<   2014年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧
よもやまシネマ-175 インターステラー
e0120614_18284843.jpg

e0120614_13402868.jpg




2014. Nov. 25

22日から公開された、クリストファー・ノーラン監督作品“インターステラー”を鑑賞。“ダークナイト”シリーズの大ファンのわたしは、公開前からこの日を待ち続けて来ました。そしてこの映画に主演した2人がどんな演技をみせてくれるのかも・・・。
今回のテーマは「地球の未来と人類の選択」。近年、世界中で起こる自然現象の脅威。この映画はきっとそのことをしっかりと受け止め、これからの地球の未来と人類の未来を真剣に考えてみようと提案しているのではないでしょうか?もちろん感じているひとは多いはず・・・。さて、お話は近未来。病んで行く地球に、なす術無く打ちのめされる人々。その中、秘密裏に動くチーム(NASA)の宇宙移民計画。地球以外で人類が暮らせる惑星を探すという、いまでは現実味を帯びたストーリー。間違いなくその日はやって来るのでしょう。と言う意味では学習の意味合いも大きいかと・・・。ただ、そこはSF作品のもつ緊張感を最大限に引き出し、これでもかこれでもかと事態が急変し
物語は進みます。そこには人間が持つ、心の中にあるやっかいな性や欲望、裏切りなどが顔をだし人間の本質に近づいていきSFからヒューマンドラマへと。ここまではよくある展開ではありますが、後半からはギャがチェンジされ予想もつかない展開に。親子の絆がキーワードとなり、宇宙から異次元へと???。
この映画長い作品でしたが、ノーラン監督の脚本(弟ジョナサン共同執筆)と、拘りぬいた演出や変わらない高い映像技術により、物語にぐいぐい引っ張り込まれます。あともうひとつ引かれるのは、未知の力の存在という新しい切り口。うまく説明は出来ませんが、ここがポイントであることは間違いありません。これぞ不可解なSFの醍醐味??流石ノーラン監督。是非ご自身で確かめてみてください。理屈では説明できない見えない力があるからこそ、人類は進歩を続けているのかも知れません。その力とは???ここは理解より感性に身を委ねましょう。
俳優さんたちの話もすこし触れたいと思います。主人公クーパーを演じたのは、マシュー・マコノヒー。昨年アカデミー賞主演男優賞を受賞した“ダラス・バイヤーズ・クラブ”は記憶に新しい。あの演技は鬼気迫る圧巻のもの、役づくり超減量をし撮影に臨んだ役者魂は観れば納得。今回の映画は一見平凡だが、繊細なハートと緻密な行動力を合わせもつ人物。素晴らしい演技には、流石のひとこと。対ヒロイン・アメリアを演じたアン・ハサウェイ。こちらもいるだけで見とれてしまう女優さんですが、しっかりと存在感を出しております。あと、忘れてならないのが主人公の娘マーフィー(マーフ)の存在。幼年期を演じたマッケンジー・フォイは、アメリカでもその演技力は高く評価されているらしいです。可愛いと言うより美人。大人の顔をしていてこれからどのような進化をみせてくれるやら・・・。成年期を演じたジェシカ・チャステインは“ゼロ・ダーク・サーティ”以来のお目通りでしたが、こちらも言うことなしの演技。そして最後ですが、老年期を演じたエレン・バーステイン。実はその時は解らず、あとで知ることに・・・。短い出演でしたが、最後の別れシーンはしっかりと胸に焼き付きました。時を越えて帰還した息子と死の時を迎える親子の会話。年来が逆転しての再会で「親より先に逝くほど、親不孝はない」「お父さんにまだすることがある・・・」には、涙涙でした。本当に流石です。大好きな女優さんです。御年81歳と聞きましたが、まだまだ頑張ってほしい俳優さんです。
P.S. 脇を固めたキャストがまたすごい。マイケル・ケイン、マット・デイモン、ジョン・リスゴーと、実に豪華です。
脇と言えば、人工知能ロボットTARSは最高。一見ダサイのですが、理にかなった動きとその存在感はアカデミー賞ものです。ユーモアのセンスも備え、クーパーにとっていなくてはならない存在の友。「一家に一台」ほしいな〜ってか・・・。
ついでに氷の惑星(第2の候補)のシーンの話ですが、撮影はアイスランドの氷河で行われアン・ハサウェイが停滞温症になるなど、それは大変な撮影だったようです。そのかいあって、素晴らしいリアリティが表現されています。この作品、SF映画の名作となるかも・・・。
Shoji UEKUSA
[PR]
by eddy-web | 2014-11-27 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-174 天才スピヴェット
e0120614_12302398.jpg

