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カテゴリ:銭湯探訪(Love ゆ Tokyo)( 52 )
秋色に色づきはじめた街路樹を眺めながら、辿り着いた四谷の銭湯は・・・。
e0120614_23201886.jpg銭湯探訪47/
塩湯(新宿区三栄町)
2019.11.20


しばらくぶりに旅に出た。旅と言っても銭湯巡礼のライフワーク。近隣の銭湯を走破したいま、旅は電車やバスといった乗り物に手をかりての遠出になる。ある意味ちょっとした旅行気分である。見知らぬ街を訪ね、その街に住む人々の生活に寄り添うお風呂屋さんに触れると何故かこころが穏やかになる。今日はまず市ヶ谷に出て、魚の餌を買いに駅前のフィッシュセンターに・・・。木枯らしが吹き始めたこの日でも、釣り堀には釣りを楽しむお客さんがじっと水面のウキを見つめていた。きっと釣り人のみなさんは、わたしが銭湯で感じる安らぎをここで同じように感じているに違いない。しばらくながめそこから歩いて四ッ谷に向かった。街路樹が色づきはじめ、街行く人の姿もすっかり秋模様。のんびりと歩いて秋を感じながら四ッ谷まで・・・。
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今日訪ねる銭湯は「塩湯」さん。四ッ谷の駅から新宿にむかい徒歩3~4分くらいで、新宿通りを一本路地を入ったところにある。ビルの一階に佇む都会のオアシスは、暖簾を揺らして迎えてくれた。オフィス街にあるお風呂屋さんの多くは、下町のそれと違い煙突の姿も見当たらないので探すのに苦労する。今回は運良くすんなりたどり着く事ができた。「塩湯」と言う名につよく引かれるものがあったわたし。沢山のお風呂屋さんを訪ねたがこの名ははじめて。お湯に塩でも含んでいるのかとも思ったが、そうでもないようで結局名の由来は解らずじまい。それでも大正から創業で100年を超える老舗と知った。100年もの間だ姿は変えれど、この街の人々に寄り添い歴史を重ねた場所と思うと感慨深いものがある。
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中に入ると入り口とはイメージが違う番台。ちょこんとすわったおじいちゃんが迎えてくれた。80歳くらいだろうか?何時ものようにスタンプをもらい、サウナの分もふくめ料金を払った。浴室内はこじんまりとまとまり、昔ながらの雰囲気。四つの浴槽に分かれた湯舟は、備長炭を使った遠赤外線のお湯やジャグジーなどちょと狭いが充分楽しめる創り。もちろん水風呂もある。サウナでしっかりと汗を流し、水風呂で肌を湿る。これはもうたまりません。サウナに入ると汗が出始めるまではしばらく時間がかかる。背中を1本の汗がつたう、瞬間がたまらない。全身の毛穴が開き、身体の中から毒が外に排出されて行く感覚を味わう至福の時間だ。10~15分しっかり汗を出し、その身体を水風呂へ浸す。その瞬間の毛穴が締る感覚がこれまた格別である。久しぶりにまったりと時間を過ごし、気がつくと1時間半もの長居となった。大満足時間を過ごしたわたしを、帰りはおばあちゃんが見送ってくれました。これからも末永く歴史を重ねてくださることをこころから願うばかりです。“ごちそうさまでした。”


by eddy-web | 2019-11-23 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
これぞ庶民のオアシス。人情味溢れる下町のお風呂屋さん“高砂湯”。
e0120614_14192005.jpg銭湯探訪46/
高砂湯(墨田区菊川)
2019.10.8


