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カテゴリ:よもやまCINEMA(映画の話)( 440 )
よもやまシネマ446 “X-MENダーク・フェニックス”
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2019.6.21

“X-MENダーク・フェニックス”の公開初日、劇場に足を運んだ。このシリーズの最終章と謳われた今回の作品。主人公たちはいままでわたしたちをワクワクさせてくれた、お馴染みのメンバーたち。それぞれのキャラの役を演じてきた、俳優さんたちのメンバーチェンジはありましたがその辺はとくに気にならずすんなりと物語に浸れたわたし。今回物語の軸となるミュータントはジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)。いままでもメイン的扱いで活躍してきたX-MENメンバーの中でも群を抜くサイコキネシスの使い手。メンバーの中の女性たちは男性たちともちょっと違う味わいある魅力をもっている。個人的にはわたしはミスティークことイレブン(ジェニファー・ローレンス)。キャラも好きだが、実を言えばジェニファーの大ファンでもある。彼女もこの作品では、かなり重要な役割の演出となっていてちょっとショックな展開。物語全体はいままでのシリーズととくに変ったところは感じられなかったが、一環して描かれてきたテーマ「マイノリティ」という存在との関わりというバックボーン。ここらの拘りは今回もしっかりと押さえられていて考えさせられる。わたしは今作がとくに、そのあたりへの意識が高く感じられ、単にエンターテーメン性だけが追求されてなく、シリーズ中でも好きな作品のひとつとなった。このようなSF作品の中にも、ただカッコいいだけでなく社会と向き合ったテーマを入れているところが、X-MENのX-MENたる人気の秘密ではないでしょうか?
マイノリティに対する差別は、現代でも大きな社会問題としてニュースなどでたびたび上がる話題。人間が誕生してから永遠に続いてきたの負の歴史。そこにはいつも人権という問題が横たわる。いまこそ真剣にこの問題と関わり、普通とは違う人たちを斜めに見ることなく、個性として尊重できるような暮らしやすい社会が訪れることを願うばかりです。さて、みなさんはこの作品を観て、どんな感想を持たれるのでしょうか?CGを使った最新映像技術を堪能するだけでなく、裏側にあるかくれたテーマに目を向けてみるのも一行です。さあ、劇場へ急ぎましょう。


by eddy-web | 2019-06-25 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ445 “ゴジラ キング・オブ・モンスター”
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2019.5.31

