カテゴリ:銭湯探訪(Love ゆ Tokyo)( 33 )
45年の時を巻き戻し、探し歩いた銭湯は・・・。
e0120614_16182988.jpg銭湯探訪31
杉並湯(杉並区梅里)
2019.3.17


就職を期にひとり暮らしをはじめた20歳の頃。なるべく親との距離を置きたくて選んだのが杉並区。下町生まれの下町育ちのわたしには、高級なイメージな杉並。ところが行ってみて感じたのが、思いのほか人情味溢れた下町情緒豊かな街でした。いまから45年も前に住んだ街、杉並成田東に足を運んでみた。当時住んでいたアパートはもう見当たらず街の風景も一変。何処をどう歩いているのかさえ解らない???随分と変ってしまった街は、わたしをすんなり受け入れてくれない。下宿形式だったアパートには風呂がなく、当時お風呂屋さんによく通っていた。今日はそのお風呂屋さんを訪ねてみたのだが・・・。新高円寺の駅に降り立ち地上にでると、まるで昔の面影が見当たらない。不安を抱えながら感を頼りに青梅軌道沿いを歩いてみた。行けども行けども銭湯が現れない・・・。事前に調べては来たものの、どうやらその銭湯はもう無くなってしまったようである。45年の歳月は無情にも思い出ごと銭湯を消し去りわたしを落胆させた。このままでは帰りたくないと気を取り直し、見つけたのが”杉並湯“。
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青梅街道から路地をすこし入ったところにあった銭湯。見つけた時は何とも言えない安堵感に包まれ、すぐに暖簾をくぐった。小一時間歩いたわたしは汗でびっしょり・・・。入ってすぐフロント形式の玄関にいた女将さんに話しを聞いてみた。「昔この辺に住んでいたのですが、このあたりは随分変りましねぇ~」と。ちょっと驚いた感じで「いつ頃住んでいたの?」と聞かれた。すると「さすがに45年前とはねぇ~」と、いろいろお話を聞かせてもらった。自分の勘違いも多々あり、時の経過の重さとちょとボケた自分が悲しくなりました。10分くらい話しをしたのですが、嫌な顔ひとつせず話しを聞いてくれた女将さんは優しく「どうぞゆっくり浸かっていってください。」とひとこと。これだけで今日の探訪は大満足。情報も沢山もらったので、日をあらためて青春時代の街を歩きにやって来ようと思う。杉並湯は昔ながらのレトロ感漂う、庶民のオアシスでした。街を再び訪ねる時は、必ずもう一度来ようと思います。女将さんいつまでもお元気でいてください。
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設備:コインランドリー・マッサージ機・気泡風呂・超音波風呂・座・寝風呂・立ちシャワー・ボディーマッサージャー・サウナ
by eddy-web | 2019-03-23 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
懐かしい思い出の地には、スタイリッシュなお風呂屋さんが・・・。
e0120614_16595868.jpg銭湯探訪30
湊湯(中央区湊)
2019 .2.07


