![]() 2025.1.18 ここしばらく洋画を観ていない。観たい作品に出会わないと言ったところが本音。と言うことで今日も邦画を観ました。作品は“はたらく細胞”。何だか不思議な題名ですが、やはり原作は漫画。思うに日本の漫画が世界中で話題になり大人気なのは、テーマの幅にあることは間違いない。諸外国の漫画はあまり知りませんが、アメリカだとマーベルを筆頭に勧善懲悪の世界が描かれたヒーローものがイメージに浮かぶ。それが普通といえば普通なのだが、日本の漫画と言えばもちろんヒーローものもあるが、とにかくテーマの幅が無限大。だから自分好みの作品に出会うともうやめられない。多種多様な内容と個性的な表現力により、読者の心を掴んで放さない作品ばかり。その勢いは外国にも普及し、日本の漫画やアニメはもは国の財産(文化)にまでなったようである。今作もそんな日本の人気漫画が原作の、実写版映画。原作の「はたらく細胞」は細胞を擬人化し描き、斬新且つユニークな設定で話題になった。著者は清水茜で2017年にフランスの新聞「ル・モンド」が選ぶ「この夏推奨する図書リスト」に選出されなどし国内のみならず世界中から注目を集め2018年にアニメ化されさらにブームは過熱した作品。先ほど言った日本の文化となったことは、嘘ではない事はわかっていただけましたでしょうか?私の幼い頃は「漫画なんて読んでるとバカになるよ!」は遠い遠い昔話。漫画を読み続けて70年、読んでて良かったと胸を張って言える時代になりました(^_^)v さて、映画、“はたらく細胞”ですが、お面白かったです。それにすごく勉強になり自分の身体の中で、沢山の細胞たちが頑張って働いてくれているおかげで、毎日健やかに生きていることを改めて実感しました。 主人公の赤血球と白血球を永野芽郁ちゃんと佐藤健くんが演じていますが、まさに体当たりの清々しい演技でとても爽やかでした。二人の共演はNHKの朝の連続TV小説「半分、青い」で共演し、茶の間のファンを虜にしたのは6年前。二人とも当時から爽やかな存在感を醸し出していましたが、さらに成長し新たな表現者としての領域に入っていることが伺えます。擬人化している面白さを映像でどれだけ表現できるのかを注目して観ていましたが、スタッフの熱意が伝わるような連携がてとれ時に笑い、時にハラハラしそして最後は泣かされあっという間の時間を楽しめました。監督は「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」など、エンタメの王道を突っ走る武内英樹氏。今回も軽快なリズム感飽きのこない演出を重ね、最後までワクワクドキドキを味あわせてくれます。脚本、照明、装飾美術、衣装デザイン、ヘアメイク、そしてアクション、もう一つVFX(CG)が、監督のもとガッチリとスクラムを組んで出来上がった、最上級のエンタメ作品になっていると思います。最近観た日本映画の中で、一番面白い(心に刺さった)作品かも知れません。 現実世界の父娘を演じた、阿部サダヲと芦田愛菜ちゃんを除いてはほぼ身体の中で働く細胞たちと、悪さをするバイキンたち。みな個性的に表現された衣装とメイクに施され、ものによっては誰が演じているのかさえ分からない。そこがまたクイズのようで面白いのである。また演者が皆役になりきり、楽しんでいるようにみえ悪者さえ愛おしく思えてくる作品になっています。演者の皆さん、最高でした。 !(^g^)! NK細胞役を演じた仲里依紗さん、カッコ良かったです。「ゼブラーマン」のゼブラクイーン以来のカッコ良さで、こういう奇抜な役、とっても似合います。朝の連ドラも存在感ありいい歳の重ね方をしているように感じます。家族で鑑賞することをお勧めします。デズニーランドに行ったような夢ごちの世界に触れ、そして勉強にもなります。ぜひ、お子様とご一緒にお出かけください。 P.S. SEKAI NO OWARI Fukaseくんが重要な役で出ていますが、この人本当にミュージシャン???と思えるほど、うまいです。以前「キャラクター」という映画に初めて出演されたのを覚えているのですが、あの時のインパクトはいまだに忘れられません。才能のあるひとは、何をやっても超一流ということを、今回も確認することができました。ぜひ、これからも音楽活動に支障ない程度でいいので、俳優という顔も見せてくれると嬉しいです。
by eddy-web
| 2025-01-30 00:00
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