

2022.11.08.
またまた情報なしで作品を鑑賞。作品は“アムステルダム”。アムステルダムといえば、オランダの首都。そのアムステルダムとニューヨークをまたいで、1930年代に起きた世界の歴史を変えたとされる陰謀の裏側を描いたクライム(犯罪)サスペンス映画。
さて、情報も入れずに観たのにはひとつだけ単純な訳が・・・。好きな女優マーゴット・ロビーが主演のひとりということと、最近気になる女優No.1のアニャ・テイラー=ジョイ(ラストナイト・イン・ソーホー)が、出ていたこと。美しいものにひかれるのは男の性。マーゴット・ロビーは往年のハリウッド女優を彷彿する端正な顔立ちが魅力の人気女優さんで、今作でもその美しさは際立ち、その上演技力も秀逸。時にコミカルでそしてスタイリッシュ。この手の役はお似合いの彼女。そしてもうひとり気になる女優さんが、アニャ・テイラー・ジョイそのひと。個性的な顔立ちで一度観たら忘れることのできない、いままでに観たことのない別次元の美しい女優さんである。彼女はシャマラン監督作“スピリット”で出会い、そのインパクトにきっとこれから出てくるであろうこと間違いなしと確信した女優さん。最近立て続けて映画に出演し、どの作品でもその個性を遺憾なく発揮し存在感は抜群。今作でもその魅力は輝きチョイ悪な女を演じています。
さて、感想ですが個人的には好きなジャンルだし、充分楽しめた作品です。出演者が豪華でこれもハリウッドならではのエンタメと言える。あまりの豪華さに、いったいだれが主人公なのか解らないほど・・・。その点はちょっと工夫があってもよかったかも知れません。かなりキワドイ描写も多多ありますが、コミカルなユーモアを絡めいかにもアメリカといった演出になっています。途中展開が飛びすぎて、混乱もしますが最後は無事着地。なるほどそう言う事か???と納得。この作品ありえないけど「ほぼ実話」という、キャッチがついています。実話をベースに描いているとの事ですが、まさかここまでハチャメチャではなかったと想像はします。それにしてもキャストの豪華さにはビックリです。だれが主演になってもおかしくない俳優さんがてんこ盛り状態。贅沢な映画と言えば、それまで!監督は“世界にひとつのプレイブック”“アメリカン・ハッスル”と、アカデミー賞こそ手にしてはいないが、常に話題作を世に送り続け、鬼才とまで言われている。主演のひとりクリスチャン・ベールはこの役のためなのかは解りませんが、かなり減量したようで“バットマン”のイメージは微塵も感じさせません。他にもジョン・デヴィッド・ワシントン(TENET)や、ゾーイ・サルダナ(アバター)、テイラー・スウィフト、ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)、そして大御所ロバート・デ・ニーロ。これだけのメンバーを揃えることの出来るという事は、それだけでも凄いこと。お金だけではない、強い絆とリスペクトが感じられます。評論家の採点はかなり厳しいものらしく賛否は真っ二つだそうです。わたしはあまり難しい事は考えず、良くても悪くても自分らしく観ることをお勧めします。わたしは好きな二人いや三人(ゾーイ・サルダナも含め)逢うことが出来たので、それだけでも大満足。美しいひとを観ると、それだけでこころが豊かになります。
P.S. 最後にラストに物語をまとめ上げる演説をする、ロバート・デ・ニーロはやっぱ凄いです。一番美味しいところを全部持って行っちゃうくらいの存在感です。こんな人と同じ作品を創れるのは感激でしょうが、その分ある意味大変だと感じます。
※この作品もプログラムの販売をしていません。ぼやいてもしかたないのですが、何を基準に制作をするのか、しないのかを決めるのでしょうか?残念です。