一月ぶりに巡礼の銭湯めぐりに出かけた。中央区八丁堀駅近くにある、湊湯が訪ねたお風呂屋さん。中央区は東京のど真ん中にある街。銀座が有名だが、銭湯のイメージはほとんどないに違いない。ところがどっこい結構あるのです。昔銀座に勤めていた頃、お世話になった“銀座湯”。京橋にほど近い場所にあり、いまも現役。一っ風呂浴びて、銀座でビールなんてお洒落じゃありませんか?!
“銀座湯”はさておき、今日は“湊湯”さん。八丁堀といえばご存知「中村主水」。この銭湯で巡礼スタンプをもらうと「中村主水」の似顔絵が入っている。なんかちょっと、意味もなく嬉しくなる。銭湯の近くは高層マンションが建ち並び、銭湯のある雰囲気はない。湊という地域は、その昔鉄砲洲と呼ばれ、わたしが勤めていた頃はまだ下町情緒の残る雰囲気のある街でした。湊も鉄砲洲もなんだか江戸時代の匂いがしませんか?実は鉄砲洲には縁があり、20年ほど前まで当時の鉄砲洲小学校の体育館を借り、拳法の道場をやっていました。いま小学校は2つ(鉄砲洲と京華)の学校が統廃合され中央小学校となり、最先端を行くカッコいい現代建築の小学校へと変っています。余談ですがこれまた縁で、現在こちらの放課後支援学級のボランティアで年間5~6回ほど、子どもたちとの交流をしております。古今同じ場所にあった学校で活動が出来るなんて、想像もしていませんでしたが、なにか運命的な出会いを感じます。余計な話しばかりして、申し訳ありません。歳を取るとちょっとセンチメンタルになります。
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さて、湊湯さん。リニューアルしていまは、マンションの1階にある。入り口が自動扉で、格好良すぎて「ここで良いのかなぁ~???」と躊躇してしまう。ネットで調べると「湊湯」のうたい文句が“シンプル&スタイリッシュの洗練されたやすらぎの空間”。玄関前の電飾はまるで料亭風で、まさにスタイリッシュ。どきどきしながら、扉を開け中へ・・・。フロントは銭湯と言うよりは、もうホテル。浴室へと繋がる光の回廊は幻想的で、何かの展覧会に迷い込んだ感じさえする。何もかもがお洒落な演出で夢見心地。脱衣所は意外と狭く、多くの人で混み合っていました。時間は午後4時をちょっと回った頃。普通なら以外と空いている時間帯のはずなのだが・・・。ただ、他の銭湯同様年配の方が多く、話しに耳を傾けると地元の常連客のようだ。ロッカーの鍵が掛からず焦っていると側にいたおじいちゃんが「あっそれっ、100円入れるんだよ!」と声をかけてくれた。「スミマセン。ありがとうございます。」と返事をしたら「帰りにお金戻ってくるから、忘れないでね!」とひとこと。時代は変っても、下町人情は変ってないようです。これがたまらなく好きなわたしです。浴場内は照明を薄暗くしてあり、内装や湯舟、洗面台やカランすべてにおいていままで経験したことのない空間を創っていました。
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お洒落すぎて、どぎまぎしながら浴場内を歩き回ってしまいました。女湯と男湯を各週で入れ替え、いろいろなお風呂を楽しめるらしい。と言うことは2回は来ないと、本当に満喫することが出来ないと言うこと。来週という訳にはいかないが、近いうちにもう一度訪ねてみたい。富士山も高い天井もなかったけど、新しい時代の波を感じさせる本当に洒落た銭湯でした。ぜひ、一度行ってみてください。サウナもあるので、好きな人にはたまらないオアシスになる場所かも知れません。
※銭湯裏には由緒古い鐵砲洲稲荷神社があり、歴女にはたまらない穴場の見所。広重が名所江戸百景に選び描いたのも有名だそうです。また、境内の奧には区内唯一の富士塚があり江戸庶民の信仰の深さを感じることが出来る。観れば何かを感じること間違いなし。一見の価値あり。新しさと古さが溶け合ったタイムスリップしたような錯覚を覚える街は、何かまだまだありそうでわたしのこころを誘惑します。
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by eddy-web | 2019-02-08 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
X'masイブに身を清めに出かけた銭湯は、墨田区の“松の湯”さん。
e0120614_17252157.jpg銭湯探訪29 
松の湯(墨田区緑)
2018.12.24


