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よもやまシネマ-169 イコライザー
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2014. Oct. 27

ここしばらくアクションものを観ていなく、大分こころの中に燻るものがあり満を持して“イコライザー”に・・・。アクション映画とは言え、主演はデンゼル・ワシントン。期待通りに満足感100%でした。ストーリーに目新しさは感じませんが、ワシントンの演技で重みのある作品に仕上がっています。黒人俳優さんたちの活躍は目覚ましく、アカデミー賞を獲るひとも後をたちません。もちろん彼もそのひとり。わたしが映画にのめり込んだ頃は、まだまだ根強い差別があり、なかなか黒人の俳優さんたちも今程活躍の場がなかったように思えます。そんな時“野のユリ”という作品ではじめて黒人俳優のシドニー・ポワチエがアカデミー主演男優賞を獲得。世界をアッと驚かせました。それは素晴らしい作品で、もちろん評価に値する名演技でした。今見ても感動します。内容も黒人差別がテーマになっていて、いろいろな意味で世界に一石をを投じた作品となりました。
さて、今回の“イコライザー”。ワシントンの渋い演技が光っています。簡単に解説すると、ハリウッド版「闇の仕事人」といったところ。似たような作品は今までも沢山あり、日本のTV「仕事人」の方がもしかしたら後発かも知れません。男たちはこう言うの、大好きです。映画のキャッチは“19秒で世の不正を完全抹消する”です。仕事をする前にタイムウォッチのスイッチを入れるのですが、ただただカッコいいです。主人公は生活も超地味で全く普通の人。日本のTVの主人公のように個性も全く出していない。そこが実にいい。会話のはしはしに知性がさらりと感じられ、でもそれをひけらかさない温厚さ。これはワシントンしか出来ない役だと思います。バイオレンスなアクションシーンも実にスマート。元CIAという設定はよくあるが、ヒーロー、ヒーローしていないこの地味さに大満足。シリーズ化されると嬉しいです。映画の中で好きなシーンが2つ。ひとつは夜のカフェで娼婦テリー(クロエ・グレース・モレッツ)とはじめて言葉をかわし話をするところ。穏やかな表情と静かな語り口で包み込むように会話をする。自らが背負ってきた重みみたいな、深い包容力を感じさせます。もうひとつは旧友のプラマー夫妻の奥さんスーザンとの会話。ここは、こころを知り尽くした友だからこそみたいな、自身のすべてをさらけ出す少年の顔を観せてくれる。ちょっと前に観た“2ガンズ”ではちょぴりお茶目な役を演じていた彼。毎回全然ちがう味を出してくれ、ますますファンになりました。また音楽の使い方がめっぽう上手で、作品に緊張感を持たせていたことを付け加えておきます。
P.S. 今回の映画と同種のリアルで緊張感のある大好きな作品は“グロリア”(ジーナ・ローランズ主演)と“レオン”(ジャン・レノ主演)。このふたつが追随を許さなかったのですが、今日もうひとつ作品が加わりました。拍手!!
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2014-10-28 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-168 ウィークエンドはパリで(原題/Le Week-End)
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2014. Oct. 21

久しぶりに銀座へ。候補の鑑賞作品が2つあり、迷ったが何となく元気になれそうな気がして“ウィークエンドはパリで”をチョイス。ところがどっこい、ユーモアを交えた会話の端々に結構重たいテーマが見え隠れし、考えさせられる要素がたっぷり。監督は“ノッティングヒルの恋人”で世界を魅了したロジャー・ミッシェル。その監督が15年間も暖めていた夫婦の絆がテーマの今作品。熟年期を迎えた夫婦たちの物語は、きっと熟成を迎えたワインの味のようなものかも知れないと、お酒の味も解らないわたしは観賞後にふっと思いました。
主演の二人(ジム・ブロードベント&リンゼイ・ダンカン)が実に見事である。長年連れ添った、酸いも甘いも知り尽くした夫婦を何とも言えない味わいで演じてくれる。ニック・バロウズを演じたジムは、頑固で融通の利かない堅物を豊かな表情で繊細に演じ、妻メグをリンゼイは、チャーミングな表情と大胆で歯に衣着せぬ言動でこれまた可愛らしい女性を魅せてくれました。壮年期の二人はまるで怖いもの知らず。と言うか怖いものみたさの大胆な行動とでもいうか・・・。きっと美しいパリがいままで貯めていたものが開放させ、無邪気な子どものようにわんぱくをさせただろう。凄く解ります。ハラハラドキドキの連続だが可愛くて微笑ましい。キワドイセリフも沢山出てくるが、ちっともイヤらしくない。辛辣だが本音の言葉はむしろ正直で清々しい。こんな夫婦にどうしたらなれるのだろう。
私はパリに行ったことがない。昨年のクリスマス、娘が研修旅行で訪れ土産話をたっぷり聞いたのもこの映画を選んだ理由のひとつ。画面から溢れる柔らかい光。その輝きに包まれた街並や石畳の風景が何とも言えぬ落ち着きと美しさで魅了する。
そんな場所に辿り着いたからこそ、きっと二人はまた愛を確かめ合うことが出来たのかも知れない。こんな美しい場所に行けば、みな正直になる。「永遠の愛などない」と思うひとは、是非観ましょう。
P.S. ニックの古い友人モーガンを演じたジェフ・ゴールドプラムについてひとこと。この役はこの映画になくてはならない重要な存在。物語がキュッと締まったそんな気がします。イケイケの役ではあるが、良い男です。“ザ・フライ”のハエ男とは思えません。あと、音楽の使い方が素晴らしく、パリの風景と見事に重なり哀愁を漂わせてくれました。また名匠ゴダール監督へのオマージュか、ラストで踊る3人のダンスシーンは最高でした。この夫婦、若い頃はきっとかなりやんちゃしていたと思います。※パンフの風景はプラザ・アテネのスイートルームからの眺め。一泊15万円だそうです???。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2014-10-24 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
NANJYa?COLLe/11  ウルトラの缶コレ、第二弾登場!?
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e0120614_1234490.jpg2014.Oct.19.

