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2017年 10月 27日 ( 1 )
よもやまシネマ355 “アトミック・ブロンド”
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2017.10.26

ブロンドヘアーと言えば、マリリン・モンローを思い浮かべるひとも多いはず。幼い頃、外人はみな金髪だと思っていたわたし。父が好きだったプロレスをTVではじめて観たとき、金髪の選手もいたけど、全部じゃ無いことに気づいた。こどもの思い込みっていうのは、今思うと単純である。
さて、ハリウッドできっと1・2を争うであろう美人と言っても過言でない、シャーリーズ・セロン。レッド・カーペットを歩く姿は、まさにハリウッドのシンボル。美しさだけでなく、そのたぐいまれな演技力で多くのファンを魅了するトップ女優は“モンスター”で、見事アカデミー主演女優賞を手にした。実話をもとにした犯罪者の役に近づくため、体重を何十キロも増やした話は有名である。出来る俳優さんは実にストイック。もともと美人で別にそんな役をしなくても、と思うのは凡人。一流の人たちは、常に新しい挑戦を続け自身を磨くことを忘れない。だから格好良く、みんながあこがれるスターと呼ばれる。そう意味では、セロンはいま一番輝いている女優さんではないだろうか?“モンスター”はもちろん凄かったが、近年話題をさらったリメイク作品“マッド・マックス”の片腕の女戦士フュリオサは、完全にマックスを食ってしまった。スキンヘッドに頭を丸め、凶暴な男たちを相手に見せる女の底力を実に小気味よく彼女の新しい魅力を見せてくれた。綺麗な人が汚れ役に挑むと、意外性を超えより深いその魅力に引きつけられてしまう。カッコいいのひとことである。
さて、“アトミック・ブロンド”。大満足の格好良さで、ますます大ファンになりました。身体をはったアクションも見事だし、哀愁とクールさを併せ持つ主人公ローレン・ブロートンは彼女の新しい代名詞になる予感がします。スパイ者の作品は多いが、女スパイをテーマにしたものはそう多くない。アンジェリーナ・ジョリーが演じた“ソルト”がまず頭に浮かぶが、女性主役の作品は少ない。女スパイと言えば「マタハリ」という人物が思い出される。実在した人物はひとをたぶらかす美貌と話術で、巧みに相手をだまし情報を掴むのが仕事でいまも多くの逸話を残している。でも美人過ぎて逆に怪しまれるのでは、と思ってしまう。むかしから「綺麗なバラにはトゲがある」というではありませんか?ぜんぜん役に立たない格言なのか、それとも男が馬鹿なのか???それにしても息を飲むほど美しいセロンの容姿にメロメロです。背は高く、端正な顔立ち、美しい瞳、ただ観ているだけで溜め息です。その上、屈強な男たちとバトルを拡げ身もこころもボロボロになる姿に、さらに引かれてしまうのは何故でしょう?ドレスを纏った美しい姿と、バトルで血まみれになる姿のギャップが溜まりません。傷ついた身体を隠さずドレスを纏、ふてぶてしく煙草をくゆらす彼女はカッコ良すぎてたまりません。冒頭から80年代の音楽を見事に映像にからめ、テンポ良く進む物語は東西冷戦時代のドイツを舞台に息も尽かせぬ構成で圧巻。スパイという職業の裏側と言うか、シビアさが伝わる緊張感もしっかりと押さえられ見応えがある。
今までカッコいい女と思った近いジャンルの作品をあげれば、まず思い浮かぶのが“グロリア”。あとは“ドラゴンタトーの女”そして“ニキータ”などが浮かぶ。どれも女性ならではの母性みたいな見えない力が存在している。ただ強いだけでなく、本能がもつ男が超えられない強さである。この作品もシリーズ化なんてことになるのか?個人的にはこのままの単独作品でいいと思うわたし。R15指定の表現はエグイシーンも多いが、見応えは充分。ぜひ、劇場に足をはこび、セロンの美しさをご堪能ください。ファッションも見逃せない楽しみな要素になっております。

P.S. 最後まで謎をふくむスパイ、パーシヴァルを演じたジェームズ・マカヴォイの怪演も目が離せません。このひと最近かなり目立ってます。また、セロンと妖艶なベッドシーンを演じたラサール役のソフィア・ブテラ(ザ・マミー)も、いい味を出しておりました。そしてもう一つ嬉しかったのが、物語のキーマンになるスパイグラスを演じた、エディ・マーサン。“おみおくりの作法”では、おおいに泣かせていただきました。わたしの中でここ数年で観た映画のベスト5に数えられる作品でした。また、会えて嬉しかったです。


by eddy-web | 2017-10-27 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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