

2019.9.3
ちまたで話題の映画“おっさんずラブ”を観に劇場へ出むいた。この作品はTVドラマで人気をはくしたラブコメディで男たちの恋愛を描いて社会的現象をおこをしたもの。とはいえ、実はわたしはまったく観た事もなく、今回娘に面白いと勧められての鑑賞。最近はTVに(特にドラマ)興味がなく、観るのはもっぱらNHKかコアなテレ東ばかり。この作品は特に女性に人気が高いらしく、何がそんなに女心を誘うのか確かめに来た。
まず感想ですが、この作品を映画にした訳があまりよく理解出来ませんでした。TVを観ていないので失礼かと思いますが、TVで特番にし放映すれば充分だったのでは?と感じたわたし。映画にした事で、かえって安っぽくなったのでは無いでしょうか?映画という表現にした意味、すなわち付加価値みたいなものが加われば幸いなのですが・・・。ただ、このおっさんたちの恋愛関係を軸にしたコメディは素直に面白く、久しぶりに腹を抱えて笑わしてもらいました。バカバカしいほど純な男たちの真面目な恋愛感情が、観ているうちにけなげにだんだん思えてきてしまいました。そっっち(男色)の気はありませんが、観ていると男女の恋愛とまったく同じで好きになるのに理屈は無いようです。ややオーバーな演出ですが、そこはコメディ許される範囲で多いに楽しめました。たまにはこんなバカバカしい映画も良いかも知れません。すごくリラックスできる時間を過ごしました。黒澤部長を演じている吉田鋼太朗さんの存在感は半端なく、「花子とアン」の時の石炭王伝助もインパクトありましたが、こちらも吹っ切った演技で魅了してくれます。ますます女性人気が高くなる事間違いなし。春たんを演じている田中圭くんがいまブレイクしているのも、何となく解りました。今時の女の子たちは、こんな男たちにひかれるのですねぇ~~~!今作で初参加の志尊淳くんが、春たんに自分の生い立ちと後悔の話しのくだりは自分と重なる部分があり、思わず涙してしまいました。笑いあり涙ありのエ
ンタメコメディは、わたしのこころに久しぶりの暖かい笑いと涙を提供してくれました。
P.S. 劇場内はやはり女性客が多く、隣に座ったちょっと綺麗なお姉さんが前屈みになり食い入るようにスクリーンに目をこらして入るのが面白かったです。前にいたおばちゃん2人組も、終始大きな笑い声をあげとても楽しそうでした。こう言う作品も世には必要なのですね!!
おっさんという年齢を遙かに超えてしまったわたしも、主人公たちに負けないように頑張ってみたいと思います。「何をっ!」て言われても困りますが・・・???