予告したウルトラの缶シリーズを大公開。しばらく続いたコーラから、レモネードに変わり発売されたこのシリーズ。味は特に個性はないが、やはりこの缶のデザインには魅かれる。ボディデザインをあしらった前シリーズから、マスクのデザインへと変わったがこちらも秀逸。並んだ缶のキャラたちは、どれもこころに残るウルトラマンの強敵たち。良い顔してます。最後列は前シリーズと同じボディデザインのバージョン。
(前列トップ・ガラモン、2列目右からレッドキング、バルタン星人、3列目右からゴモラ、ウィンダム、ダダ、4列目右からカネゴン(シークレット)メフィラス星人、ガッツ星人、再びカネゴン、最後列右からゼットン星人、キングジョー、メトロン星人、エレキング、そしてキングジョー黒バージョン)Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2014-10-19 00:00 | NANJYa?COLLe(コレクション) | Comments(0)
よもやまシネマ-167 ジャージー・ボーイズ
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2014. Oct. 16

いつものパターンで、鑑賞前の情報をいっさい入れない映画鑑賞。作品は“ジャージー・ボーイズ”。なんと監督がイーストウッドだったことすら知らず観てしまった。感想ですか?そりゃいいに決まってるでしょ!
この作品は1960年代、全米ヒットチャートを席巻したバンド“ザ・フォー・シーズンズ”の栄光と挫折、そして再生を描いた物語。もとはブロードウェイの大ヒットミュージカル。ミュージカルとイーストウッド???って大丈夫・・・。みなさん心配ありません、流石のイーストウッド監督と観た後、間違いなく思うはず。イーストウッド監督はこの時代を描いた作品が実に多い。自分が駆け抜けてきた青春時代と、夢を追いかけ懸命に生きてきたそんな深い思い入れがあるのでしょう。キャストはこの映画ではじめて観る俳優さんばかり。だがグループの4人中、3人はミュージカルで同じ役を演じた俳優さん。主人公のフランキー・ヴァリを演じたジョン・ロイド・ヤングは、この役でトニー賞をはじめ四大演劇賞をすべて受賞しているとのこと。まさにはまり役の折り紙つき。本当にすばらしかったです。歌も本物に負けない歌唱力で、高音のファルセットは痺れます。ミュージカルはあんまり得意な方ではありませんが、この映画は音楽は音楽で聞かせ、そして物語は物語できっちし描いてくれてます。これはイーストウッド監督の演出の凄さです。壮年の私たちには溜まらない名曲の数々が鏤められ、物語の深みをさらに上げてくれています。
タイトルの“ジャージー・ボーイズ”ってはじめ何だろう?って素朴に思っていました。そしたらアメリカのニュージャージーから生まれたグループからと単純明快。ジャージが似合う田舎の子が都会で成功を夢見る話、って具合に思っていたわたし。こんなこというと地方のひとは起こりますよね。いま、東京より地方の方がファッション情報は速いですから。ほんとバカなわたし。あっとちょっと話がそれました。
映画の感想ですが、「古き良き時代」なんて感傷的になっている場合ではありません。どんな時代でも生きることは大変で、喜びの数だけ悲しみや苦しみもいっぱい。だから一生懸命に生きることは悪くない。と最後に思わせてくれるそんな映画でした。主人公のフランキーと娘がお店でする会話シーンはウルッときます。夢を追い続けてものだから言える、強く温か〜い言葉でした。最後のエンドロールシーンはまさにミュージカル。でも、なんかこころが救われます。
P.S. スクリーンから溢れる往年の名曲「シェリー」、「恋のヤセがまん」、「君の瞳に恋してる」、溜まんないです!!!久しぶりにサントラ買っちゃおうかな。
あとひとつ、マフィアのボスをやっていたクリストファー・ウォーケン、渋かった〜ッ。エンディングシーンでは、ちょっと目が泳いでいたのが可愛かったです。“ディア・ハンター”の時から大ファン。これからもお元気で。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2014-10-16 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
NANJYa?COLLe/10  感動の缶コレ、仮面ライダー編!?
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e0120614_14222574.jpg2014.Oct.14.

