

2019.12.19
ポイントが6点貯まると、映画が1本ただで観られるシネマポイント制度。知っている人も多いはずだが、結構わたしは利用し得した気分を味わっている。そしてこのポイントを使うときの自分なりの拘りがあり、普段あまりチョイスしない作品を選んで観ることにしている。お金を払って観る作品は、自分なりに内容や俳優さんなどを吟味して観る事が第一。ただそればかりだと、作品の選択肢が狭まり片寄った作品選びになり世界が狭くなりがち。それをさけるために、ポイントで観るときはまず好んで観るような作品はさけるというのが流儀。これが以外とはまって、時々思わぬ拾いものをする事がある。そんな時はいつも以上に興奮し得した気分が味わえ一日がハッピーになる。
そんな訳で今回選んだのがミステリー作品の”屍人荘の殺人“。予告編を観て、余裕があったら観てみようと思っていた作品である。
ストーリーはある大学のミステリー愛好会の合宿(ペンション)で1年前に起きた女子部員失踪事件からはじまる、謎解きに挑む自称【ホームズ&ワトソン】の二人組と、そこに絡む美人女子大生探偵の活躍の物語である。主人公のひとり葉村を演じている神木隆之介くんが、若手俳優さんの中では好きなひとりということも選んだ理由のひとつ。原作の今村晶弘氏はデビュー作にして新人作家では前代未聞の国内主要ミステリー賞4冠を達成した話題作。そうなると観ない手は無いと劇場に足を運んだわたし。主役にはその他著しい活躍をしている、明智を演じた中村倫也や比留子を演じた渡辺美波が名(迷)探偵ぶりを発揮している。脇も個性豊かな面々が固め、期待は膨らむばかり・・・。木村ひさし監督やスタッフもミステリー好きのオタクばかりで、TVドラマ「トリック」を手がけた面々が大集合。
さて、その感想ですが・・・。申し訳ありません(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)というのが本音です。原作者の今村氏はコメントで絶賛していましたが、わたしのツボには入って来ませんでした。映画の宣伝キャッチフレーズで「ようこそ、奇想天外の密室ミステリーへ」という言葉の意味が途中からそうゆうことか???と頭の中がぐちゃぐちゃになりました。ネタばらしはしませんが、この乗りに、おじさんは中々追い着いていけませんでした。確かに奇想天外の作品ではありましたが、ミステリーの薫りは正直感じません。物語の軸である奇想天外なテイストを外しても、結構いけるとおもいますが・・・。それでは普通すぎるのでしょうね・・・きっと!決して悪いとは言ってません。わたしが追い着ないだけで、若い人たちには面白いかも知れません。主人公の3人は癖のあるキャラをしっかりと演じていて、楽しそうに見えました。ひとつ収穫だったのは。剣崎比留子役の渡辺美波ちゃんが可愛いだけで無く表情が豊かで将来性を強く感じたこと。次回作が楽しみです。
P.S. 本当のペンション名は「紫湛荘」だが、見終わると”死人荘“という題名の意味が解るというか?何じゃそれ!!っていう落ちです。
※明日、街に待った最終話“STAR WARS"が公開します。すでにこころは飛んでいます。