![]() ![]() 2023.3.14. 通称「エブエブ」と呼ばれている作品“エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワン”を息子を連れだって鑑賞。爺なので最近使われる言葉を省略する言い方は好きじゃないのですが、今回は◯。勝手な考えですが、最近の映画タイトルは昔と違い現代をそのまま使う英語表記が増え覚えるが大変。鑑賞後に買うプログラムを注文する際、良いづらくて困っています。映画ファンのちょっとした悩みですので、聞き流してください。 さて今作“エブエブ”(略で活かせてもらいます)ですが、公開前の予告を見る限り触発を受ける作品ではなかったのですが、アカデミー賞6部門を獲得したと聞き、いったいどんな作品なのかと急に思い立ち劇場へと足を運んだ。CG技術を駆使した作品と聞き、息子と行くことに・・・。いまCGの勉強をしている息子(そら)の刺激になればというのと、若い人の意見を聞きたいとの思いが重なりこう言う状況に至った。どうでもいい話なのですが??? さて、感想です。コンセプトはしっかりと構築されているので表現しようとしていることは、ちゃんと伝わる作品です。ですが正直言いますが70歳になる人間にはついていくのが大変。頭の中がぐちゃぐちゃになり、堪能出来たかと言えば疲労感のほうが勝ってしまいました。歳を重ね感性が追いつかなくなっているのかとちょっとショックを受けています。物語をひと言でまとめると「親子再生物語」といった内容です。マルチバースという世界をこう言う表現に置き換えた監督たちの凄さは、凄いと素直に認めますが表現があまりのもぶっ飛んでいて思考能力がショート寸前。鑑賞後、息子に感想を聞くと、すんなり面白かったといい、伝えたいことは明確で「日常に流されることへの不安」をぃ言いたいのでは・・・。とサラっと言い放ったのにはちょっとビックリ!!なんだか1本獲られたようで言葉を失ったのと同時に、ちょっと見直したわたし。確かに的を射た意見である。「誰もが持っている悩みを違った角度で表現していて、答えは気づかないだけで自分自身の中にあるんじゃねえ」なんて言い放ちました。生意気だと思いいつつもちょっと関心。「こいつ本当に解っているのかよ!」とこころの中で呟くわたし。こう言うコミュニケーションのツールとして使うのも、悪くありません。また、違った見方や感覚が情報として入りここだけの話勉強になります。息子には言えませんが・・・。 とにかく奇想天外、荒唐無稽のハチャメチャな作品です。結構エネルギーが必要ですので体調を整えお出かけください。逆に理屈などどうでもいいと開き直って、喜楽に楽しめば良いかとおもいます。へんにアカデミー賞を獲ったなどという、先入観で観たわたしの失敗かも知れません。 ただ、はっきり言えることは俳優さんたちの凄い演技です。主女優賞獲得したミシェル・ヨーさん(エヴリン役)の八面六臂の活躍と演技力は、さすが主演女優賞。また、旦那さん役のキー・ホイ・クァンさんも良い味を出しています。この人の名を聞き、パッと頭に映画が浮かぶ人は、相当の映画ファンか変人です。子役で名を世界中に知らしめた人は、かのアクション映画の名作“インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説”や“グーニーズ”出ていた名子役。眼だけが面影を感じますが、そこらで出会っても誰だか解りません。出会うこともないのですが(^0^)。何十年ぶりの映画復帰でいきなり助演男優賞なんて凄いことです。これからの活躍が楽しみです。また脇に国税局の監査官役でジェイミー・リー・カーティスが出ていて、見事としか言いようのない存在感を伸び伸び演じています。大ベテランですが、楽しんでやれたとコメントで語っていました。役者さんって、本当に凄いと実感する作品でもありました。凄いメイクアップで全然解りませんでしたが、映画ファンはみな知っている、父親がトニー・カーティス、母親がジャネット・リーというレジェンドの名優の血をひく俳優さん。彼女も沢山賞に輝く強者ですが、今回も見事です。こんなことで年寄りはまた、違った楽しみ方ができる作品でもあります。そんな見方で観るのもお勧めです。 P.S. ここ数年アカデミー賞に選出される作品が、随分と多種多様の表現が拡がりなかなか的を射ることが困難になりました。それだけ面白くなったと捉えるべきでしょうか???みなさんの意見も聞きたいものです。
by eddy-web
| 2023-03-19 00:00
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