都営新宿線「菊川駅」近くにある“高砂湯”さんに伺った。しばらく間が空いてしまった巡礼の銭湯巡り。近隣の銭湯は走破した今、電車やバスを使っての遠征には時間と綿密な情報収集がかかる。せっかく行くのだからできる限り、満足感の得られるそんなお風呂屋さんに巡り会いたいものだ。そんな中、一度調べていた比較的近い“高砂湯”さんに行く事を決めた。この銭湯は三つ目通り沿いにあり、幾つもの銭湯が点在する。この三つ目通り沿いはほぼ走破したが、とても言いお風呂屋さんが揃っている。ちょっと先にある“松ノ湯”さんは、王道の佇まいでとても良い雰囲気でした。
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さて、“高砂湯”さんはマンションの1階にある。玄関前に立つと大きな看板が姿を現す。お風呂の種類(遠赤外線サウナ・ボディマッサージバス・座風呂・冷水風呂・スーパージェット・バイブラなど)が、短冊状に書かれ入る前に期待度が増す演出。玄関を入ると「いらっしゃい!!」と大きな声でご主人が迎えてくれた。(*^o^*)が印象的で、はじめての人には安心するお出迎え。もうこれだけでも充分嬉しいお持てなしである。浴場内は背景画も無くこじんまりとまとまった造り。
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時間帯が早かったので客数は少なく、私的にはラッキー!!しっかりと掃除がゆきとどいた、清潔感溢れる空間はとても居心地がいい。ゆっくりとお風呂を楽しみ、いままでにない満足感を感じたわたし。とくに特徴はないものの、浴場内の至る所に張り紙や表示があり店主さんの心配りが溢れています。例えばラカンのそばに「地球にやさしく。CO₂削減に協力を。シャワーの出しっ放しはやめましょう。」さらに、「お客様へのお願い。入浴中に体調不安を感じる方はお近くの方に、『声』と『手』でお知らせください。」とのメッセージ。さらに「気分が悪くなった人がいたら、笛を吹いてください」と書かれた表示のそばにホイッスルが架かっていた。いままでに感じた事のない、やさしい心遣いが伝わり違った意味で癒やされました。冷水風呂も最高!!そばの表示「冷えてます!」はなお最高!!でした。また来たいと思わせる暖ったかあ~いお風呂屋さんでした。


by eddy-web | 2019-10-11 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
65歳以上は無料でお風呂に入れる、「敬老の日」。
e0120614_16264750.jpg銭湯探訪・番外編
久の湯(江東区南砂)
2019.9.14


敬老の日、いつもより早出で隔週で通う馴染みの“久の湯”さんへ自転車を走らせた。気持ちは若いのだが、今日だけは素直に年齢を認め無料のお風呂をご馳走に・・・。65歳以上(小学生以下も)のひとが無料で銭湯を利用できる嬉しい日。高齢化が進む日本だが、反面街の銭湯はどんどん減少し寂しい時代になりつつある。そんな中、行政と浴場組合が連携してのサービスデイが、無料でお風呂を楽しめる祝日。江東区では「敬老の日」「こどもの日」「体育の日・1010の日」。などがある。るんるん気分で来たのだが、特別にお客が多い訳でもない。普段通りで、見渡せば常連のお客さんばかりが目つく。こう言う日を利用し、内風呂では味わえないお風呂の醍醐味、楽しさや開放感を知ってほしいと思うわたしだが・・・。
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銭湯はまさに「裸の付き合い」という社交場にひとつ。湯舟の縁に腰をかけ、世間話に花を咲かせていた昔の風景が思い出される。ご近所付き合いが豊かな頃、コミュニケーションを交す時間を過ごせるのがお風呂屋さんだった時代。親子で背中を流し合う姿、指鉄砲を使ってお湯を飛ばす遊び、そんなお風呂の風景はもう観る事はできないのでしょうか?わたしにはそんな昭和の時代が懐かしく、いまも大切な思い出としてこころに残っています。出来る事なら、もう一度そんな情景を目にしたいと巡礼の旅を続けています。
P.S. 廃業された “松の泉”のお母さんが番台を手伝っていました。“久の湯”さんはご親戚みたいで、久しぶりに元気な(*^o^*)を拝見しました。「しばらくね!元気にしてたぁ~!」と、いつもの高い声。これだけで今日は大満足。外はすっかり暮れて、虫たちの鳴き声が秋の訪れを知らせています。


by eddy-web | 2019-09-17 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
風呂好きに人気の老舗銭湯は、天然温泉の上に湯舟の数が半端ない下町のお風呂屋さんでした。
e0120614_16264750.jpg銭湯探訪45
あけぼの湯(江戸川区船堀)
2019.9.4


