'08.May.15.

Tokyo Midtownの『STYLE MEETS PEPOLE』というお店で友人が個展を開いている。平竜二「プラチナプリント展」。1ヶ月の個展期間も終了まで3日となり、やっと訪れることができた。HP上では拝見していた作品だが、直に見てその素晴らしさに感動。生で見ないとこの良さは、とうてい伝わらないと断言できる。写真という枠を飛び出し、とても繊細な世界を創りだしている。印画紙のかわりに使われる和紙が、タッチを絶妙な雰囲気でかもし出していて心地いい・・・。この印画紙から創ると言うプラチナプリントの世界にこころを奪われた。わたしは一枚のお皿にぽつんと置かれた、タンポポの綿毛玉の写真に心ひかれた。モチーフの綿毛の球が触れるとこわれそうである。はかなく危ういのだが、凛として心を奪う。雑誌の記事で平さんが語っていた。「写真とは錬金術」であると、今日その意味がすべて解けた。大切に守りつづけてほしい技の世界に触れ、心が和んだわたしである。
平竜二「プラチナプリント展」
●STYLE MEETS PEPOLE
TEL/03-5413-3705
http//laurant.whitesnow.jp