

2022.9.23.
12月に公開が予定されている、“アバター2/ウェイ・オブ・ウォーター”の公開を前に1作目の“アバター”(2009年公開)が3Dリマスター版となって公開されました。公開初日に息子を連れ立ち映画館に足を運んだ。いま専門学校に通いCGを学んでいる息子に、どうしても見せたく連れ立っての鑑賞。公開当時凄い話題となり、わたしも鑑賞した時の衝撃は言葉では言い表せないほどのものだった。いままで沢山の映画を観てきたわたしだが、テーマやインスピレーションの凄さに加え特殊効果を使った映像の神秘的な演出など今までに感じたことのない衝撃をうけたことを思い出す。“スター・ウォーズ”“未知との遭遇”で感じた感覚とも違う、異次元の感覚がそこに描かれまるで金縛りにあったようなそんな感じがいまも残っている。2作目の予告編が映画を観る度に流れ、すでに観たい気持ちがMAX状態。そんな作品だから、どうしても息子に観せようと…。
“タイタニック”で世界中の映画ファンをもとより、そうでない人の心をも唸らせたジェームズ・キャメロン監督。“ターミネーター”“エイリアン2"とすでに大ヒット作を世に送り出して来た監督だが、“タイタニック”により、その名は不動のものとなった。
さて“アバター”を改めて鑑賞し、その凄さを全身で感じたわたし。この作品には多くのメッセージが込められていることは周知の事実。公開当時、プロの評論家からも高い支持率を得て新世代の特殊効果を採用した刺激的なSFと称された。その半面当アメリカがかかえているアフガニスタンやイラクでのい長期化する戦争が重なり、「米兵の敗北に声援をおくるような、反米的な内容」と避難をあびた。また、宗教的表現も多く「反キリスト教」映画とも批判をあびた。監督がこの作品にそれらの要素を取り入れているのは意図的なことと察するが、そこはきっと揺るぎない信念があっての製作だったに違いない。映画づくりとはかくも大変なことだと、あらためて感じます。わたしは単純に映画ファンのひとりとして、素晴らしい作品だと思います。当時この作品は単純なSF映画とは言われず、「叙事詩的SF映画」と謳われています。まさにその通りで、新しいSF作品のはじまりだとわたしは感じています。映画は大ヒットし歴代2位の興行収入を記録。その年アカデミー賞の美術賞、撮影賞、視覚効果賞の3部門を受賞。感性を刺激する“アバター”、まだ観ていないひとは、この機会にぜひ大画面(スクリーン)でその美しい映像美とクリエイティブな発想を味わっていただきたいと願っています。
わたしも息子と、この後何を感じたか色々話をするのが楽しみです。みなさん早く劇場に足を運びましょう。
P.S. 映画はよく興行成績という言葉が使われ、その人気度が表現されますがわたしはその点には少し批判的で、映画の評価のひとつであるのは間違いありませんがすべてではないと…。そこで映画興行成績第1を検索するとビックリ。なんと1939年公開の“風と共に去りぬ”が、いまもその座を護っています。凄い!!のひとこと。長~~~い作品で、かなり根性を入れてみないと大変な作品ですが一見の価値はある凄い映画です。そのスケールの大きさは今観ても、度肝を抜かれます。なんせ現在のようにCGなど存在しない時代の手創りの作品なのに、どうやって撮影したのだろうと思う大迫力です。こちらも機会があったら一度観て下さい。