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よもやまシネマ-131 GRAVITY(ゼロ・グラビティ)
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2013. Dec. 17

緊張に身が震え、あっと言う間に時間が過ぎた。時間を忘れてしまうほど、久しぶりに緊張感が連続する映画に出会った。今年度アメリカで、あの「アバター」を公開初日記録で抜いたと聞くこの作品。冒頭の優雅な宇宙遊泳は誘い水。あっという間に宇宙の本当の怖さを体感させる、矢継ぎ早の展開が始まる。何度も知らず知らず息を止めている時間があり、気がつくと身体を強張らせている自分。パニック映画やスリラー、オカルト、サスペンスなど、数あるドキドキとは異なる現実的な怖さを体感させる3D作品になっている。宇宙に馳せる人間の夢と希望は、それと背中合わせにこんなにも恐ろしい現実を背負っているのかと思い知らされる。主演の2人が素晴らしい演技で、ぐいぐいと映画の中に引き込んでくれる。サンドラ・ブロック、そして、ジョージ・クルーニー。見事としか言いようのない完璧な演技に、まるで自分もいっしょにいるような気になる。そして3D映像の素晴らしさに驚愕する。わたしたちが知っている地球の美しい蒼さは、時折ニュースで流れる宇宙開発の現場シーンから送られてくる。先日も“若田さん”のステーションからの放映が流れ、ゆったりと無重力遊泳の中でのメッセージ。これだけ観れば、なんと優雅で気持ち良さそうと思い、一度でいいから体験したいと思うが心理だろう。しかし、この映画のリアルな映像演出を観たあとはどうだろう、そう容易く宇宙に行ってみたいなどとは軽口が言えなくなる。宇宙は無減で深い。その闇に飛び込む勇気は、並の覚悟では到底無理な話。やはり志しのある、使命感を持つ一握りの人たちだけが今は行ける世界なのだと思える。すでにアカデミー賞の呼び声高い、サンドラ・ブロックの演技には何度も涙を誘われる。窮地を乗り越え宇宙船にたどり着き、すべてから開放されたかのように宇宙服を脱ぎ捨て、無重力の船内に浮かぶ姿は船内に散乱するコードと絡み合いまるで“羊水の中に浮かぶ胎児”のようで美しい。もちろん計算された演出にちがいないが、心にのこるワンシーンである。一年の終わりに人間ドラマをしっかり凝縮した、生命力を感じさせる傑作のひとつに出会うことが出来ました。
心臓の弱いひとには、あまりお薦めできませんが・・・。
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by eddy-web | 2013-12-24 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ-130 47RONIN
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2013. Dec. 10

武士道の物語と言えば、忠臣蔵。日本人が大好きな、時代劇の代表的作品のひとつ。これをハリウッドがどんな風に、料理するのかと観に行った“47RONIN”。主演のキアヌ・リーブス(魁役)以外は、ほとんど日本人俳優たちが脇を固めている。いまや国際俳優として数多くの作品に出ている、真田広之が大石内蔵助を。宿敵の吉良を浅野忠信となかなか面白いキャスティングである。ビックリなのは、主人公が外人ということ。時代劇の王道を行く作品も、アメリカの制作に変わるとこうもエンターテイメントなものになるのかと、色んな意味で驚かされる。ある意味ここまで様変わりすると、潔く鑑賞に浸れる。昔の人たち(高齢者の方)は、ちょっと戸惑うのかもしれないが、わたしもほどなく高齢者ですが・・・。でも、充分作品を堪能し楽しみました。軸の部分は、ちゃんと武士道精神をコンセプトにしているが、あとは全て創作の世界で荒唐無稽の娯楽作品となっています。変な怪物や怪人が出て来たりし、スターウォーズの時代劇版とでも言おうか無茶苦茶。それでも、真田広之をつかい、しっかりと殺陣を演出した構成で魅せるところは魅せる。巧みな剣捌きは流石で、まさに日本の文化(剣術)を象徴するシーン。結構日本にサービスしています。思えばかのスターウォーズは、日本の殺陣をバトルシーンに取り入れた、SFの代表作に他ならない。この映画CGも高いレベルで駆使し、アクションシーンのスケールもパワーアップ。映画を鑑賞する人は、とにかくあまり先入観を持たず、全く新しいSF映画とみた方がきっと満足するに違い有りません。わたしは多いに楽しみ満足感を得ることが出来ました。映画は娯楽、これにつきます。映画はシリアスな作品もあれば、奇想天外な作品もあり自身でそれをチョイスして多いに楽しめればそれで良いと・・・。衣装や舞台美術など奇抜でちょっと中国風なとこなど、作り手側も楽しんでいる気がします。他の出演者では、田中泯さん(よく観るベテラン俳優)がなかなかの存在感で、矍鑠とした浅野内匠頭を演じていた。でも何と言っても良かったのは、謎の女(適役)を演じた菊池凛子。元ネタには出てこない架空のキャラですが、実にいい。妖艶な容姿を思いっきり弾けさせ、菊池ここに有りと他の出演者を文字通り喰っている。役そのままである。彼女のこれからの活躍も楽しみだ。と言うことで楽しめる作品である。あっと!余談だか仇討ちの本かいをとげ凱旋するシーンで、大石主税を母が抱きしめる定番シーンも出て来ますが、ホロッときてしまったのはわたしだけでしょうか?
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by eddy-web | 2013-12-14 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



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