今日はクリスマス・イブ。「だから何!」って言ってしまえばそれまで。年を取ると何故か、卑屈にものを考えるようになる。気をつけなければ行けないことである。とは言うものの本来の意味を考えれば、祝うのはいいが騒ぐ日ではなく、静かに一年を振り返り厳かな気持ちで日々の平和な暮らしに感謝をする日と心得ている。みなさんはどうですか?
昨日は天皇誕生日で、今日は振り替え休日。江東区の銭湯巡礼が取りあえず終わり、ちょっと緩んだ気分を立て直すため、銭湯情報を調べてみた。やはりポイントになるのは足回り。比較的交通の便もよく、出来れば駅に近いところがベスト。こんなこと言うと、銭湯マニアの人から怒られるかも知れない。でも張っちゃ気になって頑張るのも、銭湯の醍醐味とは違う気がする。癒やしの空間を楽しむための旅なのだから、無理をしてはいけない。それこそノンビリ、ゆったりで良いと思う。ということでさんざん選べたあげく、まずは近場ということになり隣の墨田区を選んだ。墨田区も江東区同様まだまだ、多くの先頭が点在する下町。チャリでも充分行ける距離の場所も多く、その中から“松ノ湯”さんを選んだ。
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ここは錦糸町にほど近く、三つ目通りを真っ直ぐ行った菊川駅近くのお風呂屋さんです。実は昔、兄夫婦が住んでいて、中学生の頃ふたごの姪に会いに良く来ていた街。なんだかとても懐かしい。休みだったので家を早めに出て、ノンビリとペダルを漕ぎ清澄、菊川と街をきょろきょろ観ながら目的地を目指した。それでも以外に早く着き、ほぼ家から30分。大分寒くなってきたので帰りはちょっとシンドイが、そこは目をつぶりましょう。ネットで探したり、行くのに時間をかけたりと、さっき言ったノンビリ、ゆったりとはちょっと矛盾してますが、もともとM系なわたしはちょっと修行僧みたいなところがあるので許してください。みなさんに強要を決していたしません。
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4時ちょうどくらいに“松ノ湯”さんに着き、まずは外観を眺めて観た。オーソドックスな風貌は実に堂々とした家屋である。玄関の上には伝統的銭湯建築の波風造りが施され彫り物(鶴)があり、自転車を止めてしばらくの間見入ってしまった。細かい細工までは観れないが、良い感じの雰囲気。この部分だけ集めて紹介するのもいいと思える、お風呂屋の歴史資料。中に入ると驚いたことに受け付けが見当たらない。いきなり休憩スペースが拡がりそこら中に段ボールやら、風呂用のシャンプーなどが山積みに・・・。おばちゃんがふたり、ソファに腰掛けお喋りをしていた。ひとりが立ち上がり「いらっしゃい!!」と元気な声をかけて来た。ここの女将さんと思いお金を渡すと、そばにあった自販機にお金を入れ、おつりを手渡された。支払いが自販機なのははじめてのことだったので、ちょっとびっくり(o・д・)。外見とは裏腹にそこだけ文明が進んでいる。はじめてのところは何処も、お上りさんなのでキョロキョロと挙動不審者のようになる。すると女将さんが「男湯はそっち!」と指を差してくれた。ぶっきらぼうだが親切な感じが伝わり、この時点で◎。中も昔ながらの雰囲気でわたし好みのお風呂屋さん。
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ちょっと今まで観たことのない体重計があり、眺めてしまった。いざ浴場へと入る前、まずはいつもの体重計測と乗ったとたん「メモリが70kgを越え、思わず嘘!!」と飛び降りた。体重計のメモリは乗る前から2~3kgも進んでいる。思わず笑ってしまう出来事に「脅かすなよ!!」って呟いた。こんなことも楽しいことと思えるのが、お風呂屋の良いところとこの日もぴったり1時間の銭湯探訪でした。寝たままジャグジーを楽しむことの出来る湯舟があり、最高でした。薬湯はこの日「クリスマス・シャンパン」という名で赤紫色のお湯でジワーッと身体の芯まで温めてくれました。かなり年期の入った背景画はタイルで西洋風のお城と湖が描かれ、男湯と女湯をまたいで虹が架かっていました。何故がジェット旅客機が2機飛んでいるのが不思議でした。いろいろと驚くことばかりでしたが、とても楽しいお風呂屋さんに出会え大満足のわたしでした。


by eddy-web | 2018-12-26 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
冬至と言えばゆず湯。風呂好きのわたしが、足繁く通う地元のお風呂屋さん“久の湯”へ。
e0120614_16012353.jpg銭湯探訪-28
久の湯(江東区南砂)

2018.22.