待ちに待ったハリウッドが映画“ゴジラ キング・オブ・モンスター”が公開された。満を持しての初日、こころをときめかせ劇場へと足を運んだ。最近公開前にこれほどワクワクした感情に見舞われたことは無い。少年時代に東宝の怪獣映画とともに、昭和の時代を生きてきたわたしにはゴジラは神。昭和29年生まれの神は、わたしと同い年の同胞でもある。それだけにゴジラ映画は他の映画とはぜんぜん違う念いがあり、観るときの覚悟さえ違う。こころを浄化し無垢な気持ちで、画面に立ち向かう。これが流儀である。
さて、思い返せばアメリカ映画が1998年に公開した「GODZILLA」を観た時、こんなの“ゴジラ”じゃ無いと誰もが思ったに違いない。ショックがあまりに大きく「ふざけんな!」とこころの中で呟いた。まさに神への冒涜である。いかに資本力を投じても、ひとのこころは動かない。そんな薄っぺらい考えで“ゴジラ”に挑戦したハリウッドに嫌気さえ覚え、しばらくはアメリカ映画を観る気すら起きなかった過去。そんな中再びハリウッドが“GODZILLA”を2014年に公開すると発表。前作から16年の時が経ち、いまさらと思っていたのだが・・・。これがビックリするほどの出来で、「やれば、できるじゃん!!」と心底おもった自分。日本では2004年(平成16年)以降、“ゴジラ”は銀幕から姿を消しました。正直言いますが、1998年のあの時点でショックを受けた時なぜ日本映画界が立ち上がり、これが本物の“ゴジラ”映画だと頑張ってくれなかったのか?といまでも強く思っている。お金はもちろん、興行的に難しい作品と判断されスルーされたのでしょう。ハリウッド作品のことばかり、恨み辛みを言いましたが“ゴジラ”最後の作品「FAINAL WARS」もひどかったです。あれも神をも冒涜した作品のひとつと言えるでしょう。終わりにはふさわしくない作品として歴史に名を刻んだ、悪い意味での迷作となりました。アメリカ映画界が放った2014年の“GODZILLA”が高い評価と人気を得て、日本でも庵野監督作品“シン・ゴジラ”が公開。今までに無い発想とゴジラの変貌した姿に魅了され、大ヒットを記録。間違いなく映画史に残る名作だと声を大にして申し上げます。庵野監督は凄い!!
フ~~~~ッ!と一息。すみません一気に溜まっていた想いが溢れ出してしまいました。
切りが無いので話題を今作“ゴジラ キング・オブ・モンスター”に戻しましょう。やってくれましたハリウッド。見応えのある怪獣映画と言うか、荘厳さえ感じるそれこそ神の領域に足を踏み入れたような作品が生まれました。お金を使うとはまさにこんな使い方。これでこそ意味のある投資では無いでしょうか?お金の話しばかりで恐縮です。なんせ根っからの貧乏根性が抜けない自分ですので・・・。聞き流してたもう!
素晴らしいの一言です。まずはなんと言っても映像美の美しさに溜め息です。制作陣の“”ゴジラ“に対するオマージュが半端なく感じられ、もはや友情の絆さえ感じます。ありがとうハリウッド。物語に込められた念いは、東宝が昭和29年に公開した”ゴジラ“の血を脈々と受け継ぎ、現代に生きるわたしたちに反省と警告を促しています。しっかりと受け止めなければ、”ゴジラ“さまに失礼にあたりますよ!みなさん。ラドンが火山の炎の中から出現する場面、モスラが成虫として孵化し翼を拡げるシーン、そしてゴジラが自らの力を鼓舞するかのような天に向かい放射線を吐き出すシーン。どれもみな美しい。美しすぎて、このまま人生を終わっても悔いはない!なんてはちょっとオタク色が濃いでしょうか??音楽もアレンジは加えてありますが、過去の東宝映画の楽曲をちゃんと入れファンには溜まりません。観るところが多すぎて、何度でも観たくなる作品です。観れば観るほど、きっと新しい発見があるかも知れません。みなさん、即映画館に急行してください。
P.S. 大満足の作品でしたが、ひとつだけわがままを言わせてください。キングギドラの容姿のこと。なんで金色じゃないんでしょうか?やっぱ、キングギドラは金色じゃないと駄目だと思うわたしです。リアルな表情やスケールの大きな表現がまさに最先端のCG技術を 駆使した素晴らしい出来映え。文句のつけようもありません。ですが、ですが、ギドラは金色でしょう!!!3つ首の龍の表情もリアルなのはいいのですが、“ロード・オブ・ザ・リング”のドラゴンと重なりここらも申し訳ないが△印。次回を期待しております。制作スタッフのみなさん、ちょっとだけで良いのでおじさんの意見に耳を傾けてください。よろしくお願いします。


by eddy-web | 2019-06-10 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ444 “レプリカズ”
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2019.5.22

