「漫画ばかり読んでいると、馬鹿になるよっ!!」って言われたこどもの頃。そんな時代がまるで嘘のような今、日本の漫画やアニメは世界でも認められる文化のひとつにまでなりました。その代表的レジェンドと言えば手塚治虫そのひと。世界中で知られるその作品は時代を超え、今も尚愛され続けています。
その先生が残した数ある作品を厳選し「手塚治虫の往年の名作が、今、当時の薫りそのままに現代に甦る!」と名打たれ金の星社から、2008年に発刊された「手塚治虫全集」全10巻。分厚い中身は往年の名作、
鉄腕アトム、0マン、ビッグX、アリと巨人が納められた豪華愛蔵版。そしてもうひとつは、2009年に小学館から発刊された「漫画少年版ジャングル大帝豪華限定版」。どちらも手塚ファンなら誰しもが手に入れたい全集もの。もちろんここに納められている作品はほん一部に過ぎませんが、手塚治虫の代表作を集めたコレクションとしては絶対欲しい代物。中でも
ジャングル大帝はTVの画風とも異なり、アナログの味わいが豊かに伝わり、手塚先生の歴史を肌で感じる事が出来る逸品。この2冊は保管してある中の、わたしにはまぎれもなく大切なお宝です。子どもたちに大きな夢や希望を抱かせてくれた作品の数々は、読むのはもちろんただ眺めているだけでも幸せな気分が味わえる。日本の漫画を文化にまで押し上げた先生の功績に、敬意を捧げます。