e0120614_13402868.jpg




2014. Nov. 18

“アメリ”のジュネ監督最新作“天才スピヴェット”を鑑賞。ジャン=ピエール・ジュネ監督と言えば“アメリ”と誰もが浮かぶ映画だが、きょうからは“天才スピヴェット”と変わるかも・・・。1991年に“デリカテッセン”で、マルク・キャロと組み独特なユーモアで衝撃的デビューを飾ったジュネ監督。ふたりの共同製作はしばらく続いたが“アメリ”で独立し、さらにファンタジーの追求に磨きがかかり今回“天才スピヴェット”に辿り着きました。私の好きなティム・バートン監督ともひと味違うジュネ監督。共通点は空想や妄想が大好きでお茶目なところ。違いはと言うとアメリカとフランスの匂いみたいな・・・、ティムのドライなユーモアに対し、ジュネはウェットなユーモアと言った感じを受けます。どちらも大好きですが・・・。
さて、“天才スピヴェット”。何と言ってもすごいのが、今回はじめて映画の主演を演じたと言う、カイル・ギャレットくんの凄さ。イヤぁ〜も参りました。ただただ凄いのひとこと。天才とは映画の題名ではなく、彼のことだと鑑賞の後誰もが感じるはず。顔もイケメンだし、そのうえ感性も半端ない感じで表情が実に豊か。この映画はまさに彼のためのものでは、ないでしょうか?2002年生まれと言うことは、12歳ってか。このさきどうなるの???子役でデビューすると、大人への転機が大変なのは事実。ぜひ長く頑張って欲しいものです。彼は頭も凄いらしく英語はもちろんロシア語(母はロシア系)のほか6各国語を操るようです。もうひとつ武術にも秀でていて3年連続で総合格闘技の世界チャンピオンを獲っているそうです。なんかもう言葉が出ません。口がアングリです。映画の中でその片鱗がチョッと出ておりますので、観に行くひとは楽しみにしてください。
何か彼のファンになってしまい、彼のことばかり書いてしまいました。
ちょっと中身のはなしを・・・。アメリカの西部の片田舎で暮らす、天才発明家の冒険ものがたりがストーリーの軸ですが、実は深〜い少年のこころの叫びが秘められております。もう話せません。あとは自分で確かめましょう。笑いあり、涙ありの素晴らしい作品です。
映像も相変わらずセンス抜群。ジュネ監督独特の彩色で鮮やかな風景に引き込まれます。今回は3Dの映像処理も加わり、さらにファンタジーの魅力倍増。現実と夢の中をいったり来たりで、とても嬉しくなります。まわりを固める俳優さんたちもぴたッとはまり、短い時間の出演でもなくてはならない演出の大切なシーンばかり。お母さん役のヘレナ・ボナム=カーターはいつでも存在感抜群です。バートン監督のパートナー(正式に結婚はしていない)ということは、みなさんご存知ですよね。この方、ファンタジーには書かせない存在です。
P.S. 科学賞の受賞式スピーチシーンは、記憶に刻まれる名シーンになりました。カイルくん可愛い〜イッ!カッコいい〜イッ!気持悪いかも知れませんが、思わず抱きしめたくなります・・・。
Shoji UEKUSA
e0120614_12301780.jpg