好奇心をくすぐる作品を観に来た。キアヌ・リーブス主演の最新作“レプリカズ”がそれ。キアヌ・リーブスのヒット作シリーズ“ジョン・ウィック”も近々公開だし、“マトリックス”も復活の噂が流れファンのこころは多いに揺らいでいるところ。今回のテーマは人類の未来上幾度となく取り上げられて来た、命の尊厳。有名なところではなんと言っても“ブレードランナー”が思い浮かぶ。人間のコピー(クローン人間)を創り上げるという話しは、にわかに現実味を帯びもうSF世界の話しでは無くなりつつある現在。遺伝子操作による科学の発展はめざましく、もはや生命をもコントロールできる力を持ちつつある人類。夢の話しと同時に、命の尊厳という重たいテーマが横たわる。今作はそれに+死んだ人間の意識や記憶を保存し移植するというとてつもない話しまでのおまけがつく。人間がそこまでして良いものかという、それはそれは大きな問題を抱え簡単に答えの出る話では無いことは誰にでも解る。一昔前なら夢のまた夢と言ったことが、近い将来間違いなくひとの手によって創り上げられるであろうと思わせる今作。見終わった後に、面白さよりも怖さが上回ったのが正直な感想である。利害がらみのストーリー展開はいかにも的演出でまさに映画だが、コピー人間を創り上げるまでの物語は色々と考えさせられる。
主人公のウィリアム(キアヌ)が自ら行っている研究で、失った家族を蘇らせたいと思う気持ちは解らないでもない感情で胸が痛む。最後は取りあえずハッピーエンド的終わりを迎えてはいるが、わたしはこの後の展開の方が気になりこれで本当の幸せを感じて生きていけるのだろうかと思ってしまうのはわたしだけだろうか???
P.S. 全米公開では思いの外不振で、興行成績は大きく予想を裏切ったとのこと。評論家からも酷評されているらしい。良い作品と呼べるか否かは自身で判断すればいいこと。評論家が正しい訳でも無いので、鵜呑みにする必要もない。個人的には興味をそそるテーマで最後まで見入ってしまった。“ブレードランナー”ほどの余韻は残らないが、そこそこ楽しめました。


by eddy-web | 2019-05-28 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ443 “ アベンジャーズ/エンドゲーム”
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2109.5.13.

久々の映画鑑賞。公開と同時に世界的大ヒットとなり、鑑賞までに時間が掛かってしまった”アベンジャーズ・エンドゲーム“。いつもなら公開されると初日に 出むくのだが、あまりの人気で劇場は超満員。ゴールデン・ウィークに重なり、チケットが取れない。休み明けまで待つことを選び、やっとの事で、最後の戦い を観ることに・・・。公開時から話題になり、最後にふさわしい作品と大絶賛!!さて、その評価は本物なのか?と確かめるべく劇場へ。
今までに無い 長時間の作品だが、最後まで堪能出来た。ただ個人的には前作の方が余韻が強く、好きなわたし。続編としては収まるべくところに収まった感が否めない。だが これだけの大作をよくぞまとめ上げたと、拍手喝采である。個々のヒーローたちにそれぞれスポットをあてているところは、ファンの気持ちを大切にしていて好 感がもてる。一番こころに響いたのが、ヒーローたちもわたしたち同様人間味溢れるキャラで、無類の強さはその裏側にある弱さをもっていればこその証だと言 うことが描かれているところ・・・。本編開始早々、宿敵サノスに挑み倒したアベンジャーズ残党だが、元に戻ることの無い現実を知ることになり絶望感に打ち ひしがれる。そして5年後から再び物語りがはじまるのだが、ヒーローたちの輝きを失った姿に衝撃が走る。それぞれが自己嫌悪に苛まれ、悲惨な姿をさらす。 もはやそこにヒーローは存在すら感じさせない。いったいこれからどうなるのと、正直心配になった。そして新たな戦いの幕が切って下ろされる・・・。実に見 事な演出だ!!新たなヒーロー像のあり方というか、勧善懲悪のヒーローものが一転し、とても親近感のわく人間味溢れる物語となっている。強いヒーローたち にも弱さがある。そして苦しみながら立ち上がり、力を合わせ元の平和を取り戻すための戦いは、観るもののこころに間違いなく響く。話したいことは山ほどあ るが、ネタバレはしない主義なのでどうか自分の目で確かめに出むいてください。ひとつの区切りとなった作品ですが、このまま終わるのだけはファンとしては 寂しい限り。過去、現在、未来どんな形でもいいので、また個々のヒーローたちに会わせてくれる機会を創っていただきたいものだ。トニー、スティーブ、ナ ターシャ、そしてサノス。お疲れさまでした。愛すべきキャラたちは永遠です。また、会える日をこころから願うわたしです。
※パンフが入荷待ち状態で、入手出来なかった。と言う訳で今回の画像はチラシを拝借。手に入れたら差し換えます。しばしお待ちを・・・。
by eddy-web | 2019-05-20 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ442 “翔んで埼玉“
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2019.4.12.

