![]() ![]() 2022.2.8.
映画を鑑賞する際、考えるのはその日の気分。じっくりと物語に浸りたいとか?ストレスを解消姿態とか?思いっきり笑いたいとか?選定基準はいろいろ。いくら映画ファンだからと、名作と言われるものばかりを選ぶわけではなく自分の気持ちに素直に従う。それがわたし流の映画鑑賞法。 さて、今日は気分がモヤモヤしているのでスカッとしたい気分。チョイスした作品は“THE355”。スパイアクションという設定ですが、Keyは女スパイが国や組織の枠を超え協力し、世界を脅かす組織の暗躍を食い止めるというお話。このストーリー展開ですぐに頭に浮かぶのが、かの有名ドラマ”チャーリーズ・エンジェル“。ドラマから映画化(2003)へと移り変わり、女性の強さを強調しバッタバッタと強靱な男たちを小気味よく倒す物語。シリーズ化され、主演の三人(キャメロン・ディアス/ドリュー・バリモア/ルーシー・リュー)の名を世界へと知らしめた。ただその評価は著しく低く、ゴールデン・ラズベリー賞(年間映画賞)を受賞するなど、さんざんな評価を得ている。わたしもすべて観たが、内容うんぬんよりもアクションシーン(ワイヤーアクション)のわざとらしい演出だ目につき、何か嘘くささが鑑賞に水を差すかたちになっていた。TVドラマの時の方が、楽しめたし格好良かったといまも個人的には思っています。メインキャラ・ジルを演じたファラ・フォーセット・メジャーズのお色気やアクションに、世の若者はメロメロになったもの。個人的にはサブリナを演じたケイト・ジャクソンが好きでした。シリーズはシーズン5まで続き、長い間お茶の間の人気を集めた。シリーズが変わる度にメインキャラが新登場し、シェリル・ラッド、シェリー・ハック、タニア・ロバーツへと続く。二代目を演じたシェリル・ラッドはカントリー歌手でもあり、上手いかどうかは解りませんがドラマの魅力にひかれ彼女のLPレコードを買いました。いまも大切に持っています。 ちょっと話が脱線したようなので、もとに修正をします。いつもの悪い癖がでて、また熱くなってしまいました。若い頃の熱い想いが蘇り、つい走ってしまいました、すみません。 余談ですが、2019年にリバイバル化された作品は、メンバーが全員様変わりし原点回帰の作品として創られ切れ味の良い作品になり多いに楽しめました。 さて、“THE355”でがそうそうたるキャストを揃え、それだけでも充分期待してしまう。物語は、いきなりトップギヤに入った様相で派手なアクションではじまり、一気に画面に引き込まれる。女性をメインにしたアクション映画は今までも沢山あり、好きな作品は多い。だいたいが主演を演じた俳優さんにひかれるものが多い。今作はキャスト5人がみな魅力的に演出され甲乙付けがたいキャラを演じている。それぞれが国(アメリカ・イギリス・ドイツetc)を背負いそれぞれに個性豊かな女性トップエージェントに分している。キャラ色が強くでていて、組織の中ではかなり問題児扱いされているのが面白い。それぞれが独自のスキルを武器に大活躍する姿は、もうたまりません。もともと敵として対峙していた女エージェントが、スト-リーが進むにつれ互いを認め共に協力し強大な敵を倒していく命がけの戦いは最後まで緊張感が維持され素晴らしい仕上がりになっています。モヤモヤはこの日、すっかり晴れ渡りスカッとした気分を味わいました。アクションシーンもしっかりと構築され、見応え充分。格闘技をしている者が観ても、充分満足する映像表現がなされています。この作品、きっと二作目が創られるそんな気がします。主演のジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー、そしてルピタ・ニョンゴ。みな良い感じにそれぞれのキャラを見事演じ、再び観たいと素直に感じました。ドイツBNDのエージェントを演じたダイアン・クルーガーが影を背負った強さと弱さを巧みに演じ分、とても印象に残りました。 P.S. タイトルの355は、アメリカ独立戦争時代に実在したパトリオット側の女性スパイエージェント355にちなんだ題名となっている。 ※パトリオット/アメリカ独立革命を推進した勢力のこと。
by eddy-web
| 2022-02-11 00:00
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