2023.4.21.
“東京リベンジャーズ”の前作映画を観て、その魅力に塡まってしまったわたし。登場する不良のキャラがとても魅力的に描かれ、そして物語の内容もタイムリープして運命をかえるという奇抜な発想。これには五感が刺激され、あっという間にこころを奪われた。映画鑑賞後、すぐに原作を読みますますその魅力の虜となった。原作はすでに完結を迎え、読者はすでにその結末を知っている。わたしも原作31巻を一気読みし終えている。近年映画化されたものを観て、その後原作にはまるケースが多い。“るろうに剣心”“鬼滅の刃”そして“東京リベンジャーズ”と・・・。漫画の週刊誌を読まなくなった今、逆パターンで映画から情報をもらい漫画を読むそんな時代になりました。
さて、今作ですがようやく平和な日常が戻ったかにみえたある日、再び突然の事故により恋人ひなを失う主人公のタケミチの姿から物語ははじまる。一度は成功した過去からの生還。ところが物語はまだ、終わっていなかった・・・と、再び過去へのタイムリープ。
前作は、派手なアクションシーンや個性溢れるキャスティングで何か懐かしさえ感じるそんなインパクトを感じたわたし。昨今この物語のようなヤンチャな学生たちを観ることは、ほとんど無い。どこかに潜んでいるのかも知れないが、時代がそれを許さないのかも知れません。わたしの青春時代はこの原作とほぼ重なるので、なんだか妙に好感をもってしまう。髪の毛を金髪や身体にタトゥーをするような時代ではなく、いわゆるリーゼントにヨウランの時代で不良の走りみたいなものでした。悪さもするが弱いものいじめはしない、そんな硬派な熱い連中が多くいた時代。わたしの通っていた高校もそんなクラスメートが大勢いました。昔話に話がそれたので、軌道を映画に戻しましょう。
原作を読み終えているので、前作ほどのインパクトは無かったですが物語を忠実に再現していて早く次回作(後編)が観たくなります。今回は新たなメンバーが加わり、さらにパワーアップ。原作のキャラを実写に合わせたキャスティングは、「へぇ~っ、こう来たか?」と思わず納得の俳優陣の選択におもわず◯。主人公のタケミチを中心に物語は進んで行くのですが、これまでと違うのはキャラそれぞれが背負った闇の部分を紐解く展開で、ミステリー仕立てがかなり強さをましています。なので、ミステリー好きなひとにもお勧めの作品だと思います。今作は原作では前・中・後に分けると、前の終盤という位置づけになります。敵対勢力「芭流覇羅」との決戦「血のハロイン編」を二部構成で実写化しています。ファンとしては一気に観たいところだが・・・。前作のメンバーはそのままで、新なメンバーが敵味方に分かれ、スリリングかつスピード感に溢れた活躍する。個性が際立つ演出に、きっと個々のキャラにファンが出来るであろうと感じられる。前作はドラケンの格好良さにやられ、今作ではまだ途中ですが場時(永山絢斗)と、一虎(村上虹郎)に注目です。原作でも泣ける展開なので、どう表現され見せてくれるのかが楽しみです。先ほども言いましたが、この漫画(映画)の面白さは、個性あふれるキャラの立たせ方とタイムリープにより運命を変えるとする主人公の熱い気持ちが相まっての展開の妙味。キャラひとりひとりが「義」を持ち悩み苦しみながら前に進む姿に心ひかれるのである。みなさんもこの作品に触れて観ませんか?男の一途さが溢れた作品です。女の子は「男って、馬っ鹿みたい?!」って、思うのでしょうか?それとも「可愛ぃぃっ?!」って思うのでしょうか?聞いてみたい気もします。はやく後編が観たいわたしです。