久しぶりに銭湯探訪に出かけた。暑い日が続きさすがに、外に出るのがおっくうになりちょっとご無沙汰していたわたし。とは言っても週一の銭湯通いは、ちゃんと行っている。探訪の方はしっかりとリサーチをし行動に移すので、なかなか体力を必要とします。それでも目的地に着けばいつも満足感が得られ、来て良かったと思えるのが銭湯(お風呂屋さん)である。今回はバスと電車を乗り継ぎ、江戸川区の船堀へと向かった。目指すは“あけぼの湯”。
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江戸時代創業の老舗銭湯はユニークな2階建ての上、すべて天然温泉と銭湯マニアには溜まらない魅力でいっぱい。江戸川区では55番目にあたる銭湯で、区内には60軒もの銭湯がいまだに健在のお風呂屋さん大国(大区)である。実は今日の探訪が巡礼旅の折り返し44番目になる記念の銭湯。88カ所はまだ遙か先だが、少しだけ気持ちが風呂上がりのようにほっとしています。これから秋が深まり、探訪の旅には最高の季節。帰りに汗をかく事も無く、せっかく汗を流してもまた自宅で風呂に再び入ることも無くなる。いまから予定をシュミレーションし、行き先を考える時間も楽しみのひとつ。杉並区や練馬区がつぎのターゲット。生まれ育った江戸川区もまだまだ行ってみたい銭湯が沢山ある・・・。
さて、“あけぼの湯”ですが調べて行ったにも関わらず道に迷い、歩いている人に道を聞くありさま。スマホを使っていないひとなので、こういう時は本当に苦労する。言い訳するわけではないが、迷ってふらふらする時間もある意味街を散策でき楽しいのである。チョとした小旅行気分なのである。“あけぼの湯”はいままで行ったどの銭湯とも違い、なかなか良い感じのお風呂屋さんでした。何が違うかというと一番は2階建ての銭湯だということ。意味が解りづらいが、浴場自体が二階建てになり脱衣所内に造られた階段を上ると再び浴場が現れるという不思議な造りである。
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まずは1階。電気風呂、半身浴風呂、寝風呂、ハイパージェット、そして露天風呂。これだけでも充分すぎる設備の充実。2階に上がると80℃の遠赤外線サウナと40℃低温スチームサウナの2種があり、そのほか櫓を組んだような岩盤浴風呂、マッサージバス&リラックスバス、そして丸い湯舟が個性的な牛乳風酵素風呂。もちろんサウナで火照った身体をリセットする水風呂も・・・。これだけそろった銭湯はもう銭湯の枠を超えた温泉レベル。1階にはお食事処まで揃え、これはもう温泉旅気分を満喫できる。すっごく得した気分を味わえるが、ついつい長湯をしてしまうのでそこは注意。わたしにはぴったりのお持てなしで、大満足のお風呂やさんでした。一度は行ってみたくなる銭湯のひとつに間違いありません。
by eddy-web | 2019-09-09 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
スカイツリーのお膝元、錦糸町にほど近い“黄金湯”と書いてこがね湯というの下町銭湯へ・・・。
e0120614_18203797.jpg銭湯探訪44
黄金湯(墨田区大平)
2019.8.16


