはじめ世界の賞を総なめにしたコンビの復活です。そうあの“最強のふたり”の監督エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュと主演のオマール・シーの最強タッグ。これは見逃す訳には行きません。今回はフランスに居住する不法移民たちの生活にスポットをあてた社会派ドラマ。フランスだけではない社会問題のひとつに挑戦した作品だが、暗くなりがちなテーマをユーモアと音楽で見事に包み込み勇気を与えてくれる作品に仕上がっています。日々の生活の中にある不安を、特に誇張もせず淡々と描きだしたところがかえってリアルである。いつ捉えられ強制送還になるかも知れない主人公の、不安、いらだち。それを隠すようにいつも笑顔とユーモアを忘れない、主人公サンバの逞しさと優しさにひかれます。生きる事の大変さと大切さを、あらためて考えさせられます。サンバと出会い自身を取り戻してゆくヒロイン、アリスを演じたのはシャルロット・ゲンズブール。フランスのトップ女優にして、父セルジュと母バーキンのDNAをひいた才能の逸材。もはやフランスを飛び越え世界のトップスターに・・・。一度は挫折をし仕事に悩み、抱え込んだ苦しみを面談中にサンバに吐き出すシーンの迫力は圧巻。観客はその内に秘めた女性の弱さや優しさの感情表現に魅了されること間違いなしです。いい年の重ね方をしている事が、よ〜く解ります。だんだんお母さんに似て来ました。一方のオマール・シーも相変わらず小気味言い演技で、ぐいぐいと私たちをサンバの気持に引き込んで離しません。そんな彼も尊敬するシャルロットとの共演には、かなり緊張したとコメントしていました。そのあたりの緊張感がなんか上手くかみ合い、初々しいほど可愛いラブ・シーンを演じてくれたのも印象に残りました。まわりを取り巻く脇役の人たちも、みないい味を出していてフランスと言う国のこころの豊かさみたいなものが感じられます。特に中盤から出てくる、難民友だちのタハールを演じたラヒム・ウィルソンは最高。ちょっと見た目軽めの男に見せ、実はとても深い情の持ち主を絶妙に演じています。この作品にはなくてはならない存在です。
テーマの社会問題は解決しませんが、それでも今日を懸命に生きることの大切さをしっかりとメッセージしてくれました。こういう映画に出会うと、つくづく自分は幸せなんだなァ〜と思い知らされます。しっかりと生きなければ罰が当たります。“最強のふたり”にはかないませんが、素晴らしい演出の監督二人に拍手です。
P.S. 真夜中にカフェで交わすサンバとアリスの会話シーンが好きです。立場は違えど、ともにこころに抱えた悩みのやりとり。フランス語がとても心地よく、子守唄のようでとろけそうになります。シャルロットのちょっとかすれた声、オマールの低く重い声、ぞくぞくします。あと、ボブ・マーリーの曲に合わせボランティア仲間たちと踊るダンスシーンがあったかくて素敵でした。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2015-02-12 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-186 寄生獣
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2015.Feb.09

話題作“寄生獣”を鑑賞。上映が開始され随分と経っての見参。正直言うとあまりこの手は好みではなく、スルーしてました。そんな時、弟分のオタクくんが突然“寄生獣”のコミック本と同作家の本数冊を抱え、読んで見てくださいと・・・。作品について蘊蓄を語り、“結構深いんです”と熱く薦め無理矢理置いていきました。そこまでされると読まない訳には・・・。とその時まだ、ギリギリですが前編の映画がやっており手っ取り早く観に来たと言う訳です。
なるほど・・・と思うところもあり食わず嫌いを反省。ただ個人的には、グロい映像表現はあまり好みではありません。エイリアンぐらいアートしていれば、ぜんぜんOKですが・・・。“寄生獣”前編ですが、この作品のテーマは、ズバリ「母性の不思議とその強さ」と讀みました。そう言えばエイリアンでも、主人公のリプリーがエイリアンの子を宿すという話ありましたね。あの作品も母性がテーマでしょう。聞けばこの作品は結構古いらしく、版権をアメリカの映画会社に売ったがなかなか日の目を見ずお蔵入りになったものだとか。それを買い戻しての映画化なのだと、弟分は上から目線で言っておりました。
と言う事で感想です。冒頭の深津絵里さんのナレーション「人間の数が半分になったら、燃やされる森の数も半分になるのだろうか?〜」は深い言葉で期待度を掻きたてられる。この作品の後編がまだ未公開なので、現時点での感想はということで・・・、このあとの展開がちょっと気になります。発想はとても面白いと思うのと、間違ってしまった寄生というところがユニークである。あとは、寄生する側と寄生される側にそれぞれ葛藤があり、どう転ぶのか先が読めないところは興味深い。主人公真一の母親や適役の田宮良子の中にある、母性がどうやらこの物語の鍵になっているようで目が離せない。主人公真一も一度死にかけ再生し、新たな覚醒をはじめ変化して行くなど着地点が見えないのが欲望をそそります。原作にほぼ忠実に映像化しているようなので、借りたコミックはちょっと封印。前編までは読もうと思っています。染谷将太くんが主人公真一をノビノビと表情豊かに演じております。右手に寄生したミギー(単純なネーミング)の声を阿部サダヲがユーモアたっぷりに高めの声で演じてます。その他にも売れっ子の俳優さんたちが脇を固め、本気で頑張っております。以外だったのはなんと言っても田宮良子役の深津絵里さん。大ファンなのでビックリです。変化するシーンは出来るだけ観ないようにして、素顔の芝居に集中し観る事にしました。彼女の冷たい無表情の演技がいっそ怖さを引き立てます。だがそんな中で目覚め始める人間の感覚が、チラチラと出し始める内面の演技は流石です。色白の彼女ですが、どんな役でもやっぱり奇麗ですね。弟分はこの役“中谷美紀”でも良かったなァ〜と、ひとりつぶやいておりました。後編には、浅野忠信や大森南朋など一癖二癖の強者たちが参戦します。真一の運命やいかに!人類の未来はいかに!!といったところで次回作をお楽しみに・・・。みなさまごきげんよう。