[PR]
by eddy-web | 2014-11-19 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-173 グランド・ブタペスト・ホテル
e0120614_10371673.jpg

e0120614_13402868.jpg



2014. Nov. 10

ギンレイ2作品目は、観たかった“グランド・ブタペスト・ホテル”。タイトルからしてちょっと怪しいですね。この映画の紹介を雑誌記事で読み、なにかアーティステックな感じを受け興味をそそられました。ステール写真などをみると、なにか独特な雰囲気と衣装や舞台美術などのビビットな色使いが目に留まりました。フランス映画の“アメリ”のようでもあり、ティム・バートン監督の世界感のようでもありと・・・。監督はウェス・アンダーソンというひとで、アカデミー賞にも何度もノミネートされているらしい。わたしははじめての鑑賞になる。独自の世界観とユーモアを合わせ持つひとで、この作品はオリジナルで発案から、脚本・製作・監督とマルチな才能を発揮。映像美へのこだわりがこの映画からも読み解くことが出来る。日本のソフトバンクのCM(ブラピが出演)などを製作したのも監督らしい。
“アメリ”もそうだが、この手の映画は好みがはっきり分れてしまう。ちょっとブラックなユーモアに包まれた、大人のお伽噺ってところでしょうか。どんなジャンルにも当てはまらない、不思議な作品とだけ言っておきましょう。キャスティングも豪華だし、舞台美術や衣装などセットにかけたもの造りへの拘りは半端ではありません。それだけでも充分楽しめます。空想の世界で造り出されたホテルは、まるでお菓子・・・。実際に精巧なミニチュアのセットを創っての撮影と、アニメと実写などを組み合わせた手法で作られたこの夢物語。立体絵本の中にでも、迷い込んだ錯覚を覚えます。ホテル内の装飾品などにも拘り抜き、モダンさ色使いとクラシックな建築美にため息がでる。ワンカットワンカットがまるで絵はがきを観ているよう。こんなホテルが実在したら、ぜひ行ってみたいと思う女性は多いはず・・・。
物語は昔話を紐解くかたちで、はじまりホテルの成り立ちや歴史へと進んで行く。癖のあるキャラも多いが、このホテルには違和感がない。むしろピッタリ。主演のレイフ・ファインズ(シンドラーのリスト)を筆頭にエイドリアン・ブロディ(戦場のピアニスト)、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドプラム(先日観たウィークエンドはパリで)、ハーヴェイ・カイテル(ピアノ・レッスン)、ジュード・ロウ、ビル・マーレイと超豪華な顔ぶれに改めてビックリ!!ジュード・ロウなどは自分から売り込み、作品への出演が決まったとのこと。俳優さんたちが出たいと思う、そんな作品を創るクリエーターなのだろう。独特な美的感覚のこの監督にこれからも注目したい。
P.S. 蒼々たる男優たちにまみれ、アガサ役に挑んだシャーシャ・ローナン。頬にちょっと変わったアザがあるパテシエールを演じ、とても可愛いと思っていたら“ラブリー・ボーン”に主演した蒼い瞳のあの子でした。ちょっと大人になったようです。彼女もアンダーソン監督の大ファンだそうです。
※2本観た映画の私的軍配は・・・インサイド・ルーウィン・デーヴィス。あくまでも好みです。
Shoji UEKUSA
[PR]
by eddy-web | 2014-11-12 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-172 インサイド・ルーウィン・デイヴィス(名もなき男の歌)
e0120614_13522148.jpg

