

2022.Sep.16.
映画に夢中になったのが、中学生の頃。当時は年齢で観られなかった作品も多く、多感期のわたしはあの手この手で映画を鑑賞しました。今日紹介するコレクションは14歳の時に公開された“Candy"いう作品のオリジナルポスター(フランス版)。さすがにその時は観ることが出来ず、高校生の頃「名画座」で鑑賞。公開当時、アメリカでもセンセーショナルを呼んだ作品で、摩訶不思議でシニカルな青春エロティック・コメディ.1968年のアメリカ・フランス・イタリアの合作映画。米国で発禁となった同名の小説を映画化した。1960年代、米国の
※フラワー・ムーブメント等の風潮を土台に、既存のモラルや権威の破壊がテーマとなっている。主演のエヴァ・オーリンはこの作品で、ロリータ系アイドル女優として人気を呼んだ。演技は上手いとはいえずその後はあまり活躍しなかった。ただ当時の若者には絶大な人気をほこり、この作品でのインパクトはいまも強く印象に残っています。共演者たちの顔ぶれが凄く、マーロン・ブランド、ウォルター・マッソー、リチャード・バートン、ジェームス・コバーン、そしてリンゴ・スター、シャルル・アズナヴールなどなど。映画界並びに音楽界の大御所たちを揃えた、ある意味凄い作品です。古き良き時代の象徴とでも言うべき作品かと思います。ポスターのデザインもイカしています。今観てもクォリティの高さに関心します。
※フラワームーブメントとは、60年代後半にサンフランシスコを中心として発生した「LOVE&PEACE」の思想や動き。若者が髪を伸ばしたりドラッグでトリップしてみたり、サイケデリックアートが流行するなか、ヒッピーが街を闊歩した時代をいう。