前回紹介した“ニュー松の湯”さんと交互に通う、もう片方のお風呂屋さん“久の湯”さんの紹介です。
もうどれくらい通ったのだろう。家から近いこともあるが“久の湯”さんに通うのには、理屈ではない居心地の良さを感じているわたし。下町の中でも外れに位置する銭湯。交通の便もけっして良くないし、行けば解るが地元密着のレトロなお風呂屋さん。番台には、いつも旦那さんと大女将さんが交代で座っています。地元ならではの話しになりますが、3年ほど前に廃業した銭湯“松の泉”というお風呂屋さんがあり、ここはそこと親戚筋のあたるらしい。ず~っと通っていた“松の泉”さんはわたしのオアシスだった場所。廃業を聞いた時は、身内が不幸にあったと思えるくらショックだったことを思い出す。その場所は現在更地になり、駐車場へと変ってしまいました。当時息子と良く通い、女将さんとも良く話しをさせていただきました。とても愛想のいい笑顔の素敵な女将さんでしたが、ある日“久の湯”に行ったら番台にちょこんと座って「いらっしゃい!」と聞き覚えのある明るい声が・・・。顔を見てびっくり!「えっ!なんでここに居るんですか?」と話しを聞くと親戚でたまに手伝って居るとのこと。何だか無くし物を見つけたみたいに、嬉しい気持ちがこみ上げ話し込んでしまったことがあります。息子が通っていたころは小学生。「坊ちゃんは今日、いっしょじゃないの?」と聞かれたが、「いま反抗期で大変です」とこたえると「ほんと、信じられないわぁ~」と、ちょと長話。それから何度か顔を合わせることがあるが、元気な姿をみるとそれだけでちょっと幸せな気分になれる。“松の泉”での思い出は沢山あるので、いずれ番外編で語ろうと思う。
今日は冬至。一年の内で最も昼の長さが短く、夜の長さが長い日。この日はゆず湯に入るという古くからの風習があるが、一般的には正月前の厄払いを兼ねたもので、柚子(ゆず)=融通がきく、冬至=退治。という語呂合わせから運を呼び込む前の禊(禊)だと考えられているようです。諸説あるらしく、いまは血行を良くする効果で、風邪を引かないというのが単純に厄除けと結びついて理解されているよう・・・。
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さて、“久の湯”さんですが、伝統的な家屋でもなく見た目はとても地味。入り口隣にあるコインランドリーも年期を感じるが、地元に根付いた雰囲気がありとても良い。脱衣所にある体重計が歴史を感じさせ、毎回上がるのが楽しみなわたし。入る前に1回、上がって1回必ず体重を量る。わたしのルーティーンはここから始まり、ここで終わる。拘りは必ず2kgの減量で、何十年も変らない。新陳代謝が異常にいいため、一っ風呂浴びるだけで2kg落とすことができる。今日はいつもより柚子湯の効果で、代謝がハンパない。これが良いことなのかは解らないが、ある意味自慢の身体である。浴場内は無造作に観葉植物が窓際に並び、このあたりも庶民的な銭湯。ひとことで言えば「気取ってない!」ということ。自分の家の延長先を感じるお風呂屋さんと言えるここは、わたしにはなくてはならない存在です。丸山画伯のペンキ画も、お風呂の温度も種類も、そして黄色いケロリンの桶もみんなでひとつの“久の湯”さん。この庶民のために寄り添う銭湯が、大好きです。
P.S. 最近ちょっと心配なことがある。週一だったお休みが2度にふえました。事情は解りませんが、ぜひこれからも長く続けてほしいと願うわたしです。


by eddy-web | 2018-12-23 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
36~7年前、近くに事務所をかまえ通った木場のお風呂屋さん。
e0120614_16012353.jpg銭湯探訪-27
ニュー松乃湯(江東区東陽)

