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2009年 05月 13日 ( 2 )
GWと「ミヒャエル・ゾーヴァ展」
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09.Apr.30

 ゴールデン・ウィークもあっと言う間に終わり、そろそろ疲れもとれた頃でしょうか?予想はされていましたが、高速は大変な混雑。みなさんお疲れさまでした。
 銀座で開催されていた「ゾーヴァ展」に行って来たわたし。彼のファンはかなりいると、再確認の展覧会会場。GWとも重なり、会場はひと、ヒト、人。じっくり鑑賞したいわたしには、少しきつい状況でした。空気が薄い感じで外にはやく出たいという気持ちが、途中からズ〜ッと続いていました。作品は初期のものから最近のものまで、かなりの量で展示され、大満足。彼の絵はかわいいだけでなく、物静かでどこかさびしい。わたしはそこに引かれている。色使いが美しいのはもちろん、構成がシンプルで無駄がない。一度見たら忘れられないほど印象深い。絵本の挿絵では数多くの作品を残し有名だが、フランス映画「アメリ」の美術を担当し一躍脚光を浴びた。ちょっと皮肉でユーモアある表現は、映画のテイストに相まって話題になった。これによりファンが増えたに違いない。
 彼はたびたび、出来上がった作品の上から絵を書き加え、時にまったく原形が無くなることがあるという。仕事のパートナー泣かせらしい。納得のいかない時は何度でも上描きを加える。本人は一度も満足感を得たことがないらしい。仕方なく絵筆を置く。そんな毎日が良くも悪くも続くようだ・・・。鑑賞する側にはまったく伝わらないから不思議である。それほど完成して見える。これは本人だけに与えられた、自由と贅沢なのかも・・・。また彼は仕事についてこうも語っている。ひとりで好き勝手にタブローを画くより、なんらかのかたちで人の作品に挿絵を画くのは、世界観が拡がり楽しい時間を持てると・・・。
ゾーヴァは1945年ドイツ生まれ。見た感じは、正直はるか上の年令に見える。しかし、画く絵は一枚一枚わたしたちを圧倒するエネルギーを放つ。それゆえ、会場を出る頃にはなんとも言えない虚脱感が全身を包んだ。あのエネルギーはいったいどこから生まれるのだろう。
by eddy-web | 2009-05-13 00:00 | 展・覧・会 | Comments(0)
よもやまシネマ-30 ダイアナの選択
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09.May.12

 よもやまを書きはじめ30本目の作品になった。いっとき出不祥になり、家でごろごろとたまにDVDで映画を鑑賞していたことが、嘘のようになくなった。素直に思うことは、やはり面倒でも映画館に足を運び、映画は鑑賞するものだということ。
 今回の作品はまさに、そういう作品である。単館上映のこの作品、いろんな意味こころに残るものになった。はじめのタイトルロールからこだわりがが伺え、監督の思いが感じられる。すこしデビッド・リンチのにおいがする。監督の名はヴァディム・パールマン。極限状態の中で迫られる、生と死の選択。良い意味裏切られる最後の結末。見終わってもなお、もやもやとこころを覆う不思議な違和感。してやられた感がある。こんな終わり方もあり・・・。ってな一生懸命に答えを見つけようと、時間を使わされた自分である。あとで解説を読むと深いコンセプトがそこに。やはり、すべて監督の仕掛けた技にはまったのに気づかされる。過去、現在、未来が巧みにあやつられ、見るものを混乱させ妙に余韻を残す映画だ。あとで知ったが二作目になる監督作品で、一作目は「砂と霧の家」。なるほどと納得。デヴュー作でいきなりアカデミー賞三部門にノミネートされた若き巨匠である。前作も観ているが、心理描写を巧みに操り、ぐいぐいと映画の中に引き込まれたことを、改めて思い出した。そう、あの時も観終わったあと、やるせない余韻が体中を包んで放さなかった・・・。前作はジェニファー・コネリーがただ観たくて、思ってもない拾い物をした満足感を手にしたものだ。
 いずれにしても、「ダイアナの選択」は一見の価値ありのお薦め。自分なりの答え探しも面白いのでは・・・。
P.S. 主演のユマ・サーマンも良かったが、2人の若手女優が主人公と友を、いきいきと感受性豊かな表情で素晴らしく演じていたのも印象に残った。
 この監督は楽しみである。次回作でわたしたちをどんな風に、翻弄してくれるのだろうか?
by eddy-web | 2009-05-13 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)


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