“翔んで埼玉“をシネマポイントを使って鑑賞。予告編を観てこれは笑えそうと感じていたわたしだが、次々に新作が公開されつい後回しになっていた今作品。キャストがかなり濃いイ面々で、それをさらに誇張しての演出は大まじめに演じる出演者をさらにパワーアップしていました。監督は「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹氏。これで面白くない訳ないと臨んだのだが???原作は62万部を売り上げた魔夜峰央氏の漫画で、ひたすら埼玉をディスる話題作。正直な感想を言えば、予告編を観た時はそれだけでもう笑え”テルマエ”同様に抱腹絶倒を期待していた自分。だが、初めのうちは「よしよし、この調子で・・・。」と言う感じだったのだが、中盤以降なんだかそのノリについていけなくなっている自分がいた。確かに大げさに表現したブラックな(^0^)はエンタメ感もあり、会場内は笑いの渦に巻き込まれていた。でも笑っていたのはほぼ若者たち。答えはそこにあるのである。わたしもそれなりの年齢を重ねた者のひとりなので、素直に笑えないのかも知れない。この作品はある種差別社会に対する問題提議になっていて、そんな裏側のテーマが見え隠れします。勝手な意見ですが、表現をバカバカしいほど大げさにディスることによって「ヘイトスピーチ」を笑い飛ばしてしまおうという意図が読み取れます。素直にその流れに乗り笑い飛ばしてしまえば良いことだし、面白いのは確かなのだが、60代にはその壁を乗り越えられない切なさが・・・。トホホである。理由は簡単である、貧しい環境の中育ち映画の中の差別と近い社会を現実に観てきているからである。映画ほど極端では無いにしろ、さまざまな偏見や差別は身の回りでも沢山あったし観てきた。自分が当事者とは言わないが、少なくとも今ほど平和で豊かでは無かったのは間違いない。何だか暗い話しになってきたので止めますが、”翔んで埼玉“は今の日本をある意味象徴している作品かも知れません。あまり平和ボケをしていると、足下をすくわれるかも知れません。東京だの埼玉だのと言っている場合ではありません。ほんのちょっと昔は、練馬でさえ「練馬の芋ナンバー」と呼ばれ車のナンバーが馬鹿にされていました。足立区や江東区などの下町も同様に住みたくない町としていつも選ばれていたところ。時代が豊かになったことは素直に喜ぶべしところだが、そんな過去の歴史を思い出さずにはいられない古い人間もいるということを忘れないでください。そして本当の豊かさとはを、あらためて考えてみたいと思います。爺の戯言ですので、どうぞ聞き流してください・・・。
P.S. 大フアンの二階堂ふみさん演じる「壇ノ浦百美」、可愛かったです。確実な演技力でいつも楽しませてくれる彼女だが、こういう役もなかなかです。他の俳優さんたちにも、茶番劇を大まじめに演じていたところに拍手喝采です。大変お疲れ様でした。みんなで本当に平和な日本を創りましょう。


by eddy-web | 2019-04-15 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ441 "バンブルビー/トランスフォーマーはじまりの物語“
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2019.4.08

