

2025.6.12.
観たくて観たくて、こんなに待ち侘びた作品は近年無いかもしれない。それが今回鑑賞した作品、“WE LIVE IN TIME”。英語は得意出ないのでタイトルがそのまま使われると、覚えるのが大変。それでもこの作品だけは、絶対見逃さないようチェックをしていた。この作品を待っていた理由はたくさんあるのだが、まずはA24が配給権をとったという作品だという事。これは間違いなくいい作品なのだとまず思ったわたし。そして今年度のアカデミー賞をはじめ、多くの映画賞で高い評価を得ているという事。そして主演の二人がわたしの大好きな推しの俳優さんだとという事。
これは観て当たり前の映画。まずは感想ですが素晴らしい傑作で、きっとず~~~っと心に残る作品になると思います。どこから話せばいいのかと思えるくらい、全てがわたしの心に響き思い出すだけで、胸が打ち震えます。主人公トビアスを演じたアンドリュー・ガーフィールド、そしてアルムートを演じたフローレンス・ピューの演技が、まず凄いと言っておきましょう。魂のこもった演技は誰もが納得の素晴らしさです。デビュー当時からたくさん観てきました、今作は間違いなく二人の代表作と呼べる作品と言えるでしょう。息もピッタリで、演技を超えた愛を感じさせてくれます。言葉では賞賛できないほどの価値ある素晴らしい演技です。
さて物語は、ある事故で偶然出会いあっという間に深く愛するようになっていく新進気鋭の一流シェフ・アルムートと離婚して失意のどん底にいたトビアスの出会いから始まる。時間軸が交差しながら紡がれる物語は、ひじめちょっと混乱もするが知らず知らず物語に引きずり込まれていく。それぞれに違う環境の中、自分と向き合い真剣に人生を送ってきた二人。背負っているものはあれど、お互いを思いやる絆は強く心から相手を慈しむ姿は心を揺さぶられれる。映画は現在と過去が行ったり来たりする演出になっていて、戸惑うところも多々あるが、二人の演技が素晴らしく「愛」という一本の線で繋がる。突然二人の前に起こる人生の帰路。そこで二人が選んだ最高の人生とは?
絶対にお勧めの映画です。観ないと間違いなく後悔します。どうぞ鑑賞してください。
この作品は恋愛映画と言ってしまえば確かにそなのだけれど、今までにない表現は先ほども述べた時間塾をコントロールした演出の数々。ゆったりと話が進んでいたかと思うと、いきなりハイスピードの加速する展開が訪れたりと・・・。実に見事で今までにない緊張感が物語を凝縮させ、人生の中にある「生きる意味」の大きな課題を定義しています。こんな生き方ができたら素晴らしいと、心から思える作品では無いでしょうか?
フローレンス・ピューの渾身の演技はヒリヒリするくらい凄いもので、そして可愛いです。アンドリュー・ガーフィールドはどこまでも純真で深い愛で包み込むような、そんな演技をしています。昔から好きなのですが、瞳で繊細な演技をするそんな俳優さんの一人で大好きです。二人の出演している作品はたくさん観ていて、アンドリューの作品では“わたしを離さないで“、ピューの作品ではわたしには苦手なジャンルでしたが“ミッドサマー”が強いインパクトを残しています。どちらも若かりし頃の作品ですが、二人の演技力の圧倒されるう優れものです。こちらも機会があったら、ぜひご鑑賞ください。
時間を無駄にできないと、この作品であたらめて強く感じました。最後まで後悔のない人生を送れるように生きていこうと思います。
面倒臭いと言われるかもしれませんが、もう一度言わせていただきます。「ぜひ、劇場に足を運びご鑑賞ください m(_ _)m」
P.S. 主演の二人は共にアメコミのヒーローを演じていて、そちらのイメージが強い人も多い。ガーフィールドは2代目スパイダーマンを演じているし、ピューも現在公開中のサンダーボルツで二代目ブラック・ウィドーことエレーナ・ベロアを演じている。しっかりとした演技力がある上に、エンタメでも存在感を出せる、そんな二人に拍手です。