錦糸町は昔から馴染みの深い街。小・中通して子供だったわたしには、大人の人たちが遊ぶ場所というイメージが強かったところ。高1の頃、友人と恋愛映画“個人教授”を観に行き、私服の警官に呼び止められた事がある。月曜日だったので、間違いなく学校をさぼった不良に観られたのだろう?文化祭の代わりで休みになり、それを利用しての映画鑑賞だということを説明した訳だが・・・。その時はもうドキドキで、何を言ったかさえ思い出せない。今思うと忘れられない青春の一コマ。今だから言いますが、実は嘘をその時つきました。丁度その時、三船敏郎の「山本五十六」がやっていて、それを観に来たと思わず言ってしまったのだ・・・。自然に出たのだが「個人教授」を観に来たと言えるほど、大人にはなっていない小心者だった自分。いまではそれも笑い話のひとつです。
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さて、“黄金湯”は蔵前通りを渡り2本目の道を右に入った路地裏にある銭湯。マンションの1階にある下町銭湯のひとつ。入り口に「黄金湯」の看板が掛かっていないと、ただのマンションである。中に入ると珍しく若い男性が迎えてくれた。若旦那さんでしょうか?(*^o^*)が素敵な優しい感じが好印象です。銭湯の造りはごく普通の感じだが、洗い場に足を踏み入れると何故か温泉のような薫りが・・・。
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調べると地下水を汲み上げ、薪でお湯を沸かしているとのこと。柔らかい肌触りのお湯は、ちょっと温めだが気持ちいい。お客さんは間違いなく常連さんたち。地元に根付いた銭湯といった感じで庶民的。目についたのが、湯舟の後に貼られた壁新聞。毎月書かれているらしく、季節感を感じさせる内容につい読み入ってしまいました。きっとさっきの若旦那が創って入るのだろう。頑張ってますねぇ~!良い感じです。コミニュケーションを大切にした、銭湯ならではの工夫がなされ共感を呼びます。ここは、この日も洗い場を使いコンサートが開かれたらしい。銭湯を知ってもらうための創意工夫が色々と考えらえられ、若旦那の前向きな姿勢に拍手です。お湯を楽しむ時代から、地域交流のイベント会場として人と人との新しい繋がりへと変わる時代になりました。
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by eddy-web | 2019-08-20 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
「キングオブ縁側・タカラ湯」と双璧をなす、足立の銭湯を代表する“大黒湯”へのハシゴ巡礼決行。
e0120614_18203797.jpg銭湯探訪43
大黒湯(足立区千住寿町)
2019.8.12