“トランスフォーマー“の人気キャラ最新作、「バンブルビー」を鑑賞。CGを駆使し、観る度にアッと驚くアクション映像を提供するシリーズは、映画ファンだけで無く、ロボットや車のファンをも楽しませるエンタメの代表作品。今回は原点とも言うべき物語誕生のお話。このパターンで展開するケースは多い。「鶏が先か?卵が先か?」という、映画製作上の戦略が窺えるがファンにとってはさして問題ではない。ようは面白いか、そうではないのかということ。CG技術の飛躍的向上により、もはや映像表現で不可能といえるものが無くなったと言っても過言ではない。一般はおろかプロが観ても本物か偽物かがわからない映像が世界中に配信されている。犯罪にもつながるものもあり、技術発展が進むとそれに伴う負の現象を生むという髀肉な時代である。
さて、今作”バンブルビー“ですが、個人的にはいままでの作品に比べ、もの凄く親近感を覚える作品と言える。キャラの可愛らしさもあると思うが、映像技術だけに頼っていないシナリオが作り込まれ最後まで楽しませてくれる。それにしてもバンブルビーの仕草の自然な動きには驚かさせる。まるで人間そのもの・・・。いや人間以上にひとらしい表情を創りだし愛らしい。アクションシーンにばかり比重をおくSF作品が多い中、ちょっと嬉しい表現への拘りを感じたわたし。思うにこの作品は、ヒューマンドラマのジャンルに入るのではないでしょうか?地球に降り立った異星人はそれだけでも、マイノリティの存在。それに+して、戦いの中で記憶と声を失ったバンブルビー。その孤独な戦いの中、運命的に出会うヒロイン・チャーリー。彼女もまた孤独を抱え、生きる道を彷徨っている。そんな二人(1+異星人)の織りなす物語は、アクションまで飲み込むヒューマンな心模様を描き出す。ハラハラドキドキのハイスピードなアクションシーンも天こ盛りで、最後まで目が離せません。ジーンとくるシーンも沢山あり、感情移入の激しいひとにはちょっと胸が苦しい場面があるはず・・・。まだシリーズ作品を観たことのないひとには、この作品を観てから、”トランスフォーマー”シリーズを観るのも良いかもしれません。私的にはこの作品が一番好きですが・・・。
P.S. バンブルビーの変身機能がこの作品でも、表現されていますが実に見事でカッコいい。はじめは年代物の黄色いワーゲンのビートル。クルマ好きにはもうたまらない可愛らしさ。その形状はバンブルビーのキャラにピッタリです。ラストにスキャン機能を使いカマロに変身し走り行くバンブルビーだが、やっぱりビートルが似合うと断然思うわたしである。
by eddy-web | 2019-04-11 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ440 “キャプテン・マーベル“
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2019.3.26

