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2020年 03月 02日 ( 2 )
よもやまシネマ504 “黒い司法/0%からの奇跡”
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2020.2.28

昨日の重たい余韻を払拭したく連日続けての映画鑑賞。今日は久しぶりに日本橋へ。選んだ作品は“黒い司法”。この作品もネットで検索していてたまたまヒットしたもので、まったく情報は入っていない。引っかかったのはやはり実話がベースという理由。実話をもとに創られる作品がここのところ多い。作り手側の実力が問われるのと同時に、何と言っても説得力のある表現が求められる。今年のアカデミー賞にノミネートされた作品も数多くが実話ベースのものであった。
そんな中選んだのが“黒い司法”。タイトルからして差別や権利をテーマにしている事が伝わる。最近観た作品の中では“リチャード・ジュエル”が近いテーマ。一番の違いはいまだ根強いアメリカの中に残る人種差別(黒人)の壁への挑戦である。多くの黒人差別の作品が今までも多く創られ、上げれば切りが無いほど名作も多い。ほぼハズレる事の無いテーマに今回挑んだのは、デスティン・ダニエル・クレットン。わたしには初となる作品鑑賞で期待は高い。もう一つ鑑賞の選択肢に上げるのは、豪華なキャスティングの実力派メンバーたちである。主演の弁護士ブライアンを演じるのが、若手実力派トップとも言えるマイケル・B・ジョーダン(フルートベール駅で)。さらにジェイミー・フォックス(Rey/レイ)、そしてブリー・ラーソン(ルーム)と、ともにアカデミー賞主演賞を手にしている。これだけでも観る価値は高いのが解る。アメリカという大陸は多くの州に別れそれぞれに司法の形が微妙に違うのは周知の事実。とくに南部に関してはいまだ人種差別の厚い壁が根強く残り、目に見えて黒人たちと一線を引いている現実。舞台は1980年代のアラバマ州。そこで起きた象徴的事件をテーマにした今作は、そのリアルさに現実の厳しさを思い知らされやるせない憤りを感じさせる。こんな事が許されるのかと思うねじ曲がった司法との戦いは、最後の最後まで緊張感を継続しラストへと導く。今回はハッピーエンドという形で終わるが、その裏で多くの人間が人権を無視され人生を終了している現実がエンドロールに流れる。この現実を知る事こそ、この作品の真の意味があるのを忘れてはならない。
良い作品にまた出会えた事に、感謝と敬意を言わせていただきます。世界から少しでも差別の壁が無くなることをこころから願うばかりです。
P.S. 主演の三人がみせる見事な演技が、こころに沁み諦めない事の大切さをしっかりと伝えてくれます。いつになったら人間たちは、平等になり人権を手に入れる事が出来るようになるのでしょうか?永遠のテーマであり、そのことにひとりひとりが真摯に受け止めなければいけないことを知る機会をくれる作品です。


by eddy-web | 2020-03-02 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
よもやまシネマ503 “ミッドサマー”
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2020.2.27

とんでもない映画に遭遇してしまいました。予告編などで気になっていた作品、“ミッドサマー”を鑑賞。今回もいつも通り何の情報も入れず、劇場へ足を運んだがここ数年味わった事の無い不快感が全身を覆う結果となってしまった。作品の出来が悪いという事では無く、単純にわたしの思考には合わない映画ということ。50年以上映画を観てきたが、これほど不愉快な気持ちを味わったことがない。いろんな意味でトラウマになるほど、嫌な気分にさせられた。個人的に最も苦手なジャンルの中で、一番嫌いな作品になったかも知れません。ということで今回はコメントをパスしたいのが本音。この日は一日中、嫌~っな気分を引きずってしまい寝付きも悪く散々でした。長い間、どんなにつまらなくても批判はした事がないわたし。それは、映画という芸術をリスペクトし愛してやまないからである。そんなわたしでさえ、観る事を絶対に勧めたくない作品が今作。(裏腹に大ヒット???)すみません自分でも嫌になるくらい、言葉が見つからない最悪の気分です。
気を取り直し取りあえず感想を・・・(落ち着くのに1日開けました)。作品はアメリカとスエーデンの合作のホラー映画。監督はアリ・アスターという新進作家で今回が第2作目となる。ホラーというジャンルはもともと好きではないが、恐いもの見たさという自身の内に潜む好奇心がたまに目を覚ますことがある。そして観たのが“ミッド・サマー”。馬鹿なのかこの作品がホラーだということすら知らずに観てしまった。予告編の印象では、怖さは感じたがもっとファンタジーなイメージを持っていた。ところがそこが逆に気分を逆なでするような裏表現となり、より強烈なインパクトとなって嫌悪感を増大させている。
物語は不幸な経験を背負ってしまい精神的疾患を抱えた女子大生と、その恋人と回りの友だちが経験するひと夏の物語である。世界中の至る所に存在する信仰にスポットをあてたもので、スウェーデンの田舎町で90年に一度開催される夏至祭(ミィドソンマル/スウェーデン語)におとずれた若者たちの恐怖体験が描かれる。予告で感じたソフトなイメージのフォーカスがかった映像が美しいのだが、それ故なおさら不気味さが増す演出になっている。音楽や音響効果も絶妙なタイミングでつかわれ恐怖心を煽る。なんかちょっと褒めているような感じに語っている自分に違和感を覚えます。これってもしかして洗脳されているのでしょうか???ア~~ッ怖っ!!映像表現がシュール過ぎて、何度も目を覆ってしまいました。吐きそうになりす(R-15+指定作品)。なにが目的で制作されたのか、制作陣に問うてみたい気持ちです。作品内で行われる儀式や唄、そして衣装など、なにもかもが不気味ですべて消し去りたい気持ちです。もう話すのは止めましょう。言えば言うほど底なし沼に沈んでしまいそうでやりきれません。絶対に勧めたりはしませんが、へそ曲がりはどうぞご勝手に観に行ってください。これはホラー映画というより邪教の洗脳映像では無いでしょうか?ラスト主人公ダニーの笑みが痛い映画です。
P.S. 個性派のウィル・ポールター(メイズ・ランナー)が出演し毒をまいてます。やはり存在感のある俳優です。ビックリな俳優さんがひとり出ていたのを、後で知りました。その人の名はビョルン・アンドレセン(ベニスに死す)。ビスコンティが発掘した世界で最も美しい少年と称された人物が49年の時を経て登場しています。言われてもぜんぜん解りませんでした。時は残酷で言葉も見つかりません。主人公のダニーを演じたフローレンス・ビューの演技は本物。あまり知りませんでしたが、かなり高い評価をされている将来を嘱望される女優さんのようです。最新作“ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語”に出演していて今年度のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされています。今作とは別人のようで、メチャクチャ美人です。こんだけ落差のある役が出来るのだから、間違いなく本物でしょう。
※映画批評家には大絶賛されていると言うから不思議です。はじめてぐちゃぐちゃの愚痴ぽっいコメントをしてしまいました。未熟でただただお詫びいたします。


by eddy-web | 2020-03-02 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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