2024.7.24.

MARVELの最新作、“デッドプール＆ウルヴァリン”を鑑賞。MARVELキャラの中でも異色の存在、“デッドプール”。異色すぎてイマイチ存在感の薄いキャラと言ったら、コアなファンから怒られるでしょうか？そこが好きと言うファンも多いとは、今回の作品を鑑賞し思ったのは事実。

さて、今作の感想ですが何を語ればいいのか、実は結構悩みやっと重い腰を上げました。鑑賞してからすでに一週間以上の時間が経っている。正直な感想を言えば、内容が破茶滅茶すぎてもはやついて行けない自分がいました。異色のコンビと言う触れ込みで話題だった今作。確かにMARVELキャラの中では、私自身この組み合わせを想像できませんでした。軟派と硬派の真逆なキャラですので、一体どんな展開になるのか全くイメージが沸かなかった。MARVELキャラの中でも個人的にはスパイダーマンの次に好きなキャラ・ウルヴァリン。最終話で一応完結と思いきや、再びの復活。一ファンとしては、嬉しいやら、悲しいやらとて複雑な感情が湧いています。不死身の男もついに終末を迎え、深い感動を残した最終話。どんな超人も終わりがあると言う、ある意味命の尊さを感じさせ個人的には大満足のラストでした。そのキャラが再び復活となれば、良くも悪くも見たくなるのは当たり前。そんら辺はマーベルの思う壺といったところ。がしかし・・・である。

映画興行的には大ヒットとされている作品ですが、ネット上では映画そのものより制作過程や映画興行に対する批判が多いに話題となっている。SNS上での話題となれば、これもまた仕組まれているのではと妙な勘繰りをしてしまう。単純に面白いか面白くないかと聞かれれば、ん～～～～～～っと言葉が見つかりません。そんなこんなでブログに書き込むタイミングを逸していた自分。もう一つの訳は、そうオリンピックが始まってしまったこと。スポーツ大好き人間の私は、見るのもやるのも大好きなのでこのイベントを見ないではいられない。毎日食い入るようにTVの前で正座して、まるで自身が選手になったかのようにエネルギーを使い見ています。毎日の疲労感たるや言葉にはできないほど・・・。選手たちの一喜一憂の姿に、思あずガッツポーズをしたり、涙したりと熱い（暑い）毎日を送っている。

話を元に戻し映画の話です。“デッドプール＆ウルヴァリン”ですが、中身のことはさておき今作の面白いところを上げるなら「デットプール」と言うキャラを生かした自虐ネタの多さにちょっと笑えたところ。元々下品なジョークや画面越しに観客に話しかける異色キャラは今作もそのまま。初っ端からそのキャラ色前回で、SNSで話題となっている制作会社の思惑やさまざまな問題を大胆にも画面を通し訴えている。これっって大丈夫と思ってしまうほでリアルなネタで、ちょっと困惑してしまう。まさにデッドプールならではの展開。一番の話題はウォルト・ディズニー・カンパニーがMARVELを買収したこと。細かい話はファンには預かり知らぬところですが、このネタをスクリーンを通しデッドプールが「作品がディズニー化しちゃうんじゃない！」と皮肉なセリフを言ってのける。これには思わず苦笑。スパイスの効いた先制パンチは、レバーに食い込みききました。その後も「何でもかんでもマルチバースの展開では？？？」とこれまたリアルな言葉。ある意味、こう言う自虐ネタ嫌いじゃないので私には受けました。ちょっぴりデットプールの言いたい放題の、思ったことを口にするキャラが羨ましいのと同時に好きになりました。

先ほども言いましたが、内容より裏の話題の方に興味がそそられたのは事実。今後のマーベルの動きが気になる私です。

作品中にはデッドプールやウルヴァリンはもとより、沢山のMARVELキャラが登場し完璧にお祭り状態。そして簡単にそれらキャラをスクリーン上で排除する過激な演出はマーベル史上初のR-指定。確かにかなり過激な演出で、女性や子どもには刺激が強いかも？ウルヴァリンの復活は嬉しかったのですが、あのまま静かに終わっていた方が・・・と思うのは私だけでしょうか？またエレクトラの登場にも驚きましたが、ブレイドのウェズリー・スナイプスの登場にはもっと驚きました。もはやこれこそマルチバースの何でもあり。批評にも書かれていましたが「お腹いっぱい」かも知れません。年間を通し制作本数が減るであろうと言われているマーベル作品ですが、色々勝手なこと言うのがファンでもある。そしてそれでも観てしまうのもファンである。私もその一人ですので、次回作期待しています。MARVELファイト！！

P.S.　オープニングで雪景色を背景に、デッドプールがダンスをしながらが年を通し語りかけるアクションシーンR-指定ですがカッコ良かったです。このシーンが一番印象に残りました。取り敢えず、観てから語り明かそうではありませんか？