'08.May.22.
スポ−ツチャンバラというスポ−ツ武道を、ご存知でしょうか?前回ブル−ムボ−ルの紹介し、続けてのスポ−ツ話。興味のない方にはごめんなさい。わたしはデザインという仕事の傍ら、別にもうひとつ(厳密に言えば2つ)仕事と言える大切なものを持っている。そのひとつがスポ−ツチャンバラの道場運営と指導。かれこれスポ−ツチャンバラ(通称スポチャン)をはじめ20年になろうとしている。そのスポチャンを通して、足立区・江東区の幼稚園や小学校でボランティア活動として、講習会をほぼ毎月行っている。今回は先日行った、江東区立南陽幼稚園の話をしましょう。
3年目を迎えた講習会。園長の箕輪先生がこのスポーツを、とても気に入ってくれたのがはじまりである。ちなみに園のかかげる、3つの特色ある教育活動のひとつ「心と体の教育」にスポチャンは取り入れられている。スポチャンを通し、コミニケ−ションをはかったり、やや運動能力がむかしにくらべ落ちていると懸念されている体力を上げたりと多くのテ−マをかかえ、園ではじめられた。
そのむかし、チャンバラはこどもの必須遊びだった。「名をなのれ!」「赤胴鈴の助だ!!」という名セリフ。おじいちゃんたちなら、みんな知っていることだろう。野山を駆け回り、日が暮れるまで時間を忘れ遊んだチャンバラごっこ。 スポチャンはそれを現代に甦らせ、スポ−ツ武道体系化したのがはじまり。わたしはそのスポチャンを通し、子どもたちとの楽しい時間を毎回過ごしている。実は教えることにより、教えられることの方が多い。だからやめられない自分がそこにいる。子どもたちから元気をもらい、どっちが習っているのか解らない。わたしが伝えたい一番大切なこと、それは痛みを知ること。安全な道具だが、思いっきりたたけば痛い。当然といえばそれまでだが、今の子どもたちはそれを知らない。泣き出す子もいる、痛くて泣く、悔しくて泣く、いろいろである。変に慰めたりはしないでほっておく。みんな汗をビッショリかき一生懸命に剣を振る。でも清清しい顔をしている。この瞬間がわたしには最っともの至福の時である。大きな声ではじめに「おねがいします」。最後は「ありがとうございました」をいう。楽しい時間はあっと言う間である。終わりに子どもたちにいつもひとつだけ言うことがある、「痛かったことをぜったい忘れないようにネ。」と・・・。人の痛みがわかる大人になってと願いをこめて・・・。
今度はおとうさん、おかあさんもいっしょにやりましょう。よろしくお願いしますネ。おとうさん。おかあさん。
●江東区立南陽幼稚園
南陽幼稚園のかかげる、3つの特色ある教育活動。
その1 豊かな自然とふれあう
その2 心と体の教育
その3 多くの人達との関り
http://www.koto.ed.jp/nanyo-yo/photo12m/photo.html
詳しくは、下記HPを御覧ください。
SPORTS CHANBARA
●護心館不動塾
TEL/03-3646-4995
http://www.h2.dion.ne.jp/~fudo/