
'08.Dic.26
久しぶりに劇場に足を運んだ。今回鑑賞した「地球が静止する日」は、1951年にあの名匠ロバ−ト・ワイズ監督が世に送りだした、SF映画の金字塔「地球の静止する日」のリメイクである。いろいろな意味で興味深く、心して鑑賞に臨んだわたし。ワイズ監督と言えば「サウンド・オブ・ミュ−ジック」。作品はほかにも「ウエスト・サイド物語」「砲艦サンパブロ」など映画史に残る作品が多い。その監督が50年以上前に発表した作品のリメイクとなれば、見ない訳にはいかない。主演にキアヌ・リ−ブスを選んだり、CGを駆使しどう生まれ変わるのか・・・。内容の余計な情報をあまり入れずに、鑑賞したが「2001年宇宙の旅」ほど崇高な感じはなく、「ブレ−ド・ランナ−」ほど心を打つ心理描写は描かれず、「未知との遭遇」ほどインパクトもなかったのは否めない。あとで解説を読むと、あくまでもオリジナルに忠実に制作されたとのことだが・・・。どうだろう折角のテ−マに挑んだわりには、CGばかりが目立つ映画になってしまっているのはすごく残念である。それに冒頭の雪山のシ−ンは、かなり安易に作られている気がする。いづれにしろ名作に挑む難しさがよく解った。
映画を見て感じたのは、その内容に出てくる、「人間がいなくなると地球は再生するということ。」これのほうがよっぽど現実味をおびていて、考えさせられた。ただその辺が曖昧な表現になりやや物足りない気はする。でもある意味、そこを本気で考えろと言うのであればでは、テ−マ「地球が静止する日」は成功かも・・・?。自分のことばかりの人間は、すこし考え改めるべきなのか?でもやっぱり無理かも・・・。それが人間って気がする自分である。
くだらないことだが、ひとつ。出てくる巨大ロボットの目の動き、ガンダムのザクなどと同じで親近感を感じた。少なくとも影響を受けている(ガンダムが)と確信したのはわたしだけ?!
ジェニファ−・コネリ−の瞳が相変わらず美しいのに、とても感激したことをお伝えします。もうひとつ余計ですが・・・。