2018.12.18

このブログをはじめ1年ほどになる。つい先日銭湯巡礼を一区切りの24を達成。江東区はすべてのお風呂屋さんを回ったが、どの銭湯も味わいのあるとても良い癒やしの空間を創り最高でした。この旅をはじめる前からもともと銭湯好きだったわたし。週一ではあるが、毎週お風呂屋さんには通っている。いま住んでいるマンションからほど近いところに、2軒の銭湯がある。東西に分かれていてほぼ交互に通っているのだが、まだブログで紹介をしていないので、今日はそのひとつ“ニュー松乃湯”さんを紹介します。
ここはわたしが独立してはじめて住んだ街、木場。そして当時事務所を構え住んでいたマンションの目と鼻の先にあり、たまに気分転換に通っていたのが“松乃湯”さん。住所は東陽だが、木場駅の方が近くすぐそばを運河が流れていて古き良き時代を感じる下町情緒たっぷりの場所。36~7年前のことだが、いまもその雰囲気は変らない。いまは大きなマンションになり、1階が銭湯になっている。昔のレトロ感はないが、とても清潔感に溢れ居心地がいい。フロントにはいつもご主人(おじいちゃん)が、笑顔で迎えてくれる。隔週で通っているので、もうお馴染み。お客さんとも顔見知りがふえ、最近はホーム感が味わえ超リラックスできる場所に・・・。天井とかは低い造りだが洗い場全体が白いタイル張りなので、浴場全体が広く感じられる。カランや鏡もお洒落で、女性客に人気とか・・・。いやいや男だって気に入ってます。湯舟の背景画もタイルを使ったモザイク絵。これがまた、お洒落で南国のビーチに打ち寄せる波と椰子の木。時代に即した生き残りの戦略さえ感じるポリシーが見て取れる。お湯の温度はやや温めだが、丁度いい湯加減。
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銭湯周辺は駅のハズレと言うこともあり、30年前とほぼ変っていないバリバリの下町なのだが???そのギャップをうまく取り込んだお風呂屋さんかも知れない。最近は会社帰りのサラリーマンも多いとか・・・。
フロント前にソファーが置かれTVを観ながら、ご主人と世間話をしている常連のお客さんがいつもいる。火照った身体をさましながら、ひとときの時間を楽しむ場面はいつ見てもこころが和みます。こんな瞬間が、わたしの身とこころを癒やしてくれるのです。これからもず~っと、この街と生きていってほしいお風呂屋さんです。
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※玄関のタイルに貼ってある『ニュー松乃湯』の文字の上に、NEW COMMUNITY SPACEの文字が・・・。
by eddy-web | 2018-12-18 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
緑眩しい季節からスタートした銭湯巡礼のお遍路旅も、一区切りの江東区走破。
e0120614_14543577.jpg銭湯探訪-番外編
2018.11.16


前回のブログでもお伝えしましたが、7月から始めた銭湯巡礼旅が26カ所無事終わり、江東区24カ所の走破が終りました。5ヶ月あまりでの巡礼でしたが、実りあるお遠路旅は暮らす町の再発見が多くありこの町がより好きになりました。気持を新たに88カ所の旅を続けていく覚悟を決め再スタートしたので、これからも応援よろしくお願い致します。
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さてひとつとても残念なお知らせが・・・。門仲にある“第二和泉湯”さんが、つい先日営業をやめました。9月に訪ねたばかりなので、ちょっと面食らっています。おじいちゃんとおばあちゃんが仲良くやっていたのが懐かしいのと、またひとつ歴史が終ったそんな気がしとても寂しい気持です。ここ数年で5件目ではと記憶しているわたし。お風呂屋さんはその町を代表するシンボル。長い間その町を眺め、そこで暮らす人々とともに歴史を刻んで来た証人。銭湯に通うお客さんを見ると、生意気に聞こえるかもしれないがその町のことが解るような気がする。出来る事ならず~っと残って、わたしたちのこころと身体を癒し続けてほしいものだが・・・。“第二和泉湯”さん、お疲れさまでした。
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by eddy-web | 2018-11-29 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
江東区最期を飾る24カ所目のお風呂屋さんは、これぞ銭湯と言わんばかりの出で立ちでした。
e0120614_14543577.jpg銭湯探訪26
“常磐湯”(江東区常磐)
2018.11.26



