

2021.2.21
今回紹介する映画はマヤ文明をモチーフにしたもので、2つの部族間でおきる戦いで捕虜になった若者が生贄になりそうになり、そこから生き残りを掛ける逃走劇として描かれた作品です。メル・ギブソンが監督した作品で、その表現があまりにも過激かつリアル暴力的なためR-15指定となっています。確かに目を覆いたくなる場面の連続で、女性や子どもにはお勧め出来ない。だがマヤ文明の神秘な世界がベースとなり、多いに男心がくすぐられる作品ではある。肝心のマヤ文明はあまり突っ込んで描かれていないので、そこを期待して観るといささか物足りないひともいるかと思います。とは言えリアルな逃走シーンの連続で息もつけない。そう言う意味では歴史アクション映画とでもいえる作品。アカデミー賞など多くの賞にノミネートされたが、評論家からは賛否が大きく分かれた。私は舞台への興味から鑑賞したが、そのスピード感溢れる映像の流れとリアルな演出にかなりのインパクトを受けしっかりとこころに残るものとなりました。「マッド・マックス」で華々しくデビューを飾り、スターダムを駆け上がり、その後監督・脚本・プロデューサーと柿に渡り活躍するアメリカを代表する人物となっています。“ブレイブ・ハート”でアカデミー監督賞を授賞し、名実ともにその実力を認められることとなった。数多くの歴史スペクタルを監督していて、あまり知られていない役者を起用したり、歴史上使われた言語や衣装、時代考察に徹底的に拘り製作することで知られている。評論家の間では、その拘りは単なる個人的イデオロギーを表現しているものとも言われているらしい。今日紹介した“アポカリプト”や、キリストの最後を12時間を描た“パッション”など常に話題が尽きない。いずれにしろその表現はいつも強烈なインパクトが残り、脳の中を駆け巡ってしまう毒の効果がある。まるで評論家に挑戦でもしているような、そんな気さえしてしまいます。私はまさにこの毒に侵されてしまったひとりかも知れません。はじめに言いましたが、女性や子どもにはあまり見せたくない作品ですので、よくよく考えてご覧下さい。
P.S. 昨日TVで“ハクソー・リッジがやっていて再度鑑賞しましたが、映像表現への拘りは一貫していると感じました。近々“リーサル・ウェポン5"が公開予定だった洋ですが、コロナの影響で遅れてしまっているようです。そう言えば新型コロナウィルスに感染して入院したとの報道がニュースに流れていましたが、無事退院したようです。