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よもやまシネマ497 “ジョジョ・ラビット”
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2020.1.31

今年度のアカデミー賞作品賞にノミネートされている作品“ジョジョ・ラビット”を鑑賞。最近では一番観たかった映画がこれ!まずは大きな声で言わせて頂きます。久しぶりにこころから名作と呼べる作品に出会いました。何もかもがパーフェクトです。良い映画作品を語る時よく使われる言葉で「傑作とか」「佳作とか」冠をつけますが「名作」と名のつく作品は時代を超え語り継がれる映画の中の映画。なかなかそうは出てこない作品ではないでしょうか?長い間映画を見てきましたが、わたしの中でもそう沢山はない。これは究極の選択でのかなりシビアな話で3~5本しか頭に浮かびません。思考の違いなどもありますが、本当に心の底から好きな作品そんなもん。その中に入るほど感動を覚えたのが、今作“ジョジョ・ラビット”である。
今年度のアカデミー作品賞にノミネートされている作品は合計9本。公開されていないものもあるが、そのほとんどを観たわたし。中にはホアキン・フェニックスの“ジョーカー”も入っていて、いずれ劣らぬ作品ばかり・・・。どれが授賞しても文句のつけようがない作品群に違いない。その中でわたしの一押しが“ジョジョ・ラビット”である。絶対に観て欲しい作品ですので、はやくご覧ください。
物語は第2次世界大戦下のドイツが舞台にした10歳の少年ジョジョの成長を、ユーモアを織り交ぜ叙情豊かに描いたヒューマンドラマ。物語の初っぱなからビートルズの曲が流れ、これから一体何がはじまるのだろうと期待が膨らむ。戦争映画というジャンルには名作が多い。今作は少年の目を通した現実と幻想を見事に繋ぎ合わせ、まるでお伽噺のような優しい作品に位仕上がっていてあまり悲壮感は感じない。戦争映画の多くはリアリティを追い求めた作品が多いのだが、このように戦時下でもこころの豊かさを大切に謳い上げている作品はそうない。パッと頭に浮かぶのは“ライフ・イズ・ビューティフル”。まさに名作と呼ぶにふさわしい作品ですが、肩を並べるほどの仕上がりは秀逸。
“ジョジョラビット”を手がけたタイカ・ワイティティ監督はこの作品で監督の他、製作・脚本、そして俳優としても重要な役(アドルフ・ヒットラー)を演じている。主人公の少年ジョジョの空想の中の友として、ときおり顔をだし彼にさまざまな助言をする。作品にとって重要なアイテムで最後まで、ジョジョの成長を見続け結果、彼の大人への扉をひらく踏み絵となる。生き生きとした主人公ジョジョを演じたローマン・グリフィン・デイビスがめちゃ可愛いです。この子も天才と呼ばれる逸材かも?上手過ぎて言葉もありません。なんども泣かされました。映像の綺麗さも独特で、絵本のようなカラフルな色づかいが戦争の乾いた雰囲気を吹き飛ばしてくれます。その他衣装もセンス抜群、音楽の使い方がまたお洒落とくれば、もう文句のつけようがありません。センスの良さが映画全体を覆い、極上の仕上がりとなっています。上げたら切りがないくらい、こころに残ったシーンが満載です。言いたくてむずむずしていますが、我慢して話す事を押えます。ぜひ、自分の目とこころで味わってくださいますように・・・。愛すべき一級品のエンタメ映画です。
個人としては、この作品にアカデミー作品賞を獲って欲しいと願っています。他の作品もみんな良いですが・・・。
P.S. お母さん役ロージーを演じたスカーレット・ヨハンソンも本当の意味でカッコいい女(母親)を見せてくれました。ヒーローもののイメージが強い彼女ですが、今作の明るく強い信念の女性像は見事。あらためて惚れ直しました。
そしてもうひとり・・・絶対的な存在感を出していたのが、隠し部屋に匿われていたユダヤ人少女エルサ役のトーマシン・マッケンジー。何と言うか言葉では表現が難しいほど輝いて見えます。綺麗とか可愛いとかじゃあたらない、雰囲気をもった唯一無二の存在感です。同じインパクトを感じた役者さんはいままで二人。ひとりは“ブラザー・サン・シスター・ムーン”のジュディ・ボウカー、そしてもうひとりは“ワン・アポン・ア・タイム・イン・アメリカでデビューしたジェニファー・コネリーそのひと。天使が舞い降りたとは、こう言う衝撃の事を指すのだと思います。大げさではありません。これからが多いに楽しみです。


by eddy-web | 2020-02-03 00:00 | よもやまCINEMA(映画の話) | Comments(0)
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