銭湯探訪36
仲の湯(江戸川区葛西)2019.6.3“仲の湯”さんは葛西駅から環七通りを南下して5分のところにある。江戸川区の銭湯は今日がはじめて。とは言っても葛西は我が母校のある街である。昔は海(東京湾)がそばにあり、いわゆる漁師町。子どもの頃潮干狩りや、ハゼ釣りに親父と良く通った思い出の地。さて“仲の湯”さんは永代通りとの交差点から少し入ったところにあるのだが、まず外観で驚かされたのは立派な煙突。周りをマンションに囲まれているのだが、その目立ち方は尋常ではない。これなら道に迷う事など、絶対にない。銭湯巡りの巡礼さんにはありがたい・・・。煙突をしばらく見上げていると、東京の空ってこんなにも広いんだと言う事に気がつく。中に入るとフロントに優しそうなおばちゃんが笑顔で「いらっしゃい!!」と出迎えてくれた。この言葉に遠くから来る(東陽町から3駅)、私はどれだけ癒される事か。時間は午後4時半。こんな時間からと思う人もいるでしょうが、これでも結構やりくりしての訪問。でもやっぱり贅沢かも知れませんね~っ!!働いているみなさんゴメンナサイm(_ _)m。
脱衣所に入ると年季の入った体重計が・・・。良い感じに出迎えてくれる。入る前の儀式(ルーティーン)は欠かせない体重の確認である。上がるときに再び計り必ず2kg弱の減量を確かめる。これがわたしの流儀。浴場に入ると高い天井と広い浴場が・・・。久しぶりにゆったりとした空間と大きな湯舟、そして王道の「富士山」が目の前に姿を表す。これぞ、銭湯の醍醐味である。桶の音がカラ~~ンッと響く浴場は、溜まりません!!(このまま死んでも良い!)なんては思いません。まだ銭湯の良さを満喫したとはいえませんし、目標88カ所の旅はまだまだ続きますので。湯舟もことのほか大きくゆったりと浸かる事ができ、久しぶりに私好みの銭湯を堪能しました。
P.S. お客はやはり地元のお年寄りが多かったが、中に全身に入れ墨を纏った厳つい感じのおじさんが・・・。その見事な彫り物に思わず目が釘付け。昔は当たり前のようにいた人たちだが、最近は法の規制もありとんとお目にかからなくなった。この日はいつも通り約1時間の滞在だったのだが、なんと彫り物をした人が3人も・・・。葛西って、そんな街でしたっけ???わたしは別に気になりませんが・・・。目の保養をさせてもらって、ラッキーでした。