2022.5.27
“鋼の錬金術師 完結編/復讐者スカー”を鑑賞。前作も観ていないし、原作も読んでいませんが、新田真剣佑が適役スカーで登場することを知り劇場に足を運んだ。昨年亡くなった千葉真一さんのDNAを引く彼だが、日本人離れしたマスクはお父さん以上に美形。お父さんには幼少の頃からお世話になったわたし。日本のアクション界を引っ張ってきたまさにレジェンド。アクション俳優として海外にも進出し世界でその名は広く知られている。海外作品では俳優としてでなく、アクション指導(武道)を多く手がけたことは周知の事実。
わたしには小1からのヒーローで、七色仮面(2代目)やアラーの使者は、いまでも心に残る永遠のヒーロー。日本人離れの甘いマスクは当時、それまでの俳優さんたちとは違う薫りがする男優さんでした。
真剣佑くんの出演作をけっこう観ているわたし。お父さんのファンでもありましたが、彼の持つクールなイメージが、千葉さんとはまた違った味を感じ引かれています。甘いマスクではあるのですが、冷たい感じがいままでにいないタイプではないかと勝手に引かれています。“ジョジョの奇妙な冒険”の時、億泰役は漫画とまったく違うイメージで完全にミスキャストだろうと思ったが、観ればこんな億泰もありか?と納得。“るろうに剣心”での、雪代縁役もかっこ良かったです。顔立ちが綺麗過ぎてどちらかと言えば、ヒール役がけっこうはまるタイプではないでしょうか?お父さんとはまた違うタイプの俳優さんなので、応援したいとおもいます。海外でも活躍の場を拡げるため、所属事務所を退職したことが報じられていますが今後が楽しみな男優さんです。
いきなり全然映画とは関係のない話から、スタートしてしまいました。悪い癖です、すみません。ということで仕切り直しです。さて“鋼の錬金術師”は、前作も観ないままの挑戦。18になる息子が、前作を酷評していたので観ませんでした。なにがだめだったのか理由を聞いていないので何とも言えませんが、まずは観ようと決心し予備知識無く鑑賞。VFXを多用した作品ですが、内容を考えれば想定内の演出。登場人物が多く戸惑いはありましたが、以外と面白かったです。以外と言ったら失礼かも知れませんが、単純に楽しめました。原作にもちょっと興味が湧いてきています。最近は映画を観てから原作を読むパターンが増え、その違いを楽しむのがまた楽しみになって来ています。登場人物が多い上、そうそうたる俳優陣なのでそれだけでもちょっとお得感がもらえます。第1作の時のキャスティングに原作のファンから、けっこうイチャモンがついたことを後で知りました。コアなファンは自身が持つキャラのイメージがあるらしく、その枠から外れるとひとこと言いたくなる。ちょっと解る気もします。また、逆もあり「えっ!なんでこの人が…」なんてことが以外とはまり役なんてこともあります。だからあまり固定観念に左右されず、楽しく観るのが一番です。
お目当てのスカー役を演じた真剣佑くんも良かったし、主演のエド役・山田涼介くんも頑張っていました。映画のためにかなり身体を絞り込み、ムキムキになっていました。俳優という仕事も大変ですが、その作品に対する思い入れが伝わってきます。キャストでは、悪役側のホムンクルスたちがわたしには輝いてみえました。本郷奏多(エンヴィー役)や内山信二(グラトニー役)は、ピタっとはまり、なんか可愛かったです。最近悪役に引かれるものが多く、なんだか「チョイ悪に引かれる女性の気持ち」がちょっと解ってきました。なんか変なこと言ってますか????
作品は前編ということで終っていますので、後編を楽しみにしたいと思います。
P.S. 息子が何故前作を酷評していたのか、こんど聞いてみようかと思います。いろいろな価値観があるので、興味がわきます。ジェネレーションギャップを超えたところで、話をするのも大切な時間です。