第2回ブルームボール世界大会・オールジャパンチームの仲間(1996年・ビクトリアにて)
2025.2.2.
みなさん、BROOMBALLって競技はご存知でしょうか?もし知っているという人がいるなら、かなりのマニア(オタク)。ウィンタースポーツのひとつで、今や知らない人はいないカーリングと同時期にカナダで発祥したスポーツ。説明すると長くなるので、簡単にいうとスケート靴を履かないホッケーと思っていただければ概ね当たっています。興味のある方はSNSで検索すると出てくると思います。1980年頃に東京で始まったNEWスポーツで私の所属する「PENGUINS」は1984年に誕生。当時は用具やルールなどがまだ揃わず、見よう見まねで氷の上を走り、ホウキを代用し15cmほどのボールを叩いてゴールするといったものでした。今考えれば笑っちゃうお話。もちろんスケート靴など履かず思い思いのシューズ(長靴はほとんど)を履き、リンクを駆け回りひたすら相手ゴール目指して突進。スッテンコロリは当たり前でしたが、これがめちゃくチャ面白い。始まった頃はマジで、いずれオリンピック競技になると信じていました。東京リーグというのが立ち上がり、カナダ大使館チーム(チーモス)を中心にした、全6チームの総あたり戦を行い年度のチャンピオンチームを決めていました。それからカナダ大使館を通じ、正式なルールや用具が手に入りレベルもどんどんと上がりマスコミにも取り上げられるまでになりました。そして発祥の地カナダにて「第1回世界大会」が1991年に開催されることが決まり、東京からも代表がカナダの地へと足を運ぶことに・・・。世界の壁は厚く、全日本チームはコテンパンにやられレベルの差を痛感。あの時の悔しさは今も心に残る、熱い思い出となっています。それからどんどんとその輪が広がり、今北海道では多くのチームが世界大会を目指し頑張っているようです。東京は20年ほど続いたリーグは、使わせてもらえるリンクがなくなり残念ながら自然消滅。またいつの日か、復活する日が来ることを夢見ています。
今日はBROOMBALLのOB・OG会が一年ぶりに行われる事になり上野に集合。チームの優勝を目指して戦った勇士たちの魂は当時のまま。懐かしい顔・顔・顔とあっという間にタイムスリップ。夢中でリンクを走り回った頃の若かりし頃の話に花を咲かせ、こころゆくまで語り合い飲み明かしました。始めた当時から最年長(37歳)で植爺と呼ばれていたのですが、今は皆歳を重ね全員がジジババ(笑い)。それでもハートは当時のままで時は止まっています。BROOMという競技に出会えあた幸せと、みなと出会えたことをこれからも大切に生きていきたいと思います。来年も笑顔で会えるのを、楽しみにしています。
みなさん楽しい時間、ありがとうございました。幹事さん(Sちん)m(_ _)m さん。
P.S. カナデイアンチーモスのキャプテン、ジェーム氏が今回参加してくれました。全然変わらない真摯な態度は、ジェントルマンの見本。怒ると怖いけど笑顔の素敵なところは今も健在。ぜひ来年も会いたいですね!