e0120614_13402868.jpg



2014. Nov. 10

近隣でやっている映画館で観たいものがなく、頑張って飯田橋まで・・・。ギンレイホールは歴史ある名画座。料金も安い上、見落としてしまった良作をチョイスし提供してくれるありがたい映画館。ただ、2本立と言うのが少しシンドイ。
たいていは1ッ本に絞り鑑賞しているが、今日は朝一で出かけ頑張って2本観ようと決めて来た。本当に観たかったのは“グランド・ブタペスト・ホテル”だったのだが・・・。やられちゃいました。
“インサイド・ルーウィン・デイヴィス(名もなき男の歌)”地味な物語ですが、じわじわと胸に沁みる作品でした。主人公は売れないフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィスという人物。聞く所によると実在したひとで、かのボブ・ディランが憧れた伝説のフォーク・シンガー「デイブ・ヴァン・ロンク」なるひとらしい。そのひとを題材にした、立った一週間の出来事が描かれている。1961年のニューヨーク・グリニッジ・ヴィレッジが舞台。歌を生業に生きる主人公の、ひたむきなまでの音楽(フォーク)への拘りと葛藤を、苦い生活の中から紡ぎ出し見せてくれる。演じた俳優オスカー・アイザックが、素晴らしい歌声と演技で圧巻である。ギターの腕前も半端なく、お世辞ぬきで最高です。憂いを秘めた瞳と、こころの奥底から絞り出すようなその歌声に完全にやられました。監督は今までにも数多くの名作を世に送り出した、コーエン兄弟。監督が彼を主役に使命したのは、きっと彼以外はこの役は無理と確信したからに違いありません。この作品も2013年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。これで4つ目の栄冠となり、映画界の名声を不動のものにしました。
1960年代はわたしたちにとっても、通り過ぎた青春の一ページ。フォーク・ソングがちまたでは大流行り。新宿駅前は多くの若者がギター片手に闊歩し、そちこちで路上ライブ。その原点とも言えるこの物語に、すっかり酔ってしまいました。当時の退廃した社会環境の中、貧しさゆえひたすら音楽と向き合いもがく主人公にこころ引かれます。いまの社会一般から観ると、自分勝手なダメダメ人間。そんな生活から這い上がろうと一度は覚悟をきめるが、やっぱり音楽にしがみつく。そんな人間が絞り出す歌だからこそ、ひとのこころに届くのだとしみじみ感じさせてくれます。脇を個性的な俳優さんたちがさりげなくかため、60年代を実にリアルに描き出してくれました。60年代生まれはもちろん、いまの若者たちにも、是非、見て欲しいと思います。そう言えば、最近続けて60年代を舞台にしたの作品(ジャージー・ボーイズ)が続き、昔に酔っている自分。何だかんだ年をとったのかなァ〜。やっぱり音楽の影響は大きいですね。
P.S. 恋人役ジーンをキャリー・マリガンが演じ、オスカー・アイザックとの小気味言いやり取りで女の強さや弱さそして優しさを魅せ、ますます好きになりました。はじめて彼女を知った“わたしを離さないで”は大好きな映画のひとつ。ギャッツビーの時の役は、猾くて嫌な女だったけど、凄く奇麗でした。いろんな顔を観せてくれる彼女をこれからも応援します。ライブハウスで彼女が歌う「ファイブ・ハンドレッド・マイルズ」は懐かしさで思わずウルウル。フォークソング万歳!!


★オスカー・アイザックの歌声をどうぞ。
[PR]
by eddy-web | 2014-11-11 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-171 エクスペンダブルズ3
e0120614_18333079.jpg

e0120614_13402868.jpg



2014. Nov. 04

ついに観ちゃいました“エクスペンダブルズ3”。前作の2作は、観ておりません。なんでって聞かれても、答えは自分でも解りません。しかし、今回はついに意を決して・・・。
ひとことで表すと「最高級の具材を使った、寄せ鍋料理」ってとこかな。これは決して悪口ではありません。すごく美味しかったし、贅沢この上ない極上の料理(エンタテイメント)でお腹いっぱい。ストーリーは良くも悪くも普通ですが、出ている人たちが凄すぎる。メインディッシュばかりの集まりが、ちゃんとスタローンを鍋の真ん中に・・・。さすが、スタローンここにあり。カッコよかったです。それでは改めてメンツの紹介を。スタローン、シュワルッツネッガー、ハリソン・フォード、メル・ギブソンとこれだけでも夢の共演ですが、さらにジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ジェット・リー、ウェイズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレンなどなど・・・。みな年は召したけど、どれを食べても大満足。例えとして正しいかは解りませんが、日本人の大好きな「忠臣蔵」のハリウッド版???いやちょっと違うかも。昭和時代に第一回東宝チャンピオンまつりとして制作された、ゴジラシリーズ第10作「オール怪獣大進撃」ってか・・・。やっぱりちがうなこれも・・・。
そんなことどうでも良いです、面白ければ。また、CG処理とかを極力抑えたリアルなアクションシーンてんこ盛りにも大満足です。それぞれのキャラたちもちゃんと立たせ、見せ場を作ってくれてるしサービス満点。たまにはこんな作品を思いっきり楽しむのもいいと思います。とにかく理屈抜きでカッコいい。わたしも仲間に入れてほしいくらいです。
これだけの俳優さんを集めることをできるのは、やはりスタローンの人望だと思います。あと、面白いセリフのやり取りが随所にあり、決行アドリブっぽくみんなで映画を楽しんで創っている感じがしました。羨ましい限りです。第一作、第二作にも、ヴァンダムやウィリス、ロークといった名の知れた俳優さんたちがいっぱい。これを期にまとめて観ようかと・・・。
P.S. 今回自分が一番好きになったキャラはバンデラスがやったガルゴ。いや実に光ってました。緊張感の中にひとり別次元でした。Good Job!! 最高です。あと、スタローンの上腕二頭筋相変わらずスゴイっス。小生も頑張ります。Shoji UEKUSA
[PR]
by eddy-web | 2014-11-07 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-170 ドラキュラZERO
e0120614_12165825.jpg