満を持しての銭湯探訪の旅は、ある意味歴史を尋ねるような小旅行。電車やバスを乗り継ぎ訪ねるお風呂屋さんは、長い歴史を刻み庶民の暮らしに寄り添ってきた生き証人。どこのお風呂屋さんにも、それぞれの魅力がありいつも優しく心身を癒やしてくれる。これは日本が誇る文化そのもの。それを味わう事無く人生を過ごすなんて、もったいないではありませんか?
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と言う事で、今日は時間もたっぷりあるのでチョイと欲張り銭湯ハシゴ旅。“タカラ湯”を後にし、再びバスに乗り“大黒湯”さんを目指した。地図上ではそんなに離れていないのだが、流石の暑さで歩く気にはなれない。じっとしていても汗ばむ今日は、35℃を行ったり来たり。せっかくいい汗を流したのに、バスに乗るまでに再び汗だく。「馬鹿じゃないの!!」と、普通なら思うだろうが銭湯好きにはノープロブレム。“大黒湯”の玄関前に立った瞬間、気分はもうパラダイス。一度リサーチしていたので、スムーズに到着。足立区で1・2を争う人気の銭湯は“タカラ湯”に負けず劣らずの堂々とした風貌である。目に飛び込む宮造りに唐破風の瓦屋根、その姿は観るだけでも一見の価値がある。時代を超えて来た姿の醸し出す外観をじっくりと堪能した後、いざ館内に・・・。
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下駄箱の文字がまず目に飛び込む。和文字で書かれたその板鍵が、昭和を感じさせ何故か懐かしい。聞いてはいたが、建物内はまるで重要無形民俗文化財。脱衣所の天井を見上げると格子で創られ季節の花の絵が・・・。歴史承認の絵は大分色あせ、時の流れを感じます。その他にも、大きな木の額に直接描かれた鷹?(鷲)などが飾られ、ちょっとした美術館。いくら時間が合っても足りないほど、見所が多い。浴室に入るとまずはその広さに開放感を味わう。正面には「富士山」のペンキ絵。これまた堂々としていて、嬉しい。湯舟は普通のものとジェット浴槽、そしてなんと言っても嬉しいのが露天風呂である。大きな岩が配置された小さな庭に囲まれ、こ洒落た感じでそれはある。温度はやや温めだが長~くっ、浸かっていられそれはもう天国。周りを囲む竹(風)の囲いの上の隙間から見える外から入る風が、何とも言えず心地良い。有料だがサウナもあり、言う事なしのお持てなしです。何が嬉しいかって、わたしは水風呂が溜まりませんでした。暖まっては、冷やしの繰り返しを何度もし120%“大黒湯”さんを堪能しました。東京では“タカラ湯”さんをキングオブ縁側、“大黒湯”さんをキングオブ銭湯“と呼んでいるらしい。たしかに行ってみれば、それが間違いのない事実だと確信する。ハシゴはお勧めしませんが、ぜったい一度は足を運んでほしいお風呂屋さんです。
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※ちなみに軒の左上にある弓矢は、江戸時代に屋根に掲げられていた銭湯の目印を再現したもの。「弓射る(ゆみいる)」「湯入る(ゆいる)」にかけた語呂合わせだそうです。
入り口横の板は何の暗号かというと、「わ+板(いた)」「わいた」。つまり「湯が沸いた」という意味で「営業中」の合図なんだとか。裏には「ぬ」と書かれていて、「湯を抜いた」=準備中、なのだそうです。粋ですね。


by eddy-web | 2019-08-14 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
お盆休み。「キングオブ縁側」と言う名に誘われ、猛暑の中千住に向った銭湯探訪の旅。
e0120614_15555624.jpg銭湯探訪42
タカラ湯(足立区千住元町)
2019.8.12