先日訪ねた”辰巳湯“さんを通り過ぎ、清澄通りを真っ直ぐ3分ほど行くと”常磐湯“さんがある。清澄通り沿いは大きく綺麗なビルが建ち並び、下町の匂いはほぼ感じる事ができない。だが一本、道を入るともうそこは別世界が拡がる。一瞬でタイムスリップし、あっという間に昭和時代に逆戻り。このギャップがたまらないと感じるひとも多いはず・・・。森下に向かい小名木川を越え、3つ目の路地を左に入ると大きな煙突が見えてくる。堂々とした佇まいは、これぞ銭湯と言わんばかりの風格。
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今年7月からはじめた銭湯お遍路旅だが、今日は江東区にある24軒目、最後のお風呂屋さんになった。途中足立区の銭湯などにも足を運び、スタンプノートも一区切りの26番までたどり着きました。認定証をいただき、ひとりちょっと悦に入っているわたし。長いようで短くもあり、最後と思うとちょっと感慨深い。これで終わりではないが、しっかりと“常磐湯”さんの歴史を肌で感じようと思う。
“常磐湯”さんは昭和30年にいまの建物になったらしいが、始まりは江戸時代までさかのぼるらしい。長い間その場所に根を下ろし、そこで暮らす人々を観てきたまさに生き証人。そんな風に思うとなんだか、不思議な気持が湧いてくる。どんな人たちがこのお湯につかり、時代を越え過ごしてきたのだろう・・・。数え切れない数の人たちが、ここで身体を癒やし明日への力を充電したに違いない。
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番台にいたおじいちゃんがとてもキュートで可愛い(先輩に失礼でした)。ご主人はいったい幾つなのだろう???とても愛想がよく「いらっしゃい!」と明るく言われ、これだけでもう癒やされる感じです。番台の造りからしてもう感動もので、脱衣所をぐるりと見渡し天井に張り詰められた板や柱に架けられた柱時計どれもみな歴史そのもの。男湯には庭が隣接され、大きな池には錦鯉が優雅に泳いでいるのが見える。火照った身体を冷ませるよう長椅子が縁側に並んでいる。何もかもがたまらない風情で、わたしはもう夢見心地状態。何時ものように体重計に乗り、いざ浴室へ・・・。
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目に飛び込むのは銭湯の醍醐味である壁一面のペンキ画。王道の富士山が女湯と男湯をまたがり描かれていた。男湯の方は伊豆からの眺めのようで、岩にぶつかる波しぶきが雄大に描かれている。かなり年期が入っているようで、ペンキがところどころ剥がれているところがある。そんなところも妙に懐かしく愛おしい。
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湯船は三層の分けられ、単純に熱い湯、中くらいの湯、そしてぬるい湯となっていた。壁にプレートが貼られ「高温湯」「低温湯」と描いてあるのがなんとも嬉しい。バブルだのジェットだのと描いたところは多いが、なんだか逆に新鮮な感じさえする。もちろん全部入りましたが、「高温湯」の熱さは半端なかったです。ちょっと深めの湯舟に入るなり、身動きが出来ないほどの熱さ。ピリピリと肌を刺す感じでほぼ拷問状態。電気風呂など必要ないくらいしびれる感覚でなんとか3分我慢した。石川五右衛門の気分をちょっと味わった気がします。「低温湯」が一般的な温度のような、そんな気がしまう。江戸っ子のオヤジたちは熱い湯が好きと思っていましたが、わたし以外だ~れも入っていませんでした。「低温湯」がちっちゃいのでひとりしか入るスペースがなく、観ているとお客さんが入れ替わり立ち替わり待ち状態。3つの湯舟の温度計は何故かみな42℃の表示???なんだかそんなすっとぼけた感じも最高!!わたしはこのお風呂屋さんが大好きになりました。これからも庶民のために長~く続けてくれると嬉しいです。湯上がりに鯉を眺め涼しんだ後、すっかりと日の落ちた街を通り抜け家路へとチャリを走らせました。空には綺麗なお月様が・・・。


by eddy-web | 2018-11-27 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
江戸っ子の粋を感じさせるお風呂屋さん“辰巳湯”は、下町の文化を現代へと繋ぐ架け橋。
e0120614_14543577.jpg銭湯探訪25
辰巳湯(江東区三好)
2018.11.22