P.S.お母さん役の余貴美子さんやっぱ上手い。島田秀雄役の東出昌大くん、きもかったです。村野里美役の橋本愛ちゃん頑張ってました。NHKの優等生、みなさん新境地といったところでしょうか?
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2015-02-10 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-185 エクソダス
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2015.Feb.02

リドリー・スコット監督の最新作“エクソダス”を鑑賞。歴史ものは男心をくすぐるテーマ。ましてスコット監督が手がけたとなれば、見ない訳にいきません。2000年に“グラディエーター”でアカデミー賞12部門にノミネートされ、うち5部門を受賞。その名を名実共に不動のものにしました。個人的にはスコット監督作品で一番好きなのは“ブレード・ランナーで、ケース入り特別バ−ジョンのDVDはわたしのお宝。他にもエイリアンやブラック・レイン、ハンニバルなど好きな作品はいっぱい。大学でグラフィックデザインや舞台美術などを専攻し、CFの世界で実力を磨き映画界に転身したと聞いています。そのあたりは作品に思いっきり表われているのは、一目瞭然。衣装や美術への拘りと、スケールの大きい映像表現。今回の作品はスコット監督のためにふさわしいテーマ。
さて、“エクソダス(神と王)は、”紀元前1300年、旧約聖書の「出エジプト紀」に綴られたモーゼの英雄伝説がもとになっている。モーゼと言えば“十戒”。“十戒”といえばモーゼ。モーゼといえばチャールトン・ヘストンである。1956年の作品だが、今見ても色あせない堂々としたスペクタル巨編である。相手役のラムセス(当時レメセス)をユル・ブリンナーが演じ、両者一歩も引かない演技の攻防をみせてくれたのは紛れもない。予言者モーゼによる紅海が真っ二つに割れるシーンは、同時見るものの度肝を抜き忘れられぬシーンとなった。いまでこそCG技術が発達し、不可能な映像表現はまずないと言っていいが、約60年も前に創ったとは驚きのひとこと。いったいどれだけの時間とひとの手がかけられたのか、想像を遥かに超えてしまいます。
さて、“エクソダス”に話を戻しますが、さすがにスコット監督と頷く大きなスケールの作品になりました。昔のモーゼとはかなり印象がちがったところは、逆に新鮮で監督の独自の考えや表現が随所に出ておりました。昔のモーゼは予言者として、設定されていましたが神に近い人物。今回はひとりの人間がもがき苦しむ中で、神に一歩一歩近づいていくと言った、人間ドラマになっています。昔、手にしていた杖の代わりに剣を携え、はじめは闘士として地に立っています。そして戦いの中から、権力への矛盾や、自由の尊さなどを感じはじめ目覚めてゆく。軸になっている生い立ちなどは、そのままだがスコット監督流とでも言うような、現代的なアレンジの演出になっているように思えます。初っぱなからのダイナミック戦闘シーンにはじまり、あっという間の2時間半。少し長い作品だが、まったくそれを感じさせません。主演のクリスチャン・ベールは熱演です。彼は業界でも有名なストイックな人物。役柄のためなら体重を30キロくらい当たり前のように、上限できるそうです。今回はそこまでの絞りこみはなかったようですが、モーゼになりきっておりました。ラムセス役のジョエル・エドガートンもベールに負けず劣らずの存在感でした。キャッチフレーズの“神に選ばれた男”と“神になろうとした男”を見事に演じきった2人に拍手!!また、脇をシガーニー・ウィーヴァーやベン・キングズレーといった名優たちが固め、ある意味贅沢なキャスティングだと・・・。IMAX・3Dで鑑賞した訳ですが、その迫力と臨場感は謳い文句以上に満足感を獲る事ができました。歴史好きなひとやスペクタルものが好きな人たちは、いますぐGO!!
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2015-02-02 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



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