以前から絶対に行こうと思っていた聖地“タカラ湯”に、ようやく足を運ぶ事が出来た。前々から一度は行かないと、銭湯好きとは決して語れないと思っていたわたし。最近東京メトロの社内CMで、石原さとみちゃんが北千住を紹介していてその中でメインとも言える扱いで紹介されていたのが“タカラ湯”。あれを観てからますます往きたい感が増長し、寝ても覚めても“タカラ湯”のことが頭から離れない日々。遠いという事もあり、しっかりと計画を立て行こうと考えていたがようやくチャンスが・・・。日曜日だが今日はお盆休みで、稽古が休み。家族は田舎に帰省しのんびりひとりと言った所だが、そうは行かないのがわたしの性格。満を持して「いざ、鎌倉へ!じゃなくて、いざ、タカラ湯へ!!」。千住からバスに乗り千住桜木町へ。バス停からは歩いて2~3分、ようやく玄関前に立ったわたし。
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堂々とした佇まいに思わず見とれてしまい、写真を撮りまくってしまったミーハーな自分。これが「キングオブ縁側」か?とまだ、縁側を観てもいないのにひとり悦にいってしまった。中に早速入ると、いきなり緑の庭園が目に飛び込んで来た。いままで数多くの銭湯を訪ねたがこれぞ「キングオブ縁側」の名にふさわし造りと優雅さ。行き届いた庭の美しさが目を釘付けにする。縁側に腰掛け、風に吹かれながら煙草をくゆらすお客が・・・。お湯を楽しむだけでなく、その後のゆったりとした時間を楽しむのもお風呂の醍醐味。ここはそれを120%満足させてくれる場所のようだ。余に見事な調和に着替える事さえ忘れ、中を見て回ってしまった。きっと怪しい男に見えたに違いない。それでも好奇心を抑える事が出来ず、隅から隅まで目の中に焼き付けるべく散策。15分くらいたっただろうか、やっとのことで浴場へと足を入れ洗い場を確保。日曜だからか、夏休みだからなのかびっくりするほど客が多い。常連さんはもちろん、若い人が多いのにはちょっと驚いた。近くに大学のキャンパスなどがあるのは知っていたが、これほど若い人を見かけた銭湯は今までない。みんなそれぞれに、お風呂を楽しんでいる感じがとても嬉しい。そう言えば入り前、縁側のベンチに腰掛け上半身裸で小説(単行本)を読みふける青年の姿を観た。とても絵になっていました。
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洗い場の中も広く開放感でいっぱい。全体の配色が薄いピンクの塗装は珍しい気がする。大体は青(水色)と白でまとまった銭湯が多くそれが一般的である。意識しての事なのかは解りませんが、優しい感じで落ち着きます。湯舟もいろいろ揃い、満足感を得る事が出来る。一番嬉しかったのは、水風呂の存在。長湯な私にはもうたまらないサプライズ。サウナもないのに、ありがとうのひとこと。お陰さまで、何度もお風呂に浸かって暖まり、そして水風呂で身を引き締めること数十回。最高な時間を頂戴致しました。その名に違わぬ見事な銭湯「キングオブ縁側」に乾杯(完敗)です。縁側どころか、全部が素晴らしいこれぞ日本の伝統とさえいえる日本文化の象徴ではないでしょうか?死ぬまでに一度は行くべきお風呂屋さんです。ぜひ、一度足を運びましょう。損はしませんよ!!
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※昭和13年築の建物は二段構えの千鳥波風宮造り。入り口上部には、細かい細工が施された畳一畳分ほどの「七福神」の見事な彫刻が飾られお客を向い入れてくれます。


by eddy-web | 2019-08-13 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
うだるような暑さの中、ひとっ風呂浴びに下町情緒漂う人形町へと出向いたわたし・・・。
e0120614_15555624.jpg銭湯探訪41
世界湯(中央区人形町)
2019.8.6


今年の夏は半端ない暑さ。出来る事なら1日中、家の中にいたいところ。ところが60歳を過ぎてからというもの、時間が気になりじっとしていられない。いつ、この世からおさらばするか解らないので、毎日生きていることを楽しむようにしている。そのひとつが銭湯通い・・・。近所はすべて走破したため、いまは目的地をしっかり調べて電車を使っての探訪。今日は中央区人形町にある“世界湯”さんを訪ねてみた。人形町と言えば「水天宮」。言わずと知れた、安産の神様。その節はお世話になりました。下町情緒が残る中、成田行きのリムジンのステーションもあり上手に近代化が進んだ街といったところ。駅に着くと甘酒横丁の道に入り、“世界湯”を目指した。この横丁は歴史のあるお店はもちろん、明治座までは左右に数多くのお店が所狭しと並び、どのお店も好奇心をくすぐる。なのでちっとも前に進む事が出来ない、ある意味やっかいな通りである。そんな誘惑を振り切るように、銭湯に向かったわたしだが、やっぱり何度も足を止めてしまいました。やっとのことで玄関前に立ったのだが、駅の出口からは普通に歩けばきっと5分くらいの道どりだろう。
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男女の入り口が2つに別れ、正面は壁が覆っている。その前には、やや大きめの植木が並んでいた。はじめてのケースだがこれも個性。さっそく中に入ると番台に女将さん。中はレトロ感に溢れ、まさにザ・銭湯である。脱衣所の天井を見上げると天窓がアリ、さんさんと太陽の光が差し込み室内は明るい。何時ものようにまずは体重計。「えっ!と思わず声を上げてしまった」。いつもと体重が明らかに違う???この体重計、歴史観たっぷりなのだがまったくお役にはたっていないよう・・・。まぁ、ご愛敬と言う事で浴場へ。綺麗に描かれた「富士山」のペンキ絵が、雄大に裾野を拡げ迎えてくれる。これこそお風呂屋さんの醍醐味。地のトタンも新しく、めちゃくちゃ綺麗(HPには立山連峰と北陸新幹線の絵が?)。ほとんどの銭湯の絵が歴史を刻んだ感があるのだが、はじめてこんなに綺麗な絵を観て感動。
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湯舟もどシンプルで余計なものはついて無く、広くて清潔感に溢れている。温度はやや熱めの設定だが、わたしには最高のおもてなし。ただそのまま上がるとわたしの体質では汗がなかなか引かないので、しっかりと水を浴びる事数十回。しっかりと体温を下げてからの帰宅準備の少々時間が掛かった。脱衣所はクラシックの音楽が流れ、ちょっとお洒落。天上扇風機の風に吹かれながら、音楽に耳を傾けると時間を忘れてしまう。外は猛暑、このままここにいたいが気持ちを振り切り玄関をでた。モワッとした空気が、せっかくの湯上がり気分を現実に引き戻す。やれやらだが、昼間っからお風呂に入ったこれも神様が与えた試練かも?帰りに横町で鯛焼きを買い、アイス最中(小豆)をほおばりながら電車に乗りました。家に着いたらまたシャワーを浴びるのか???なんかへんですかねぇ~!!


