
銭湯探訪(番外編)
2021.5.5.今日は「こどもの日」。「こどもの日」と言えば、菖蒲湯、と言うことで当然銭湯。コロナ渦で1年以上も銭湯探訪をひかえているわたし。そろそろ再スタートを考えていたところに、3回目の緊急事態宣言の発令。正直自由が利かない辛さに、ちょっぴり欲求不満が募る。それでも週一の銭湯通い(地元)は続けているのは、銭湯がなくてはならない憩いの場である証拠。そんな中迎えた「こどもの日」。週一のルーティーンが基本ではあるのだが、祝日がある度に銭湯に直行する自分。さて、いざ菖蒲湯へ・・・。
「菖蒲湯」に入る由来は元々、奈良時代から続く行事で、5月5日の「端午の節句」に厄払いとして始まったとの記述が残っています。当時は邪気や悪鬼を払う「薬草」とされていた「菖蒲」をお湯に入れ無病息災を祈ったそうである。その後時代が武家社会へと移り「菖蒲」は「勝負」や武道・武勇を重んじる意味「尚武」に通じることや、葉の形が刀に似ていることから武を尊ぶ節句へと変化していったとのこと。また、薬草としても使われていた菖蒲の根は、血行促進や疲労回復などの効果がある精油成分を多く含み身体にも良いとされている。その香りはアロマテラピー効果が認められ、心身ともにリラックスさせてくれる。昔ながらのお呪い的風習だったものは、じつはちゃんとした意味があり事実に裏付けされたものである。昔ながらの習慣の素晴らしさを改めて知ると、季節ごとに行われる「薬湯の日」がますます好きになり、日本に生まれて良かったと心から思う。みなさんもたまには銭湯にに出かけ、思いっきり手足を伸ばし身も心もリフレッシュしてみませんか・・・。