MARVEL最新作”キャプテン・マーベル“を鑑賞。ヒロインを主人公にしたヒーローものは、男女で比べると圧倒的に少ない。それだけに期待度も大きいのと、だれがその人物を演じるのかにも興味がわく。今回ヒロインの役を射止めたのが、”ルーム”でアカデミー主演女優賞を25歳で受賞した期待の女優ブリー・ラーソン。芯の強さを感じさせる大きな瞳が印象的な彼女が、いったいどんなヒロインを演じるのかに期待が膨らむ・・・。
さて、感想です。見終わって感じたのは、全体にプロローグ色が強く、「なるほど」と感じる創りになっていて少し物足りなさを感じる。そんな中アベンジャーズシリーズのニック・フューリー役で、サミュエル・L・ジャクソンが出演している。設定はアベンジャーズが生まれる前の物語ということ。ラストにそのことが明らかになるのだが、なにか番宣的に作られた感が強くちょっと残念な気がする。繋がること自体に問題はないが、もう少しドラマチックに表現することは出来なかったのだろうか?比較するのは好きではないが、例えば”ブラック・パンサー“など予想を遙かに上回る出来映えでとても魅力的でした。と言うことで個人的には消化不良な気分です。ただ別に駄目だしをしている訳ではなく、アメコミヒーローものが大好きな分、これからの展開に多いに期待を膨らませているわたしです。ネーミングが”キャプテン・マーベル”っていうのも、少し荷が重いのと勝手な思い込みですが男性キャラのイメージが強いのも否めません。物語の中でその名前の呼び方がフューリーとの間で交されますが、それも何だか解ったような解らないような???登場の仕方というか公開の順番なんかも多少影響しているのでしょうか?”ブラック・パンサー“やDCの”アクアマン”などは先に脇を固める感じで登場し、その後メインキャラでの単独作品で映画が創られた。余談ですが、いろいろと創造するに製作事情などわたしたちには関係のない面倒くさい話しがあるのかもしれません。それこそ余計なお世話ですが・・・。
近々公開の“アベンジャーズ/エンドゲーム”をメチャクチャ楽しみにしています。前作もとても良かったので、最高のラストを期待してやまない自分です。
P.S. 今回一番響いたところは、「見た目で物事を判断してはいけない」という地味な教訓。その内容は自分の目でお確かめください。もうひとつ、フューリーが片目の訳が証されますが笑います(ブラックです!!)



by eddy-web | 2019-03-28 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ439 “運び屋“
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2019.3.15

御年88歳になるイーストウッド監督・主演の最新作”運び屋“を鑑賞。平日の午後一なら空いていると思いきや、劇場内は中高年の男女で中々の盛況ぶり。イーストウッド監督の人気がしっかりと伝わってくる。ここのところ監督業がメインの作品が多く、ファンはちょこっと寂しい思いをしていたところ・・・。そんなものを感じ取ってくれたのか、久しぶりの主演である。もちろん監督兼の2足の草鞋。その内面からわき上がる創作意欲の強さに、本物の凄さと若さを感じる。中高年に取っては、ヒーローを超えた神の存在である。2008年制作の”グラン・トリノ”以来となる主演だが、当時「自分が主演できる役はもう見当たらない」と実質の引退宣言とも言える言葉を発していた監督。確かに老人をメインに描く作品を創りあげるのは、相当な覚悟と忍耐が必要である。そんな監督のこころを突き動かした今作の物語は、とある新聞に載っていた90歳の運び屋(麻薬)の逮捕の記事。強くひかれる内容に自ら監督・主演を決めたとのこと。常に社会に対してアンテナを張り巡らせ、好奇心旺盛のクリエーターのこころに火がついたに違いない。88歳にしてこのバイタリティは、本当に凄いと思う。
さて、感想です。やっぱりこの人はただ者ではないと、あらためて再認識させられました。熟年の凄さというか、きっと監督でしか創ることの出来ない世界がここに描き出されていて、しみじみとこころに響く人生観が浮かび上がってきた。正直いってわたしには、ちょっと辛い作品である。わたしには年齢もまだまだ遠いし、経験にも大きな差がある主人公アール。だが、この作品を観てこの男の生き方に自分と重ね合わせるひとも多いはず・・・。この物語ほど派手な出来事はないにしろ、生き方が「解る解る」とつい頷いてしまう。男って幾つになっても奔放って言うか、言い方を変えると無邪気で子どもなのである。そして解っていても自分に正直に動いてしまう生きものなのである。そんなところが随所にみられ、反省しきりの話しが最後まで続く。個人的意見だが、後悔のない人生なんて絶対にあり得ないとわたしは思っている。失敗しても失敗しても、また同じように過ちを犯してしまう。どこでそれに気づき、我に返るかが大切だと言うことである。90歳にしてやっと気づいた主人公のアールだが、それが解った彼はまだ幸せなのかも知れない。そう思いたい自分がいます。ある意味羨ましい人生の過ごし方にも思える反面、こころの隙間に気がついた時の寂しさは無限なのだろう。それが歳を取るということなのかも知れない。わたしも後悔ばかりの人生だが、生きてきたからには少しでもひとの役にたつような、そんなことをして人生を締めくくりたいものだ。渋い作品だが、間違いなく秀作の“運び屋”でした。
P.S. 実際の娘さんアリソンが娘役をしていましたが、きっと実生活と重なったところもあったのではないでしょうか?脇を固めていた、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・ウィースト、みなさん流石の演技でしっかりと脇を固めていました。麻薬王役で出ていたアンディ・ガルシア(ブラック・レイン)の貫禄には正直ビックリしました。でも久しぶりに会えて嬉しかったです。
※この物語は実話が元に創られたものですが、ラストの裁判シーンで自ら有罪と言った主人公は、犯した罪の深さより自由奔放な生き方に判決を下し、人生に決着をつけました。みなさんは、どんな人生の決着をお望みでしょうか?ちょっと考えてみるのも良いかも知れません・・・。
by eddy-web | 2019-03-18 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ438 “グリーンブック”
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2019.3.11