e0120614_13402868.jpg




2014. Oct. 31

さて、今回はドラキュラ映画です。最近の作品でヴァンパイアを題材に描いたものと言えば、やはり“トワイライト”。吸血鬼と人間の少女との純愛を描いたベストセラー小説の映像化。シリーズ化され、かなりの興行成績を納めました。わたしもすべて鑑賞し、結構楽しませてもらいました。その他にも、ブレイドシリーズとかアンダーワールドシリーズとかいろいろありましたが、みな本来の吸血鬼ものとは一線をひいた新しいスタイルの映画ばかり。ドラキュラ映画はもともと怪奇映画として創られ、俳優クリストファー・リーが演じたシリーズが何と言っても有名。真夜中に棺から目覚め、夜な夜な美女を襲い生き血を啜るというのが定番。十字架が苦手で太陽の光を浴びると死に、後は心臓に杭を打ち込まない限り殺すことが出来ない。青白い顔に黒マント。リーはこのイメージが定着し、その後それを払拭するのが大変だったらしい。随分昔のことですが・・・。
さて、最新作“ドラキュラZERO”。諸説あるドラキュラ伝説の原点を描いた作品とのこと。数多く出版されているドラキュラ伯爵の物語で一番有名なのが、ブラム・ストーカーの原作もの。それをもとに描いたのがこの作品。15世紀半ばにトランシルヴァニア地方を統治していた、ヴラド3世という君主がモデルらしい。実在した人物の歴史と重ね合わせ生まれたのが、このドラキュラ伝説のはじまり映画。とても興味深い題材でこころ引かれましたが、ちょっと私的には肩すかしを食らった感じ。わたしだけかも知れませんが、もっと掘り下げた人物像を期待していました。割と淡々と物語も進み、まるでドラキュラの説明書を読まされたような感じです。ドラキュラになった理由やらは解ったのですが・・・。人間の時から敵を生きたまま串刺しにして並べ「串刺し公ヴラド」と呼ばれ恐れられていた人物の生まれた背景などもっと突っ込んでくれると良かったのですが。もちろんVFXで創られた映像は迫力があり、見応え充分で多いに楽しめます。また、衣装など装飾の演出なども素晴らしいものでした。ヴラドが着ていた赤い鎧の竜の文様が美しく印象に残り、のちにルーマニア語で「竜公または悪魔公」の意味が“ドラクレア”という言葉で最終的に英語読みの“ドラキュラ”となったことを知りました。そこまでこだわって見た目を整えたのなら、もう一歩踏み込んだ人物像を見せて欲しかったと思うのが感想です。さて、みなさんはどうでしょう。エンドロール後のチラッ見せの演出は???思わせぶりなのか、それとも・・・。Shoji UEKUSA
[PR]
by eddy-web | 2014-11-04 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



エディデザイン室
by eddy-web
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最新の記事
カテゴリ
以前の記事
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 06月
2007年 05月
フォロー中のブログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


logobr.gif