40年前、仕事で行った沖縄にほど近い石垣島。当時はまだ今のように交通の便が良くなく、石垣島は手つかずの自然に溢れたまさに天国。蒼い海に白い砂。楽園とはこんな風景をいうのだろうと、仕事をわすれ自然の美しさに呑み込まれたわたし。29歳の出来事は、生涯忘れることのない仕事(リゾートホテルのCI計画)と思い出を残してくれました。その時の思い出が、今日ご紹介する貝の標本。地元で購入したものと、現地で拾った個性豊かな貝たち。それらは東京でポスターのモデルとなり、ホテルのイメージアップをはかる販促物に・・・。「パスポートのいらないトロピカル・リゾート」と名打たれた広告戦略は、いまも記憶に残る仕事となりました。生きてる間にもう一度訪れたいそん島。目を閉じると、潮騒の音が耳の奥で静かに鳴り響いてきます。