清澄庭園のすぐそばにある“辰巳湯”さんを訪ねた。この近くにあるホームセンターKには時折出かけるわたしだが、“辰巳湯”さんがこんなに近いとはつゆ知らず・・・。清澄庭園付近は最近、下町風情を残しながらもお洒落なお店が増えちょっとした若者の人気スポットになっている。細い路地裏に入ると古い建物を利用し洒落たカフェやスィーツが味わえる店が建ち並び、新旧のサブカルが見事に融合し新しい街へと変貌している。どんな形であれ、文化を残し継承していくのはとても嬉しいこと。こんどゆっくりこの辺りを散策してみようと思う。
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さて、“辰巳湯”さん。ネットで検索してからきたのですが、大分印象が違いちょっとびっくり(o・д・)露天風呂がひとつの売りになっていて、写真で見たときはまるで温泉宿のような優雅さが写っていました。何に驚いたかと言うと記載に嘘はないのですが、思っていた雰囲気よりはずっと庶民的な感じでまさに下町レトロ。クリスマス前の演出なのか、脱衣所や露天風呂の内装に飾りやイルミネーションが・・・。日も落ち暗くなっていったので、イルミネーションが点滅する露天風呂にはちょっと不思議な感覚あり、あまり落ち着いて楽しむことが出来ませんでした。それでも何度も出たり入ったりしてしまうのは、銭湯好きのさが。ネットに照会されていた写真は昼間の明るい時のものだったので、大分印象が違うのかも知れない。再度明るい時間帯を見計らって、また来ようと思う。
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湯船は大きくていままで行った何処よりも広い。なかで細かく仕切られ、泡風呂、電気風呂、そして別室扉を開けると露天風呂があり、その上別途料金をだせばサウナ室まで用意されている。銭湯好きにはたまらない贅沢な造り。露天風呂には休憩専用の部屋がありTVまで用意されています。これはもう長居してしまうこと間違いなし。ちなみにこの日、わたしはサウナも使い1時間半の夢心地時間を過ごさせていただきました。天井も高く、洗い場も綺麗、そして湯船の後の背景画(タイル画)も葛飾北斎の富嶽三十六頚景が絶妙なバランスでデザインされてスタイリッシュです。
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女湯の方は赤富士が描かれているようで、ちょっと観てみたい気もします。ほかにも女湯は楽しい演出があるようで、女性客を大切にしている感じがしちょっと羨ましいわたし。時代の変化の中で、巧みに工夫を重ねて下町文化を残そうとする江戸っ子の粋を今日は満喫しました。アートの街として注目を集め始めた清澄白河や清澄庭園を楽しみ、さいごは“辰巳湯”でひと汗流すなんて、それこそ江戸っ子の粋を味わうことが出来ること間違いなし。みなさん一度訪ねてみてはいかがでしょうか?


by eddy-web | 2018-11-24 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
江東区巡礼旅、いよいよ残すところ3軒。今日の銭湯は娘が働くケーキ屋近くにある“隆乃湯”さん。
e0120614_16164671.jpg銭湯探訪24
隆乃湯(江東区亀戸5)
2018.11.13


