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よもやまシネマー48 THE WRESTLER
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2010.Mar.12

学生の頃よく通った、飯田橋のギンレイホールに出かけた。驚いたことに満員である。ウィークデーだと言うのに、このにぎわい。確かに昔から名画座としてにぎわってはいたが、このご時世で・・・。圧倒的に中高年の方が多い。なんかちょっと嬉しい。
今日は見逃してしまった映画「レスラー」を観に来た。ミッキー・ローク主演のこの映画。アカデミー主演男優賞にノミネートされたりし話題の多い作品である。ミッキー・ロークと言えば「ナイン・ハーフ(86)」でクールで影のある主人公を演じ、当時セックス・シンボルの名をほしいままにしていた。その美貌で若い女性たちのこころを掴んでいたと記憶する。その彼が?である。いろんな意味、とても観たかった作品。あと個人的なことなのだが、わたしが無類のプロレスファンであることも足を運ばせた要因のひとつだ。
アカデミー賞こそ逃したが、ゴールデン・グローブ賞など数多くの賞に輝いたこの映画、本当に素晴しい作品である。物語はシンプルだが、ミッキー・ロークや二人の女優が体当たりの演技で、言葉にならない感情を、目や仕草で表しこころに響く。主人公のランディはミッキー・ロークそのものかも知れない。一時彼は銀幕の世界から消えていた。いろいろなことがあったのは、私なりに知っている。それを乗り越えてきたからこその、この映画だと思う。鍛えあげられた肉体も凄いが、ナイーブな感性の演技にこころから拍手である。昔ほどハンサムではないが、いまの方が何百倍も魅力的な俳優になったミッキー。今後の作品が楽しみな自分である。またランディが好きになるキャシディを演じたマリサ・トメイもすごく魅力的。娘を演じたエヴァン・レイチェル・ウッドは「ダイアナの選択」でも観たが、存在感のある期待の新人。楽しみな女優さんたちである。
映画から離れた話だが、この主人公の男みたいな生き方、今どきの女性はどう思うのだろう・・・。自分勝手で不器用でいくつになっても子どもみたいで・・・。ダメダメ人間。わたしは擁護する訳ではないが、こういう生き方は好きである。ある意味うらやましい。自分の居場所があるというのは、どんなに苦しい所でも幸せな場所にちがいない。映画の冒頭、控え室でひとりパイプ椅子にすわる、ランディの背中が眩しく悲しい。でもカッコいい。是非、お薦めの一本である。
※そう言えばミッキーは日本でボクシングの試合をした事がある。何かは忘れたが、誰かの世界戦の前座試合。当時ネコ招きパンチと言われ、格闘技ファンから失笑をかっていた事が思い出される。でもいまにして思えば、それでも続けたからこそ、いまがあるのだろう。
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by eddy-web | 2010-03-16 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマー47 OCEANS
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2010.Feb.23

娘の高校受験日。祈るだけでは何も生まれないと言う訳で、今年小学校に入学する息子と「OCEANS」を見に出かけた。この映画わたしも観たかったのだが、息子が前々から「オーシャンズ!オーシャンズ!!」とず~っと言い続けていたもの。受験日に不謹慎かとも思ったが、ソワソワと家にいてもと息子との共有時間を楽しんだ。「海ってなに?」って言う少年の一言からはじまるこの映画。映像の美しさに、すぐ引き込まれてしまった。ネイチャー・ドキュメンタリーというジャンルを確率させた、フランスのジャック・ペラン監督の作品。前作「WATARIDORI」でわたしたちが観た事のない自然を、卓越した映像美で届けてくれたのは記憶に新しい。今回の映画も、どうやって撮ったのだろうと思うシーンが満載。本当に美しい限りである。海の神秘性がこころを刺激する。CGを駆使した映画全盛の中、そのままの自然をひたすら自然に撮り続けた、そのエネルギーに敬意を捧げたい。ペラン監督は映画の中、道先案内人として出ているが、きちっと「海」は人間だけのものではないことをメッセージしている。息子は終止映像に釘付けだったが、映画が終わり劇場を出ると「サメかわいそうだったネ!」と何度も何度も言っていた。小さな子どものこころにも、ちゃんとそのメッセージは伝わったようである。「自分たちはいろいろなものの命をいただいているんだから、感謝の気持ちを忘れちゃダメだよ!」とすこし偉そうに言ってしまった。自分にも言い聞かせるように・・・。
ペラン監督は、元フランスの青春アイドル的俳優。はじめて観たのは40年以上前。「未成年」という映画である。「ロシュフォールの恋人たち」「Z」など名作に数多く出演しその名を不動のものにした人。その後しばらく姿を観ないな、と思っていたら「ニューシネマ・パラダイス」で成長したトトを演じその存在感をあらためてしめした。監督がなぜ、ドキュメンタリーの世界に魅了され、これほどの映画を作り上げたのかは解らない。だがその感性はただものではない。「自然に勝るものは、この世にはないと。」本当に思わせてくれるそんな映画でした。
P.S. 私ごとですが、娘も無事合格しました。ヤレヤレ・・・。
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by eddy-web | 2010-03-04 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)



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