
●Switch音-16
中島みゆき 劇場版ライブ・ヒストリー2007-2016
歌旅~縁会~一会
2022.1.22
2020年に観た、中島みゆき「リトルトーキョー」劇場版から早1年半。その時も書きましたが、ミュージシャンの中で一番好きなひとと言った事実は今も変わらない。
今日は2007年から2016年までに彼女が、行ってきたコンサートをまとめたライブ映像を観に劇場へやって来た。思えば中学生の頃に彼女の音楽に出会い、彼女と一緒に時代を過ごしてきた。その長い時間の中で、自分が生きてきた道を振り返ると、人生の節目節目にいつもみゆきの歌が寄り添ってくれていた気がする。わたしが21歳の時、彼女のデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」と出会い、続けて「時代」そして「わかれうた」と・・・。せつなさや儚さそして時には憂いや希望と、さまざまな情景を切り取ったような彼女の歌に、幾度となく救われた気がする。変な言い方だが、彼女の曲を聴くと苦しくて辛い人は世の中に沢山いて、自分はまだ幸せだと思わせてくれる。それはいまも続いていて、彼女の紡ぎ出す音楽はわたしのこころを癒し揺らし続けています。唯一無二の世界感は、きっとこれからもわたしのこころを寄り添い続けてくれるに違いない。
さて、中島みゆきのコンサートライブの映像と音楽ですが、久しぶりに至福の時間を頂戴しました。本当なら生のコンサートを観たいところだが、知ってのとおりチケットを入手するのは宝くじに当選するくらい難しいいま。せめて彼女のライブの雰囲気を味わいたいとやって来またが、スクリーンに彼女の姿が浮かび上がった、ただそれだけでウルウルしてしまう始末。そして5.1chサラウンドの迫力ある音響に乗り流れてきたはじめの曲「糸」。耳にイントロが入ってきた瞬間。わたしは感情を抑えきれず涙を流していた。コロナ禍のおかげでマスクをしていたのが、功を奏し恥ずかしい姿をさらすことはとなりのひと以外気づかれなかった。すぐに感情移入してしまう所が、わたしの最大の弱点。そのあとも何度も感極まること限りなく、その日は気持ちよく身体の中の毒をすべて流せたような気がします。m(_ _)mみゆき様、感謝です。

★大切な、
みゆきの本