今年度アカデミー賞作品賞を、並みいる強豪を抑え獲得した“グリーンブック”を鑑賞。近年黒人を主人公にした作品が、数々の名作を創っています。人種差別が蔓延していた時代を思うと、随分と穏やかな時代になったと肌で感じることができる現代。思えば少年時代、TVで観たオリンピック100メートル短距離走でアメリカが1・2・3位を独占したことに衝撃を受けたわたし。覚えているのは3選手はすべてが黒人で、表彰式の国旗敬章時国旗を観ることなく下を向き、2人が右手を高だかく突き上げていたシーン。優勝の衝撃よりこちらの行動にいったい何が起きているんだ?と感じたことが思い出される。子どもなりに「アメリカが勝ったのではなく、わたしたちが勝ったのだ!」と叫ぶこころの声がっ聞き取れました。それから時は経ち、オバマさんがアメリカの大統領になる時代をだれが創造しただろう。人権尊重の波が差別という偏見を押し流し、互いを認め合う平和で豊かな時代を創りあげました。と言いたいのだが、現実はまだまだそう甘くない・・・と喚起を促すような作品が、今回観た”グリーンブック“で見て取れました。
さて本題に・・・。感想はアカデミー賞に輝いたからではなく、ぜひみなさんに観てもらいたいとこころから思える作品です。時代背景が現在ではなく、もっとも差別が強い時代のアメリカが舞台のこの映画。物語は自らの尊厳を求め孤独と戦う黒人天才ピアニストと、ひょんなことでその人物の用心棒兼運転手として雇われた男のアメリカ縦断南部ツアー旅のお話。内容は濃いのだが、重いテーマをユーモアを交えさらっと流す演出の妙味に、いつしか身も心もゆだねてしまう。はじめに述べましたが、人種(黒人)問題をテーマにした作品は多く名作揃いのアメリカ映画界。直球で描かれた作品の多い中、今回の作品は実に見事に心を打つ。まったく違う性格と生活の二人が、人種の壁を乗り越え互いに必要不可欠な関係を築き上げるまでの物語は最高です。間違いなく名作と呼べる作品に仕上がっています。
この作品で作品賞の他、脚本賞と助演男優賞を獲得。天才ピアニスト/ドン・シャーリーを演じたマハーシャラ・アリは”ムーンライト“に続き2度目の助演男優賞に輝いた圧巻の演技。雨の中でトニーに向かい、こころの内に秘めた思いをぶつける慟哭は涙を誘う。決してハンサムではないが、印象に残る目が意思の強さを感じさせる演技派の男優さんでこれからもきっと注目の人物に違いない。”ムーンライト“も凄く良く、助演男優賞という立ち位置での受賞は本物の演技者といえる俳優の称号ではないでしょうか?この前観た”アリータ“にも出ていました、悪人の役でしたが・・・。もうひとり忘れてならないのが、主人公トニー・”リップ”・バレロンガを演じたヴィゴ・モーテセン。主演男優賞こそ逃しましたが、素晴らしい演技で、がさつで品はないがどこか憎めない運転手を演じていた。聞けばこの役づくりのため20㎏増量したらしい。つくづく俳優さんって凄いと思います。”ロード・オブ・ザ・リング“に出ていた???と聞き、2度ビックリ!でも経歴を見ると候補も含め賞の常連。やはりただ者ではないようです。中身も素晴らしいがこの二人の演技バトルを見るだけでも充分価値のある映画だと思うので、ぜひ劇場へ・・・。
※グリーンブックとは、アメリカ国内で黒人が泊まれるホテルやその他使える飲食店などのガイドブックのこと。根強い偏見の象徴と言えるツールであるが、今は存在しない。
by eddy-web | 2019-03-14 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ437 “アリータ/バトル・エンジェル”
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2019.2.25