by eddy-web | 2019-08-08 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
その昔花街として賑わっていた街「神楽坂」。いまもその薫りを残し、江戸情緒を感じさせる路地裏のお風呂屋さん。
e0120614_15555624.jpg銭湯探訪40
熱海湯(新宿区神楽坂)
2019.7.29.


はじめて新宿区の銭湯に足を運んだ。たださすがに銭湯だけを目的にするほど暢気でも無いので映画鑑賞と一緒に訪ねたわたし。場所は神楽坂。東京の中でも指折りの江戸情緒を残しつつ進化している人気スポットの街。飯田橋の近くにある風情豊かな街は、近隣に多くの大学があり若者にも知られたエリア。小洒落たお店と昔ながらの小料理屋が融合し、いまやあらたな文化発信地に成りつつある。坂道を挟み昔ながらの老舗と、若者に人気の洒落たお店が建ち並び普段でも賑わう。そんな人通りの多い道をちょいと脇に入ると、そこには時間が止まったような石畳の風情豊かな料亭や小料理屋の看板が立ち並ぶ。このあたりはその昔花街として栄え、芸子さんたちが闊歩し路地裏のあちこちから三味線も音が聞こえてきたらしい。いまでも運が良ければ、そんな三味の音に遭遇する事できる。
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そんな街にたったひとつある銭湯“熱海湯”が今日の目的地。建物は昭和29年築というから、わたしと同級生の65。これも何かの縁、とても親近感が湧きます。細い路地を抜け、小料理屋の看板を横目に見ながら歩く事10分、ちょっと迷ったことを計算しても駅(飯田橋)からはそう遠くないロケーション。雰囲気もとても良い感じで、一っ風呂浴びた後に一杯なんて溜まりませんねぇ~っ!!ただ、ちょっと見た感じお店はどこも「一芸サンお断り」ってな感じです。勝手な思い込みかも知れませんが、ちゃんと調べてからいった方が良いかも・・・。
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ちょっと話しがそれたので“熱海湯”さんのお話しを。表の造り構えも宮造で、いまも薪で湯を沸かしているとの事。ここら辺も銭湯好きには溜まらない拘り。湯の温度が半端なく熱い事で有名らしく、そこも確かめたいこと。玄関前にはご主人の趣味なのか、植木が置かれ夏の雰囲気を演出している。暖簾をくぐるとちょっと低めの番台が・・・。下手をすると見えてしまうのでは無いかと、辺にドキドキしてしまった。浴場の戸を開け中に入るとそこは、ザ・銭湯といった雰囲気で王道のペンキ絵が眼に入る。見事な「富士山」が女湯と男湯をまたがり裾野を大きく拡げ迎えてくれる。この絵も良いのだが、そのしたにあるタイルに鯉や金魚が泳ぐ姿が描かれとても綺麗。
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洗い場のカランが設置された壁にも山や渓流が描かれ、もう気分はMAX溜まりません。いよいよ噂の湯舟へと足を入れると、噂に違わず確かに熱い。きっと43℃~44℃くらいはあるだろう。40軒ほど銭湯は回ったが、この温度に近いところは2~3軒しか記憶に無い。2つある湯舟の片方に“あつい”と書かれた手書きの札が下がっていて面白い。入って見れば、大差なくどっちも熱く看板にだまされてはいけません。わたしは熱い方が好きなので、ぜんぜん問題ありませんでした。一度だけ身動きが取れないほど熱いお湯があったことを思いだしました。「どこだったかなぁ~???」調べて今度また行ってみようと思います。久しぶりに100点満点のお風呂屋さんでした。みなさんもたまには、家のお風呂から飛び出し銭湯に行ってみてはいかがですか?きっといい出会いと発見があると思います、ぜひ一度・・・。


