

2021.7.13.
1年以上に渡り公開が延びていた“ブラック・ウィドウ”が、やっと公開されました。この日を待ちわびたファンがどれだけいただろう?新型コロナの猛威により世界中が混迷の渦に飲み込まれ、2年にもなろうとしています。自粛生活が長く続き、人々のこころは乾ききってしまい我慢も限界が近づいてきています。ワクチンの投与がようやく進みはじめ、少しだが落ち着きを取り戻しつつある現在。わたしは自分こころを保つため、いろいろやることをみつけてはコロナに負けぬよう頑張っています。それでも時々くじけそうになるこころを奮い立たせる薬が映画鑑賞。映画にはには随分と助けられ感謝しています。
やっと公開された“ブラック・ウィドウ”観てきました。長雨の影響で公開日から5日も過ぎての鑑賞。大好きなマーベルシリーズ作品に登場する愛すべきキャラ“ブラック・ウィドウ”。謎の多い女スパイの過去が解き明かされるという今回の作品は、ストーリーはもちろん、主演のスカーレット・ヨハンソンの魅力が存分に描かれた話題作。マーベル作品のキャラの中でも異彩を放つ女のヒーローは、他のヒーローにはない影が見え隠れする何とも言えない魅力を放つ存在。前回作品“アベンジャーズ・エンドゲーム”では、その命をかけ仲間や人類を救う。そんな彼女の生きざまがクールでカッコいいのはもちろんなのだが、じつは誰よりも深い慈愛に満ちた人物だと言うことが今作品で証明されます。きっと見た方は、今まで以上に“ブラック・ウィドウ”の魅力にやられてしまうこと間違いなし。アクションを題材し誕生したヒロインは数あれど、中でもこのキャラは1、2をいくものではないでしょうか?見た目の出で立ち(ファッション)はもちろんのこと、沈着冷静な判断力や類い希なる身体能力はアベンジャーズの中の超人たちにはない、生身の魅力が詰まっています。猛者の中にあっても決して自分を見失うことのない強い意志がそこにはあり、決して出しゃばらない存在感がたまりません。ある意味アベンジャーズのまとめ役ではなかったでしょうか?現にハルクなどは、間違いなくこころを開いて接していたではないですか?
買ったパンフを読み解くと、今作品は原作とはかなり違う設定になっている様で「へぇ~~っ」と思える話もあり、そんなことを知った上で観るのも面白いです。いずれにしてもこんなカッコいい主人公を観ないでは、コロナ禍を乗り越えられません。大リーグで活躍する「大谷選手」もそうですが、いまわたしたちに必要なのは間違いなくヒーローの存在ではないでしょうか・・・。ラストシーンでは、何時もの「さてこの次は・・・」的な、余韻を残すマーベルらしい終わり方をしています。もうその手には乗りませんと言いたいところだが、もう次回作に胸を膨らませているわたしがいます。間違いなく病気です。はやくコロナが終息し、好きなとき好きなだけ映画が観られる日を待ち望んでいます。神様m(__)mします。
P.S. 今回、妹エレーナ役で出演しているフローレンス・ピューに注目してください。“わたしの若草物語”でシアーシャ・ローナンと共に高い演技評価を得た彼女。2年ほど前に観た“ミッド・サマー”でも、見事な演技で作品もつ恐怖感を身体をはって演じていました。作品自体はわたしの好みではありませんが、質の高い作品であることは間違いありません。彼女のこれからの活躍に期待大なわたしです。