

2018.12.06
世界を席巻したハリーポッターシリーズが終わり、新に登場したのが“ファンタスティックビースト”。原作はもちろん同作家のJ.K.ローリング。ポッターと同じ魔法界の話しは5部にわたり、今回はその二作目にあたる作品。ここだけの話しですが、ポッターシリーズも好きですが、個人的にはビーストの展開に心ひかれています。動物(魔法)というアイテムの登場が物語りにほのぼのとした暖かさを生み、ファンタジーの世界を更に拡げワクワク感がたまりません。動物たちも個性豊かで、なんとも愛らしい。私見だがポケットモンスターを実写化したら、こんな感じになるのだろうか?話しはそれるがハリウッドでいま“ポケットモンスター”の実写化が進んでいることは、すでに知られています。さて、どうなることやら・・・???心配なのは“ドラゴンボール”の二の舞だけは、勘弁してほしいということ。
本題を戻し“ファンタステックビースト”の二作目の感想です。
第一作を上回るスケールと登場人物にスポットを当てた演出に、導入部からグイグイと引き込まれ、あっという間にラストまで見入ってしまい面白かったです。ちょっと寂しかったのは魔法動物たちの活躍が少なめな部分。はじめに言いましたが、魔法動物の登場がユーモアを生み出し物語をホッコリしてくれる。今回はそこら辺がちょっぴり少なかった気がします。このままだと“ハリーポッター”と同じように「正義VS悪」の戦いがメインになって行ってしまう展開が予想されます。バトル好きにはたまらないかも知れませんが、なんとか魔法動物の力とニュート(エディ・レッドメイン)の優しさで暖ったか~い物語の終わりを迎えてほしいものです。今回はランブルドア(ジュード・ロウ)とグリンデルバルト(ジョニー・デップ)との因縁を紐解く話しが軸になり、登場人物たちの内面に前作を上回る形で迫っています。ジュード・ロウもジョニー・デップも流石の存在感で、デップの演技は悪を越えた深みがありこれからますます目が離せません。VFXを存分に使った映像表現の素晴らしさは、さらに磨きがかかりもはや芸術。ただただ圧倒され、夢心地を満喫させてくれました。時代背景に準じたファッションも上品で、気品を感じさせてくれます。本物とはこういうものを言うのでしょう。
なかなかまねは出来ませんが、センスを磨くのには多いに参考になるのではないでしょうか?ニュートと魔法動物たちとの暖かい繋がりが随所に出ていて、彼の純真で真っ直ぐなこころが動物たちのこころも開かせる力(魔法以上)があると感動しました。彼のどことなくあどけない表情は、この物語の魅力になっています。ハンサムとは言えませんが、女性ファンもさらに増えることでしょう。前作で大活躍の唯一人間として絡んでいるジェイコブ(ダン・フォグラー)も、魔法動物と同じ立ち位置の役ですが和みます。恋する彼女のクイニー(アロソン・スドル)が、今後どうなるのかちょっと気がかりな展開で目が離せません。
P.S. 魅力ある俳優陣が多い映画ですが、一番わたしが注目しているのがティナ役のキャサリン・ウォーターストーン。一作目からひかれていて、他の女優さんには感じない内面的な美しさを感じ注目をしています。どうやら舞台出身の方のようだが、控えめな雰囲気が人間味に溢れ大好きになっています。どんどん映画に出てくれると良いのですが・・・。