某飲料メーカーが出した、ボトル缶第二弾を再びチョイス。こんなもの何で集めるのとお思いの方(大半は女性)ゴメンナサイ。これは性の違いです。
いっぱいあるので何をだそうか迷いましたが・・・。前回・・・と言っても大分前ですが、ウルトラ缶を出したので今回はライダー缶を。ですが、最近の仮面ライダーたち(平成)はいません。わたしには、仮面ライダーと言えば、昭和。1号、2号、V3、そしてアマゾン。これくらいです、頑固オヤジが認めるのは。キャラデザインがシンプルで缶のアルミ素材を上手にいかしていると前にも言いました。平成バージョンではこうはいきません。いま観てもコスチュームデザインがいかに優れものか、改めて納得!顔のデザインものは、少しだけ出たもの。これもいいでしょ。やっぱ!バッタでなきゃ!ライダーは・・・。1号とV3、そしてBLACK RXです。仮面サイダー、ネーミングは抜群です!!
P.S. ウルトラバージョンもライダーバージョンもまだありますので、乞うご期待!Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2014-10-14 00:00 | NANJYa?COLLe(コレクション) | Comments(0)
よもやまシネマ-166 悪道日記
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2014. Oct. 09


今回観た映画は、かなり前から情報を入手し待ち望んでいた作品。原作はハンガリー出身の女流作家アゴタ・クリストフ。30年ほど前にフランスで出版された作品である。話の面白さが口コミで広がり、世界40カ国語に翻訳され大ベストセラーになったもの。わたしはまったく知りませんでしたが、映画を観てとても強く引かれました。この原作は、のちに第2部“ふたりの証拠”第3部“第三の嘘”と続きもちろんベストセラーに・・・。
この作品は原作者の幼少期の体験がもとになったもので、第2次世界大戦状況下のハンガリーとその隣国などが舞台となっている。わたしがこの映画がどうしても観たかった理由のひとつが、予告のPVで「映像化不可能と言われた原作」とあったから。読んでいないので何とも変な話だが、それを確かめるように劇場に足を運んだ。
戦争を背景にした名作は多い。“禁じられた遊び”を筆頭に“ボクの村は戦場だった”など好きな作品が多い。とりわけこどもが絡むと実にこころが揺さぶられ印象度が増す。今回の作品も一級品と言っていい出来映えである。ただ涙が溢れて胸を締め付けられると言ったものではなく、むしろ戦争の真の怖さがひとのこころまで変えて行くという現実味に感情がフリーズする。主人公を演じた双子が実にすばらしい。過酷な状況下で、ただひたすら生きようとする姿が脳裏に焼き付く。双子という設定だから生まれる、感受性の強さや弱さがより強調され胸を打つのかも。ふたりが預けられた疎開先のおばあちゃんが、また凄い存在感。原作とはかなり違う風貌だそうだが、見事な演技に圧倒される。ひとの絆をとことん意地悪く貫き、反面生きる本当の強さや優しさをさりげなく伝えてくれる。物語は過激でスキャンダラスな描写も多く、自然の美しさを逆手に取った演出は見事としか言えない。静かな描写が多く、会話も実に無感情なやり取りである。だがそれが実にリアルさを増し怖い。生きることへの執着が生む、究極の強さが描かれた名作かも知れない。時折見せる、無感情な少年たちのやさしさがこころにつきささる。
第二部、第三部と続編を期待したいが、聞けばその内容はまったく第一作とは異なる表現で驚かされるとのこと。そこが逆に読者を引きつけた原因らしい。第二部では、実は双子とあったがひとりの人間がふたりに成り済ましていた???なんて展開らしいです。こんな情報が入ると、ますます原作を読みたくなります。それととても残念なことですが、原作者のアゴタ・クリストフさんは、映画のクランク・アップ一年前にこの世を去りました。この映画の監督ヤノーシュ・サースに絶大な信頼をおいていたらしく、こころから完成を待ち望んでいたようです。きっとこの映画を観れば、納得し喜ぶことでしょう。
P.S. パンフレットを載せましたが、実に奇麗なデザインです。内容の過激さが嘘のような、やさしい表現ですね。考えるに“悪道日記”というタイトルも、ちょとファンタジーをイメージさせる。ある意味イソップの寓話と同じテイストなのかも・・・。
Shoji UEKUSA
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by eddy-web | 2014-10-09 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



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