

2025.1.28.
2025年が明け、1月もあと3日。思っていた通りの時間の速さに、ただただ焦りを感じる毎日です。歳を重ねやることがだんだんと狭まり、少し寂しさを感じますが時間を無駄にしないよう毎日バタバタともがいているわたし。今日も映画館のサイトを検索をし、面白そうな作品を物色してやってきた。今日選んだのは、またまた漫画原作の“アンダーニンジャ”。もちろん原作を読んでいないので、内容は全然知りません。先日鑑賞した“はたらく細胞”も、漫画が基の実写化作品でしたが最近の邦画はほぼこのパターン。良い悪いは別のしてオリジナル作品が減っている現象には、やや寂しさを覚えます。まだまだ優秀な脚本家の方がいっぱいいると感じていますので、完全オリジナルの作品が生まれることを映画ファンの一人として望んでおります。もちろん制作費などの色々難しい問題が多いことは承知していますので、そんなに簡単ではないと叱られるかも知れませんが・・・。
さて今回観たcの感想です。単純に面白かったとまずは言わせていただきます。ニンジャとい言えば時代劇の花形職業。侍メインの作品とは違い、影で暗躍する究極の武術家というようなイメージで昔から大好きなキャラクター。子どもの頃に読んだ漫画の多くが忍者を題材にした作品ばかり。それを真似して秘密基地を作ったりして、忍者ごっこをした思い出がいまは懐かしく思い出されます。サスケ、影丸、カムイ、など今も大切な漫画たち。
「アンダーニンジャ」というネーミングは聞きなれない言葉でしたが、映画を観て“ヘェ~~~”と面白い着眼点だと感じました。現代社会においてもまだ存在し、機密裏に世の中の平和のために活躍しているという設定はなんかワクワクさせるものがありました。そんな題材と主演の山崎賢人くんにひかれ、鑑賞を決めた作品です。山崎くんといえば、この手のヒーローもの漫画の今や第一人者。こんなこと言うと役者としての幅が狭いような印象になってしまうかも知れませんが、そんなことはありません。シンプルなドラマ性の高い作品で素晴らしい演技を披露していると思っています。ただ圧倒的にヒーローもの作品に出演している回数は群を抜いているそんな気がします。その出演している作品が全て、大人気の漫画ばかりなのでイメージが強くなっているのでしょう。今も続く「キングダム」「陰陽師」「ゴールデンカムイ」古くは「ジョジョの奇妙な冒険」などなど。そして今作“アンダーニンジャ”。
荒唐無稽、奇想天外とやりたい放題の実写版でしたが、エンタメとしては個人的には◎。CGを使ったアクションシーンもカッコよくまとまっていて、漫画のイメージをきっと最大限表現しているのではないでしょうか?主人公雲隠九郎がを山崎くんがちょっと歳を食った高校生になり、何か他の人とピントがづれているキャラを演じ、妙に親近感を感じてしまうヒーローを体現しています。
物語は日本の歴史を陰で動かしていた「忍者」が、現代も20万人も存在し世界中で暗躍していると言う無茶苦茶な話ですが、なんだか馬鹿げた物語と思いつつワクワクしてしまう題材です。涙こそ出ませんが、ヒューマンな場面も散りばめられ結構うるっときたシーンもありました。それをさらに上回る演出は笑いネタ満載の役者同士のバトル。腰絵的な俳優さんが多く出演していて、多分ですがアドリブ全開ではりああっているような場面が次々と飛び出し、笑いが止まりません。やまざくんを初めヒロインの浜辺美波さん、白石麻衣さんなどとの絡みのシーンでは、笑いを堪えながらそれに答えてバカを演じている三人がもがいている姿につい釣られて笑ってしまいます。佐藤二郎さんのキャラはインパクトが強すぎ、出ているだかで何かしそう。出た瞬間に何もしなくても笑ってしまいます。個性強すぎです。某TVのMCで真面目な歴史探究をしている姿が、まるで嘘のよう。きっとどっちも本人の素なのだと思いますが???ムロツヨシさんと山崎くんのアパートの部屋での押し問答、いつ終わるのかわからないこれでもかこれでもかの会話シーンは、本当に笑います。間違いなく山崎くんは笑っています。カッコいいシーンとギャグ満載のシーンが乱れ打ちのように流れる映画でしたが、気分転換には最適のエンタメ映画です。モヤモヤしていたら、お勧めです。