2019.10.29
アンジェリーナ・ジョリー主演のディズニー映画、“マレフィセント2”を鑑賞。第一作では悪の化身のイメージを変えた「眠れる森の美女」の魔女マレフィセント。小学校の頃観たアニメでは、オーロラ姫に呪いをかけ本当に恐かったことを思い出す。当時ディズニーアニメの美しさに、観た事のない高いその技術にこころを奪われたことが懐かしい。近年その名作アニメの実写化が多くなり、再びディズニーの凄さに触れる機会が増えました。最近観た“ライオン・キング”や“アラジン”など、CG技術の高さに人類のもつ能力には限界はないのではとあらためて感じたわたし。小学生だった頃の自分は、実写化なんて想像すら出来なかったファンタジーの世界。それが今は実写以上に緻密かつリアルに作り出される映画界。何とも嬉しい限りで、実写化の作品を観た後、昔のアニメを見返すのはたまらないほど嬉しい気分を味わえる。
さて、第二作目の“マレフィセント2”だが、第一作をスケールアップしたファンタジーの世界を見せてくれます。主演のアンジェリーナ・ジョリーも相変わらず妖艶かつ美しい。こんな魔女なら・・・と本気で好きになりそうです。第一作ではマレフィセントが何故悪の化身へと変ってしまったのかが描かれ、人間の身勝手さに腹が立つほど怒りを感じ情けなくなる思いをしました。オーロラ姫との愛に目覚め、平和を取り戻したムーア国とマレフィセントだが、再びそれを脅かす出来事がはじまる今作2。オーロラ姫が隣国の王子フィリップとの結婚へと幸せを掴もうとしたその時・・・。そこに立ちはだかる新たな悪(人間)が、罠をしかけ妖精たちが暮らす魔法の王国ムーアを滅ぼそうと暗躍するのだがはたしてその結末やいかに。
ファンタジーと言えど、しっかりとしたコンセプトに基づき本当の悪とは人間の中に潜む欲望である事を教えてくれえる物語はさすがディズニーである。物語に新しい解釈を加え今作ではマレフィセントのルーツにもせまるダークフェイ(闇の妖精)たちも登場し、物語に厚みが増しさらに展開が面白くなっている。最新テクノロジーを駆使して描かれる映像美にはただただ溜め息が出るばかり。こんな作品づくりに参加出来たら、どんなに幸せだろうと羨ましい限り。ストーリーもさることながら、衣装、プロダクション、メイクなどすべてが素晴らしくまさにアメージングである。