“アバターで世界中の映画ファンの度肝を抜いた、映像の魔術師ジェームズ・キャメロン監督が製作/脚本した、最新作“アリータ”を鑑賞。日本のSF漫画「銃夢」の斬新で創造力に満ちた世界観に魅了され、監督が映画化権を手に入れ挑んだ作品はいったいどんな夢を観せてくれるのでしょう。スケールの大きい想像力に富んだ映像美でファンをいつも驚かせる監督が創り上げた“アリータ”は、やはり徒者ではありませんでした。監督こそロバート・ロドリゲス(シン・シティの監督)に譲ったものの、映像美への拘りは相変わらずの超が付く完成度。どんな技術を持ってすれば、こんな世界を創る事が出来るのだろうと目が釘付けになりました。物語は遥か未来の地球が舞台で、廃棄物として捨てられていたサイボーグ少女の自分探しが軸となるお話です。テンポの良い展開と息もつけないスピード感は、時間忘れてしまう速さでラストへと向う。原作(木城ゆきと)のイメージを大切にしたのか、主人公アリータの顔がアニメ風にディフォルメされているのが少し気になっていた私だが、物語が進むにつれ全く違和感が消え去ってしまった。こんなに瞳の大きな少女など存在しないのに、途中からはどんどん可愛く見えてきて、劇中で流す彼女の涙につられ何度も不覚を取ってしまいました。まさかの展開は自分自身驚きである。キャメロン監督は映像美の追求も超一流だが、人のこころを掴むのも超一流。今回の撮影では最先端の映像技術が駆使され創られているのだが、その中でも目を見張るのが、アリータのリアルな表情の変化に使用されたモーション・キャプターの技術の凄さである。演じる役者さんの表情をつぶさに拾い上げ、デジタル技術にて加工していくとのことだが、想像を遥かに超えていてため息です。演じた役者ローラ・サラザールがようは一流の役者さんであると言う証しである。彼女が創る感情の表現が豊かであるが故に、アリータに命を吹き込んでいるのです。さきほども言いましたが、普通ではない大きな瞳の少女がだんだん可愛く観えてくるのです。きっとご覧になれば、あなたもアリータの可愛さにやられてしまうでしょう。カッコ良くて可愛いNEWヒロインの誕生です。馬鹿なことを言ってと思われるなら、まず劇場に足を運んでください。“アリータ”のバトルははじまったばかり。これからが本番といったラストに、胸が高鳴る自分です。そして2020年に公開が予定されている、キャメロン監督が自らメガホンを取る、“アバター”の続編公開が待ち遠しい限りです。
P.S. 大好きな女優さんのひとり、ジェニファー・コネリーが母親チレン役で出ていて本当に嬉しかったです。“ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ”の衝撃的デビューからず~っとファンのわたし。少女は大人の女性となり、いまも輝き続けています。
by eddy-web | 2019-02-26 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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