by eddy-web | 2019-08-01 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
銀座に2軒あるお風呂屋さんのひとつ“銀座湯”を、懐かしさに引っ張られ訪ねたわたし・・・。
e0120614_16103270.jpg銭湯探訪39
銀座湯(中央区銀座)
2018.7.24


銀座に映画を見に行き、ついでと言っては失礼だが久しぶりに“銀座湯”を訪ねてみた。“銀座湯”さんには、その昔随分とお世話になりました。20歳で某デザイン会社に就職したわたし。夢と希望を胸にはれて就職した街、銀座。いまもそうだが当時はとくに「銀座」という街は特別なところ。文化の情報発信地であり、ステータスの象徴としてみんなのあごがれの街だった場所。そんな街にも銭湯があるのを、知っている人は少ない。いまはネットなどの影響もあり、結構知られているようだ・・・。45年前に仕事場として降り立った「銀座」に銭湯があることを知るのにさほど時間は掛からなかった。仕事場は“銀座湯”さんのすぐそばにあり、歩いても2~3分の場所。なんでお世話になったかと説明すると結構長い話になるので、簡単に言うと締め切りに追われ家に帰れない時によく世話になったということ。その時は自分とっては、絶対不可欠な癒やしの空間を提供してくれるところでした。それ以降も「銀座」で長く仕事をしていたので、本当にお世話になりました。だが、この日訪ねるまでの記憶を振り返ると20年ぶりくらいになる。場所はすぐに解ったがまわりの風景は随分変ってしまっていました。銭湯の裏にあった公園は無くなりビルが・・・。
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外見はほぼ一緒だったが、中に入るといきなり階段という構造にはちょっと驚いた。女湯は解らないが、男湯は2階にあり窓からさんさんと光が差し込む明るい設計。歴史は長く1975年というから丁度わたしが働きはじめた次期と重なる。と言うことは同期の仲間である。2013年にリニューアルしたこと知り、頑張っていることに感動。浴場内はシンプルな造りで清潔感にあふれている。
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銀座らしく湯舟の背景画はモザイクで創られた「銀座のシンボル和光前の交差点風景」が・・・。この日は日中と言う事もありお客さんは少なく、銀座にいる事さえ忘れゆったりと時間を過ごす事が出来た。昔を想い浮かべながら、お湯に身を浸した贅沢な時間は最高でした。これを期に銀座に来た時は、また立ち寄ってひとっ風呂浴びたいと思う。これからも永く続けてほしいと願い、銀座を後に帰路に着きました。


by eddy-web | 2019-07-28 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)


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