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'08.Aug.25
アメコミを映画にしたシリ−ズは数多くあるが、個人的にはバットマンが一番好きな私。強さの裏側に合わせもつ弱さに、とても引かれる。どこが好きかと言えば、およそヒ−ロ−とは言いがたいその出で立ち。全身を黒はどうみても悪のイメ−ジ。そこには“心の闇”をかくし戦う、今までにないヒ−ロ−像が存在する。ま、悪のイメ−ジと言えば、スパイダ−マンもその部類なのだが、ディ−プな美しさは問題にならない。スパイダ−マンも好きな映画ですが・・・。現シリ−ズも前シリ−ズも、テ−マや表現の違いはあれど、本当に好みの世界観がある。全身黒のラバ−で身を包む姿はカッコイイの一言。これは男の子にしか解らない感情かも知れない。もちろん女性を差別する気は毛頭ありませんが・・・。好きな女性のみなさんゴメンナサイ。 まず前シリ−ズで一番好きなのは、ティム・バ−トン監督作品の「リタ−ンズ」。これはティムだからこそ、描けた作品だろう。監督のファンタジ−な表現はもちろん、キャット・ウ−マンやペンギンのキャラも哀愁があり、とても魅力的だった。悪役にもかかわらず、愛すべき存在感を出していた。シザ−・ハンズ同様、これがティムの世界。暗の中に小さな光を見つけるような、不思議な世界がそこにある。彼の作品は大人のおとぎ話、わたしを決して裏切らない。話しがそれてしまい申し訳ない。ティムの話はまたの機会にして・・・。前シリ−ズはロビンが登場してから、やや軽くなってしまった。もちろんそれは彼のせいではなく、やはり監督の力にほか成らない。前シリ−ズのレベル差はかなりあるのだが、「バットマンが好き」で許しましょう。偉そうですが・・・。 話しをはじめると終わらないくらい好きなわたしは、やっぱりOTAKU?! だれか教えてくれますか!次回は最新作「ダークナイト」の話しを・・・。 ![]() ▲
by EDDY-Web
| 2008-08-29 00:00
| ひとこと・ひとごと・ひとりごと
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![]() '08.Aug.29 ![]() バットマンの最新作「ダ−クナイト」を鑑賞した。とても重い映画になった。前シリ−ズを完全に消去した、別の映画になっている。バットマンは道先案内人になり、ジョ−カ−が今回の主役である。究極の悪、これが今回のテ−マになっていて、こんなにも人は悪になれるものなのかと思い知らされる。きっと現代社会に潜む理不尽さを見つめて、辿り着いた作品なのだろうと思える。勧善懲悪のヒ−ロ−映画はここには存在しない。まさにバットマンからダ−クナイト(闇の騎士)と生まれ変わった。ジョ−カ−を演じたヒ−ス・レジャ−は鬼気せまる怪演である。前シリ−ズのジャック・ニコルソンはいるだけでジョ−カ−だったが、彼はいたら恐いジョ−カ−を演じきっている。この作品は、完全に彼のワンマンショ−。クチャクチャとしゃべる話し方が、耳について離れない。 バットマンはこころの片隅に闇(病み)を抱え、悪を超える悪を目指す。だが成りきれない弱さが時として、自分を追い込み悲劇を生む。それをあざ笑うかのようにもてあそぶジョ−カ−は、殺人や破壊を楽しむ史上最凶のジョ−カ−そのもの。題名のダ−クナイト(闇の騎士)はもうひとつジョ−カ−のダ−クナイト(暗闇)を表しているのかも知れない。存在してはいけない人なのか・・・?こんな人物が現れないことを祈るばかりだ。 ジョ−カ−を演じたヒ−ス・レジャ−は、08年1月若くしてこの世を逝った。「ブロ−クバック・マウンテン」などに出演し、高い評価を受けていた人物。とても残念な、そして大きな損失である。合掌。 ▲
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| 2008-08-29 00:00
| よもやまCINEMA(映画の話)
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ひとくち、いかが・・・・。
EDDYがスタッフを揃え、新部門のWebデザインをはじめました。 どうぞ、お気軽に声をかけてください。 また創作Shop「UZUMAKI工房」にも、乞うご期待。 さらにパワ−アップのEDDYをよろしくお願い致します。 ![]() 詳しくは、下記HPをご覧ください。 http://www.eddy-web.jp/m_n_iweb/ ▲