いよいよラストスパートに入った江東区銭湯巡礼。このブログを書き始め早1年の月日が流れ、今年もあと2ヶ月となった。銭湯協会の発行しているスタンプノートも一区切りの26を今日迎えた。エリアが江東区と足立区の2つに絞っての銭湯巡りだったが、我ながらよく頑張ったと思う。ドジもあったが沢山の発見と出会いがあり、良い時間を過ごせた・・・。なんて呟くとこれで終わりみたいに聞こえますが、とんでもありません88カ所めざしこれからも頑張って「LOVEゆTOKYO」を続けて行こうと思います。応援よろしくお願い致します。
さて、記念すべき26カ所目の銭湯は、亀戸駅北口から5分ほど行った「亀戸5丁目中央通り商店街」の中程にある“隆乃湯”。道を挟み多くの飲食店が並び、夕暮れになるとネオンが灯り昼間とはまた違った賑わいを見せる場所。風呂上がりに一杯なんてのにも、最高のオアシス。私事で恐縮ですが、我が娘が働くケーキ屋モンレーブ(http://www.cake-monreve.jp/)さんが“隆の湯”の手前にあり、現在パテシィエとして働いています。亀戸ではなかなかの評判の店で、味はもちろん地元に愛される人気店。亀戸に足を運んだ際は、是非・・・。なんだか宣伝になってしまいましたね・・・、親バカと思い許してください。
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働いている娘には申し訳ないと思いながら、店の前を過ぎいざ“隆乃湯”さんへ。マンションの1階に入り口があり、藍染め風の暖簾が揺れていた。中に入るとフロントだご主人(2代目)が迎えてくれた。あまり愛想は良くなかったが優しそうなひと。スタンプをいただき中へ・・・。マンションという立地もあり、天井は低い造りになっていた。浴場の硝子扉越しに湯舟背面の壁画が、まず目に飛び込んで来た。見事なタイル画が男女のお風呂をまたぐように、大きく手を広げ描かれ大迫力である。壁画は中世ヨーロッパを思わせる古城と湖の絵。高い塔にはお姫様が住み、そして多くの騎士たちがそれを守っているかのよう・・・。
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非日常的な絵は、観ているとひととき現実を忘れさせてくれるそんな空間を作っている。湯舟はL字型をしていて、かなり大きい。お風呂の種類は電気湯、バイブラ湯、超音波風呂(座湯)、そして薬湯(日により3種)。湯舟も室内の洗い場も、とても綺麗で清潔感で溢れている。見渡すとお客の数も多く、出入りもかなり激しいが客足が途絶えることはなかった。やはり高齢者の方が多く、綺麗な銭湯だからもっと若い人たちも来れば良いのに・・・と思ってしまった。一通りお湯を楽しんでいたら、小学生が4人入って来てアッという間に出て行った。情緒もクソもないが、来てくれたことにはちょっと嬉しい気持ちになったわたし。帰り際、入り口前の休憩所で子どもたちが牛乳を飲みご主人と話していた。内容は解らなかったが、ご主人が説教をしていました (^▽^)笑いながら)。こんな風景を観ると、ちょっと安心するわたしです。あ~あ!!今日も気持ちイカッタ~~~~!
by eddy-web | 2018-11-15 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)
昭和30年生まれのお風呂屋さんは、外も中もThe・銭湯でした。
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銭湯探訪23
春の湯(江東区大島)
2018.11.7.


今日は朝から幼稚園でボランティア活動。可愛いいちびっ子たちと楽しい時間を過ごし、いい汗を流したので今日も銭湯へ行くことを決めた。
夕方まで時間をつぶし、選んだ銭湯は少し遠出になる“春の湯”。巡礼巡りも板に付き、目的地にはさほど迷うことなく行けるようになって来た。家からチャリで約30分ほどの銭湯は、表通り(新大橋通り)からちょっと引っ込んだ公園(元第三大島小学校跡地)の前に・・・。
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外から見た感じはまさにバリバリの銭湯。玄関正面の上を見上げると、伝統的銭湯建築の波風造りが施され丁寧な彫り物に歴史を感じたわたし。玄関前は所狭しと自転車が並んでいて、今日も失礼し無理くり駐輪をさせてもらった。中に入ると番台にご主人。いまでは珍しくなりつつある番台形式の銭湯。こんなところにも時代の変化が見て取れる現在です。何時ものようにぐるりと中を見回すと手すりに囲まれた中庭に縁側が・・・。大きくはないが風情豊かな光景に、ちょっとほっこり。お客さんの数は結構多く、ほぼ高齢者の方々。間違いなく今日はわたしが一番の新米。礼儀をわきまえいざ浴場の中へ。中もごく普通のお風呂屋さんで湯舟は3層に分かれていた。薬湯(本日はレモン湯)、座風呂(ジェット)、浅湯に分かれそれぞれが、入れば解るが微妙な湯加減調整がなされている。これはけっこうオツな気配りである。天井も昔ながらの高い造りで特に変わった感じはしない。
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ところが・・・入った週間に気がつくが、湯舟の背景画がない!のである。ただ真っ青にペンキが塗られた壁があるだけ。いままで沢山の銭湯に行ったがはじめての経験。それに合わせたかのように室内の壁や仕切りも、アイボリー色タイル張りで装飾もほとんどないどシンプルさ。この徹底さは、寂しさを通り過ぎ潔ささえ感じさせる。はじめての経験にちょっと吃驚(o・д・)したが、気を取り直ししっかりとこのお風呂を堪能。所要時間はいつも通りほぼ1時間を使い、湯上がりはさっき見つけた縁側の椅子に座り夕涼み。今日もまた、新しい発見があり、極楽気分で一日を終えました。


by eddy-web | 2018-11-08 00:00 | 銭湯探訪(Love ゆ Tokyo) | Comments(0)


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