銭湯探訪33
"松の湯“(足立区柳原)
2019.3.30雨が降りしきる午後。時刻は夜の8時半を回ったところ。道場が始まる頃に降り始めた、春の雨。寒の戻りという桜の咲く頃の訪れる3月最後の寒い土曜日。東武伊勢崎線・牛田駅近くにある、前回見つけることの出来なかった“松の湯”さんを探し、千住の路地裏を歩いてみた。前回大失敗したので、今回は入念にネットで検索し無事到着。なんせスマホを使わない旧人類なわたしですので、こんなことはショッチュウあること。なら使えばということになるのだが・・・。話しが長くなるので、また次回に機会がありましたらご説明を・・・。
さて”松の湯“さんですが、一度空ぶっているので玄関の灯が見えた時は「やった~ッ!!」て感じで、まるで子ども状態。雨も降っている中、真っ暗な路地を歩くのはほとんど不審者。たどり着くまでにすれ違ったひともほとんど無く、このあたりは防犯上かなり問題があるのではと考えてしまう夜道でした。中に入るとカウンターにご主人(ちょと無愛想??)。お金を払いスタンプをもらい中へ。脱衣所はやや狭いが大きな荷物も入るロッカーもあり、大荷物のわたしには嬉しい限り。時間が遅かったのと雨が降っていたからなのか、わたしが入る時はお客はひとり。

完全アウェー状態の中で、嬉しいプライベート銭湯三昧。浴場内はいままでとはちょっと違う造りで、立てに長く帯状に湯舟があり両サイドにラカンが設置されていた。湯舟は何層にも仕切られ、見た瞬間なんだか嬉しくなる様式。背景の画はタイル画で森をバックに瀧が流れ、水しぶきが上がる中、鯉が飛び跳ねる姿が描かれていた。その画はまるで湯舟にそのまま流れている感じで、寝風呂に横たわると正面に見える。たまらなく贅沢な時間を味わえる。ひともいなかったので、今日は思いっきりお風呂を楽しませてもらいました。湯温はやや温めでしたが、ゆっくり長く浸かることができリラックスんば気分を充分味わえる。芯から温まった身体を別室に作られた岩風呂(水風呂)に浸すと身体の内側からぽかぽかしてくる感じがたまらない。独り占め状態でお風呂につかり、湯上がりにフルーツ牛乳を腰に手を当て飲み銭湯を後にした。家に着いたのは10時を回っていたが、一日の締めとしては大満足の日になりました。
※入浴設備/ジェット、バイブラ、座風呂、寝風呂、薬湯、岩風呂。お湯は井戸水を沸かしているとのことで、肌に優しく女性に人気がある。