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| 2008-08-13 00:00
| ごあいさつ
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![]() ![]() '08.Aug.5 深夜、偶然つけたTVでドキュメンタリ−映画「ヒロシマナガサキ」をやっていた。昨年、岩波ホ−ルなどで公開された作品である。25年の歳月をかけ作られ、アカデミ−賞など数々の賞に輝いている。いつもは仕事をしている時間だが、スイッチONの瞬間から引き込まれ、いつしか正座をし見入っていた。終戦記念日が近づく度、あちこちで流れる戦争をテ−マにした番組の数々。もちろん忘れてはいけない大切な事実であり、知らなければいけない歴史である。だがどうして、その時だけ思い出したようにやるのだろうそして見るのだろう。そう思うと、今の時代や自分自身が嫌になる。 話を映画に戻そう。自分をふくめ戦争を知らない人の数の方が多い現代社会に、どうしても残さなければいけないことがあるならば、まさにこの映画に描かれた真実だろうと思う。見ていて痛かった、辛かった、苦しかった。でもそんな言葉では言い表せないほど重たい事実がそこにある。人間がおかした大罪がまぎれもなくここに描かれている。この映画は、毎日平和にあぐらをかき、それすら気づいていない自分たちに「戦争はまだ終わってないぞ!!」と胸ぐらを掴まれた気がする映画である。映画の冒頭と最後にそんな皮肉をこめた、渋谷の町や若者たちの姿が写しだされている。沢山の映像資料や写真を見せナレーションで話は進んで行く。そして広島、長崎で被爆し現在を生きる人たちが語る。言葉のひとこと、ひとことが切なく重くのしかかる。真実のもつ重さがそこには確実にある。どう頑張っても近付けないそして越えられない。「戦争や核問題」はいままで自分なりに勉強し、創作活動にも繋げてきた。また表現にも真剣に取り組んできたと思う。だが事実には叶わないことを、本当に思い知らされた。 被爆者のひとりの女性が語る「人はぎりぎりのところで、死ぬ勇気と生きる勇気を選ぶ」「妹は死を選び、わたしは生を選んだ」と噛み締めるように言った言葉が耳から離れない。またある別の男性はせっかく生き残ったのに、「人間らしく生きることも、死ぬことも出来ませんでした」とのちの後遺症(原爆症)に苦しみ、「あの日死んでいたほうが良かったかも・・・。」と訴えている。身体のこともそうだが、「なぜ、自分は生き残ったのか・・・」と亡くなった人を憶い、今なお苦しんでいる姿がとても辛く胸を締めつけた。そして体験話しの中、はぐれた母親を探し求め、ある場所でそれらしき人の焼けた姿を見つけ、触った瞬間に灰になり崩れ落ちた話の時は、涙が止めどなく流れてしまった。リアルな体験と印象がいまも、この人たちを苦しめている。その事実をわたしたちはしっかりと受け止めなければいけない。 見終わって思った、もっと平和な世の中に心から感謝をし、一生懸命に生きなければ・・・と。ぜひ、ひとりでも多くのひとに見て欲しい作品である。生意気だが見なくてはいけないと思う。人が人を思いやることを思い出すためにも・・・。 ●ドキュメンタリ−映画「ヒロシマナガサキ」白い光、黒い雨、あの夏の記憶 監督:スティ−ブン・オカザキ/2007年/アメリカ/86分/カラ− http://www.zaziefilms.com/hiroshimanagasaki/ P.,S. もうひとつ思ったことがある。6年前、社会問題をテ−マに行ったポスタ−展、答え探しの展覧会「5W1H展」をもう一度やって見ようと・・・。どれだけ参加してくれる人がいるか不安だが、何かしなくてはという気持ちが強くこころを揺さぶり、じっとしていられない。 ●答え探しの展覧会「5W1H展」 http://www.geocities.jp/m_n_iweb/5w1h ▲
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| 2008-08-05 00:00
| よもやまCINEMA(映画の話)
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