

2021.4.19
ここのところ沁みる作品が続いたので、派手なアクション娯楽作品はと探していたらグッドタイミングで公開された“AVA“。ド派手なアクションですっきりしたい気分な今日この頃。観たい映画は沢山あるのですが、公開延期の作品が多くなんともモヤモヤ感は収まらない。そんな時に救世主のように登場した“AVA”は、女の暗殺者エヴァが主人公のアクションスリラー映画作品。いままでも女性スパイや暗殺者を主人公にした作品は数多く、華奢でか細い身体を縦横無尽に動かし究竟な男たちをバッタバッタと倒していくサマは本当にスカッとする。タランティーノ監督の“キル・ビル”や、リュック・ベッソン監督の“ニキータ”などが代表される作品だが、まだまだ沢山あるようだ・・・。
まだ観ていないのですが日本のアニメを映画化した“カイト/KITE"はかなり面白いと評判である。ぜひ機会を見つけ見ようと思っています。
さて、今回の作品“AVA"。久しぶりにこれぞハリウッドと呼べる、エンタメ作品を堪能しました。ラストはちょっと思わせぶりな演出になっていましたが、よくあるパターンで納得。はじめから最後まで息もつかせないアクションの連続で、本当にスカッとさせて頂きました。主人公のAVAを演じるのは2度アカデミー賞にノミネートされている、折り紙付き演技力の持ち主ジェシカ・チャスティン。最近だと“X-MEN"や“IT/イット”などに出演し、その存在感はまさに本物。今回も余すと来なくその美貌と優れた身体能力を爆発させ、男心をワシヅカミにします。作品中のランニングシーンや部屋の中での足を振り上げる練習の所を観る限り、そのビルドアップされた身体は紛れもなく本物。キレッキレッの格闘シーンはほれぼれします。すべて実演なのかは不明ですが、彼女の身体を観る限り吹き替えはないのではと思います。
物語は家庭の事情などからアルコール依存症の陥り、そこから立ち直って兵士から暗殺者と転身した女性という設定である。どうやって暗殺者の道に入ったかは描かれていないが、暗殺を依頼する組織との関係が物語の軸となり展開して行く。脇をコリン・ファレルやジョン?マルコビッチという個性豊かな実力派俳優が固め、それぞれの立場に合わせた心理描写が巧みに絡み合い最後まで楽しませてくれます。私が嬉しかったのはエヴァの母親役でジーナ・デイヴィスが出ていた事。歳はとりましたが、メチャクチャ存在感が半端無く色気は相変わらずでした。彼女の出演した往年の名作“テルマ&ルイーズ”は最高です。その輝きはいまも色あせず、わたしのこころの中に輝いています。まだまだ頑張ってもらいたい女優さんのひとり。変異ウィルスの猛威が日本中に広がり、いつまた緊急事態宣言が下るか解りません。自粛生活は致し方のないことと思っているので、しばらく外出は控えようとと思う中、駆け込みで観た“AVA"。楽しい時間をいただきm(_ _) m感謝です。
P.S. またしてもプログラム(パンフ)が、制作されていないとのことでガッカリ。事情はお察ししますが、残念です。